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私の中のあなた 上 (ハヤカワ文庫 NV ヒ 10-1) 文庫 – 2009/9/5
キャメロン・ディアス主演、ニック・カサヴェテス監督 映画化原作
13歳のアナは、白血病の姉ケイトのドナーとなるため、遺伝子操作を経て生まれてきた少女。アナから輸血や骨髄移植を受けてもなおケイトの病状は一進一退を繰り返し、ついには腎臓移植が必要となる。しかし、アナは腎臓の提供を拒み、両親を相手取って訴訟を起こす。もう姉の ドナーにはなりたくない、自分の体を守る権利がほしい、と。娘の突然の行動に戸惑う両親だが、アナの決意は固い。そして温かな家族のあいだに生まれた溝が埋まらないまま、両親とアナは法廷で争うことになるが――。家族の絆のあり方を真摯に問う傑作。(旧題『わたしのなかのあなた』)
13歳のアナは、白血病の姉ケイトのドナーとなるため、遺伝子操作を経て生まれてきた少女。アナから輸血や骨髄移植を受けてもなおケイトの病状は一進一退を繰り返し、ついには腎臓移植が必要となる。しかし、アナは腎臓の提供を拒み、両親を相手取って訴訟を起こす。もう姉の ドナーにはなりたくない、自分の体を守る権利がほしい、と。娘の突然の行動に戸惑う両親だが、アナの決意は固い。そして温かな家族のあいだに生まれた溝が埋まらないまま、両親とアナは法廷で争うことになるが――。家族の絆のあり方を真摯に問う傑作。(旧題『わたしのなかのあなた』)
- 本の長さ352ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2009/9/5
- ISBN-104150412030
- ISBN-13978-4150412036
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商品の説明
著者について
1966年ニューヨーク州生まれ。プ リンストン大学の創作講座を修了したのち、出版社や広告代理店勤務などを経て、ハーヴァード大学の大学院に進み、教育学の修士号を取得。1992年にSongs of the Humpback Whaleでデビュー。生命倫理や法制度などの社会的な問題と、人間の生き方や家族の絆というテーマをからめて繊細に描くことに定評がある。女性を中心に高い支持を集め、新作が常にベストセラーリストの上位を占める人気作家である。邦訳には本書のほか、『偽りをかさねて』、『すべては遠い幻』がある。夫と三人の子どもとニューハンプシャー州在住。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2009/9/5)
- 発売日 : 2009/9/5
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 352ページ
- ISBN-10 : 4150412030
- ISBN-13 : 978-4150412036
- Amazon 売れ筋ランキング: - 78,365位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年6月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画を見て購入しました。じっくり読むのも良いですね。
2010年2月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
微妙に気になっていたんですが、興味がわく本がなかったので『これでいいや』って感じで選びました。
しかし、強く引き込まれるってわけではないんですが、すごく続きが気になりました。
しかし、強く引き込まれるってわけではないんですが、すごく続きが気になりました。
2012年12月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公に感情移入して夢中で読みましたが、なんとなく物足りなかったです。
2016年3月2日に日本でレビュー済み
映画を観た後にこちらを買って読みましたが、原作は遥かに素晴らしいです。
子どもを生かしておきたい、そのためにどこまでも戦い抜こうとする母。倫理も子ども本人の心身の限界も、他の子どものことも、目に入らないほどにひとつの命に執着する。そうせざるを得ない、それが親だけど、そうしたら家族はどうなるか、家族全員の視点から、それを丁寧に紡いでいきます。
原作本は映画と結末がまったく違います、映画を先に観た人は、私と同じように衝撃を受けるでしょう。
ドナーになるためだけに命を生み出すなんて許されない、それを強烈に訴えるためのラストが原作にはあります。映画は、観た人が純粋に感動できることに重きを置いてすこし綺麗事になったように思います。
だからこそ、題名の『わたしの中のあなた』、その、『あなた』が、映画と原作とでは異なっているのです。
子どもを生かしておきたい、そのためにどこまでも戦い抜こうとする母。倫理も子ども本人の心身の限界も、他の子どものことも、目に入らないほどにひとつの命に執着する。そうせざるを得ない、それが親だけど、そうしたら家族はどうなるか、家族全員の視点から、それを丁寧に紡いでいきます。
原作本は映画と結末がまったく違います、映画を先に観た人は、私と同じように衝撃を受けるでしょう。
ドナーになるためだけに命を生み出すなんて許されない、それを強烈に訴えるためのラストが原作にはあります。映画は、観た人が純粋に感動できることに重きを置いてすこし綺麗事になったように思います。
だからこそ、題名の『わたしの中のあなた』、その、『あなた』が、映画と原作とでは異なっているのです。
2009年9月15日に日本でレビュー済み
自分って、なに…?
