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闘鬼 (ハヤカワ文庫 JA ク 1-116 グイン・サーガ 116) 文庫 – 2007/10/1
栗本 薫
(著)
- 本の長さ307ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2007/10/1
- ISBN-104150309035
- ISBN-13978-4150309039
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2007/10/1)
- 発売日 : 2007/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 307ページ
- ISBN-10 : 4150309035
- ISBN-13 : 978-4150309039
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,129,158位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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別名に中島梓。東京生まれ。
早稲田大学文学部卒。1977年中島梓名義の「文学の輪郭」で群像新人賞評論部門を受賞。
1978年『ぼくらの時代』で江戸川乱歩賞受賞。以後、作家・栗本薫、評論家・中島梓を使い分けて多彩な文筆活動を展開する。
小説作品は、ミステリ、SF、時代小説、耽美小説と多岐にわたる。1979年よりスタートした、ライフワークともいうべき一大長篇ロマン「グイン・サーガ」は、2005年に100巻を達成したが、2009年著者病没により130巻が最終巻となった。著書は『弦の聖域』、『魔界水滸伝』、『真夜中の天使』など、400冊を超える。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年7月24日に日本でレビュー済み
この巻の「目玉」はと言えば、もちろんここまで事あるごとに仄めかされてきたグイン対ガンダルの決戦ではあるし、その僅か30ページ程が非常に密度の高い内容であることは間違いない。しかしそこまでに至る道程がとにかく長かった、と振り返ってみて思う。少なくとも次巻117巻もまたタイスが舞台であることは間違いないのだが、一体この「タイス編」はいつまで続くのだろうか? しかし一方、本書においてブランだけが気づいた「見張られているという感覚」は後の展開への伏線なのだろうが、果たしてそれはタイス編において生じる出来事のためなのだろうか? それともさらにその先の展開のためなのか?
2007年10月6日に日本でレビュー済み
グイン・サーガもいよいよ116巻。
9巻分もひっぱってきたクム・タイス篇もいよいよ佳境。最近の一番のひっぱりどころである、剣闘大会のクライマックス、大平剣の部の最終試合、グインVSガンダルの試合にもこの巻でいよいよ決着がつきました。はい。このレビューを読んでいる人はグイン・サーガを読み続けている人ばかりだから、これはネタバレにもならないと思いますのであえて書きますが、いよいよガンダルとグインの試合は始まり、決着がつきました。
いやぁ、長かった。ここまで実に長かったです。投げ出さずに読んでこられた方、ちゃんとゴールに辿り着きました。
しかも、ある意味、ここ数巻のグイン・サーガの中でひさびさに本来のグイン・サーガにはないくらいきちんと正統的な展開の末、二人の闘いには決着がつきました。ただし、たぶん読まれたら皆さんも自分と同じような感覚をもたれるかと思いますが、このガンダルについてはいい意味で裏切られました。今迄のフリもあったせいか、それでこそ多少なりとも読んだ甲斐があったと思われる描かれ方をしていると思います。ここまでグインと互角に戦える剣士もひさびさです。
この巻は実際、全てがそこに尽きるといっていいでしょう。他のカードや、恒例のお祭り実況などもこれがタイスでの旅の最後と思えばさほど気にならなく感じました。ガンダルVSグイン、ひさしぶりにグインらしい話でした。
