少女愛を描いた佳品の表題作、筒井康隆風のスラップスティック「リトルガール再び」、ホラーの「地獄はここに」、フリップ・K・ディック風の「夢幻潜航艇」など、著者の多才が発揮された短篇集。短篇集としては統一感がないと思う人もいるかもしれないけど、SFファンには楽しい1冊。
なお、あとがきにあるように、「リトルガール再び」は、1970年に論争をまきおこした「リトルボーイ再び」へのオマージュ。著者と同い歳の私にとってもなつかしい作品への素晴らしいオマージュです。
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アリスへの決別 (ハヤカワ文庫 JA ヤ 6-2) 文庫 – 2010/8/10
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行き過ぎた検閲社会の暴力が、非実在聖少女を葬り去る表題作ほか、 山本弘のSF的想像力が常識社会の欺瞞を露わにする全7篇。 少女アリス・リデルの生まれたままの姿を撮影していたルイス・キャロルは、その合間に不思議な未来の話をはじめる……暗黒の検閲社会を描く表題作をはじめ、低IQ化スパイラルが進行する日本社会の暴走を描く「リトルガールふたたび」、夢と現実の中間にある"亜夢界"を舞台に、人間と登場人物との幸福な共存を力強く謳う中篇「夢幻潜航艇」など、SF的想像力で社会通念やカルト思想の妥当性を問い直す傑作中短篇7本。
- 本の長さ377ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2010/8/10
- 寸法10.8 x 1.6 x 15.8 cm
- ISBN-10415031005X
- ISBN-13978-4150310059
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2010/8/10)
- 発売日 : 2010/8/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 377ページ
- ISBN-10 : 415031005X
- ISBN-13 : 978-4150310059
- 寸法 : 10.8 x 1.6 x 15.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 405,669位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 629位ハヤカワ文庫 JA
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年5月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アリスの決別は不思議の国のアリスをモチーフにした検閲社会を描いた作品でしたけど、「リトルガールふたたび」はバラエティ番組とネットしか観ない社会が衆愚政治の果てにワシントンに核ミサイルを撃ち込み、アメリカの人工知能ウィルスによるサイバー攻撃によって滅び、
その衆愚政治の後に独裁専制国家が誕生をする短編小説ですけど、文系や科学的思考やら科学的思考が大切だなと思いました。まだ、5時に夢中を観ている視聴者の方が賢明ですね。
その衆愚政治の後に独裁専制国家が誕生をする短編小説ですけど、文系や科学的思考やら科学的思考が大切だなと思いました。まだ、5時に夢中を観ている視聴者の方が賢明ですね。
2010年10月24日に日本でレビュー済み
最近のエセ科学信仰への痛烈な批判を込めた短編集。タイトルになっている「アリスへの決別」は人によっては気持ち悪いと思われるかもしれないけれど、客観的に最近の風潮を見ていると確かにここに行き着くのもアリだな、とうなづける内容。
ラスト2篇の世界観は、普段の生活からの見事なまでの「近くて遠いあり得なさ」を醸し出していて興味深いです。
SFというよりも若干風刺色が強いのがちょいと残念かな。
ラスト2篇の世界観は、普段の生活からの見事なまでの「近くて遠いあり得なさ」を醸し出していて興味深いです。
SFというよりも若干風刺色が強いのがちょいと残念かな。
2018年7月16日に日本でレビュー済み
・アリスとの決別。
不実在青少年問題を真っ向から取り上げたテーマ。
流石「心はいつも15歳」の人
・リトルガールふたたび
多分銀英伝のルドルフ大帝ってこんな形で生まれたんだろうなぁ…
と言うのが想像出来る。
それに「ネットでの誹謗中傷や炎上問題」を上手く利用しているし
途中まで「そうだよなぁ…」と思わせておいてのオチが上手い。
・地獄はここに
SFと言うよりホラーと言うかサイコサスペンス。
共通の秘密を持った二人がどう出会うか。
どっちが先に馬脚を表すのか楽しみで、でもそこを読者の想像に任せると言うのも
上手いテクニック。
・地球から来た男
見事な叙述トリック。
作中でモデルとなった方々は本当にそう思っているのか?
と言うのがちょうど今話題になってますね。
何のためにあの会見をして混乱を防ごうとしたのかを
有識者や政治家・役人が解っていない所まで含めて。
不実在青少年問題を真っ向から取り上げたテーマ。
流石「心はいつも15歳」の人
・リトルガールふたたび
多分銀英伝のルドルフ大帝ってこんな形で生まれたんだろうなぁ…
と言うのが想像出来る。
それに「ネットでの誹謗中傷や炎上問題」を上手く利用しているし
途中まで「そうだよなぁ…」と思わせておいてのオチが上手い。
・地獄はここに
SFと言うよりホラーと言うかサイコサスペンス。
共通の秘密を持った二人がどう出会うか。
どっちが先に馬脚を表すのか楽しみで、でもそこを読者の想像に任せると言うのも
上手いテクニック。
・地球から来た男
見事な叙述トリック。
作中でモデルとなった方々は本当にそう思っているのか?
