「天冥の標」で衝撃を受け、この著者のファンに。こちらの短編集は短い分、天冥より気軽に読めるので小川一水さんの本が初めてという人にはオススメです。
被展開体という情報生命体についての描写が精緻で、これまで自分の中にはなかった全く新しい「概念」を取り込んだ感覚。子供の頃は新たな発見とか考え方とかに出会った時、こういう感覚だったなぁと。30歳近いこの年齢で味わえたのは素直にラッキーだったと思います。
まさしく、SF小説の醍醐味ですね!
そう遠くない未来に、これに近いことが現実になる気がしてワクワクいます。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥814¥814 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥814¥814 税込
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
¥13¥13 税込
配送料 ¥240 6月5日-7日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】 販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
¥13¥13 税込
配送料 ¥240 6月5日-7日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
青い星まで飛んでいけ (ハヤカワ文庫 JA オ 6-14) 文庫 – 2011/3/10
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥814","priceAmount":814.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"814","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"Va7O9nzK3I771b8La%2B9lz9VqCyFlcOfFhtOd1HTzrzgyjFQCstYMFlglDTZBRZPBVcG2rZ%2BhWMqMbAS97uN4ptuBrB8KhH4j0hEwe8xalzvwZr8MsWnnHzI708WNIKIAktJ7hvFQi38%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥13","priceAmount":13.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"13","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"Va7O9nzK3I771b8La%2B9lz9VqCyFlcOfFHsExKE2R1kp7VUzoHN2GqUL%2BE93Td%2B7DZ27SnWzRxlrIGnu9r5lGfNNADHpo%2FZzCaOfCmxJwSLxTYMBAbP3GPUsPBY5npHjkeMxA9Zrbt2QozpL5i0qilQQt2UAw1%2FBIQRMdpwYGqhqYWjz5XGlHLA%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
それは人間の普遍的な願い。
彗星都市での生活に閉塞感を抱く少女と、緩衝林を守る不思議な少年の交流を描く「都市彗星のサエ」から、
“祈りの力で育つ”という触れ込みで流行した謎の植物をめぐる、彼と彼女のひと冬の物語「グラスハートが割れないように」、
人類から“未知の探求”という使命を与えられたAI宇宙船エクスの遙かな旅路を追う表題作まで、
様々な時代における未知なるものとの出逢いを綴った全6篇を収録
彗星都市での生活に閉塞感を抱く少女と、緩衝林を守る不思議な少年の交流を描く「都市彗星のサエ」から、
“祈りの力で育つ”という触れ込みで流行した謎の植物をめぐる、彼と彼女のひと冬の物語「グラスハートが割れないように」、
人類から“未知の探求”という使命を与えられたAI宇宙船エクスの遙かな旅路を追う表題作まで、
様々な時代における未知なるものとの出逢いを綴った全6篇を収録
- 本の長さ373ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2011/3/10
