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ヒプノスの回廊 (ハヤカワ文庫 JA ク 2-23 グイン・サーガ外伝 22) 文庫 – 2011/2/5
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- 本の長さ303ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2011/2/5
- ISBN-104150310211
- ISBN-13978-4150310219
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2011/2/5)
- 発売日 : 2011/2/5
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 303ページ
- ISBN-10 : 4150310211
- ISBN-13 : 978-4150310219
- Amazon 売れ筋ランキング: - 537,618位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
別名に中島梓。東京生まれ。
早稲田大学文学部卒。1977年中島梓名義の「文学の輪郭」で群像新人賞評論部門を受賞。
1978年『ぼくらの時代』で江戸川乱歩賞受賞。以後、作家・栗本薫、評論家・中島梓を使い分けて多彩な文筆活動を展開する。
小説作品は、ミステリ、SF、時代小説、耽美小説と多岐にわたる。1979年よりスタートした、ライフワークともいうべき一大長篇ロマン「グイン・サーガ」は、2005年に100巻を達成したが、2009年著者病没により130巻が最終巻となった。著書は『弦の聖域』、『魔界水滸伝』、『真夜中の天使』など、400冊を超える。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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豪華本の3冊目が発売されたときには、どうしてこれらの話が収録されないのか疑問に思っていましたが、要は豪華本を出版する時期を誤ったということでしょう。
なんとも中途半端なことになったわけですが、その事とこの書籍への評価には一切関係はありません。
暁の女神アウラとはどのような存在であったのか。
グインの故郷であるランドックとは、どのような国であったのか。
なぜグインはランドックの廃帝であったのか。
グインの強さはどこからくるものだったのか。
タイトル話からは、それらに対する解答が、ほぼ得られる気がします。
そこから受ける印象として、ランドックでのグインは決して幸せな存在ではなかったようだと感じています。
そして、ルードの森へ現れて以降のグインこそが、私たちの知る、生きたグインだったのでしょう。
これらの事と、ところどころ明かされている創作ノートの内容などから、物語の収束先は、なんとか想像できそうです。
著者による結末は決して読むことは出来ませんが、読者の一人ひとりは、それぞれの結末を空想することができるのではないでしょうか。
他の作品についても、グイン世界の片隅で繰り広げられた物語として、本編への関わりを想像しながら楽しむことができました。
唯一残念な部分は、悪魔大祭に本来付いていた木原敏江さんの妖艶なイラストが削除されていることでしょうか。
そこまで補えていれば完璧だったと思います。
アニメDVDに特典として収録された本編の前日を描いた「前夜」や、物語の根幹に潜む謎を覗き見た表題作「ヒプノスの回廊」など、本編、外伝に未収録の6編を収録。
コアなファンは既に既読のものもあるでしょうし、1冊の短編集のまとまりとしてはもう一つなのは、著者が亡くなっておられるので仕方がないと思います。
表題作「ヒプノスの回廊」は物語の始まりから提示されていた「アウラ」という言葉の意味や、物語の収束先の一部を垣間見ることができます。
栗本さんがマイルストーンと呼んでいた一つの作品になるものだったんでしょうね。
オリジナルのグイン・サーガはこれでおしまい。
5月刊行の「グイン・サーガ・ワールド」に期待したいですね。
