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宙の地図 (下) (ハヤカワ文庫NV) 文庫 – 2012/11/22
飛行物体からは三本脚の戦闘マシンが現われ、周囲を破壊する。ウエルズ、クレイトンは、資産家の娘エマと彼女を愛する男とともにロンドンへ行くが、街は何台もの戦闘マシンに攻撃され、『宇宙戦争』さながらの壊滅状態に陥る。追いつめられた彼らは、下水道に逃げ込んだ。しかし、そこで想像を絶する事実を知ることに! 感動的な愛、息詰まる冒険、予測不能の巧妙な展開。大反響を巻き起こした『時の地図』の待望の続篇
- 本の長さ463ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2012/11/22
- ISBN-104150412723
- ISBN-13978-4150412722
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2012/11/22)
- 発売日 : 2012/11/22
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 463ページ
- ISBN-10 : 4150412723
- ISBN-13 : 978-4150412722
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,290,915位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まだ下巻までたどり着いていませんが、時間を見ては、読む予定です。
2013年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前作『時の地図』の続編です。
H.G.ウエルズが主役、前作の懐かしいメンバーも登場します。
先を読ませない展開は相変わらずで、舞台もロンドン、南極、ロンドン地下、異星人のピラミッド…
と目まぐるしく変わります。最後は散りばめられた伏線が見事に回収されます。
前作と同様に翻訳が素晴らしく、作者がいう小説家の持つ想像力が与える読書の愉悦に十分浸れます。
今回はKindle版で読みましたが、電子版を分冊する意図が判りません。
900ページ位ならデータ量としてもたいしたことはないので1冊にしてもらったほうが、
上巻に戻って疑問に感じた箇所を読み直す手間が省けると思うのですが。
H.G.ウエルズが主役、前作の懐かしいメンバーも登場します。
先を読ませない展開は相変わらずで、舞台もロンドン、南極、ロンドン地下、異星人のピラミッド…
と目まぐるしく変わります。最後は散りばめられた伏線が見事に回収されます。
前作と同様に翻訳が素晴らしく、作者がいう小説家の持つ想像力が与える読書の愉悦に十分浸れます。
今回はKindle版で読みましたが、電子版を分冊する意図が判りません。
900ページ位ならデータ量としてもたいしたことはないので1冊にしてもらったほうが、
上巻に戻って疑問に感じた箇所を読み直す手間が省けると思うのですが。
2013年1月19日に日本でレビュー済み
H・G・ウェルズは刊行した『宇宙戦争』の続編をサーヴィスなるアメリカ人に勝手に書かれてしまう。そのサーヴィスに火星人の死体がロンドン市内の博物館にあると聞かされ、興味本位で一緒に見物に出かける。確かに奇妙な異星人の遺体があったのだが、うっかり指に怪我をしたウェルズは、その血液を異星人の遺体の上にたらしてしまう。
やがてロンドン市内に自作小説と同じ飛行物体が出現し、中から本物の異星人が姿を現すのだった…。
前作『 時の地図 』の続編であるスペインの小説です。
前作がウェルズの『タイムマシン』を下敷きにしつつ、ほほえましい疑似SFの物語を展開させていましたが、今回は正真正銘、スチームパンクSF、背筋も凍るホラー、血わき肉躍る冒険活劇、そして情熱の焔を燃やすロマンス小説と、多様な要素をあらん限り盛り込んだ一大巨編に仕上がっています。
前回も映画『ターミネーター』へのオマージュがありましたが、今回も「生き延びたければいっしょに来い!」(上巻438頁)と、かの映画のセリフが用いられていて、思わずニヤリとさせられます。
他にも『マトリックス』ばりに、ウサギを追いかけたアリスのごとくロンドンの地下水道を奔走し、その果てにタンクに全裸で浮かぶ人間の姿が描かれもします。
またホメロスの『イリアス』に出てくる「葡萄酒色の海」(上巻244頁)という表現が用いられているところなども、作者が古今の物語に対して敬意を払う様子が見て取れます。
時空を自在に超えて上下巻あわせて900頁に渡って目まぐるしくも展開する物語が最後にたどりつくのは、またしても前作同様、主人公ウェルズの心を満たす、物語を紡ぎ終えた充足感です。