ただ、しいて欠点を挙げるとしたら今回は前回迄あれほどひっぱっていた主要キャラのほとんどが出てこないところでしょうか。まぁ、そこも含めてグインの闘いに今回は話が集約したとも思えますが、次回ではそのキャラたちの活躍も含めてクム・タイス篇が完全決着、新たな旅となることが確定いたしましたので、まずは重畳です。
次はイシュトヴァーンかスカールか、はたまたヴァレリウスが主人公か、なにはともあれ広い世界の物語であること、SFでありファンタジーであり大河ドラマであることを思い出させる次の展開につなげるべく今回の二人の闘いのような形でクム・タイス篇は奇麗に次巻で切り上げられるようで、ファンとしては嬉しい一冊となりました。117巻は来月に出るそうなので、年内には新展開のグインが読めそうです。
9巻分もひっぱってきたクム・タイス篇もいよいよ佳境。最近の一番のひっぱりどころである、剣闘大会のクライマックス、大平剣の部の最終試合、グインVSガンダルの試合にもこの巻でいよいよ決着がつきました。はい。このレビューを読んでいる人はグイン・サーガを読み続けている人ばかりだから、これはネタバレにもならないと思いますのであえて書きますが、いよいよガンダルとグインの試合は始まり、決着がつきました。
いやぁ、長かった。ここまで実に長かったです。投げ出さずに読んでこられた方、ちゃんとゴールに辿り着きました。
しかも、ある意味、ここ数巻のグイン・サーガの中でひさびさに本来のグイン・サーガにはないくらいきちんと正統的な展開の末、二人の闘いには決着がつきました。ただし、たぶん読まれたら皆さんも自分と同じような感覚をもたれるかと思いますが、このガンダルについてはいい意味で裏切られました。今迄のフリもあったせいか、それでこそ多少なりとも読んだ甲斐があったと思われる描かれ方をしていると思います。ここまでグインと互角に戦える剣士もひさびさです。
この巻は実際、全てがそこに尽きるといっていいでしょう。他のカードや、恒例のお祭り実況などもこれがタイスでの旅の最後と思えばさほど気にならなく感じました。ガンダルVSグイン、ひさしぶりにグインらしい話でした。
ただ、しいて欠点を挙げるとしたら今回は前回迄あれほどひっぱっていた主要キャラのほとんどが出てこないところでしょうか。まぁ、そこも含めてグインの闘いに今回は話が集約したとも思えますが、次回ではそのキャラたちの活躍も含めてクム・タイス篇が完全決着、新たな旅となることが確定いたしましたので、まずは重畳です。
次はイシュトヴァーンかスカールか、はたまたヴァレリウスが主人公か、なにはともあれ広い世界の物語であること、SFでありファンタジーであり大河ドラマであることを思い出させる次の展開につなげるべく今回の二人の闘いのような形でクム・タイス篇は奇麗に次巻で切り上げられるようで、ファンとしては嬉しい一冊となりました。117巻は来月に出るそうなので、年内には新展開のグインが読めそうです。
2007年10月5日に日本でレビュー済み
やっと、ここまできました。
グインとガンダルの決戦です。そこでは、ガンダルの意外な一面を垣間見ることが出来ます。
この巻は、この二人の決戦がすべてで、そこまではそこにいたる序曲ということでしょう。この二人の対決は、死闘という言葉がぴったりきますが、リギアの方の決勝戦はあっけない感じがします。それも主役グインを引き立てるためでしょうか。
それにしても、タイスからの脱出の手だてはまだ見えてきません。「月刊グイン」となる次の巻では、そのあたりが描かれることになりそうです。
今から楽しみです。
グインとガンダルの決戦です。そこでは、ガンダルの意外な一面を垣間見ることが出来ます。
この巻は、この二人の決戦がすべてで、そこまではそこにいたる序曲ということでしょう。この二人の対決は、死闘という言葉がぴったりきますが、リギアの方の決勝戦はあっけない感じがします。それも主役グインを引き立てるためでしょうか。
それにしても、タイスからの脱出の手だてはまだ見えてきません。「月刊グイン」となる次の巻では、そのあたりが描かれることになりそうです。
今から楽しみです。
2007年11月6日に日本でレビュー済み
よろいを脱いだガンダルは意外や正統派の戦士でした。辺境編のドードー以来の強敵だったのでは。しかし決勝までのタイスの描写がやはり読むのにキツイです。祭りのとき「トイレ屋」なるものがあらわれるというところは思わず笑ってしまいました。そこまで描く必要があるのでしょうか?
