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敵は海賊・正義の眼 (ハヤカワ文庫 JA カ 3-37) 文庫 – 2007/6/1
神林 長平
(著)
- 本の長さ306ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2007/6/1
- ISBN-104150308934
- ISBN-13978-4150308933
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2007/6/1)
- 発売日 : 2007/6/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 306ページ
- ISBN-10 : 4150308934
- ISBN-13 : 978-4150308933
- Amazon 売れ筋ランキング: - 779,770位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1953年新潟県生まれ。1979年、第5回ハヤカワ・SFコンテスト佳作入選作『狐と踊れ』で作家デビュー。
第1長篇『あなたの魂に安らぎあれ』以来、独自の世界観をもとに「言葉」「機械」などのテーマを重層的に絡みあわせた作品を多数発表、SFファンの圧倒的な支持を受けている。『敵は海賊・海賊版』、『グッドラック 戦闘妖精・雪風』などの長短篇で、星雲賞を数多く受賞(以上、早川書房刊)。1995年、『言壺』で第16回日本SF大賞を受賞した。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年7月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
待望の新作がでました。が、『グッドラック戦闘妖精雪風』を読んだ時のような、ビミョーな変化を感じました。『グッドラック』の時は二十年ぶりで、巻頭の『ショックウェーヴ』を読んだ時は『昔の雪風が帰って来た!』と思ったのですが、その後は『確かに神林ワールドだけど、方向性が変わったな』と思いました。
で、『正義の眼』ですが、『こんなに哲学的だったっけ?』というのが正直な感想です。以前のシリーズ作品は笑えながらも、物語の構造の巧みさに唸らされた記憶があります。
それほど笑えず、エンターテイメント性はパワーダウンした印象はあるものの、結局一気に読まされてしまいました。このシリーズ、続きがあるのか、どっちへ向かうのか、不安と期待が混ざって評価は星四つにさせてもらいました。
で、『正義の眼』ですが、『こんなに哲学的だったっけ?』というのが正直な感想です。以前のシリーズ作品は笑えながらも、物語の構造の巧みさに唸らされた記憶があります。
それほど笑えず、エンターテイメント性はパワーダウンした印象はあるものの、結局一気に読まされてしまいました。このシリーズ、続きがあるのか、どっちへ向かうのか、不安と期待が混ざって評価は星四つにさせてもらいました。
2007年7月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これまでのシリーズはもちろん、作者の他の作品に比べても描写が甘いという印象。
シリーズ読者としては☆☆☆、作品単品としては☆☆くらい。
タイタンの刑事や活動家といったゲストキャラの出番が多めになっているものの、
ストーリーを引っ張れるほどのキャラとは言えないし、
その分、海賊課やヨウメイ達レギュラー陣の出番が少なくなりテンポが落ちている。
話の肝となる世界観や斬新なギミックもなく、なんとなく終わってしまった感じ。
「敵は海賊」シリーズはどの話だけでも楽しめる作品だけど、
この作品だけはこれまでの作品を読んでからでないと、レギュラー陣への理解が得られず楽しめないと思う。
シリーズ読者としては☆☆☆、作品単品としては☆☆くらい。
タイタンの刑事や活動家といったゲストキャラの出番が多めになっているものの、
ストーリーを引っ張れるほどのキャラとは言えないし、
その分、海賊課やヨウメイ達レギュラー陣の出番が少なくなりテンポが落ちている。
話の肝となる世界観や斬新なギミックもなく、なんとなく終わってしまった感じ。
「敵は海賊」シリーズはどの話だけでも楽しめる作品だけど、
この作品だけはこれまでの作品を読んでからでないと、レギュラー陣への理解が得られず楽しめないと思う。
2007年7月1日に日本でレビュー済み
・・・しかも、ラクエシュとの漫才(?)がよかったです。最初は、えーこれ以上キャラが増えたらラテルとアプロとのからみが楽しくない〜と思いましたが、この10年間という歳月、彼らもそろそろ増えてもいいんじゃないかと。あるいは、「饗宴」のときみたいに、部下ができた(この時はマーシャだけど)っていいんじゃないか・・・って思っています。人間に幅を持たせるには、やっぱり大勢の人間とのふれあいが大切だし、ヨウメイが1匹狼なら、ラテルはあくまでも対極の存在でいて欲しいですね。私としては。
ところで、今回は「正義って何だ?」と考えさせられました。ヨウメイは「借り物の正義」を許さない・・・でも純粋な正義ってありえるのか?と。クリスティーのポアロの短編集「ヘラクレスの冒険」に、「悪魔的衝動を天使の行動で昇華することもできると思います」と言っていた登場人物がいたので、これとあわせて考えてみるのもいいかも知れませんね。
ところで、今回は「正義って何だ?」と考えさせられました。ヨウメイは「借り物の正義」を許さない・・・でも純粋な正義ってありえるのか?と。クリスティーのポアロの短編集「ヘラクレスの冒険」に、「悪魔的衝動を天使の行動で昇華することもできると思います」と言っていた登場人物がいたので、これとあわせて考えてみるのもいいかも知れませんね。
2007年7月2日に日本でレビュー済み
“「海賊」がこの世からいなくなれば「海賊課」の存在する意義もなくなる”
自然保護団体のカリスマ的リーダー、ゲラン・モーチャイの前に現れた神話的海賊:ヨウメイ・ツザッキィ。奴の本当の狙いは・・・。時期を同じくして、「見えない何か」の手にかかって、次々と海賊達が殺されていく。
3人組(ラテル、アプロ、ラジェンドラ)に「セレスタン」を加えた海賊課の捜査チームは、犯人を捕まえられるのか?
