レオナルド・デカプリオ主演で映画化が決まったこの作品。
はっきりいって、面白くもなんともなく、
むしろ、すべてが不快なくらいなんだけど、
非常に感慨深い作品である。
衝撃的なのは、女である私が、
「愛して止まない妻がいながら、浮気に走る男の気持ち。」
「世間の風習に縛られて妻は持ったものの、Aクラスの女に憧れ浮気する男の気持ち。」
この2パターンがそれなりの共感とともに理解できる点である。
憧れの美しく聡明な妻と結婚し、
人も羨む理想の家庭を築いたかに見えるフランク
30歳を迎え、人生の全貌が見えるにつれて、
彼とその妻、エイプリルの日常へのイライラは募っていった。
ある日妻は唐突に気づくのだ。
このイライラを打破する絶好の策、パリへの移住を。
夫はこの生活に腐っているだけで、本当はもっと才能のある人だ。
妻は夫の能力を信じ、夫は自分の実力を知っていた。
それが二人の不幸だった。
浅はかな夫が言葉巧みに妻や愛人を操ろうとする様が、全く持って、小賢しい。
最もらしく聞こえて、すべての優先順位は自己弁護のみであるのに、
不幸なのは、その言葉を妻が真剣に聞こうとしたことだ。
そして夫が本当に妻を愛していたことだろう。
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レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで (ハヤカワ文庫 NV イ 5-1) 文庫 – 2008/12/1
- 本の長さ495ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2008/12/1
- ISBN-104150411883
- ISBN-13978-4150411886
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2008/12/1)
- 発売日 : 2008/12/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 495ページ
- ISBN-10 : 4150411883
- ISBN-13 : 978-4150411886
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,193,009位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年12月31日に日本でレビュー済み
フランクはニューヨークの一流企業に勤め、郊外でエイプリルと二人の子供と、一見「幸せな」家庭を築いています。
ところが、地元劇団の初公演の失敗から、そんな「幸せな」生活が破たんをきたし始めます。
「愛している」ことと「嫌いではない」ことの違いに目を瞑り、お互いに背伸びした生活であったことに気がつきます。
そして、そうした現状を打破するためにヨーロッパ移住を計画しますが、それもエイプリルの妊娠で挫折します。
この「小市民的な」そして退屈な「幸せな」生活に満足出来なくなった時、ひとつの家庭が崩壊に向かいます。
しかし、考えてみれば、ほとんどの家庭がそんな生活ではないでしょうか?
エイプリルのように「張り合いのある」「生きがいのある」生活を求めすぎれば、誰も満足がゆかないでしょう。
完璧な家族などと言うものがあるのでしょうか?
そんな風に考えてしまうのは、私自身が「小市民的な幸せな」生活に満足しきっていると言うことでしょうか?
ところが、地元劇団の初公演の失敗から、そんな「幸せな」生活が破たんをきたし始めます。
「愛している」ことと「嫌いではない」ことの違いに目を瞑り、お互いに背伸びした生活であったことに気がつきます。
そして、そうした現状を打破するためにヨーロッパ移住を計画しますが、それもエイプリルの妊娠で挫折します。
この「小市民的な」そして退屈な「幸せな」生活に満足出来なくなった時、ひとつの家庭が崩壊に向かいます。
しかし、考えてみれば、ほとんどの家庭がそんな生活ではないでしょうか?
エイプリルのように「張り合いのある」「生きがいのある」生活を求めすぎれば、誰も満足がゆかないでしょう。
完璧な家族などと言うものがあるのでしょうか?
そんな風に考えてしまうのは、私自身が「小市民的な幸せな」生活に満足しきっていると言うことでしょうか?