心の中にはいつもこの問いかけがある。
姉の病を補う身体をもって生まれてきたアナは
自分なりの答えを持っている…
必然は至上、だから姉と共に生き、もしかして死ぬことも…
誰もその答えに異を唱えることはない。
自分さえそうしなければ…
愛する家族…父、母、息子、娘たち
その誰もが姉ケイトの白血病との闘いを中心として結ばれてきた。
でも、その結びつきが不可欠で至上のものであった故に
いつしか互いに置き去りにし合って生きることを避けられなかった13年間…
登場人物の誰にも、こうすればいいと助言することも、
ましてや裁くことなんて出来ない。
アナも、姉のケイトも、母親のサラ、父親のブライアン、そして
重すぎる荷を負う家族の中でやがて常軌を逸していくジェシーも…
その誰をも、そしてどんな心の状態も、ボクは肯定してあげたい
でもそれは、責任のない読者という立場に身を置いているからに他ならない
ということに、突然気付かされる
どうしても自分に置き換えて考えることを避けて通れない物語です。
身近な誰かにとって、自分はなんなのか?
それほどまでに、子供、兄弟、父母、夫、妻という、
互いに結び付きながらも、
常に別個な存在である家族のそれぞれの在り方というものを
強烈に、そして愛情深く、突きつけてくれた作品でした。
原題とは異なる邦題も、最後まで読んで大変秀逸なタイトルだと感じました。
これは凄い作品です。誰もに奨めたい一冊です。
心の中にはいつもこの問いかけがある。
姉の病を補う身体をもって生まれてきたアナは
自分なりの答えを持っている…
必然は至上、だから姉と共に生き、もしかして死ぬことも…
誰もその答えに異を唱えることはない。
自分さえそうしなければ…
愛する家族…父、母、息子、娘たち
その誰もが姉ケイトの白血病との闘いを中心として結ばれてきた。
でも、その結びつきが不可欠で至上のものであった故に
いつしか互いに置き去りにし合って生きることを避けられなかった13年間…
登場人物の誰にも、こうすればいいと助言することも、
ましてや裁くことなんて出来ない。
アナも、姉のケイトも、母親のサラ、父親のブライアン、そして
重すぎる荷を負う家族の中でやがて常軌を逸していくジェシーも…
その誰をも、そしてどんな心の状態も、ボクは肯定してあげたい
でもそれは、責任のない読者という立場に身を置いているからに他ならない
ということに、突然気付かされる
どうしても自分に置き換えて考えることを避けて通れない物語です。
身近な誰かにとって、自分はなんなのか?