ええっと。相変わらす、「ラテルはアレ(何?)だし」、「アプロは腹ペコだし(爆発するチョコって…)」、「ラジェンドラは、慇懃無礼(いんぎんぶれい)だし」。ああそれと、「セレスタン(の相棒)はピンクだし」、10年前と変わっていませんでした。ヨカッタ、ヨカッタ。
お話としては、例の3人組+セレスタンの「はじけっぷり」がイマイチだったような気がする。なんか小さくまとまっちゃった感じ(まとまってないか?:笑)
モーチャイの恋人である「リジー・レジナ」がだいぶストーリーを喰っちまってる。魅力的なヒロインかもしれないが。正直いってあまり、好きになれない。美人で、頭がよくて、行動力があって・・・。アプロじゃないが、なんか「海賊の臭い」がしていやだ(笑)。
ん?だから「ヨウメイ」も気になったのかな。ふん。
さて、お決まりの「エピグラム」は。
「聖なる悪と 純なる悪の 俗なる闘い」
どっちが勝ったかは、本を読んでお確かめください。
自然保護団体のカリスマ的リーダー、ゲラン・モーチャイの前に現れた神話的海賊:ヨウメイ・ツザッキィ。奴の本当の狙いは・・・。時期を同じくして、「見えない何か」の手にかかって、次々と海賊達が殺されていく。
3人組(ラテル、アプロ、ラジェンドラ)に「セレスタン」を加えた海賊課の捜査チームは、犯人を捕まえられるのか?
ええっと。相変わらす、「ラテルはアレ(何?)だし」、「アプロは腹ペコだし(爆発するチョコって…)」、「ラジェンドラは、慇懃無礼(いんぎんぶれい)だし」。ああそれと、「セレスタン(の相棒)はピンクだし」、10年前と変わっていませんでした。ヨカッタ、ヨカッタ。
お話としては、例の3人組+セレスタンの「はじけっぷり」がイマイチだったような気がする。なんか小さくまとまっちゃった感じ(まとまってないか?:笑)
モーチャイの恋人である「リジー・レジナ」がだいぶストーリーを喰っちまってる。魅力的なヒロインかもしれないが。正直いってあまり、好きになれない。美人で、頭がよくて、行動力があって・・・。アプロじゃないが、なんか「海賊の臭い」がしていやだ(笑)。
ん?だから「ヨウメイ」も気になったのかな。ふん。
さて、お決まりの「エピグラム」は。
「聖なる悪と 純なる悪の 俗なる闘い」
どっちが勝ったかは、本を読んでお確かめください。
2007年6月28日に日本でレビュー済み
「敵は海賊」シリーズの第7作。人気のシリーズだが、前作『A級の敵』から10年ぶりの新作となる。
予想外にあいだが開いてしまったが、本書を読んでなんとなく理由が分かったように思う。シリーズを通してヨウメイが強大化の一途をたどる。あまりに強すぎるので海賊課といえど太刀打ちできなくなった。また、究極の悪を描くことで、物語の方向性・結末が画一的にならざるを得なかった。そこに著者は物語としての限界を感じたのではないだろうか。
『正義の眼』を読んでも、かつてのような衝撃は受けない。神林氏の持ち味は「世界観」というアイデアそのものにある。それが本作では活きていないのだ。使い古しの世界を再生させようとして失敗した感じだ。
とはいえ、「敵は海賊」ファンにとって嬉しい一冊であることは間違いないのだが。
予想外にあいだが開いてしまったが、本書を読んでなんとなく理由が分かったように思う。シリーズを通してヨウメイが強大化の一途をたどる。あまりに強すぎるので海賊課といえど太刀打ちできなくなった。また、究極の悪を描くことで、物語の方向性・結末が画一的にならざるを得なかった。そこに著者は物語としての限界を感じたのではないだろうか。
『正義の眼』を読んでも、かつてのような衝撃は受けない。神林氏の持ち味は「世界観」というアイデアそのものにある。それが本作では活きていないのだ。使い古しの世界を再生させようとして失敗した感じだ。
とはいえ、「敵は海賊」ファンにとって嬉しい一冊であることは間違いないのだが。
2007年9月11日に日本でレビュー済み
まずは10年ぶりの新作に感謝。
内容としては、久しぶりのせいか著者も世界観を思い出しながら書いているような
そんな印象を受けました。密度としては中篇くらいでしょうか。あっさり読めます。
雰囲気は「狐と踊れ」収録の短編「敵は海賊」を思い出しました。
個人的にこのシリーズは重層的に構築された物語とコミカルなキャラクター描写が魅力なのですが、
今回はそのどれも薄れてしまっていて残念。コンセプトはいかにも氏らしいのですが。
でも待ちに待ったシリーズ再開ですし、今後執筆ペースが上がる事を大いに期待して☆4つです。
内容としては、久しぶりのせいか著者も世界観を思い出しながら書いているような
そんな印象を受けました。密度としては中篇くらいでしょうか。あっさり読めます。
雰囲気は「狐と踊れ」収録の短編「敵は海賊」を思い出しました。
個人的にこのシリーズは重層的に構築された物語とコミカルなキャラクター描写が魅力なのですが、
今回はそのどれも薄れてしまっていて残念。コンセプトはいかにも氏らしいのですが。
でも待ちに待ったシリーズ再開ですし、今後執筆ペースが上がる事を大いに期待して☆4つです。
2007年7月19日に日本でレビュー済み
もう新しいエピソードは出てこないのかと思っていましたが、
10年ぶりの復活です。
復活は確かに嬉しいんですが、内容的にはちょっと不満足な気がします。
10年ぶりの復活です。
復活は確かに嬉しいんですが、内容的にはちょっと不満足な気がします。