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敵は海賊 短篇版 (ハヤカワ文庫 JA カ 3-40) 文庫 – 2009/8/30
神林 長平
(著)
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- 本の長さ270ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2009/8/30
- ISBN-104150309639
- ISBN-13978-4150309633
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2009/8/30)
- 発売日 : 2009/8/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 270ページ
- ISBN-10 : 4150309639
- ISBN-13 : 978-4150309633
- Amazon 売れ筋ランキング: - 623,561位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1953年新潟県生まれ。1979年、第5回ハヤカワ・SFコンテスト佳作入選作『狐と踊れ』で作家デビュー。
第1長篇『あなたの魂に安らぎあれ』以来、独自の世界観をもとに「言葉」「機械」などのテーマを重層的に絡みあわせた作品を多数発表、SFファンの圧倒的な支持を受けている。『敵は海賊・海賊版』、『グッドラック 戦闘妖精・雪風』などの長短篇で、星雲賞を数多く受賞(以上、早川書房刊)。1995年、『言壺』で第16回日本SF大賞を受賞した。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年8月18日に日本でレビュー済み
短編だけど、全て読み応え抜群の好作揃い。中でも「わが名はジュティ、文句あるか」が、抜群の出来栄え。欲情して男を買ったジュティだけど、過去のしがらみを断ち切り、娘の幻覚を射殺したのは、素晴らしく恰好良かった。はい。文句ありません。
2014年3月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦闘妖精雪風の補足として購入
JAMについてここでも語られていますが
雪風マニュアルにあるものと同じですのでお持ちの方は購入しなくてもよいかもしれません
JAMについてここでも語られていますが
雪風マニュアルにあるものと同じですのでお持ちの方は購入しなくてもよいかもしれません
2009年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
海賊たちの憂鬱、永久の敵、雪風は最低読んでおきましょう。
「敵は海賊」。。。ほかの短編集で読んだ。
「わが名はジュディ、文句あるか」。。。文句ありません。メグファイア、想像していたより普通の女集団でした。
「ヨウ冥の神」。。。ヨウ冥がクラーラ入手の経緯を駆け出しの海賊に語る。のを駆け出し海賊が語る。ひょっとしてヨウ冥様の話は騙り?構造が似ている。さすがは神林。芸が細かい。
「被書空間」。。。例の三人組が海賊鍋に閉じ込められる。三人組による雪風世界の解析が面白い。海賊鍋ってなんだかおいしそうだね。
# ヨウ冥のヨウを打つと文字化けするなぁ。
「敵は海賊」。。。ほかの短編集で読んだ。
「わが名はジュディ、文句あるか」。。。文句ありません。メグファイア、想像していたより普通の女集団でした。
「ヨウ冥の神」。。。ヨウ冥がクラーラ入手の経緯を駆け出しの海賊に語る。のを駆け出し海賊が語る。ひょっとしてヨウ冥様の話は騙り?構造が似ている。さすがは神林。芸が細かい。
「被書空間」。。。例の三人組が海賊鍋に閉じ込められる。三人組による雪風世界の解析が面白い。海賊鍋ってなんだかおいしそうだね。
# ヨウ冥のヨウを打つと文字化けするなぁ。
2010年1月22日に日本でレビュー済み
「敵は海賊」「わが名はジュティ、文句あるか」「'冥の神」「被書空間」の4編が収められている。
「敵は海賊」は『狐と踊れ』、「わが名はジュティ、文句あるか」はSFマガジン1999年9月臨時増刊号、「被書空間」は『戦闘妖精・雪風解析マニュアル』に出たもの。
「'冥の神」は書き下ろし。
著者によれば、敵は海賊シリーズの長篇作品は実験的な色合いが強く、短篇のがむしろ普通の小説に近いのだという。しかし、そう言われても・・・というのが率直な感想。これも充分に実験的だよ。
とはいえ、物語としての軽さというか、分かりやすさは明確にある。それを物足りなく感じるか、気軽に楽しむか。
「敵は海賊」は『狐と踊れ』、「わが名はジュティ、文句あるか」はSFマガジン1999年9月臨時増刊号、「被書空間」は『戦闘妖精・雪風解析マニュアル』に出たもの。
「'冥の神」は書き下ろし。
著者によれば、敵は海賊シリーズの長篇作品は実験的な色合いが強く、短篇のがむしろ普通の小説に近いのだという。しかし、そう言われても・・・というのが率直な感想。これも充分に実験的だよ。
とはいえ、物語としての軽さというか、分かりやすさは明確にある。それを物足りなく感じるか、気軽に楽しむか。
2009年9月5日に日本でレビュー済み
先日「アンブロークン アロー/戦闘妖精・雪風」を読んだばかりだったので、こちらを読んでホッと息をついた感じ(笑)。
・敵は海賊
無印版の「敵は海賊」。全てのはじまり。ラテルはいっちゃてるし、アプロは腹を空かせてい る・・・今と変わり無し。もう28年の前なのかぁ・・・orz.....
