ハリウッド映画がお好きな人は楽しめると思います。
良くも悪くもアメリカ的で、結果的に娘を救うために多くの人命が失われていますが(まあ主人公が悪いわけじゃないですが、発端ではある)それでよしみたいなところとか、ちょっとどうかなと思わないでもなかったです。
#まあ主人公もそのあたりは多少責任を感じていますが
あと、自分の行っている事は「正義である」という確信めいたものもアメリカ敵ですね。
主人公トムとその仲間=アメリカをはじめとする西側西欧諸国
敵方の宗教集団=イスラム教世界
というような感じにイメージがダブりました。
もちろん、こういった(矛盾する正義のような)面も著者は著者なりに配慮はしているようです。
そのあたりも含めて、いろいろ考えさせられる面もあります。
とはいえ、全体的なストーリーとしてはやはりハリウッド映画的なのですんなりとラストまで読み進めていけます。
お話としての欠点として、しょっぱなから西洋人名が大量に出てくるの
で、上巻の前半くらいまで名前と人物の合致がうまくいかず、少し戸惑うところもあったところくらいですかね。
#それも作中でファーストネームで呼ばれたりラストネームで呼ばれたりするので余計混乱する
このあたりは訳者がもう少し配慮しても良さそうに思えました。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
メサイア・コード (上) (ハヤカワ文庫NV 1090) 文庫 – 2005/8/25
- 本の長さ365ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2005/8/25
- ISBN-104150410909
- ISBN-13978-4150410902
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2005/8/25)
- 発売日 : 2005/8/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 365ページ
- ISBN-10 : 4150410909
- ISBN-13 : 978-4150410902
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,545,779位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2005年10月3日に日本でレビュー済み
読みやすく、一度手に取ったら最後まで一気に読むタイプの小説でした。
題材が遺伝子、キリストと難しい印象がありましたが意外とサラっと読めてしまい、もう少し重くても良かったのに・・と思います。勝手な先入観でダビンチコードの雰囲気を期待しすぎました。
あとなぜタイトルを「メシア・コード」と訳さなかったのか疑問です。
「メサイア」と言われて"救世主"とはピンときません。
「メシア」の方が日本語訳されているし、一般的だと思うのに・・・。
英語ができる人が訳したので仕方がないのでしょうかね。
細かいですがもったいないタイトルの付け方だなぁ~と思います。残念!
題材が遺伝子、キリストと難しい印象がありましたが意外とサラっと読めてしまい、もう少し重くても良かったのに・・と思います。勝手な先入観でダビンチコードの雰囲気を期待しすぎました。
あとなぜタイトルを「メシア・コード」と訳さなかったのか疑問です。
「メサイア」と言われて"救世主"とはピンときません。
「メシア」の方が日本語訳されているし、一般的だと思うのに・・・。
英語ができる人が訳したので仕方がないのでしょうかね。
細かいですがもったいないタイトルの付け方だなぁ~と思います。残念!
2005年9月3日に日本でレビュー済み
内容自体はもちろん理解できるんですが、キリスト教徒というか、欧米の人たちのキリストに対する思い入れの大きさが無いと、この物語はよく理解できないのではないかと感じました。
主人公がなぜ命をねらわれねばならなかったか、私には全く理解できませんでした。どうしても単なる狂信であるとしか思えません。
娘の命を救うということがそのままキリストの遺伝子を探すということに直結する展開も納得いきません。
救世主の復活を待つ団体が、結局救世主を滅ぼす結果になってしまったわけですが、そのジレンマに対して団体がそれほど悩んでいないように感じるのも違和感があります。
とにかく、私にはだめでした。
キリスト教徒の人に読んでもらって感想を聞きたいと思いました。
主人公がなぜ命をねらわれねばならなかったか、私には全く理解できませんでした。どうしても単なる狂信であるとしか思えません。
娘の命を救うということがそのままキリストの遺伝子を探すということに直結する展開も納得いきません。
救世主の復活を待つ団体が、結局救世主を滅ぼす結果になってしまったわけですが、そのジレンマに対して団体がそれほど悩んでいないように感じるのも違和感があります。
とにかく、私にはだめでした。
キリスト教徒の人に読んでもらって感想を聞きたいと思いました。