たとえば書店で本を買うとき、スマートフォン片手にネット上のレビューを参考にして、購入しようかどうかを決める…というような行動が日常となっている人(私です)。この本はそういう、選択を他の大きな存在に委ねてしまいがちな人のために書かれた小説であるように思えました。
舞台となる層現都市イーヘヴンは、いわば街全体がAmazon化したようなもので、生活のすべての行動が履歴として登録されてタグ付けされ、評価されます。そうして就くべき職業や、付き合うべき人のおすすめがなされる。出会うべきでない人物とは出会わないように、自動でブロックもしてくれる。人間と書いて「アカウント」とルビが振られる。
そんな完璧に完成してしまっている都市で、強化外骨格でヒーロー活動を行う主人公たちが自分を探していくのが本作です。果たして人間はAmazonに勝てるのでしょうか。
読み始めたときは文体のクセに少し戸惑ったものの、読んでいくうち慣れてきて、楽しく物語に没入できるようになりました。
どうしても他作品との比較が目立ちますが、
三部作『パンツァークラウン フェイセズ』として、一読の価値ありの一作です。
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パンツァークラウン フェイセズI (ハヤカワ文庫 JA ヨ 4-1) 文庫 – 2013/5/24
吉上 亮
(著)
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西暦2045年、大震災で崩壊した東京は、行動履歴解析(パーソナライズ)と
現実への情報層(レイヤー)付与を組み合わせた制御技術〈Un Face〉により、
完璧な安全(セキュリティ)を実現した層現都市イーヘヴンに生まれ変わっていた。
そこへ漆黒の強化外骨格を身にまとう青年・広江乗(ひろえじょう)が、民間保安企業の契約者として派遣される。
だが彼には、この故郷を離れざるを得なかった過去があった。
そんな乗を試すかのように、白き男ピーターがイーヘブンに降り立つ。3部作第1弾。
現実への情報層(レイヤー)付与を組み合わせた制御技術〈Un Face〉により、
完璧な安全(セキュリティ)を実現した層現都市イーヘヴンに生まれ変わっていた。
そこへ漆黒の強化外骨格を身にまとう青年・広江乗(ひろえじょう)が、民間保安企業の契約者として派遣される。
だが彼には、この故郷を離れざるを得なかった過去があった。
そんな乗を試すかのように、白き男ピーターがイーヘブンに降り立つ。3部作第1弾。
- 本の長さ352ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2013/5/24
- ISBN-104150311137
- ISBN-13978-4150311131
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対象商品: パンツァークラウン フェイセズI (ハヤカワ文庫 JA ヨ 4-1)
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商品の説明
著者について
1989年埼玉県生まれ。早稲田大学文化構想学部卒。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2013/5/24)
- 発売日 : 2013/5/24
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 352ページ
- ISBN-10 : 4150311137
- ISBN-13 : 978-4150311131
- Amazon 売れ筋ランキング: - 191,170位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 278位ハヤカワ文庫 JA
- カスタマーレビュー:
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2013年5月26日に日本でレビュー済み
ハードボイルドちっくな近未来SF。
冲方丁や伊藤計劃が好きな方にはオススメできます。
変身して戦う主人公、都市を制御する人格co-HAL(コハルちゃんでいいのかな)、幼馴染みの美少女、ARやアルゴリズムによる個人評価が当たり前になった社会。
コハルちゃんのアドバイスを受けて、行動を選択し、人びとは生きています。
それでいいのか人類よ、それただの逆ユートピアやないかとなんだかもどかしくなります。
そういった都市の設定だけでも楽しいですが、都市の窮屈感というか管理されてる人間の感じがまたおもしろいです。
また著者は、SF小説も書いている東浩紀氏の教え子だったらしいので、氏の哲学を知っている人間ならさらに楽しめます。
三部作ということで、期待を込めて星4つです。
冲方丁や伊藤計劃が好きな方にはオススメできます。
変身して戦う主人公、都市を制御する人格co-HAL(コハルちゃんでいいのかな)、幼馴染みの美少女、ARやアルゴリズムによる個人評価が当たり前になった社会。
コハルちゃんのアドバイスを受けて、行動を選択し、人びとは生きています。
それでいいのか人類よ、それただの逆ユートピアやないかとなんだかもどかしくなります。
そういった都市の設定だけでも楽しいですが、都市の窮屈感というか管理されてる人間の感じがまたおもしろいです。
また著者は、SF小説も書いている東浩紀氏の教え子だったらしいので、氏の哲学を知っている人間ならさらに楽しめます。
三部作ということで、期待を込めて星4つです。
2013年6月6日に日本でレビュー済み
『「マルドゥック・スクランブル」から十年――』
『2010年代最注目の二十四歳の新人作家登場』
こんな煽り文句を帯に載せられたら、現代の日本SFファンとしては買わないわけにいかないじゃないですか。
前評判を聞いても伊藤計劃や冲方丁と比較するような話も出ていて、即購入しました。
そして一応読み終わったのですが……。
あんまりにもがっかりな内容でした。
目新しいガジェットや解釈が登場するわけでもなく、ダイナミックなドラマやサスペンスがあるわけでもなく、ダラダラだらとエモーショナルな文章が続いていて、読んでいて苦痛でした。
特に序盤は登場人物に感情移入出来ていないのに、「過去の記憶がー」「消せない傷がー」とか主人公がウジウジウジウジやってて、全力で読者の読む気を削ぎにきてますから。
というか、まず、作者はあまり小説を書いたことがない人なんじゃないでしょうか?
