刊行から時間がたった時点での感想なので、他の方とは違うと思う。マルドゥック・シリーズの落穂拾いのようだが、贅沢な内容で、ファンとしては大満足。個人的には、スクランブル幻の初期原稿が、とても興味深かった。
冲方丁と言う稀有な才能と同時代に生まれた事を感謝である。
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マルドゥック・フラグメンツ (ハヤカワ文庫 JA ウ 1-11) 文庫 – 2011/5/10
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『マルドゥック・スクランブル』『ヴェロシティ』、そして第3部『アノニマス』
刊行開始から8年を経て、コミック化、劇場アニメ化と、なお広がりをみせるマルドゥック・シリーズ。
本書ではバロット、ウフコック、ボイルドの過去と現在、そして未来を結ぶ5篇に加え、
『アノニマス』を舞台にした書き下ろしを収録。
さらに著者のロング・インタビュウ、『スクランブル』幻の初期原稿を抜粋収録するシリーズ初の短篇集
刊行開始から8年を経て、コミック化、劇場アニメ化と、なお広がりをみせるマルドゥック・シリーズ。
本書ではバロット、ウフコック、ボイルドの過去と現在、そして未来を結ぶ5篇に加え、
『アノニマス』を舞台にした書き下ろしを収録。
さらに著者のロング・インタビュウ、『スクランブル』幻の初期原稿を抜粋収録するシリーズ初の短篇集
- 本の長さ352ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2011/5/10
- 寸法10.7 x 1.4 x 15.8 cm
- ISBN-104150310319
- ISBN-13978-4150310318
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商品の説明
著者について
冲方 丁(うぶかた とう)
1977年岐阜県生まれ。1996年スニーカー大賞金賞を『黒い季節』で受賞してデビュー。
2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞受賞。
他に『マルドゥック・ヴェロシティ』『微睡みのセフィロト』(ともにハヤカワ文庫JA)など。
マンガ原作やアニメ脚本も手がけ、ジャンルを越境して活躍。
2009年、初めての時代小説『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞を受賞。
1977年岐阜県生まれ。1996年スニーカー大賞金賞を『黒い季節』で受賞してデビュー。
2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞受賞。
他に『マルドゥック・ヴェロシティ』『微睡みのセフィロト』(ともにハヤカワ文庫JA)など。
マンガ原作やアニメ脚本も手がけ、ジャンルを越境して活躍。
2009年、初めての時代小説『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞を受賞。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2011/5/10)
- 発売日 : 2011/5/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 352ページ
- ISBN-10 : 4150310319
- ISBN-13 : 978-4150310318
- 寸法 : 10.7 x 1.4 x 15.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 428,919位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 689位ハヤカワ文庫 JA
- - 21,272位ライトノベル (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1977年岐阜県生まれ。早稲田大学在学中の1996年に『黒い季節』で第1回スニーカー大賞金賞を受賞してデビュー。2003年、第24回日本SF大賞 を受賞した『マルドゥック・スクランブル』などの作品を経て、2009年、天文暦学者・渋川春海の生涯を描いた初の時代小説『天地明察』で第31回吉川英 治文学新人賞、第7回本屋大賞を受賞し、第143回直木賞の候補となる(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『マルドゥック・スクランブル』(ISBN-10:4152091533)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年12月2日に日本でレビュー済み
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映画化された物語のその後のお話しです。興味のある方はオススメです。
2011年6月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昨年「天地明察」で数々受賞し、現在「光圀伝」を連載中と、完全に時代小説にいってしまったかと、思っていたのだが…
やはり冲方丁は素晴らしい。本書は短編集なのだが、マルドゥック・ヴェロシティ→スクランブル→アノニマスへと続く
