ディーン・クーンツの小説をしばらく続けて読んでいます。
これまでの4,5作は犬たちが主役の心温まる、それでいてワクワクするようなミステリーでした。
今回はフランケンシュタインに誘われてドキドキしながら読んでいます。
三部作なのでゆっくり楽しんでおります。
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フランケンシュタイン野望 (ハヤカワ文庫 NV ク 6-12) 文庫 – 2011/2/18
天才科学者フランケンシュタインによって創造された怪物は、現在まで生き延び、デュカリオンと名乗っていた。一方、フランケンシュタインも命を長らえ、ヴィクター・ヘリオスの偽名のもと、人造人間である新人種による世界征服を企み、ニューオリンズで研究を進めていた。だが、そこで凄惨な連続殺人が発生、デュカリオン、ヴィクター、刑事カースンとマイクルの運命が交錯する。巨匠が入魂の筆致で描く新シリーズ、開幕!
- 本の長さ494ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2011/2/18
- ISBN-104150412332
- ISBN-13978-4150412333
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2011/2/18)
- 発売日 : 2011/2/18
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 494ページ
- ISBN-10 : 4150412332
- ISBN-13 : 978-4150412333
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,070,488位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年1月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
15年ぶりくらいのクーンツです。
本書だけなら、かなり面白かった。
フランケンシュタイン博士が作り出す「新人種」たち、
博士の野望を阻止しようと立ち上がる第1号のデゥカリオン、
巷で起こる連続猟奇殺人事件とそれを追う刑事…
設定も意外性あるし、なによりストーリー全体に勢いがあって惹き込まれました。
が、続編2冊は期待はずれ。
シリーズとしては星2です。
本書だけなら、かなり面白かった。
フランケンシュタイン博士が作り出す「新人種」たち、
博士の野望を阻止しようと立ち上がる第1号のデゥカリオン、
巷で起こる連続猟奇殺人事件とそれを追う刑事…
設定も意外性あるし、なによりストーリー全体に勢いがあって惹き込まれました。
が、続編2冊は期待はずれ。
シリーズとしては星2です。
2014年1月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なんで今さらフランケン?とちょっと疑問でしたが、読んでみたらさすがのクーンツ節に仕上がってました。まだ第二巻の途中までしか読んでないんですが、最後までこの緊張感が続くことを願っています。
2013年12月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ヴァンパイアや狼男は大量に出てきて集団で対決することがあったが、フランケンシュタインがこんなに出てくるとは、驚いた。この本も、発想の勝利だ。
2011年4月5日に日本でレビュー済み
十数年ぶりに、クーンツの小説を手に取った。
そして、一気に読んでしまった!
フランケンシュタイン?
とか思いつつ読み進めると…。
主人公をはじめ、魅力的なキャラたち。
そして、ストーリー展開の早さ。
複数のエピソードを同時進行で魅せてゆく。
主人公のデュカリオンは、不思議な魅力を持ったMONSTER。
究極の狂気&ワルぶりを披露するヴィクター博士。
彼は期待を裏切らない。(さすがクーンツ!)
彼が異常であればあるほど、デュカリオンのキャラは輝くのである(じ〜ん)。
女性刑事カースン。
何となく思い浮かべたハリウッド女優。(ありがち)
アンジェリーナ・ジョリー⇒ちょっと骨太すぎるか?
ミラ・ジョボビッチ。⇒健全すぎるか?
ケイト・ベッキンセイル⇒線が細いか?
拳銃ぶっ放し系(しかも2挺!)といえば、やはりA・ジョリーか。
男性刑事マイクル。
これといって、イメージがわかないキャラだった。
クーンツのやる気度が伺える。
猟奇殺人鬼(名前忘れた)
以外に早く姿を消してしまった。
後々、主要キャラたちと接点があるのかと思いきや。
せっかく、キャラ立っていたのに、もったいない。
なんで?
ともあれ、早く続編を読みたい。
映画化の話もあるようだが。
ちょいと前にTV用に「デュカリオン」が放映されDVDもあるらしい。
諸事情であまり評判はよろしくないようだが。
参考までに、DVDを観る事にする。
そして、一気に読んでしまった!
フランケンシュタイン?
とか思いつつ読み進めると…。
主人公をはじめ、魅力的なキャラたち。
そして、ストーリー展開の早さ。
複数のエピソードを同時進行で魅せてゆく。
主人公のデュカリオンは、不思議な魅力を持ったMONSTER。
究極の狂気&ワルぶりを披露するヴィクター博士。
彼は期待を裏切らない。(さすがクーンツ!)
