LIMIT4分冊の1冊目。まどこれといった事件は起きず。
これまでのフランク・シェッツィングの著作でも感じたことだが、書いているテーマに関して相当綿密に下調べをしているという印象を受けた。本作では、今よりも少し未来の世界、科学技術の発達した世界、あるいは宇宙空間(無重力状態)での挙動など描写が非常に凝っている。
難をいうなら、複数の場面を並行して、見ていくために、細かい時間で少しずつ読んでいこうとすると、なかなか登場人物が覚えられない。また、栞代わりに出来る登場人物表があるのはありがたいが、今作で数多く登場する、中国系の人名、地名の読み方もルビを振っていて欲しかった。本文中で振られているが、すべて覚えているわけでもなく、また、出てきたページを探すこともほとんど出来ないので、その辺りの対策があるとありがたいと思う。
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LIMIT〈1〉 (ハヤカワ文庫NV) 文庫 – 2010/6/30
フランク シェッツィング
(著),
北川 和代
(翻訳)
- 本の長さ589ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2010/6/30
- ISBN-104150412200
- ISBN-13978-4150412203
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2010/6/30)
- 発売日 : 2010/6/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 589ページ
- ISBN-10 : 4150412200
- ISBN-13 : 978-4150412203
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,372,780位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年8月31日に日本でレビュー済み
第1巻まだ途中の段階なのですが、僕もドロップアウトします。今後盛り上がるかもしれないのですが、とりあえず第1巻はひたすら退屈でした。もう一度、名作「深海のYrr」を読み直す方がよっぽど有意義なのでは、と思えてきましたので、やめ時かと思います。
そういえば、この本のオビも「大森望氏絶賛」なのでした。これまでの経験からいうと「大森望氏絶賛」というのは、何か問題があったりするけれども、SFへの熱い思いがあると深く楽しめるという通好みの本なのですよね。
3・4巻を中心に、登場人物を減らして上・下巻ぐらいで出して欲しいなぁ。
そういえば、この本のオビも「大森望氏絶賛」なのでした。これまでの経験からいうと「大森望氏絶賛」というのは、何か問題があったりするけれども、SFへの熱い思いがあると深く楽しめるという通好みの本なのですよね。
3・4巻を中心に、登場人物を減らして上・下巻ぐらいで出して欲しいなぁ。
2010年7月4日に日本でレビュー済み
宇宙エレベータを題材にした近未来サスペンス小説。『深海のYrr』以来、贔屓の作家だし、そのネタもSF好みの自分にはぴったりだと思って読んでみた。
しかし、全四巻という大長編小説の初巻ということで、ほとんどが、登場人部の紹介、背景の説明に費やされて、まだまだ事件らしい、事件も起こらず、ちょっと退屈。おそらく、このあと、ハラハラドキドキの展開になるのだろうけど、あまりにも登場人物が多すぎて、それにイライラしたりする。
ただ、設定は面白い。すでに宇宙開発プロジェクトを遂行する能力を失った国家に変わり、民間企業がそれを成し遂げようとする。そこには新エネルギー開発の思惑も絡み、アメリカ、ロシア、中国といった大国が企業の動向を探ったり、なんだか妨害工作の匂いもする。さらには、すでに日本を追い抜き、超大国の地位を得た中国の反体制運動に絡んだ話も出てくる。
宇宙エレベータっていうのも、どこかで読んだことがあるけど、決して荒唐無稽とは思われないし、10年、20年度の世界の政治情勢もリアリティがある。続きが読みたくなる。
しかし、全四巻という大長編小説の初巻ということで、ほとんどが、登場人部の紹介、背景の説明に費やされて、まだまだ事件らしい、事件も起こらず、ちょっと退屈。おそらく、このあと、ハラハラドキドキの展開になるのだろうけど、あまりにも登場人物が多すぎて、それにイライラしたりする。
ただ、設定は面白い。すでに宇宙開発プロジェクトを遂行する能力を失った国家に変わり、民間企業がそれを成し遂げようとする。そこには新エネルギー開発の思惑も絡み、アメリカ、ロシア、中国といった大国が企業の動向を探ったり、なんだか妨害工作の匂いもする。さらには、すでに日本を追い抜き、超大国の地位を得た中国の反体制運動に絡んだ話も出てくる。
宇宙エレベータっていうのも、どこかで読んだことがあるけど、決して荒唐無稽とは思われないし、10年、20年度の世界の政治情勢もリアリティがある。続きが読みたくなる。
2011年7月31日に日本でレビュー済み
「○○氏絶賛」と帯びに記載のある本は「はずれ」という私のジンクスに見事はまりました。
台詞は誰がしゃべっているのかキャラクターの特徴を見出せない直訳、誤植+「誤訳じゃないのか?」と思うような部分がたくさん・・・
全四巻にわたって脳内変換しながら読みましたが、余計な説明だらけでストーリーは薄い。
原作者も訳者も何を思って書いたのかまったくわかりません。
かえって子供向けライトノベルやガンダム等アニメーションのノベライズのすごさに気づかされる作品でした。
台詞は誰がしゃべっているのかキャラクターの特徴を見出せない直訳、誤植+「誤訳じゃないのか?」と思うような部分がたくさん・・・
全四巻にわたって脳内変換しながら読みましたが、余計な説明だらけでストーリーは薄い。
原作者も訳者も何を思って書いたのかまったくわかりません。
かえって子供向けライトノベルやガンダム等アニメーションのノベライズのすごさに気づかされる作品でした。