- ISBN-104150310238
- ISBN-13978-4150310233
よく一緒に購入されている商品
対象商品: 青い星まで飛んでいけ (ハヤカワ文庫 JA オ 6-14)
¥814¥814
最短で6月3日 月曜日のお届け予定です
残り2点(入荷予定あり)
¥726¥726
最短で6月3日 月曜日のお届け予定です
残り4点(入荷予定あり)
¥836¥836
最短で6月3日 月曜日のお届け予定です
残り5点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
出版社からのコメント
「はやぶさ」も目指した未知との遭遇。
宇宙大航海時代が見える。
「はやぶさ」プロジェクトマネージャー川口淳一郎氏推薦
宇宙大航海時代が見える。
「はやぶさ」プロジェクトマネージャー川口淳一郎氏推薦
著者について
【著者紹介】小川一水
1975年岐阜県生まれ。1996年、『まずは一報ポプラパレスより』で長篇デビュー(河出智紀名義)。
2003年発表の月面開発SF『第六大陸』が第35回星雲賞日本長編部門を受賞して以降、骨太な本格SFの書き手として活躍を続けている。
また、2005年の短篇集『老ヴォールの惑星』で「ベストSF2005」国内篇第1位を獲得、収録作の「漂った男」で第37回星雲賞日本短編部門を受賞した。
他の作品に『復活の地』『天涯の砦』『時砂の王』『フリーランチの時代』(以上、ハヤカワ文庫JA)、『導きの星』など。
1975年岐阜県生まれ。1996年、『まずは一報ポプラパレスより』で長篇デビュー(河出智紀名義)。
2003年発表の月面開発SF『第六大陸』が第35回星雲賞日本長編部門を受賞して以降、骨太な本格SFの書き手として活躍を続けている。
また、2005年の短篇集『老ヴォールの惑星』で「ベストSF2005」国内篇第1位を獲得、収録作の「漂った男」で第37回星雲賞日本短編部門を受賞した。
他の作品に『復活の地』『天涯の砦』『時砂の王』『フリーランチの時代』(以上、ハヤカワ文庫JA)、『導きの星』など。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2011/3/10)
- 発売日 : 2011/3/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 373ページ
- ISBN-10 : 4150310238
- ISBN-13 : 978-4150310233
- Amazon 売れ筋ランキング: - 507,180位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 771位ハヤカワ文庫 JA
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1975年岐阜県生まれ。1996年、『まずは一報ポプラパレスより』で長篇デビュー(河出智紀名義)。
2003年発表の月面開発SF『第六大陸』が第35回星雲賞日本長編部門を受賞して以降、骨太な本格SFの書き手として活躍を続けている。また、2005年の短篇集『老ヴォールの惑星』で「ベストSF2005」国内篇第1位を獲得、収録作の「漂った男」で第37回星雲賞日本短編部門を受賞した。
他の作品に『復活の地』『天涯の砦』『時砂の王』『フリーランチの時代』(以上、ハヤカワ文庫JA)、『導きの星』など。
ホームページは、小川遊水池 http://homepage1.nifty.com/issui
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2016年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2020年6月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
"ホモ・サピエンスの莫大な記憶を、親から受け継いだデータとしてのみ、エクスは持っている。彼らがエクスに与えたのは、人間としてのアイデンティティと、基底衝動だ。"2011年発刊の本書は日本SF大賞受賞作家による【未知との遭遇への憧れと探求】を綴った6篇を収録する短編集。
個人的にはライトノベル出身の著者の作品をこれまで読んだ事がなかったのですが。知り合いにすすめられて手にとってみました。
