評者がマイクル・クラントンの本を初めて読んだ『アンドロメダ病原体』は、もう半世紀近く昔にスキーへ行く夜行のバスの中であった。
あまりにも面白いのでスキーバスが志賀高原に到着して宿に入り、みながスキーへ出かけるのを横目に見ながら本を読み続け、読み終えてからスキーへ出かけたのです。
『ジュラシック・パーク』も30年ほど前にヨーロッパから帰る飛行機の中で読み、あまりにも面白いので眠るのも忘れて読んだ記憶である。
他の作品も何冊か読んだ記憶であるが、本作『デスクロジャー』は読んだ記憶がないので読むことにした。
ハイテク企業の中間管理職トム・サンダ―スは、突然思いもよらぬ窮地に立たされてしまった。
十年ほど前に同棲していたメレディス・ジョンソンという女性が上司になったその日の夕方に、ジョンソンの罠に嵌ってセクハラを受けたことが発端となりサンダースの名誉も地位も危うくなっていくのです。
サンダースに感情移入する多くの読者は、事の成り行きがどのように展開するのか興味津々でページを繰ることになってしまうだろう。
恐竜も病原体も恐ろしげなものは一切この物語には登場しないが、この物語にはメレディス・ジョンソンという怪物が登場するのです。
クラントンとしては異色の作品であるリーガルサスペンス風の『ディスクロージャー(情報公開)』の上巻を夜更かししながら読み終えました。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
ディスクロージャー 上 (ハヤカワ文庫 NV ク 10-13) 文庫 – 1997/4/1
- 本の長さ367ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日1997/4/1
- ISBN-104150408327
- ISBN-13978-4150408329
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (1997/4/1)
- 発売日 : 1997/4/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 367ページ
- ISBN-10 : 4150408327
- ISBN-13 : 978-4150408329
- Amazon 売れ筋ランキング: - 918,895位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2021年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2019年6月24日に日本でレビュー済み
クライトンの作品の中では、普通小説に一番近いのではないでしょうか。
ストーリー自体は、弁護士ものの小説になってもおかしくないと思いますが、そこはクライトンなのでハイテク企業を舞台に、工場の品質管理や、企業合併などを核に据えて、テクノロジー関連の薀蓄を盛り込んだ話にしています。
残念ながら、他の作品と比べると扱われるテクノロジーが、今は廃れつつあるCD-ROMドライブに関するものが中心なので、古びた感があるのが残念です。一応、攻殻機動隊やマトリックスであつかわれるようなバーチャルリアリティが出てきますが、とってつけたような扱いです。(ちなみにニューロマンサーは1984年刊行、本書は1993年刊行。)
小説としては、クライトンの他作品に比べて良くできていると思いますが、残念ながら陳腐化するのも他より早い作品になってしまっています。
ストーリー自体は、弁護士ものの小説になってもおかしくないと思いますが、そこはクライトンなのでハイテク企業を舞台に、工場の品質管理や、企業合併などを核に据えて、テクノロジー関連の薀蓄を盛り込んだ話にしています。
残念ながら、他の作品と比べると扱われるテクノロジーが、今は廃れつつあるCD-ROMドライブに関するものが中心なので、古びた感があるのが残念です。一応、攻殻機動隊やマトリックスであつかわれるようなバーチャルリアリティが出てきますが、とってつけたような扱いです。(ちなみにニューロマンサーは1984年刊行、本書は1993年刊行。)
小説としては、クライトンの他作品に比べて良くできていると思いますが、残念ながら陳腐化するのも他より早い作品になってしまっています。
2003年12月19日に日本でレビュー済み
遠い昔にハードカバーを古本屋で買い、bedtime readingと洒落こんだんですが・・・。
次の日も早いというのに、カッパえびせん状態に。
かつてここまで止められない本があっただろうか?いやない、と自分で突っ込みながら(しかも反語)パタンと本を閉じれば、もう4時でした。
それだけじゃありません。
数ヶ月後、ふとまた手に取って見た時も、それは平日の夜11時過ぎ。
まさか2回目なのに、またも止められなーい!なんてことが有得る?
しくしく。誰か止めて・・・。
読む時は、必ず、明日の予定を確かめて、5、6時間連続で時間が取れる時にしましょうね。
次の日も早いというのに、カッパえびせん状態に。
かつてここまで止められない本があっただろうか?いやない、と自分で突っ込みながら(しかも反語)パタンと本を閉じれば、もう4時でした。
それだけじゃありません。
数ヶ月後、ふとまた手に取って見た時も、それは平日の夜11時過ぎ。
まさか2回目なのに、またも止められなーい!なんてことが有得る?
しくしく。誰か止めて・・・。
読む時は、必ず、明日の予定を確かめて、5、6時間連続で時間が取れる時にしましょうね。