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黒衣の女王 グイン・サーガ126 (ハヤカワ文庫JA) 文庫 – 2009/4/5
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- 本の長さ301ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2009/4/5
- ISBN-104150309523
- ISBN-13978-4150309527
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2009/4/5)
- 発売日 : 2009/4/5
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 301ページ
- ISBN-10 : 4150309523
- ISBN-13 : 978-4150309527
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- カスタマーレビュー:
著者について
別名に中島梓。東京生まれ。
早稲田大学文学部卒。1977年中島梓名義の「文学の輪郭」で群像新人賞評論部門を受賞。
1978年『ぼくらの時代』で江戸川乱歩賞受賞。以後、作家・栗本薫、評論家・中島梓を使い分けて多彩な文筆活動を展開する。
小説作品は、ミステリ、SF、時代小説、耽美小説と多岐にわたる。1979年よりスタートした、ライフワークともいうべき一大長篇ロマン「グイン・サーガ」は、2005年に100巻を達成したが、2009年著者病没により130巻が最終巻となった。著書は『弦の聖域』、『魔界水滸伝』、『真夜中の天使』など、400冊を超える。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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栗本薫さんありがとうございました。
イシュトヴァーンのことだから多少割り引かなきゃならないけど、こんな風に言われたらドキっとするよね。
これで落ちないリンダは立派といえば立派だけど反面、面白みはないよね。
イシュトヴァーンのテクニックの10分の1でいいからグインが使えたら夫婦円満なのにね。
グインサーガのここ十巻の展開―小説としてはあまりにも構成が幼稚になってしまったことと
あとがきの深刻な病状から、もう完結することが難しいと思っていました。
それでも栗本さんが亡くなられた、グインが未完になってしまったという事実は
大きい・・・大きいです。
最晩年、栗本さんが必死に書き残したいと思って出した
ラスト十巻―ひらがなだらけの―を読み返し、そして最初の朗々たる巻を読むにつけ
・・・時間の流れと情熱の哀しさを感じます。
よくも悪くも私の心に残り続ける小説です。
失われた結末までの物語は、栗本さんの脳裏にあり、そして私達の心の中にあるのでしょう。
ご冥福をお祈りします。
追伸、
栗本さんはグインサーガを130巻の途中まで書き溜めておりまして
未発表部分は順次発行していくそうです。
死を前にして栗本さんがどんな世界を描いていたのか、私は最後まで見届けたいと思います。
やっと動き出してきた巻はあり、
前半はかなり快調に物事が進んでいくものの、
後半になって物語の展開ペースは落ち、
結局この号も最後のセリフだけ読めば・・・
と感じずにはいられないような後味の悪さが若干残りました。
それだけリンダとイシュトヴァーンが「大人」になってしまった
ということもあるかもしれないが、
なんかこう進みそうで進まないじれったさを感じる巻ではあります。
あとがきに「激動偏」に入ったところと著者が評していますが、
もう20数巻、ちんたら篇が続いているので、
早く激動篇に進めてほしいと心より願う次第です。
グインサーガのアニメだとか新装版とか
いろいろと手を広げてるみたいですが、
どんなに手を広げても未完で終わってしまったら、
いろんな読者を裏切ることになるので、
ぜひとも本編を早く激動篇に進ませてほしいと思います。
ゴーラからパロへ急遽やってきたイシュトヴァーンのリンダへの求婚を巡る駆け引きが行われます。
ただリンダの歯切れの悪さは、若いと言うだけでは説明がつかないようにも思いますが、ともかく、揺れる乙女心が表出してきます。
そんなリンダ中心の巻ですが、サイロン(ケイロニア)の黒死病はどうなっているのでしょうか?
最近登場しないグラチウスの影かと思われるものも・・・。
そして、ついにイシュトヴァーンが、フロリーとその息子の行方に言及したところで今巻は終わるのですが、彼はこの先まで彼女らを追って足を伸ばすのでしょうか・・・。
今回は、比較的まとまった一巻でした。
高校時代、25巻まで刊行されていた頃よりずっと
読み続けていました。
青春が、栗本さんの作品とともにありました。
訃報を聞いて、あまりの喪失感に何も言えません。
(こうなるとヴァレリウスの繰り言も、少し許せるかな?)
来世でも、きっとクリエィティブな存在になられるのでしょうね。
今まで本当にありがとうございました。
追記。
繰り言でも独り言でも話が進まなくても、書き継いでいてほしかった。
と思ってしまいます・・・。
新たな物語が紡がれることがもうないのだ、と思うにつけ・・・。
さて、本巻のあらすじの殆どは「パロへとやってきたイシュトヴァーンがリンダに対して求婚をする」というただ一文で終ってしまう内容なんですが、それでもとても面白かったです。
普通の恋愛話であればここまで面白くないのでしょうが、この二人はこのグイン・サーガの最初の最初のほうで、深く愛し合い将来を一度は誓い合っていただけに、そして、そのあとのそれぞれの結婚や配偶者との死別を読者は知っているだけに妙に面白かったです。いみじくもリンダが述懐するように、この二人はある意味一番複雑なヤーンの運命の糸で何度もその人生を交錯させられているようで、今までの二人の人生が、読んでいてフラッシュパックのように甦りました。
草原での誓いを持ち出して再びよりを戻すように持ちかけるイシュトヴァーン。なんだかんだと理由をつけて、口では嫌だと言いながらも、内面ではイシュトヴァーンの求愛をどこかで求めているリンダ。まわりのヴァレリウスやマリウスの思惑はともかくとして、この巻が楽しかったのはリンダがひさしぶりに人間らしい感情をもっているように見えたからでしょうか。前までの数巻と比べたらリンダがいきなり昔に戻ったように感じますが、はりつめた生活の中で少しずつ精神的に追いつめられていたとすれば、それはそれで頷けるしこちらのほうがより自然な気がします。彼女に求められる役割は未亡人として国を治めることなんですが、彼女の本質はやはりそこを求めてないようで、であれば「豹頭王の花嫁」という結末は代え難いにしろ、二人がもしも上手く結ばれていたらなんてことを想像せずにはいられません。
そうすればイシュトヴァーンも、リンダも、或はナリスもまた違う人生を歩んでいたかも知れないですね。
展開は確かに緩やかすぎはしますが、タイス編とは違ってあくまで本筋の話だし、せっかくここまで三十年つきあったのだから楽しみながらシリーズを読んでいきたいものです。