2007年11月5日に日本でレビュー済み
水神祭りの設定はさ、作者の頭の中だけに留めておいてくれ。
2007年10月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本巻のラスト1/4くらいで久々に読むべきグイン・サーガになりました。
ただ、本来書き込むべき場面(グインとガンダルの戦闘シーンは大切でしょうに)は書き込みきれず、どうでもいいんじゃない?という祭りの描写が本巻でも引き続きとっても冗長的。
「やっと話が進んだぁ」ってレベルの低いところで喜んでしまっている自分に気付き、我ながら情けなくなりました。
話が進むなんて当たり前。ストーリーそのものが進行しないなら、飽きさせないレベルで描写の力を見せ付けていただかないと。
クオリティの高い試合の様子を、冗長的に感じさせないくらいの筆力で描写しきって欲しかったなあ。
100巻以上も書いてきて、世界観はある程度構築しきってしまったので安心してるのか、心理描写なり場面描写なりの筆力が落ちてませんか?この世界を産んだのは確かに栗本さんなのですが、世界観の構築だけで満足できる読者は既にいませんよ。
100巻以上購入し続けた読者に対する責任上も、現状の筆力で安心してはいけないのではないかと思うのですが。
このままでは「長いだけ」の尻すぼみ小説と評価されてしまいかねませんよね。
ただ、本来書き込むべき場面(グインとガンダルの戦闘シーンは大切でしょうに)は書き込みきれず、どうでもいいんじゃない?という祭りの描写が本巻でも引き続きとっても冗長的。
「やっと話が進んだぁ」ってレベルの低いところで喜んでしまっている自分に気付き、我ながら情けなくなりました。
話が進むなんて当たり前。ストーリーそのものが進行しないなら、飽きさせないレベルで描写の力を見せ付けていただかないと。
クオリティの高い試合の様子を、冗長的に感じさせないくらいの筆力で描写しきって欲しかったなあ。
100巻以上も書いてきて、世界観はある程度構築しきってしまったので安心してるのか、心理描写なり場面描写なりの筆力が落ちてませんか?この世界を産んだのは確かに栗本さんなのですが、世界観の構築だけで満足できる読者は既にいませんよ。
100巻以上購入し続けた読者に対する責任上も、現状の筆力で安心してはいけないのではないかと思うのですが。
このままでは「長いだけ」の尻すぼみ小説と評価されてしまいかねませんよね。
2007年10月6日に日本でレビュー済み
うんざりするほど長く退屈なタイス編。
もう最近ではグインの新刊に期待することもなく
やはりこの巻も3/4は単調そのもの。
だって会話がなく、ほとんどがタイス祭りの説明文で覆い尽くされているのだから。
しかし最後の章でグインVSガンダル戦までなんとかこぎつけ
戦いの結末を先延ばしにすることなくこの巻で決着してくれた。
さあ栗本薫さん。自分は気に入っているようだけど、
読者はこのところうんざりしている。
ガンダル戦も終わり、次巻から、
昔のようにどんどん物語があちこちで展開する、
おもしろいグインサーガへとどんどん話を進ませてくれ!
次巻以降に期待。
もう最近ではグインの新刊に期待することもなく
やはりこの巻も3/4は単調そのもの。
だって会話がなく、ほとんどがタイス祭りの説明文で覆い尽くされているのだから。
しかし最後の章でグインVSガンダル戦までなんとかこぎつけ
戦いの結末を先延ばしにすることなくこの巻で決着してくれた。
さあ栗本薫さん。自分は気に入っているようだけど、
読者はこのところうんざりしている。
ガンダル戦も終わり、次巻から、
昔のようにどんどん物語があちこちで展開する、
おもしろいグインサーガへとどんどん話を進ませてくれ!
次巻以降に期待。
2007年12月27日に日本でレビュー済み
待ちに待ったガンダルとの対決ですが、本当に最後の最後でした。
それまでは相変わらずタイスの水神祭りについてばかりで、
かなりさらっと読んでしまいました。
ガンダルがあまりにも予想していた人物と違ったのは、
栗本先生恐るべし!と言う感じです。
そして迫力ある対決を読んで気づいたのですが、
どれほどこの決勝がすごいことか、
今までの前振りがなければ、決して感じることは出来なかったのかも。
そう考えれば、この”詳しすぎる観光案内”もそれなりに良く思えてくるから不思議です。
かなり前向きな発言でしょうが(笑)
それにしても。長すぎました。
グインサーガを読み始めて25年くらいになりますが、
これほどうんざりしたことはなかったと思います。
とはいえ、ラストが知りたいので、
もう読むのを止めてやる!と言うことにはならないわけですから、
そこを先生にもわかって欲しいですね。
これを読んで「一巻から読んでみよう!」と考える方がいるとは思えないので、
ファン同士のストレス発散場と捉えて書かせていただきました。
それまでは相変わらずタイスの水神祭りについてばかりで、
かなりさらっと読んでしまいました。
ガンダルがあまりにも予想していた人物と違ったのは、
栗本先生恐るべし!と言う感じです。
そして迫力ある対決を読んで気づいたのですが、
どれほどこの決勝がすごいことか、
今までの前振りがなければ、決して感じることは出来なかったのかも。
そう考えれば、この”詳しすぎる観光案内”もそれなりに良く思えてくるから不思議です。
かなり前向きな発言でしょうが(笑)
それにしても。長すぎました。
グインサーガを読み始めて25年くらいになりますが、
これほどうんざりしたことはなかったと思います。
とはいえ、ラストが知りたいので、
もう読むのを止めてやる!と言うことにはならないわけですから、
そこを先生にもわかって欲しいですね。
これを読んで「一巻から読んでみよう!」と考える方がいるとは思えないので、
ファン同士のストレス発散場と捉えて書かせていただきました。