彼が異常であればあるほど、デュカリオンのキャラは輝くのである(じ〜ん)。
女性刑事カースン。
何となく思い浮かべたハリウッド女優。(ありがち)
アンジェリーナ・ジョリー⇒ちょっと骨太すぎるか?
ミラ・ジョボビッチ。⇒健全すぎるか?
ケイト・ベッキンセイル⇒線が細いか?
拳銃ぶっ放し系(しかも2挺!)といえば、やはりA・ジョリーか。
男性刑事マイクル。
これといって、イメージがわかないキャラだった。
クーンツのやる気度が伺える。
猟奇殺人鬼(名前忘れた)
以外に早く姿を消してしまった。
後々、主要キャラたちと接点があるのかと思いきや。
せっかく、キャラ立っていたのに、もったいない。
なんで?
ともあれ、早く続編を読みたい。
映画化の話もあるようだが。
ちょいと前にTV用に「デュカリオン」が放映されDVDもあるらしい。
諸事情であまり評判はよろしくないようだが。
参考までに、DVDを観る事にする。
2011年6月26日に日本でレビュー済み
面白かった!
久しぶりにその一言で済ませてしまいたくなる一冊でした。
私のクーンツ作品とのファースト・コンタクトは十数年前の学生時代。
書評で絶賛されていた「ウォッチャーズ」を大学の購買で買ったのが始まりです。
上巻を買い、講義中に読み始めて止められなくなり、昼休みには下巻を買いに走ったのを覚えています。
結局、講堂の隅で涙をティッシュで拭いながら、その日のうちに読了しました。
この体験が衝撃的で、当時すでに出版されていたクーンツの他の作品も買い漁りましたが、正直、どれも心に響かず……
当たり外れの多い作家なんだな、という感想は抱きつつも、「ウォッチャーズ」の残光は残っていて、ネット通販で本を購入する際に送料無料になる金額に達さないと、クーンツ作品の未読の文庫本をカートに加えていたりはしていました。
この「フランケンシュタイン 野望」も、そんな感じで、どちらかといえば惰性で買ったような作品です。
しかしながらこれが面白い面白い。
主人公である「フランケンシュタインの怪物」、デュカリオンが、銃を突きつけるカースン・オコナー(後にデュカリオンの仲間となるメインキャラの一人。ニューヨーク市警殺人課刑事)に対して、「俺は誰にも屈しはしない」と、静かに言い放つ188ページのシーン以降はもう一気読み。
“文庫本は通勤時の時間潰し”ルールを破り、久しぶりの夜更かしをしました。
話はシンプルで、たとえばAmazon.co.jpで紹介されている以上のものではありません。
自らの体を改造し、200年の長きを生き抜いていたヴィクター・フランケンシュタイン博士は、バイオテクノロジーの技術を駆使して生命創造の研究を続けており、彼が生み出した、外見は人類と変わらない「新人種」たちは、すでに社会の様々な階層、職種のなかにネットワークを築きつつあります。
ヴィクター・ヘリオスと名前を変えたフランケンシュタイン博士の目的は新人朱による人類の駆逐と、世界制服。
それに立ち向かうは、彼が200年前に創造した、かの有名な怪物。
罪人の死体を繋ぎ合わせた体に雷によって生命を吹き込まれた彼は、長い努力と修行の末に自らの殺人衝動をコントロールする術を身につけ、デュカリオンと名乗り隠遁していましたが、フランケンシュタイン博士の生存を知り、現代のニューオーリンズへと姿を現します。
フランケンシュタイン博士との決着を望むデュカリオン。
しかし博士の作り出した新人種たちは、博士の想像を超えた進化を遂げつつあり、コントロールを脱して様々な事件を起こしていきます。
人智を超えた事態の中で苦闘するニューヨーク市警殺人課のカースン・オコナーとマイクル・マディスン。
デュカリオンは自ら事件の渦中に飛び込み、彼らとともにフランケンシュタイン博士――ヴィクター・ヘリオスのほつれかけた野望に対峙してくことになる……というところまでがこの第1巻。
本来はTVドラマの企画であったとか、マーティン・スコセッシ監督がメガホンをとる予定であったとか、そういう周辺情報はクーンツ自ら前書きの中で明かしていますが、そのあたりは横に置いておいても、魅力的な人物造形(敵味方ともに)と力のあるプロットで、読者をねじ伏せるようにページを捲らせる、久方ぶりにクーンツの面目躍如の一冊であります。
「Homo Legens(読書人)の書評ブログ」より