さて、そんな本書は彗星都市での爽やかな男女の出会いを描く【ボーイミーツ・ガールSF】から始まり、全篇こんな感じかな?と思いきや、祈りで育つ謎の植物、子馬ほどもある五体節の甲虫、天職がわかる占職術師、バーチャルとリアル、擬人化された探査機と【良い意味での何でもありのSFの魅力】がぎっしり詰まっていて、想像力が心地よく揺さぶられるのがとても良かった。
中でも『エンダーのゲーム』を彷彿させる『守るべき肌』そして『幼年期の終り』にオマージュを捧げている表題作『青い星まで飛んでいけ』は著者のSFに対する【造詣の深さと愛情を深く感じさせる】作品で、両作品共に映像化してほしいな。とか思ったりしました。
SF好き、短編好きな誰かへ。また未知との遭遇や相互理解を図る作品が好きな人にもオススメ。
個人的にはライトノベル出身の著者の作品をこれまで読んだ事がなかったのですが。知り合いにすすめられて手にとってみました。
さて、そんな本書は彗星都市での爽やかな男女の出会いを描く【ボーイミーツ・ガールSF】から始まり、全篇こんな感じかな?と思いきや、祈りで育つ謎の植物、子馬ほどもある五体節の甲虫、天職がわかる占職術師、バーチャルとリアル、擬人化された探査機と【良い意味での何でもありのSFの魅力】がぎっしり詰まっていて、想像力が心地よく揺さぶられるのがとても良かった。
中でも『エンダーのゲーム』を彷彿させる『守るべき肌』そして『幼年期の終り』にオマージュを捧げている表題作『青い星まで飛んでいけ』は著者のSFに対する【造詣の深さと愛情を深く感じさせる】作品で、両作品共に映像化してほしいな。とか思ったりしました。
SF好き、短編好きな誰かへ。また未知との遭遇や相互理解を図る作品が好きな人にもオススメ。
2014年8月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本のSFを読むとありがちなんですが
設定や舞台だけSFで、中身は恋愛、学園ものでこれ別にSFじゃなくていいでしょ・・・とがっかりすることがよくあります。
(そもそも私は恋愛ものは得意ではありません)
しかしこの著者はしっかりSFがメインのものを書いてくれます。(恋愛の要素が入ってるお話もちゃんとSF)
イメージとしては日本人が書いたアーサーCクラークといったところでしょうか。
短編集なので、様々なタイプの話が綴じられていますが、
その中に一つ唯一SFではない話がひとつあります。
似非科学への警鈴がテーマだとは思うのですが、
彼女が似非科学に引っかかってしまい、それを止めるよう彼氏が説得するというものですが、
恋愛話にがよくある女性への共感、同情から説得へ進んでいくのではなく、バッサリ言ってしまっているのも笑ってしまいます。
設定や舞台だけSFで、中身は恋愛、学園ものでこれ別にSFじゃなくていいでしょ・・・とがっかりすることがよくあります。
(そもそも私は恋愛ものは得意ではありません)
しかしこの著者はしっかりSFがメインのものを書いてくれます。(恋愛の要素が入ってるお話もちゃんとSF)
イメージとしては日本人が書いたアーサーCクラークといったところでしょうか。
短編集なので、様々なタイプの話が綴じられていますが、
その中に一つ唯一SFではない話がひとつあります。
似非科学への警鈴がテーマだとは思うのですが、
彼女が似非科学に引っかかってしまい、それを止めるよう彼氏が説得するというものですが、
恋愛話にがよくある女性への共感、同情から説得へ進んでいくのではなく、バッサリ言ってしまっているのも笑ってしまいます。
2011年12月9日に日本でレビュー済み
6編の短編が収録されています。
■■人類の未来形■■
未来の人類の形態を描いた短編が4つ収録されています。
・低重力の彗星で生まれ育ち惑星で暮らせなくなった人々
・肉体を機械化し真空の宇宙でも活動できる人類
・仮想空間の中で生きる人類
・人類の本能と衝動を基盤として成長し人類の末裔を自認する機械知性
これらの未来人類は、地球を離れ宇宙で暮らし、
巻末の短編ほど、人類の活動領域は拡大し、
人類の形態は現在の人類からかい離していっています。
おそらく、このような順番で人類は進化していくのだろうと
作者は思っているのだろうと思います。
人類が現在の形態からかい離してゆく未来を、作者は、肯定的に描いています。
すべての未来形を受容し、希望に満ちた未来として夢見ている作者の視線が感じられます。
(1)彗星都市のサエ
彗星上の都市で生まれた少女サエと謎の少年の物語
閉塞感から外を指向するストーリー以上に、