それぞれの流れの補完を目指して書かれているように思える。
非常に贅沢な内容で、マルドゥックファンとしては、スピンオフ的なこのエピソードから、街のディテールを感じる事が
できる。ヴェロシティとスクランブルの登場人物のからみや、次回(アノニマス)作で活躍するであろう新しい登場人物
たちなど、初めて読む人もコアなファンも満足できる内容になっていると思う。
9月から上映のマルドゥック・スクランブル〜燃焼〜が待ち遠しい。次回作も早めにお願いしたいと切望する。
やはり冲方丁は素晴らしい。本書は短編集なのだが、マルドゥック・ヴェロシティ→スクランブル→アノニマスへと続く
それぞれの流れの補完を目指して書かれているように思える。
非常に贅沢な内容で、マルドゥックファンとしては、スピンオフ的なこのエピソードから、街のディテールを感じる事が
できる。ヴェロシティとスクランブルの登場人物のからみや、次回(アノニマス)作で活躍するであろう新しい登場人物
たちなど、初めて読む人もコアなファンも満足できる内容になっていると思う。
9月から上映のマルドゥック・スクランブル〜燃焼〜が待ち遠しい。次回作も早めにお願いしたいと切望する。
2011年7月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現在、アニメーション映画3部作が進行中の「マルドゥックスクランブル」にあわせてだされたファンブック的な作品。初期の作品と書き下ろしを読み比べて洗練されてことがよくわかる。今回のアニメ化にあわせて原作も修正版をかきなおしたそうだ。個人的には書き下ろしのアノニマスシリーズが面白かった。バロットをヒロインとした続編になるらしいので楽しみだ。内容はファンブック程度でおすすめできないが、寺田氏のイラストは本作が一番気に入っている。
2011年5月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
“fragments”(断片)の名のとおり、作者の「マルドゥック」シリーズの短編集。
少なくても「マルドゥック・スクランブル」を読んでいることが前提かな
内容は・・・
ボイルドとウフコックが袂を分かつ前の話が2編、「スクランブル」の直前の話が1編、「スクランブル」の最後の戦闘をボイルド視点で書いたものが1編(回想(?)として、マルドゥックの世界観・人物紹介あり)、「アノニマス」のプロローグ的なものが2編、作者の沖方氏のインタビューが1編、「スクランブル」の初期原稿の冒頭部分の抜粋が1編、以上の構成。
レビュータイトルのとおり、バロットの出番は少なく、バロットファンには物足りないかも(笑)
でも、「マルドゥック」シリーズのファンにとってはいろいろ補完されていて興味深く、また「アノニマス」への期待が高まる内容で文句なしであろう。
少なくても「マルドゥック・スクランブル」を読んでいることが前提かな
内容は・・・
ボイルドとウフコックが袂を分かつ前の話が2編、「スクランブル」の直前の話が1編、「スクランブル」の最後の戦闘をボイルド視点で書いたものが1編(回想(?)として、マルドゥックの世界観・人物紹介あり)、「アノニマス」のプロローグ的なものが2編、作者の沖方氏のインタビューが1編、「スクランブル」の初期原稿の冒頭部分の抜粋が1編、以上の構成。
レビュータイトルのとおり、バロットの出番は少なく、バロットファンには物足りないかも(笑)
でも、「マルドゥック」シリーズのファンにとってはいろいろ補完されていて興味深く、また「アノニマス」への期待が高まる内容で文句なしであろう。
2017年4月26日に日本でレビュー済み
ヴェロシティでボコボコにされた心を偶然通りかかったボイルドさんとウフコックが癒してくれます。
そこだけでも読む価値あり。
そこだけでも読む価値あり。
2012年1月29日に日本でレビュー済み
マルドゥックシリーズの短編集。
スピンオフというよりも、長いシリーズ中に
うまく説明しきれなかった事項の補完を行う作品が多い。
色々と整理してくれるのは嬉しいのだが、
きちんと整理されてしまうのが寂しい気も(笑)
読者とは贅沢なものだ。
スピンオフというよりも、長いシリーズ中に
うまく説明しきれなかった事項の補完を行う作品が多い。
色々と整理してくれるのは嬉しいのだが、
きちんと整理されてしまうのが寂しい気も(笑)
読者とは贅沢なものだ。
2011年10月1日に日本でレビュー済み
マルドゥック・シリーズの短編集です。
『SFマガジン』などの雑誌に掲載された5篇に加えて著者へのインタビューも収録されていますが,目玉は書き下ろしの新シリーズ『マルドゥック・アノニマス』が収録されていることでしょう。『マルドゥック・スクランブル』で「殺されていたはずの無力な少女」からウフコックという強力なパートナーを得て「戦うヒロイン」へと見事に進化したバロットが,抜群の存在感(というか貫禄というか)でちょっとだけではありますが登場します。
新シリーズの本格始動に否が応でも期待が高まります。
『SFマガジン』などの雑誌に掲載された5篇に加えて著者へのインタビューも収録されていますが,目玉は書き下ろしの新シリーズ『マルドゥック・アノニマス』が収録されていることでしょう。『マルドゥック・スクランブル』で「殺されていたはずの無力な少女」からウフコックという強力なパートナーを得て「戦うヒロイン」へと見事に進化したバロットが,抜群の存在感(というか貫禄というか)でちょっとだけではありますが登場します。
新シリーズの本格始動に否が応でも期待が高まります。