久しぶりにその一言で済ませてしまいたくなる一冊でした。
私のクーンツ作品とのファースト・コンタクトは十数年前の学生時代。
書評で絶賛されていた「ウォッチャーズ」を大学の購買で買ったのが始まりです。
上巻を買い、講義中に読み始めて止められなくなり、昼休みには下巻を買いに走ったのを覚えています。
結局、講堂の隅で涙をティッシュで拭いながら、その日のうちに読了しました。
この体験が衝撃的で、当時すでに出版されていたクーンツの他の作品も買い漁りましたが、正直、どれも心に響かず……
当たり外れの多い作家なんだな、という感想は抱きつつも、「ウォッチャーズ」の残光は残っていて、ネット通販で本を購入する際に送料無料になる金額に達さないと、クーンツ作品の未読の文庫本をカートに加えていたりはしていました。
この「フランケンシュタイン 野望」も、そんな感じで、どちらかといえば惰性で買ったような作品です。
しかしながらこれが面白い面白い。
主人公である「フランケンシュタインの怪物」、デュカリオンが、銃を突きつけるカースン・オコナー(後にデュカリオンの仲間となるメインキャラの一人。ニューヨーク市警殺人課刑事)に対して、「俺は誰にも屈しはしない」と、静かに言い放つ188ページのシーン以降はもう一気読み。
“文庫本は通勤時の時間潰し”ルールを破り、久しぶりの夜更かしをしました。
話はシンプルで、たとえばAmazon.co.jpで紹介されている以上のものではありません。
自らの体を改造し、200年の長きを生き抜いていたヴィクター・フランケンシュタイン博士は、バイオテクノロジーの技術を駆使して生命創造の研究を続けており、彼が生み出した、外見は人類と変わらない「新人種」たちは、すでに社会の様々な階層、職種のなかにネットワークを築きつつあります。
ヴィクター・ヘリオスと名前を変えたフランケンシュタイン博士の目的は新人朱による人類の駆逐と、世界制服。
それに立ち向かうは、彼が200年前に創造した、かの有名な怪物。
罪人の死体を繋ぎ合わせた体に雷によって生命を吹き込まれた彼は、長い努力と修行の末に自らの殺人衝動をコントロールする術を身につけ、デュカリオンと名乗り隠遁していましたが、フランケンシュタイン博士の生存を知り、現代のニューオーリンズへと姿を現します。
フランケンシュタイン博士との決着を望むデュカリオン。
しかし博士の作り出した新人種たちは、博士の想像を超えた進化を遂げつつあり、コントロールを脱して様々な事件を起こしていきます。
人智を超えた事態の中で苦闘するニューヨーク市警殺人課のカースン・オコナーとマイクル・マディスン。
デュカリオンは自ら事件の渦中に飛び込み、彼らとともにフランケンシュタイン博士――ヴィクター・ヘリオスのほつれかけた野望に対峙してくことになる……というところまでがこの第1巻。
本来はTVドラマの企画であったとか、マーティン・スコセッシ監督がメガホンをとる予定であったとか、そういう周辺情報はクーンツ自ら前書きの中で明かしていますが、そのあたりは横に置いておいても、魅力的な人物造形(敵味方ともに)と力のあるプロットで、読者をねじ伏せるようにページを捲らせる、久方ぶりにクーンツの面目躍如の一冊であります。
「Homo Legens(読書人)の書評ブログ」より
2011年4月7日に日本でレビュー済み
SF+ハードボイルド+猟奇犯罪捜査+新人種パニック=ハイブリッド・ダーク・ファンタジー・エンタメ
世の中にゾンビが溢れかえる話は数知れず、地球に捨てられた使役宇宙人が刑事になって
連続殺人犯罪を捜査する話もあったし(エイリアン・ネイション)、隠れ魔法使いにこの世の中が支配されている
話もあった。(サンドマンスリム←本書に味わいが良く似ている。)
そして本書は、創造主フランケンシュタイン博士による新人類による世界征服の企て話(らしい)。
まだほんの導入部といった感じだが、200年の間にすでに数多く製作(?)され社会に密かに移植された新人種のなかには、
創造主の意図を逸脱して自我を芽生えさせ、内面に色々な葛藤を抱え始めた一派も派生しており、今回はその一部が
巻き起こす悲劇的事件に、別の猟奇的連続殺人事件と、その捜査に苦悩し奔走する二人の刑事の活躍と、(今後、彼らと
タッグ・チームを結成すると思われる)第一号ヂュカリオンとの出会いを描いた作品。