彗星都市の構造や経済活動などの設定が面白いです。
(2)静寂に満ちていく潮
肉体を機械化し、準惑星ケレスで、暮らしている未来人トレントと、
小惑星に飛来した異星の知的生命体とファーストコンタクトの物語
機械化した人類が、性差も乗り越え、五感を超えた新コミュニケーション
手段を発明し、それをフィジカルコンタクトに応用し耽る姿は面白いです。
この新手段の延長に異星の生命体とのコミュニケーションもあり、
生命と生命の究極のコミュニケーションを描いた物語にもなっています。
文明と文明の接触ではなく、個人と個人の出会いとコミュニケーション
として描かれたファーストコンタクトは秀逸です。
(3)守るべき肌
人類が、肉体を捨て仮想空間で生きる時代のファーストコンタクト
仮想空間に人類が移住する設定は、神林長平の「魂の駆動体」等でも既出ですが、
仮想空間のベースとなるシステムが宇宙に浮かぶ自律的な巨大システムという点が
小川一水らしさが溢れています。
肉体への執着から見事に解脱し、仮想空間での生に明るい希望を持ち生きる人間を、
人類の未来形のひとつとして見事に提示しています。
(4)青い空まで飛んでいけ
地球外生命との出会いを求め永遠に旅を続ける人格をもった宇宙船エクスの物語
エクスは、未知の生命体との接触のリスクを恐れていますが、
未知との遭遇を希求する衝動を基底として設定されているため
未知の生命を求める旅をやめられません。
それゆえ、基底衝動を設定した人類を、
「傲岸不遜でハタ迷惑なチビクソ肉ブタ人類どもめ」
と恨んでいますが、人類の末裔であることをい自認してもいます。
エクスが、冒険心と恐れの相剋に悩つつも、いくつかの生命との出会いと別れを
通じての成長する様子が描かれています。
こういう人類の未来形もあっていいのかなって思います。
複数の機械ユニットの集合が全体として単一の知性と意志を持ち、
下位ユニットには個別の自意識を持つユニットもあるという
エクスの設定もとても面白い内容です。
■■現代物■■
現代を舞台としている短編も2編収録されています。
・グラスハートが割れないように
人の祈りを糧に育つという植物にハマった女子高生とその彼が
精神主義と合理主義の相剋と直面する現代の物語。
SF的な展開はありませんが、ハートウォーミングストーリーです。
・占職術師の希望
人の天職が判ってしまう男の物語。舞台は現代、SFも宇宙もありませんが、
すこしハードボイルドの風味があり、不思議な清涼感がある物語です。
■■人類の未来形■■
未来の人類の形態を描いた短編が4つ収録されています。
・低重力の彗星で生まれ育ち惑星で暮らせなくなった人々
・肉体を機械化し真空の宇宙でも活動できる人類
・仮想空間の中で生きる人類
・人類の本能と衝動を基盤として成長し人類の末裔を自認する機械知性
これらの未来人類は、地球を離れ宇宙で暮らし、
巻末の短編ほど、人類の活動領域は拡大し、
人類の形態は現在の人類からかい離していっています。
おそらく、このような順番で人類は進化していくのだろうと
作者は思っているのだろうと思います。
人類が現在の形態からかい離してゆく未来を、作者は、肯定的に描いています。
すべての未来形を受容し、希望に満ちた未来として夢見ている作者の視線が感じられます。
(1)彗星都市のサエ
彗星上の都市で生まれた少女サエと謎の少年の物語
閉塞感から外を指向するストーリー以上に、
彗星都市の構造や経済活動などの設定が面白いです。
(2)静寂に満ちていく潮
肉体を機械化し、準惑星ケレスで、暮らしている未来人トレントと、
小惑星に飛来した異星の知的生命体とファーストコンタクトの物語
機械化した人類が、性差も乗り越え、五感を超えた新コミュニケーション
手段を発明し、それをフィジカルコンタクトに応用し耽る姿は面白いです。
この新手段の延長に異星の生命体とのコミュニケーションもあり、
生命と生命の究極のコミュニケーションを描いた物語にもなっています。
文明と文明の接触ではなく、個人と個人の出会いとコミュニケーション
として描かれたファーストコンタクトは秀逸です。
(3)守るべき肌
人類が、肉体を捨て仮想空間で生きる時代のファーストコンタクト
仮想空間に人類が移住する設定は、神林長平の「魂の駆動体」等でも既出ですが、
仮想空間のベースとなるシステムが宇宙に浮かぶ自律的な巨大システムという点が
小川一水らしさが溢れています。
肉体への執着から見事に解脱し、仮想空間での生に明るい希望を持ち生きる人間を、
人類の未来形のひとつとして見事に提示しています。