・我が名はジュティ、文句あるか
女海賊マーゴ・ジュティのお話し。間違ってもキャスリーンの話じゃない。少しスリラー成分入ってます。文句?もちろんありません。
・ヨウ冥の神
今回の短編集唯一の書き下ろし。ヨウ冥が魔銃フリーザーをどうやって、手にいれたのかのアナザーストーリー。もうひとつのほうは、人工知性体付きワープロで書いた(という設定の)海賊版でお確かめください。うーん。あの冷静沈着なヨウ冥にも血気盛んな頃があったんだなぁと妙に感心しました。良作。
・被書空間
雪風とラジェンドラの夢の響宴。但し、初出は1984年。雪風に敵無し。
あとがきで少し、触れられていましたが長編でいいんで、冗談も言える、対コンピュータフリゲート艦「ラジェンドラ」のお話をひとつお願いします。よろしく。
・敵は海賊
無印版の「敵は海賊」。全てのはじまり。ラテルはいっちゃてるし、アプロは腹を空かせてい る・・・今と変わり無し。もう28年の前なのかぁ・・・orz.....
・我が名はジュティ、文句あるか
女海賊マーゴ・ジュティのお話し。間違ってもキャスリーンの話じゃない。少しスリラー成分入ってます。文句?もちろんありません。
・ヨウ冥の神
今回の短編集唯一の書き下ろし。ヨウ冥が魔銃フリーザーをどうやって、手にいれたのかのアナザーストーリー。もうひとつのほうは、人工知性体付きワープロで書いた(という設定の)海賊版でお確かめください。うーん。あの冷静沈着なヨウ冥にも血気盛んな頃があったんだなぁと妙に感心しました。良作。
・被書空間
雪風とラジェンドラの夢の響宴。但し、初出は1984年。雪風に敵無し。
あとがきで少し、触れられていましたが長編でいいんで、冗談も言える、対コンピュータフリゲート艦「ラジェンドラ」のお話をひとつお願いします。よろしく。
2009年9月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
宇宙海賊課刑事ラテルと、黒猫型異星人の相棒アプロが活躍する「敵は海賊」「被書空間」の二篇、宇宙海賊として名を馳せる◆冥(ヨウメイの“ヨウ”の字が出ないもんで◆にしてある)・ツザッキィが語る若き日の冒険談「◆冥の神」、勇ましくも魅力的な女海賊マーゴ・ジュティの物語「わが名はジュティ、文句あるか」の、合わせて四つの短篇を収めたシリーズ初の短篇集。
このシリーズの作品を読むのは本書が初めてだったのですが、やはりこれは、シリーズの長篇をあれこれと読んできた方が手にとって、彼ら宇宙海賊たちと海賊課刑事たちの活躍ぶりをあらためて楽しむというのが筋なんだろうなと、そう思った次第。本書に書き下ろした「◆冥の神」などは、特にそう。◆冥がどれほど凄い海賊なのか、彼のこれまでの活躍ぶりを全く知らず、「白猫クラーラって何者?」とか言っている私には、ちとつらい読み物でした。
でも、女海賊マーゴの台詞、威勢のいい啖呵にすかっとした気分になった「わが名はジュティ、文句あるか」。著者の別シリーズの主役と、ラテル、アプロ、ラジェンドラとの遭遇におっ!と思い、わくわくした「被書空間」。この二篇は、面白かったな。ぽんぽんと言葉が繰り出され、快調なテンポで進んで行く話の生きの良さもあって、魅了されましたね。
人間の心を、その時の心境のまま凍結してしまうという恐るべき力を持つ黒猫型・異星人系・宇宙海賊課刑事アプロを描いた文庫カバーのイラスト(菊池 健)も、なかなか良いですねぇ。このイラストに惹かれて、本書を買ってしまったところがあるかも。
収録四短篇の初出は、以下のとおり。
「敵は海賊」 SFマガジン1981年4月号/『狐と踊れ』収録
「わが名はジュティ、文句あるか」 SFマガジン1999年9月臨時増刊号