グイン・サーガ本編。あれからグイン関連には
まったく興味を失ってしまっていたので、
最後にこんな外伝が出ているとは気付かなかった。
いや、しかし表題の短編は、本当に短く
より謎が深まるものであったけれども、
本編でほとんど明かされることは無かった
多くのヒントが提示されていて驚いた。
ここまで明かしてしまうことに賛否両論あるだろうが、
ともかくもう作者による回答は出ないのであるし、
本書をひたすら慈しむ外あるまい。
といっても、皆様ご存知のとおり栗本薫女史は既に鬼籍に入られておりまして、このグイン・サーガ最新刊は、彼女が生前に各所で発表したものの一つにまとめられていなかったグイン・サーガ関係の短編を集めたものになります。巻末に「氷惑星の戦士」という別枠の短編SFが一つ入っておりますが、それ以外は全てグイン・サーガの外伝です。
グイン・サーガ本編の前章を描いた「前夜」、グイン・サーガハンドブックに特典としてついていた短編「悪魔大祭」「クリスタル・パレス殺人事件 -ナリスの事件簿-」「アレナ通り十番地の精霊」、そして表題作であり最大の問題作品である「ヒプノスの回廊」が収録されています。
それぞれに随分とタッチが随分とちがうところが、時代と、栗本薫女史の多面性を再確認させてくれます。
で、問題の「ヒプノスの回廊」なんですが、これについてはものすごく賛否両論が別れると思います。今回の文庫化の前に、ちょっとしたご縁でこの作品を先に読ませていただける機会が昨年にあり、内容を知ってはいたのですが、その時に思ったのは、この話は逆説的な話になりますが、グインファンであればあるほど読まない方がよいのではないかなぁという事でした。それくらい問題作だと感じました(その「問題」の質は、一部のファンが勘違いしそうなBL系の事ではありません。それはそれでもう別のサーガでまだまだ続きがあるそうです)。
端的にいうと、グイン・サーガの作品世界の中でも最大の謎といっていい、「暁の女神、アウラ・カーの正体」と「グイン本人の正体」がこの話では一応明かされ、グインとアウラの邂逅が描かれるのですが、そのアウラ・カーの存在の正体とグインの正体というのがどちらもなんというかあまり喜ばしいものではないのです。勿論、これは個人の感性の問題ですから、これこそが求めていた解答だという方も中にはおられるかも知れません。しかし、一般的なファンタジーファンや、グイン・ファンにとっては、「こんなのはアウラではない。暁の女神ってこういうものなの??」「グインって結局そういうものなの?」とかなり不満が出るのではないかと思うのです。
勿論、僕はグイン・サーガのファンなので、栗本薫先生が、かくあれかしとこの世界を作るのであれば、それはそれで仕方がないとは思います。それを否定はしませんが、これはちょっとあんまり好みの結末ではないなと思います。
おそらく、栗本先生ご本人もそのあたりの事を予想されて、あくまでこれは夢なのか現実なのか、妄想なのか、分からないという形のオチを残されてはいます。なので、この作品世界内の本当の解答はまた違うものだということもありえます。ただ、あまりにインパクトが大きいし、想像しているものとのギャップが激しいので、この表題作の「ヒプノスの回廊」に関しては、謎は謎で残したい方は封印しておいた方がいいのではないかとさえ思います。
とはいうものの、これで栗本薫先生のグイン・サーガ関係の本はもう出ないのかと思うと感慨深いものがありますので、他の収録作品もありますので購入は是非ともお勧め致します。数十年の間楽しませて続けてくれたグイン・サーガのご本人の最後の一冊ですので、是非とも一つの日本のヒロイックファンタジーの歴史の代表作の最終刊としてお求めいただければと思います。
雑誌などあちこちに掲載された短編をまとめた一冊です。
『前夜』最も新しい2009年の作品。リンダとレムスと母のホームドラマで、物語としては特に面白いものではないのですが、黒竜戦役の前夜を描いたということで、まだ幼い双子の姿が遠く懐かしく感慨深く感じるものです。
『悪魔大祭』グインの時代からずっと未来を擬古調文体で描いた頽廃もの。まえがきにクラーク・アシュトン・スミスを意識したと言及がある通り、まんまスミスの世界です。そういえばかつての他の短編にもスミス的な作品がありましたし、影響は大きかったのだと忍ばれます。
