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虐殺器官 (ハヤカワ文庫 JA イ 7-1) 文庫 – 2010/2/10
伊藤 計劃
(著)
9・11以降の、“テロとの戦い"は転機を迎えていた。
先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。
米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の陰に常に存在が囁かれる謎の男、ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう……
彼の目的とはいったいなにか? 大量殺戮を引き起こす“虐殺の器官"とは?
ゼロ年代最高のフィクション、ついに文庫化。
先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。
米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の陰に常に存在が囁かれる謎の男、ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう……
彼の目的とはいったいなにか? 大量殺戮を引き起こす“虐殺の器官"とは?
ゼロ年代最高のフィクション、ついに文庫化。
- 本の長さ432ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2010/2/10
- ISBN-104150309841
- ISBN-13978-4150309848
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商品の説明
著者について
1974年10月東京都生まれ。武蔵野美術大学卒。
2007年、『虐殺器官』で作家デビュー。同書は「ベストSF2007」「ゼロ年代ベストSF」第1位に輝いた。
2008年、人気ゲームのノベライズ『メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット』に続き、オリジナル長篇第2作となる『ハーモニー』を刊行。第30回日本SF大賞のほか、「ベストSF2009」第1位、第40回星雲賞日本長編部門を受賞。
2009年3月没。享年34。
2011年、英訳版『ハーモニー』でフィリップ・K・ディック賞特別賞を受賞した。
2015年、『虐殺器官』『ハーモニー』の両作が、ノイタミナムービーで映画化されることが発表された。
2007年、『虐殺器官』で作家デビュー。同書は「ベストSF2007」「ゼロ年代ベストSF」第1位に輝いた。
2008年、人気ゲームのノベライズ『メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット』に続き、オリジナル長篇第2作となる『ハーモニー』を刊行。第30回日本SF大賞のほか、「ベストSF2009」第1位、第40回星雲賞日本長編部門を受賞。
2009年3月没。享年34。
2011年、英訳版『ハーモニー』でフィリップ・K・ディック賞特別賞を受賞した。
2015年、『虐殺器官』『ハーモニー』の両作が、ノイタミナムービーで映画化されることが発表された。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2010/2/10)
- 発売日 : 2010/2/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 432ページ
- ISBN-10 : 4150309841
- ISBN-13 : 978-4150309848
- Amazon 売れ筋ランキング: - 308,982位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 468位ハヤカワ文庫 JA
- - 1,688位SF・ホラー・ファンタジー (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年5月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
逆説的な論理の流れが繰り返され、作者の意図が最後の最後にならないとわからない数少ない作品である。
2024年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
名作との評価が高いのは十分に理解できる。ただ、主人公とヒロイン(?)の会話が理屈っぽい上に一方的な考え方を押しつけられているように感じるのと、子供を含めた虐殺の模写がやや過剰に思えることなどから、純粋には楽しめなかった。エピローグの主人公の行動はあまりにも意味不明だ。あれほど殺したいと思っていた標的と同じじゃないの...?
2024年2月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
凄いものを読んでしまった。世界各地で起こる紛争の背後にいる謎の男。その正体は?紛争を起こす方法は?そしてその動機は?その全てが明かされたときこの本の不思議なタイトルが、不気味なリアリティを持って読者を震えさせる。だいぶ以前に書かれた本だが、ウクライナ戦争、パレスチナ紛争のあるこの時代に読むことに多いに意味がある。またこの本は、人が背負う罪についても深い洞察を与える。自分が罪を背負わなかったことの罪悪感に悩む主人公が、最後に「罪を背負う」ことを決めてとる行動の高貴さと恐ろしさに身が震える。
2019年9月20日に日本でレビュー済み
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展開が映画である、ハリウッド系だろうか 最終盤は捻ってきてシリアスに進んでいくが全体的には映画を見ているような気分で読んだ これが良いのか悪いのか、自分は悪い方に作用した 本は本として読みたい 話の出来や設定は面白いし、一気に読めるだけの魅力もある アニメ好きには向いてるかな、本好きには向いてない 社会人になる前に読んでほしい
2024年4月1日に日本でレビュー済み
哲学者ローティの「偶然性・アイロニー・連帯」、ルアンダ虐殺(1994)そしてクロアチア戦争の虐殺(1995)を下敷きにしているらしい。虐殺の原理はガザやウクライナでも生きていて、日本で再び起きる可能性すらある。日本でも外国人居住者が340万人をこえた2024年、読む価値がある書である。
2024年1月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
スーッと読もうと思ったらスーッと読めてしまう。SFなのだけど、人間としての自分を主人公が見つめて行く様が自分に重なっていってしまう物語。
暗殺を行う特殊部隊の一員である主人公の環境がどっぷりSFなわけだけれど、そこには訓練や投薬やカウンセリングで変えられていってしまう自分を見つめる自分がずっと存在する。その視点がすごい。
なぜ人間は戦争をするのかということを考えた。
勧められて読んだのだけど、読後感もすごい。エンディングはそうきたかと思った。
暗殺を行う特殊部隊の一員である主人公の環境がどっぷりSFなわけだけれど、そこには訓練や投薬やカウンセリングで変えられていってしまう自分を見つめる自分がずっと存在する。その視点がすごい。
なぜ人間は戦争をするのかということを考えた。
勧められて読んだのだけど、読後感もすごい。エンディングはそうきたかと思った。
2023年2月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
傑作、その言葉以外にこの作品を表す表現は無いだろうと確信している。だが、傑作、という表現に当て嵌めていいものか、悩ましく思う事も確かだ。
この作品を産み出した作者様に最大限の感謝を表したい。
この作品を産み出した作者様に最大限の感謝を表したい。