と言うのがちょうど今話題になってますね。
何のためにあの会見をして混乱を防ごうとしたのかを
有識者や政治家・役人が解っていない所まで含めて。
2014年10月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他の方も言っている通り、確かに風刺色が若干強めかも。
SFを期待して読むと鼻白む場面が出てくる恐れがあります。
地球から来た男、面白いんですけど大丈夫でしょうか。まぁそっち方面の方は決してこちらの本を読むことはないとは思いますが・・・。これ、SFじゃなくてきっと何十年後の本当の話だろうなぁと感じられるところが怖い。堀江氏がコラムに書いていた答え「人間」という言葉が突き刺さります。
SFを期待して読むと鼻白む場面が出てくる恐れがあります。
地球から来た男、面白いんですけど大丈夫でしょうか。まぁそっち方面の方は決してこちらの本を読むことはないとは思いますが・・・。これ、SFじゃなくてきっと何十年後の本当の話だろうなぁと感じられるところが怖い。堀江氏がコラムに書いていた答え「人間」という言葉が突き刺さります。
2012年2月4日に日本でレビュー済み
私は「背表紙」のタイトルだけでこの本を手にとりました。
ラノベっぽい表紙、しかも女子のヌードで棚に戻そうかと思ったのですが、
読んで大変良かったです。
表題作は、近未来における検閲の恐怖を描いています。妄想すらも規制されていく社会。
私は小児ポルノは、絶対反対!だったのですが、はたしてこの話がありえないこと、と笑い飛ばせるか、というと自信がありません。
ぱっと見正しい標語を掲げて暴走していく、気がついたときはもう抵抗できない、という怖さをありありと感じることができます。
さいごの2編は、世界観が独特でよくつかめなく、わからないうちに終わってしまいましたが、
それ以外の作品はどれもこれも「ありうる暗い未来」を描いています。
表紙にアレルギーがある方も、カバーをかけてでも読んでほしいと思います。
そして、ネットじゃなく、自分の考えをまとめてほしいです。
ラノベっぽい表紙、しかも女子のヌードで棚に戻そうかと思ったのですが、
読んで大変良かったです。
表題作は、近未来における検閲の恐怖を描いています。妄想すらも規制されていく社会。
私は小児ポルノは、絶対反対!だったのですが、はたしてこの話がありえないこと、と笑い飛ばせるか、というと自信がありません。
ぱっと見正しい標語を掲げて暴走していく、気がついたときはもう抵抗できない、という怖さをありありと感じることができます。
さいごの2編は、世界観が独特でよくつかめなく、わからないうちに終わってしまいましたが、
それ以外の作品はどれもこれも「ありうる暗い未来」を描いています。
表紙にアレルギーがある方も、カバーをかけてでも読んでほしいと思います。
そして、ネットじゃなく、自分の考えをまとめてほしいです。
2011年8月8日に日本でレビュー済み
表題作『アリスへの決別』はとてもセンセイショナルでショッキングな内容の作品です。
内容にある方法論的には荒唐無稽ですが作品の完成度はとても高く、いま国会において俎上にある『児ポ法改正』に対する一つの答えとしても当を得ているといえる作品です。
『問題提起』をしつつも作品としての完成度が高いという点では、『図書館戦争』が同様の検閲社会をテーマに扱いながら扱いながらエンターテイメント性重視に走ったのとは対極にあります。
とりあえず、今手にするべき必読書です。
内容にある方法論的には荒唐無稽ですが作品の完成度はとても高く、いま国会において俎上にある『児ポ法改正』に対する一つの答えとしても当を得ているといえる作品です。
『問題提起』をしつつも作品としての完成度が高いという点では、『図書館戦争』が同様の検閲社会をテーマに扱いながら扱いながらエンターテイメント性重視に走ったのとは対極にあります。
とりあえず、今手にするべき必読書です。
2011年6月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
と学会会長である山本弘さんの短篇集です。論理的ではない社会通念からくる捻れをモチーフとした作品が多いですな。地球移動作戦の(世界観の)続編的作品は、ネタ的にちょっとモヤモヤしましたが、亜夢界を描いた2作品が、SF的面白さに溢れてて良かったです。