それほどまでに、子供、兄弟、父母、夫、妻という、
互いに結び付きながらも、
常に別個な存在である家族のそれぞれの在り方というものを
強烈に、そして愛情深く、突きつけてくれた作品でした。
原題とは異なる邦題も、最後まで読んで大変秀逸なタイトルだと感じました。
これは凄い作品です。誰もに奨めたい一冊です。
2013年7月19日に日本でレビュー済み
白血病の姉のドナーになるべく遺伝子操作で生まれたアナ。13歳になった彼女は姉の腎移植を拒み両親を相手に訴訟を起こす。
同名映画の原作本。
原作では法廷劇の結末まで描かれしっかりと一つのテーマの答えを出しているし、映画とは違うラストにとても感動する。「私の中のあなた」というタイトルは最後のどんでん返しにかかってたのか。これはすごい。
各登場人物の主観でめまぐるしく話が展開していく手法もこのストーリーに合っていたと思う。ラストに向かっていく時の胸の高鳴りはなかなかない体験だった。
ストーリーは原作の方が数段いいと思う。
ただ、私はアナが出てくる度に頭の中でアビゲイルちゃんを浮かべていた。映画も映画でよかった。
同名映画の原作本。
原作では法廷劇の結末まで描かれしっかりと一つのテーマの答えを出しているし、映画とは違うラストにとても感動する。「私の中のあなた」というタイトルは最後のどんでん返しにかかってたのか。これはすごい。
各登場人物の主観でめまぐるしく話が展開していく手法もこのストーリーに合っていたと思う。ラストに向かっていく時の胸の高鳴りはなかなかない体験だった。
ストーリーは原作の方が数段いいと思う。
ただ、私はアナが出てくる度に頭の中でアビゲイルちゃんを浮かべていた。映画も映画でよかった。
2009年10月1日に日本でレビュー済み
キャメロン・ディアスの主演で映画化されると言うことですが、この本を読んでみて、とても彼女が演じる母親サラに共感することは出来ないだろうなと感じました。(映画と小説は違うので、実際に彼女の演技を見たときには変わるかも知れませんが・・・)
と言うのは、サラは娘のケイトは白血病で、適合するドナーがいないと死ぬしかないと言うことを知ります。
サラが選んだのは、遺伝子操作によって「デザイナー・ベイビー」としてのアナを産むことでした。
従って、アナは生れながらにして、ケイトのドナーであり続けることを運命付けられています。
この小説は、この「ケイトを中心とした家族」の物語です。
兄のジェシーは、ケイトにとって何も役に立た無いと言う負い目と、母親のケイト中心の愛情から、放火や窃盗、麻薬と、悪の道に傾斜して行きます。
そんな中で起こったアナによる両親への訴訟事件が、この本の内容です。
登場人物のそれぞれの視点からストーリーを展開して行く作者の独特のスタイルが、登場人物の心理を抉って行きます。
そして、何故アナがこの訴訟事件を起こしたのかと言う謎が、読む者の心を急かせます。
素晴らしい小説です。
ただ、最後の終わり方はちょっと気になりますが・・・。
と言うのは、サラは娘のケイトは白血病で、適合するドナーがいないと死ぬしかないと言うことを知ります。
サラが選んだのは、遺伝子操作によって「デザイナー・ベイビー」としてのアナを産むことでした。
従って、アナは生れながらにして、ケイトのドナーであり続けることを運命付けられています。
この小説は、この「ケイトを中心とした家族」の物語です。
兄のジェシーは、ケイトにとって何も役に立た無いと言う負い目と、母親のケイト中心の愛情から、放火や窃盗、麻薬と、悪の道に傾斜して行きます。
そんな中で起こったアナによる両親への訴訟事件が、この本の内容です。
登場人物のそれぞれの視点からストーリーを展開して行く作者の独特のスタイルが、登場人物の心理を抉って行きます。
そして、何故アナがこの訴訟事件を起こしたのかと言う謎が、読む者の心を急かせます。
素晴らしい小説です。
ただ、最後の終わり方はちょっと気になりますが・・・。
2019年8月9日に日本でレビュー済み
映画はラストがある意味ハッピーエンド。
死ぬべき人が死ぬので。
原作はずっと重い。アナは何のために生まれてきたのか考えさせられる。
映画も原作通りに作ればよかったのに。
お国柄なのかわからないけど、てんかんの大発作を起こした直後の弁護士の車に娘を乗せる親の気持ちは理解できない。
久しぶりに翻訳物を読んだけど、表現がくどくてまっすぐ入ってこない。
いっそ思い切って意訳した方がずっと自然な作品になるのではないかと思う。
死ぬべき人が死ぬので。
原作はずっと重い。アナは何のために生まれてきたのか考えさせられる。
映画も原作通りに作ればよかったのに。
お国柄なのかわからないけど、てんかんの大発作を起こした直後の弁護士の車に娘を乗せる親の気持ちは理解できない。
久しぶりに翻訳物を読んだけど、表現がくどくてまっすぐ入ってこない。
いっそ思い切って意訳した方がずっと自然な作品になるのではないかと思う。