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心中天浦島 (ハヤカワ文庫 JA ク 3-15) 文庫 – 2010/4/22
栗本 薫
(著)
テオは17歳、アリスは5歳、そして二人は出会った。しかし、スペースマンと地上人の時の流れは平等ではない。22歳のテオは18歳のアリスと結婚したのだが、二人を近づけた相対性理論のいたずらが、いつしか二人を引き離し、ついにテオを遺してアリスはこの世を去った。だが、それも恐ろしい悲劇の序曲に過ぎなかったのだ! 異様なシチュエーションの生んだ悲恋の物語を描いた表題作ほか、異星生物との心暖まる交流をつづる「遙かな草原に……」など、本格SF全7篇収録。解説=図子慧
- 本の長さ374ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2010/4/22
- ISBN-104150309965
- ISBN-13978-4150309961
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2010/4/22)
- 発売日 : 2010/4/22
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 374ページ
- ISBN-10 : 4150309965
- ISBN-13 : 978-4150309961
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,476,362位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,666位ハヤカワ文庫 JA
- カスタマーレビュー:
著者について
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別名に中島梓。東京生まれ。
早稲田大学文学部卒。1977年中島梓名義の「文学の輪郭」で群像新人賞評論部門を受賞。
1978年『ぼくらの時代』で江戸川乱歩賞受賞。以後、作家・栗本薫、評論家・中島梓を使い分けて多彩な文筆活動を展開する。
小説作品は、ミステリ、SF、時代小説、耽美小説と多岐にわたる。1979年よりスタートした、ライフワークともいうべき一大長篇ロマン「グイン・サーガ」は、2005年に100巻を達成したが、2009年著者病没により130巻が最終巻となった。著書は『弦の聖域』、『魔界水滸伝』、『真夜中の天使』など、400冊を超える。
カスタマーレビュー
星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
5グローバルレーティング
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年1月7日に日本でレビュー済み
「心中天の浦島」は名作です。もう20年以上前に読んだときは知りませんでしたが、「心中天の網島」が元ネタなんですね。さすがに古典の教養もある栗本さんらしく、SFでありながらウェットな情感も描けています。傑作です。他の方も書いていらしたように、復刊して欲しいSFはたくさんあります。小松左京さんや山田正紀さんの作品をまた今の視点で読み返してみたいです。
2010年10月28日に日本でレビュー済み
今回、未収録の短編1本を含む新装版が出たということで、十数年ぶりに再読しました。
私はあまりSFを読みませんし、コアなSFファンの方々が好まれるハードなSF作品は少し苦手だったりするのですが、栗本薫さんのSFは大好きです。
いわゆるセンス・オブ・ワンダーはありませんが、栗本薫さんが描こうとしていたのは、ある特殊な状況の中での人々の心の動き、人であることの切なさなどであり、小説すばる系の作品や青春小説が好きな方は、楽しめるのではないでしょうか。抒情性があり、胸をしめつけられる作品が多いです。
短編集「さらしなにっき」「時の石」「幽霊時代」などもおすすめです(※すべて絶版)。ひっそりとした滅びをテーマにした作品が多いのですが、そこで生きる人々の姿や想いは切なく、また、とても美しいです。
現在、シリーズものでないSF作品は絶版になっているものがほとんどなので、ぜひ各出版社には復刊していただきたいところです。
私はあまりSFを読みませんし、コアなSFファンの方々が好まれるハードなSF作品は少し苦手だったりするのですが、栗本薫さんのSFは大好きです。
いわゆるセンス・オブ・ワンダーはありませんが、栗本薫さんが描こうとしていたのは、ある特殊な状況の中での人々の心の動き、人であることの切なさなどであり、小説すばる系の作品や青春小説が好きな方は、楽しめるのではないでしょうか。抒情性があり、胸をしめつけられる作品が多いです。
短編集「さらしなにっき」「時の石」「幽霊時代」などもおすすめです(※すべて絶版)。ひっそりとした滅びをテーマにした作品が多いのですが、そこで生きる人々の姿や想いは切なく、また、とても美しいです。
現在、シリーズものでないSF作品は絶版になっているものがほとんどなので、ぜひ各出版社には復刊していただきたいところです。