『クリスタル・パレス殺人事件―ナリスの事件簿』ナリスの推理物。ですが、事件自体は特にこれといったものではなく、ナリスとヴァレリウスの馴れ初めエピ、としての意義のある作品です。
『アレナ通り十番地の精霊』ゴダロ一家を描いたファンタジー。ゴダロ一家なんて、グインサーガシリーズの中では脇役の脇役といったところですが、そんなありふれた普通の一家ですら懐かしく愛おしく思い出されるのがグイン・サーガならでは。
物語としては『クリスマス・キャロル』を髣髴とさせる雰囲気で、心が温かくなる読後感の良作です。
『ヒプノスの回廊』本書の最も見所である表題作。主役グインが登場。グインのランドック過去設定をかなり大胆にバラしつつ、でもバラしたからこそ更に読者の興味と謎は深まります。
『氷惑星の戦士』最も古い1979年作品。グインとは直接つながりは無いSFファンタジー短編ですが、グインが書かれる元となった作品ということで、随所に後のグインのパイロット版として役割を果たしたであろうと思われる表現があるのを探してみるのも楽しみ。
物語自体は短編の中に北欧神話をベースにした設定がよく練り込まれ、展開も二転三転するダイナミックなもので読み応え抜群。ただし巻末解説にあるように、ヒロイックファンタジーのヒロイック部分についてはこれでは弱かったです。
総論としては、1979〜2009まで30年の間隔があるのですが、これでしっかり一冊の短編集としてまとまりました。
リンダ、レムス、ナリス、ヴァレリウス、ゴダロ一家、グイン、あとちょっとマリウスと、結果的にバランス良くキャラを網羅していますし、その他二作は外側からグイン世界を俯瞰する役割を果たしています。
栗本薫オリジナルグインの掉尾を飾るに相応しい盛りだくさんな内容。評価★5。
すでに、二年近く前に亡くなられた作者の本が、まだこうして新刊として出たことに驚いた訳です。
未発表の遺稿でも見つかったのかなとも思いましたが、読んでみると、いろんな雑誌等で発表されたものを纏めたものでした。
ただ、ある一つの意思を持って一冊に纏められたものではなく、残された作品を纏めたものであるだけに、それぞれの作品の趣はかなり違います。
解説にもある様に、同じ人の筆とは思えないようなところもあります。
それだけ、栗本薫と言う作者の多面性が、ここに如実に表れていると言えるのではないかと思います。
そうしたことを偲ぶだけでも、この本が出版された価値があるのではと思います。
そうした様々な作品6編が収められているのですが、何と言っても表題作「ヒプノスの回廊」です。
ここには、暁の女神のアウラ・カー、そしてグイン自身の正体が、明らかにされています。
それは、ある意味でグインの原点が書き残されていて良かったと言う思いと、もう少しはっきりと纏めて欲しかったと言う思いがあります。
又、こんな原点で良いのかなと言う思いもあり、複雑な気持ちです。
5月から始まる「グイン・サーガ・ワールド」で、こうしたグインの原点も含めて、グイン・サーガの世界が、より一層充実して行くことを期待したいと思います。
レビューは他者が書いてるように、ヒプノスの回廊でグインの謎が解き明かされ、一応とはいえ納得のいく形になったことはありがたい。
さて、タイトルにもあるように残念なお知らせとは、複数の作家による「グイン・サーガ・ワールド」が発刊されることである。
これによってガンダムエースのように、大切なものが食い散らかされることは想像に難くない。
あの独特の世界観や言い回しを皆が納得した作家一人だけが継続して引き継ぐのなら受け入れることはできるだろうが、
複数の作家に食い散らかされる必要が本当にあるのだろうか。
『北斗の拳レイ外伝 華麗なる復讐者』のように原哲夫の作画イメージと全く違うものが出てきたらどうするのだろう。
それを受け入れることなんか古参の者にはできないし、感情移入はできないはずだ。
愛着があり愛情があり、思い入れがグインサーガにはあることを出版社は理解できないのだろうか。
ファン(一部だけかもしれないが)の心情を無視する酷い結末にがっかり。
私の中でグインサーガは本巻で終了。皆も同様だと思う。
これ以降、発刊されたものは目に触れたくないし、話題にすらなってほしくない。皆がそう思っているはずだ。