いわゆるインターネットのSSに雰囲気が似ています。
あと他の方がレビューしているように明らかに冲方丁を意識した文体のなのに〈黒花(ブラック・ダリア)〉だとかP・エルロイだとかの名前を挿入して「ちゃんとエルロイも押さえてますからー」みたいな作者のメッセージも寒い。
ハヤカワの編集者さんはなんでこの作品に「2010年代」なんて重い看板を掛けたんでしょう。
萌え萌えなキャラ絵をつけて、河森正治あたりにメカデザインをつけてもらって、「虚淵玄氏、絶賛!」なんて煽り文句をつけた方がまだ良かったんじゃないでしょうか。
「新人さんなんで、次回作に期待です!」なんてお世辞を言う気も起きないです。
二巻以降はたぶん買わないかなあ。
『2010年代最注目の二十四歳の新人作家登場』
こんな煽り文句を帯に載せられたら、現代の日本SFファンとしては買わないわけにいかないじゃないですか。
前評判を聞いても伊藤計劃や冲方丁と比較するような話も出ていて、即購入しました。
そして一応読み終わったのですが……。
あんまりにもがっかりな内容でした。
目新しいガジェットや解釈が登場するわけでもなく、ダイナミックなドラマやサスペンスがあるわけでもなく、ダラダラだらとエモーショナルな文章が続いていて、読んでいて苦痛でした。
特に序盤は登場人物に感情移入出来ていないのに、「過去の記憶がー」「消せない傷がー」とか主人公がウジウジウジウジやってて、全力で読者の読む気を削ぎにきてますから。
というか、まず、作者はあまり小説を書いたことがない人なんじゃないでしょうか?
いわゆるインターネットのSSに雰囲気が似ています。
あと他の方がレビューしているように明らかに冲方丁を意識した文体のなのに〈黒花(ブラック・ダリア)〉だとかP・エルロイだとかの名前を挿入して「ちゃんとエルロイも押さえてますからー」みたいな作者のメッセージも寒い。
ハヤカワの編集者さんはなんでこの作品に「2010年代」なんて重い看板を掛けたんでしょう。
萌え萌えなキャラ絵をつけて、河森正治あたりにメカデザインをつけてもらって、「虚淵玄氏、絶賛!」なんて煽り文句をつけた方がまだ良かったんじゃないでしょうか。
「新人さんなんで、次回作に期待です!」なんてお世辞を言う気も起きないです。
二巻以降はたぶん買わないかなあ。
2013年6月9日に日本でレビュー済み
いつしか塩澤快浩氏に「『事件屋稼業』を彷彿させる原稿」という旨の感想を深夜のファミレスにてTwitterで呟かせたのが今作なのでしょう。書籍の帯にはやはり氏の激励の推薦文が寄せられ、『マルドゥック・スクランブル』並の大作であると煽ります。
『テスタメント・シュピーゲル』新作が出ない内にとんでもない対抗馬が現れたな。と読者としては否応なく期待が高まっていきます。
内容は強化外骨格というパワードスーツを着て大暴れする作品です。
私道として買った公道を爆走する敵とのカーチェイスは、これぞポスト・マルスクと思わずテンションが上がります。戦闘描写はとても楽しいです。
主人公は街の治安を守る特殊部隊に所属しており、たまに失った右腕の傷がうずく以外は礼儀正しい青年です。最高機密の塊のような人物ですが、街の企業家達から自宅に誘われ、おしゃべりでページを大量に消費します。
気になったのは主人公機と対になるライバル機が登場し、戦うのですがやたら強いこと。
たとえば『機龍警察』のドラグーンは、設計技術がたった「数年分」先行していることで周囲の既製品に対して圧倒的なアドバンテージの差を見せつけます。
そしてこちら敵の強化外骨格。自衛隊から強奪された20年以上前の代物ですが主人公機に互角以上の攻撃力を発揮します。空白期間にどんな強化改造がされたかの説明は1巻ではありませんし、この先ないならオーパーツすぎます。
