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ラ・イストリア (ハヤカワ文庫 JA ニ 1-6) 文庫 – 2007/5/1

3.0 5つ星のうち3.0 2個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (2007/5/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/5/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 410ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 415030890X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4150308902
  • カスタマーレビュー:
    3.0 5つ星のうち3.0 2個の評価

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仁木 稔
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上位レビュー、対象国: 日本

2007年9月10日に日本でレビュー済み
 私的には星4つとしたグアルディア上下巻の前日譚です。

 ストーリーとしては、グアルディア下巻で予告されているように、
 26世紀では混血が進んだメソアメリカの僻地の村で、何故カルラのような金髪碧眼の純コーカソイド系の子供が産まれてきてもおかしくないのか、その先祖の由来、
 製造当初は30体存在した筈の知性機械サンティアゴの生体端末達が、アンジェリカの直接の先祖を除いて滅び、ただ1人の生き残りが何故メソアメリカの寒村で聖処女として崇拝を受けるに至ったのか、
 そして生体甲冑と書いてアルマドゥラと読む、旧世界の技術から作られ実際に運用された生物兵器は、どうしてエスペランサに『保護』されてきた(それを実際に目にしたことが無い筈の)生体端末アンジェリカ達の興味をかきたてたのか
 といったグアルディアでは、解き明かされず仕舞いだった幾つかの謎についての解答がみつかるのが、この作品。
 が、が、グアルディアと比べると、私としては評価を下げざるを得ないような気が。

 前作と同様、暴力的なシーンはビビッドすぎる程の描写なのに、キャラクターの人となりを浮き彫りにするのにも使われているらしい食事シーンは、南米的なメニューほどリアリティが欠けるような気がするのは、私の気のせいなのかなあ?
 シーン転換がやはり映画的に展開していき、幾つかの視点から語られるのも前作と同様っぽいですが、単純に過去から未来へと流れていく訳ではなく、回想シーンらしい過去の断片と、物語の舞台の時代の断片が交互に語られるという仕組みになっています。おかげで、ストーリーの始まりの始まりに繋がる部分へのつながりが、最後にならないと語られないという二重構造になっていて、それがグアルディアの始まりでもあるというシーンが挿入されているので、煩雑な気も〜。
 ことに、このストーリー中、同じキャラクターの視点で語られているシーンでも、一人称だったり三人称だったりもし、シンボリックなイメージを説明する為に切り替わったシーンではかなり中立的な視点から語られるというおまけがつくのも読み進めるのにはきつかった…
 ストーリーの構成的にも、またテーマ的にも死と再生が円環のようにつながっている世界観を演出したかっただけなのかも知れませんが。
 前作で語られなかった謎の幾つかには焦点が当てられたものの、作者が後書きで全然言及していなかった通り、私的には前作で一番注目していた不老種のクリストフォロ・ドメニコの先祖についてはまーったく触れられていなかったのもがっかり。
 クリストフォロのことまで風呂敷広げちゃうと、ストーリーの整合性が取れなくなっちゃうのは明白なので、しょうがないなーと思いつつも。

 前作を読んでしまっている身としては、どうしてもグアルディアと比べてしまいます。前作中で作者としては未消化だった設定を消化する為に書かれた印象の濃い今作というネガティブな観点から。
 そーいえば、私は、ウブカタのマルドゥクシリーズもスクランブルは好きだけど、ヴェロシティはあんまり気に入らなかったという好みなんですよね…
 前日譚属性が余りない人間が、どうしても印象が強くなる前作と比べてすねてるだけなんでしょーか??
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年4月26日に日本でレビュー済み
遺伝子工学で人類の改造が始まり、そして、謎のウイルスによって、
異種のDNAの混成で、世界が大混乱している時代。

その中で生き抜く、若者たちの姿を描きます。
群雄割拠の中、生物兵器や旧時代の武器なども登場します。
大混乱した世界した世界で、環境は、人類は、他の生物は、社会は・・・
細かいところまで、考えられ描写してあり、読んでいてあきません。

淡々と物語は進みますが、背景の面白さや、
主人公たちの活躍に引かれて、最後まで一気に読みきりました。

同じ筆者の「グアルディア」の続編という扱いですが、時間的には、
「グアルディア」の前の話になります。
「グアルディア」のDJの誕生の謎等が解けます。

この本から、読んでも楽しめる本です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート