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螢女 (ハヤカワ文庫 JA フ 2-8) 文庫 – 2008/7/1
- 本の長さ426ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2008/7/1
- ISBN-104150309280
- ISBN-13978-4150309282
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2008/7/1)
- 発売日 : 2008/7/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 426ページ
- ISBN-10 : 4150309280
- ISBN-13 : 978-4150309282
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,259,858位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,526位ハヤカワ文庫 JA
- カスタマーレビュー:
著者について
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1962年、東京都生まれ。埼玉県在住。米メリーランド大学海洋・河口部環境科学専攻修士課程修了。科学雑誌の編集者や記者、映像ソフトのプロデューサー などをするかたわら小説を書き、1999年に『クリスタルサイレンス』(朝日ソノラマ)でデビュー。早川書房「ベストSF1999」国内篇1位となる。現 在はフリーランスの立場で小説のほか科学関係の記事やノンフィクションなどを執筆している。家族は妻と息子およびリクガメ1匹。
スキュー バダイビングを始めたことがきっかけで海にのめりこみ、会社を休職して3年間もアメリカの大学院に留学。東海岸のチェサピーク湾で大学の研究船や漁船に乗 り、網やドレッジで魚や蟹、貝などを獲る日々を送った。それらの獲物はもちろん研究材料だったが、貧乏な留学生の貴重な食糧源にもなった。修論はブルーク ラブという蟹(ガザミの一種)の生態に関する研究である。ブルークラブは「ソフトシェルクラブ」として、日本でも食べられるところは多い。
結 局、研究者の道へは進まずに復職し、真面目な勤め人生活を10年近く続けた後で脱サラした。金はなくなったが時間はできたので、機会をとらえては海洋研究 開発機構の様々な研究船に乗せていただいた。このうち海洋地球研究船「みらい」では1カ月近くも南極海を航海し、また有人潜水調査船「しんかい6500」 では水深1,500mの海底カルデラに潜航した。また広島大学の練習・調査船「豊潮丸」にも何度か同乗させていただいた。これらの体験は『深海のパイロッ ト』『ハイドゥナン』『鯨の王』『深海大戦』『辺境生物探訪記』といった作品に生かされている。今後も海を舞台にしたSFや冒険小説、歴史小説、ノンフィ クションなどを書いていきたいと考えている。
海以外では宇宙や生命科学、脳科学、民俗学などに強い興味を持っている。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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が、SFなのか、ホラーなのか、オカルトなのか、ファンタジーなのか、ミステリーなのか、ハードボイルドなのか、童話なのか、・・・ 全く分かりません。
5分の1を過ぎた時点で残りをほぼ10分で飛ばしめくりにて終了。それで十分でした。
ある日森の中の廃屋で、近郊のの中止を訴える電話をとる。
リゾート開発の現場では、奇怪な事件が・・。
友人の学者とともに、電話の主の調査とリゾート開発の中止を
訴える。そこに、主人公の過去が重なり・・・。
前半は、ホラーっぽく怖いです。森の中での原始的な恐怖
がビンビン伝わってきます。
後半、謎が明らかになるにつれて、物悲しさが伝わってきます。
森のシステムの説明や描写も読み所だと思います。
そんな植物と微生物のネットワークをベースにしたSFが本書である。生態系が、自らを守るためにリゾート開発を阻止しようとする。そこに「神隠し」、「天狗」などの日本古来の伝説が絡み合って物語りは展開する。主人公は、山神様の使い「蛍女」からありえない方法でメッセージを受け取り・・。生命の頂点に君臨していると信じている人類であるが、その傲慢さは生態系ネットワークからログアウトしてしまったようにすら感じられる。再アクセスのためのIDとパスワードはどこにあるのだろうか?