全体的に人物像の印象が薄いというのもあります。とくに敵キャラに魅力ない・・・。なにかしらの主義主張を訴えますが内容がよく分かりません。結局最後まで何が言いたいか分からないという、よくあるパターンは回避していただきたいです。
結局今のままでは、冲方丁の尖り具合には及びません。
『微睡みのセフィロト』辺りの濃厚な中編を再読したくなりました。
『テスタメント・シュピーゲル』新作が出ない内にとんでもない対抗馬が現れたな。と読者としては否応なく期待が高まっていきます。
内容は強化外骨格というパワードスーツを着て大暴れする作品です。
私道として買った公道を爆走する敵とのカーチェイスは、これぞポスト・マルスクと思わずテンションが上がります。戦闘描写はとても楽しいです。
主人公は街の治安を守る特殊部隊に所属しており、たまに失った右腕の傷がうずく以外は礼儀正しい青年です。最高機密の塊のような人物ですが、街の企業家達から自宅に誘われ、おしゃべりでページを大量に消費します。
気になったのは主人公機と対になるライバル機が登場し、戦うのですがやたら強いこと。
たとえば『機龍警察』のドラグーンは、設計技術がたった「数年分」先行していることで周囲の既製品に対して圧倒的なアドバンテージの差を見せつけます。
そしてこちら敵の強化外骨格。自衛隊から強奪された20年以上前の代物ですが主人公機に互角以上の攻撃力を発揮します。空白期間にどんな強化改造がされたかの説明は1巻ではありませんし、この先ないならオーパーツすぎます。
全体的に人物像の印象が薄いというのもあります。とくに敵キャラに魅力ない・・・。なにかしらの主義主張を訴えますが内容がよく分かりません。結局最後まで何が言いたいか分からないという、よくあるパターンは回避していただきたいです。
結局今のままでは、冲方丁の尖り具合には及びません。
『微睡みのセフィロト』辺りの濃厚な中編を再読したくなりました。
2013年6月14日に日本でレビュー済み
三部作,三ヶ月連続刊行となるシリーズの第一巻.そして著者のデビュー作になります.
近未来都市を舞台にした物語は,その世界観などに特別に目を引く部分は少ないですが,
おもしろい,おもしろくなりそうな要素がいくつかあるのは,おぼろげですがわかります.
ただ,それを拾い上げ,かみ砕いて飲み込むのに,かなりの労力を求められる印象で,
造語をはじめ,やたらに振られた『ルビ』の存在は,紙面がゴチャついて目が疲れます.
時には,あまりのルビの長さに,元の単語に異常な『隙間』が生まれるおかしな状況にも.
途中,二度ほど描かれたバトルにしても,これらの読みづらさがジャマをして楽しめず,
主人公の『黒』に対して,ライバルが『白』,そしてそれが主人公の上位バージョンなど,
既視感というのかありがちな様子で,全体の流れにも惹かれる部分があまり感じられません.
また,主人公をはじめ,まだまだ伏せられている部分が多く,やり取りも受け身がちで,
内面の描写や,それも明るくないものばかりのため,全体的に地味なのは否めないところ.
ラスト,かろうじて 次巻 への期待を繋ぎましたが,今ひとつ話の向かっていく先が見えず,
今のところ,著者だけが先走っているようで,読み手となるこちらはだいぶ置かれ気味の感.
ただのバトルスーツアクション作品ではないと思いますが,何にせよ帯は『煽り』過ぎです….
近未来都市を舞台にした物語は,その世界観などに特別に目を引く部分は少ないですが,
おもしろい,おもしろくなりそうな要素がいくつかあるのは,おぼろげですがわかります.