「フランケンシュタイン」という古典的題名から、古典的スリラーを予想すると完全に足を救われる。スピーディな場面転換が多用され
実に映画的な、あるいはTVゲーム的というか、ステージをクリアーする事の積み重ねで、少しづつ先の展開が読める構成。
第一号デュカリオンにしても、首にでかいボルトを打ち込んだ心優しいが、もっさりとしか動けない化物という我々のイメージにある
怪物から、超高速で移動し、重力の全てを理解し、お洒落タトツーを施したより現代的なマーベル・コミック的ダーク・ヒーローに
変貌している。(こういうヒーローはマーベルに多い。←ダーク・マン、ウイズリー・スナイプスの亜種バンパイアもこのカテゴリー)
次回以降は、この第一号チームとフランケンシュタイン一派との対決を軸にして、そこに今回お披露目のあった超能力機能付新人種も
出番を与えられそうで、さらには自然的自我内蔵派も更なる知的探求の為の事件を引き起こしそうで、本当に面白い
ダーク・ファンタジーに発展するのは ”これからだ”と言う期待を大いに抱かしてくれる弟一作でした。
世の中にゾンビが溢れかえる話は数知れず、地球に捨てられた使役宇宙人が刑事になって
連続殺人犯罪を捜査する話もあったし(エイリアン・ネイション)、隠れ魔法使いにこの世の中が支配されている
話もあった。(サンドマンスリム←本書に味わいが良く似ている。)
そして本書は、創造主フランケンシュタイン博士による新人類による世界征服の企て話(らしい)。
まだほんの導入部といった感じだが、200年の間にすでに数多く製作(?)され社会に密かに移植された新人種のなかには、
創造主の意図を逸脱して自我を芽生えさせ、内面に色々な葛藤を抱え始めた一派も派生しており、今回はその一部が
巻き起こす悲劇的事件に、別の猟奇的連続殺人事件と、その捜査に苦悩し奔走する二人の刑事の活躍と、(今後、彼らと
タッグ・チームを結成すると思われる)第一号ヂュカリオンとの出会いを描いた作品。
「フランケンシュタイン」という古典的題名から、古典的スリラーを予想すると完全に足を救われる。スピーディな場面転換が多用され
実に映画的な、あるいはTVゲーム的というか、ステージをクリアーする事の積み重ねで、少しづつ先の展開が読める構成。
第一号デュカリオンにしても、首にでかいボルトを打ち込んだ心優しいが、もっさりとしか動けない化物という我々のイメージにある
怪物から、超高速で移動し、重力の全てを理解し、お洒落タトツーを施したより現代的なマーベル・コミック的ダーク・ヒーローに
変貌している。(こういうヒーローはマーベルに多い。←ダーク・マン、ウイズリー・スナイプスの亜種バンパイアもこのカテゴリー)
次回以降は、この第一号チームとフランケンシュタイン一派との対決を軸にして、そこに今回お披露目のあった超能力機能付新人種も
出番を与えられそうで、さらには自然的自我内蔵派も更なる知的探求の為の事件を引き起こしそうで、本当に面白い
ダーク・ファンタジーに発展するのは ”これからだ”と言う期待を大いに抱かしてくれる弟一作でした。
2011年3月6日に日本でレビュー済み
構想の大きな作品です。
本作は、長い長い長編の、
ほんの冒頭といったところ。
クーンツは70〜80年代のホラーよりの作品から、
徐々にSF的な物語へ作風が変わってきていますが、
本作はそのSFタッチに加えて、
クーンツの得意とする伝奇的な色合いがたっぷり。
フランケンシュタインの物語をエピソードの中心に据えて、
時間を縦横無尽に駆け抜ける、
壮大なストーリーです。
この設定荒唐無稽と取るか、
エンターテイメントとして楽しめるかによって、
読後の感想はずいぶん変わりそうです。
ストーリーの行末が全く読めないので、
続編に期待します。
本作は、長い長い長編の、
ほんの冒頭といったところ。
クーンツは70〜80年代のホラーよりの作品から、
徐々にSF的な物語へ作風が変わってきていますが、
本作はそのSFタッチに加えて、
クーンツの得意とする伝奇的な色合いがたっぷり。
フランケンシュタインの物語をエピソードの中心に据えて、
時間を縦横無尽に駆け抜ける、
壮大なストーリーです。
この設定荒唐無稽と取るか、
エンターテイメントとして楽しめるかによって、
読後の感想はずいぶん変わりそうです。
ストーリーの行末が全く読めないので、
続編に期待します。