「◆冥の神」 書き下ろし
「被書空間」 SFマガジン1984年11月号/『戦闘妖精・雪風解析マニュアル』収録
このシリーズの作品を読むのは本書が初めてだったのですが、やはりこれは、シリーズの長篇をあれこれと読んできた方が手にとって、彼ら宇宙海賊たちと海賊課刑事たちの活躍ぶりをあらためて楽しむというのが筋なんだろうなと、そう思った次第。本書に書き下ろした「◆冥の神」などは、特にそう。◆冥がどれほど凄い海賊なのか、彼のこれまでの活躍ぶりを全く知らず、「白猫クラーラって何者?」とか言っている私には、ちとつらい読み物でした。
でも、女海賊マーゴの台詞、威勢のいい啖呵にすかっとした気分になった「わが名はジュティ、文句あるか」。著者の別シリーズの主役と、ラテル、アプロ、ラジェンドラとの遭遇におっ!と思い、わくわくした「被書空間」。この二篇は、面白かったな。ぽんぽんと言葉が繰り出され、快調なテンポで進んで行く話の生きの良さもあって、魅了されましたね。
人間の心を、その時の心境のまま凍結してしまうという恐るべき力を持つ黒猫型・異星人系・宇宙海賊課刑事アプロを描いた文庫カバーのイラスト(菊池 健)も、なかなか良いですねぇ。このイラストに惹かれて、本書を買ってしまったところがあるかも。
収録四短篇の初出は、以下のとおり。
「敵は海賊」 SFマガジン1981年4月号/『狐と踊れ』収録
「わが名はジュティ、文句あるか」 SFマガジン1999年9月臨時増刊号
「◆冥の神」 書き下ろし
「被書空間」 SFマガジン1984年11月号/『戦闘妖精・雪風解析マニュアル』収録
2009年10月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
短編集といいつつ、それぞれが緊迫感のある良いストーリでした。
作者本人も、長編のようにシュミレーションを重ねることなく、
かけたということ(?)いうことなで、一気に読める作品です。
長編に出てくる作品人物も、更なる短編集として作品化されることを希望します。
作者本人も、長編のようにシュミレーションを重ねることなく、
かけたということ(?)いうことなで、一気に読める作品です。
長編に出てくる作品人物も、更なる短編集として作品化されることを希望します。
2009年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
短編集だから それぞれの洒落た味をたのしみましょう
かっこいいのやシブイのや こうなると「あんたも好きね」の世界
雪風とアプロの 食うか食われるか(文字通り?)の「被書空間」で すっかり嬉しくなってしまうわけですが
奇妙な味の「ヨウ冥の神」 昔々 貧しい海賊のヨウ冥君は 不思議な老人に頼まれて 洞窟の中にあるという猫の置物を取りに行きました なんとそれは「魔法のにゃんこ」だったのです・・・奇々怪々の冒険の末 ヨウ冥君は 強い海賊になって カーリードゥルガーを手に入れることができました めでたしめでたし? ある意味手強く捨てがたいですよ
かっこいいのやシブイのや こうなると「あんたも好きね」の世界
雪風とアプロの 食うか食われるか(文字通り?)の「被書空間」で すっかり嬉しくなってしまうわけですが
奇妙な味の「ヨウ冥の神」 昔々 貧しい海賊のヨウ冥君は 不思議な老人に頼まれて 洞窟の中にあるという猫の置物を取りに行きました なんとそれは「魔法のにゃんこ」だったのです・・・奇々怪々の冒険の末 ヨウ冥君は 強い海賊になって カーリードゥルガーを手に入れることができました めでたしめでたし? ある意味手強く捨てがたいですよ