ただ,それを拾い上げ,かみ砕いて飲み込むのに,かなりの労力を求められる印象で,
造語をはじめ,やたらに振られた『ルビ』の存在は,紙面がゴチャついて目が疲れます.
時には,あまりのルビの長さに,元の単語に異常な『隙間』が生まれるおかしな状況にも.
途中,二度ほど描かれたバトルにしても,これらの読みづらさがジャマをして楽しめず,
主人公の『黒』に対して,ライバルが『白』,そしてそれが主人公の上位バージョンなど,
既視感というのかありがちな様子で,全体の流れにも惹かれる部分があまり感じられません.
また,主人公をはじめ,まだまだ伏せられている部分が多く,やり取りも受け身がちで,
内面の描写や,それも明るくないものばかりのため,全体的に地味なのは否めないところ.
ラスト,かろうじて 次巻 への期待を繋ぎましたが,今ひとつ話の向かっていく先が見えず,
今のところ,著者だけが先走っているようで,読み手となるこちらはだいぶ置かれ気味の感.
ただのバトルスーツアクション作品ではないと思いますが,何にせよ帯は『煽り』過ぎです….
2015年2月5日に日本でレビュー済み
サイコパスの原作が好きでしたので、この作品の後に出ていたサイコパスASYLUMを購入して読むと非常に面白く、この筆者の作品は面白いのだろうと思い購入
しかし、残念ながら違いました
・読んでいると滲み出る設定の薄さ
・外観ばかりで内面が全然見えない感情移入しにくい登場人物
この2点が特に問題に感じられました
さらに不必要なまでのルビの多さや、セリフ間の情景描写がやたらと長いのも読みにくさを増させていました
ASYLUMの方はそういった点が全く無く、先へ先へと読みたくなる素晴らしい作品に私は感じられました
しかし、残念ながら違いました
・読んでいると滲み出る設定の薄さ
・外観ばかりで内面が全然見えない感情移入しにくい登場人物
この2点が特に問題に感じられました
さらに不必要なまでのルビの多さや、セリフ間の情景描写がやたらと長いのも読みにくさを増させていました
ASYLUMの方はそういった点が全く無く、先へ先へと読みたくなる素晴らしい作品に私は感じられました
2013年6月2日に日本でレビュー済み
まだ一巻なので物語に関しては触れませんが、「ああ、この人マルドゥック・ヴェロシティ(か、角川/富士見のシュピーゲルシリーズ)めちゃめちゃ好きなんだろうな」というのが丸わかりな疑似クランチ文体はどうかと思います。使うならもう少し自分のものにして、自分自身の文体としてのアレンジを加えるべきでは。
あと既に触れてらっしゃる方もおいでですが、作者の「オレかっこいいだろ?」的な自己満足臭が鼻についてつらい。物語より先にそっちがイヤになって何度か読むのをやめました。
あと既に触れてらっしゃる方もおいでですが、作者の「オレかっこいいだろ?」的な自己満足臭が鼻についてつらい。物語より先にそっちがイヤになって何度か読むのをやめました。
2013年6月11日に日本でレビュー済み
久しぶりの大型SF作ということで購入しましたが、肩すかしです。
いろいろと物語がたりずに、余計なものが多い。さらに参考にしただろう作品の姿が見えて、とてもオリジナル性にかけた若い作品。強化外骨格や物語のバックボーン、すべてがマンガからのパクリといえるレベル。参考にしたならもっと自分の個性を引き出してください、表現がたりない文書に自己満足の語り口。
映像すれば街の構造がおもしろいと言うが、それさえ、「メタルハンターズディー」を超えてない。
そして、重要なことがだ、物語、文書、登場人物すべてに哲学がたりてない。三部作の予定らしいので購入して読みますが現時点では作者の若さと浅はかさしかめだたない作品です。しかしながら期待をこめて星は二つです。
いろいろと物語がたりずに、余計なものが多い。さらに参考にしただろう作品の姿が見えて、とてもオリジナル性にかけた若い作品。強化外骨格や物語のバックボーン、すべてがマンガからのパクリといえるレベル。参考にしたならもっと自分の個性を引き出してください、表現がたりない文書に自己満足の語り口。
映像すれば街の構造がおもしろいと言うが、それさえ、「メタルハンターズディー」を超えてない。
そして、重要なことがだ、物語、文書、登場人物すべてに哲学がたりてない。三部作の予定らしいので購入して読みますが現時点では作者の若さと浅はかさしかめだたない作品です。しかしながら期待をこめて星は二つです。