(4)青い空まで飛んでいけ
地球外生命との出会いを求め永遠に旅を続ける人格をもった宇宙船エクスの物語
エクスは、未知の生命体との接触のリスクを恐れていますが、
未知との遭遇を希求する衝動を基底として設定されているため
未知の生命を求める旅をやめられません。
それゆえ、基底衝動を設定した人類を、
「傲岸不遜でハタ迷惑なチビクソ肉ブタ人類どもめ」
と恨んでいますが、人類の末裔であることをい自認してもいます。
エクスが、冒険心と恐れの相剋に悩つつも、いくつかの生命との出会いと別れを
通じての成長する様子が描かれています。
こういう人類の未来形もあっていいのかなって思います。
複数の機械ユニットの集合が全体として単一の知性と意志を持ち、
下位ユニットには個別の自意識を持つユニットもあるという
エクスの設定もとても面白い内容です。
■■現代物■■
現代を舞台としている短編も2編収録されています。
・グラスハートが割れないように
人の祈りを糧に育つという植物にハマった女子高生とその彼が
精神主義と合理主義の相剋と直面する現代の物語。
SF的な展開はありませんが、ハートウォーミングストーリーです。
・占職術師の希望
人の天職が判ってしまう男の物語。舞台は現代、SFも宇宙もありませんが、
すこしハードボイルドの風味があり、不思議な清涼感がある物語です。
2016年7月7日に日本でレビュー済み
今まで手に取ってきたSF小説というと寝食を忘れて読み耽った作品がある反面、理詰めで読みにくく登場人物もまるで人形のように人間味がない小説も多かった。しかし本作はしっかりSFしつつ人間の体温も感じる、非常にバランスのいい作品で、ラストまで楽しく読めました。
本作は短編集。個々の話は独立していてそれぞれ毛色の違う話ながら、SFの他に恋愛がエッセンスとして取り入れられているストーリーが多かった。特に虫系の異形との交流を描いた短編はお気に入り。想像すると気持ち悪いのに、虫系生物のたどたどしい言葉がかわいくてそのアブノーマルな交感にどっぷり魅せられました。もちろん他の短編もどれも読みごたえのあるストーリーが揃い踏みです。
全体的にSF+恋愛+青春小説をミックスした雰囲気という印象。読後感は爽やかでとてもいいです。☆3.5。
本作は短編集。個々の話は独立していてそれぞれ毛色の違う話ながら、SFの他に恋愛がエッセンスとして取り入れられているストーリーが多かった。特に虫系の異形との交流を描いた短編はお気に入り。想像すると気持ち悪いのに、虫系生物のたどたどしい言葉がかわいくてそのアブノーマルな交感にどっぷり魅せられました。もちろん他の短編もどれも読みごたえのあるストーリーが揃い踏みです。
全体的にSF+恋愛+青春小説をミックスした雰囲気という印象。読後感は爽やかでとてもいいです。☆3.5。
2021年1月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
三谷宏治さんの戦略読書でお勧めされており手に取りました。想像力を掻き立てるストーリーや設定に脳内のあちこちを刺激され、爽やかな読後感に包まれました。2021年はSF小説を読み直したい!と決意させる素敵な短編集でした。小川一水さんの他の著作も早速読んでみます。
2014年1月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読後二年もたってレビューするくらい頭から離れない話はタイトルは忘れたが、人間たちの意思がアップロードされて他の知性と結婚を繰り返して宇宙を広がる大船団の話。
遠未来のそれは、かなり近い未来に起こるかもしれない。という本に最近であった。
人間は神を生み出す創造主となる。
いろいろな示唆を近本で得ることができた。
遠未来のそれは、かなり近い未来に起こるかもしれない。という本に最近であった。
人間は神を生み出す創造主となる。
いろいろな示唆を近本で得ることができた。
2020年10月25日に日本でレビュー済み
悠久の時の中自己増殖機械として宇宙を旅し続けるエクス、
同等の技術レベルを持つ種族、ヌビワ論者のサーチ&デストロイ、より高い技術レベルを持つオーバーロードとの会話、どれもこれぞSF!という感じでよかったです。
他の短編も総じて面白かったです。
同等の技術レベルを持つ種族、ヌビワ論者のサーチ&デストロイ、より高い技術レベルを持つオーバーロードとの会話、どれもこれぞSF!という感じでよかったです。
他の短編も総じて面白かったです。