「人間には夢が必要だ。そうだとも、幻を信じ、そこに閉じこもっていると窒息しそうになる、敵意に満ちたみじめな現実以外にも世界はあるのだと信じなければ、やっていられない。」(上巻293頁)
そう綴る作者の、人生を豊かにしてくれる物語を信じる心が胸に迫ってきます。
共にこの長大な物語を駆け抜けた私たち読者もその思いを共に分かち合う喜びを大いに得られるはずです。
そして、転々とする物語の中にあって、唯一変わらぬものがあると信じるに至るものが見えてくる最終場面の美しさは、息をのむほど。
見事としか言いようがありません。
訳者によるあとがきには、さらなる続編の予定があるといううれしい知らせが記されています。
『タイムマシン』、『宇宙戦争』とくれば当然のごとく次回作は『透明人間』がモチーフになっているのだとか。同じ訳者による端正な日本語で読めることが今から待ち遠しくてなりません。
*「第一幕め」(上巻234頁)とありますが、「一幕め」か「第一幕」のどちらかが正しい表現です。
*「死の苦痛かまぬがれてくれること」(上巻235頁)とあるのは、「死の苦痛から免れてくれること」の誤りでしょう。
やがてロンドン市内に自作小説と同じ飛行物体が出現し、中から本物の異星人が姿を現すのだった…。
前作『 時の地図 』の続編であるスペインの小説です。
前作がウェルズの『タイムマシン』を下敷きにしつつ、ほほえましい疑似SFの物語を展開させていましたが、今回は正真正銘、スチームパンクSF、背筋も凍るホラー、血わき肉躍る冒険活劇、そして情熱の焔を燃やすロマンス小説と、多様な要素をあらん限り盛り込んだ一大巨編に仕上がっています。
前回も映画『ターミネーター』へのオマージュがありましたが、今回も「生き延びたければいっしょに来い!」(上巻438頁)と、かの映画のセリフが用いられていて、思わずニヤリとさせられます。
他にも『マトリックス』ばりに、ウサギを追いかけたアリスのごとくロンドンの地下水道を奔走し、その果てにタンクに全裸で浮かぶ人間の姿が描かれもします。
またホメロスの『イリアス』に出てくる「葡萄酒色の海」(上巻244頁)という表現が用いられているところなども、作者が古今の物語に対して敬意を払う様子が見て取れます。
時空を自在に超えて上下巻あわせて900頁に渡って目まぐるしくも展開する物語が最後にたどりつくのは、またしても前作同様、主人公ウェルズの心を満たす、物語を紡ぎ終えた充足感です。
「人間には夢が必要だ。そうだとも、幻を信じ、そこに閉じこもっていると窒息しそうになる、敵意に満ちたみじめな現実以外にも世界はあるのだと信じなければ、やっていられない。」(上巻293頁)
そう綴る作者の、人生を豊かにしてくれる物語を信じる心が胸に迫ってきます。
共にこの長大な物語を駆け抜けた私たち読者もその思いを共に分かち合う喜びを大いに得られるはずです。
そして、転々とする物語の中にあって、唯一変わらぬものがあると信じるに至るものが見えてくる最終場面の美しさは、息をのむほど。
見事としか言いようがありません。
訳者によるあとがきには、さらなる続編の予定があるといううれしい知らせが記されています。
『タイムマシン』、『宇宙戦争』とくれば当然のごとく次回作は『透明人間』がモチーフになっているのだとか。同じ訳者による端正な日本語で読めることが今から待ち遠しくてなりません。
*「第一幕め」(上巻234頁)とありますが、「一幕め」か「第一幕」のどちらかが正しい表現です。
*「死の苦痛かまぬがれてくれること」(上巻235頁)とあるのは、「死の苦痛から免れてくれること」の誤りでしょう。
2012年12月30日に日本でレビュー済み
追記2:
ようやくiOS版Kindleにも対応した。
なぜ、発売時に対応させないのか、理解に苦しむ。
すくなくとも、この一件でKindleへの期待値は失墜した。
どうしても他では買えない書籍(哀れにも貧弱なラインナップは増える気配を見せないが)以外は買う気が失せた。
追記:
紀伊國屋書店BookWebなら、上下巻とも電子書籍で購入可能。
結局、上巻はKindle for iPad、下巻はKinoppyで読む羽目に。
ビューアーの使い勝手も後者が優れていると感じ、ますます上巻を買ってしまったことを後悔した。
他社の宣伝をされたくなかったら、早急に対応して下さい。
宙の地図(上)を、Kindle for iPadで読むために購入後、(下)も購入しようとしたが、購入できない。
なんと、(下)はKindle for iPadに対応していない!!
どこの世界に、上巻をiPad、下巻を紙媒体や他の端末で読もうとする奇特な読者がいるだろう?
自社端末を売らんとするがために、iOSへの対応を恣意的に制限するような卑怯な商法をとる会社とは、見下げ果てた。
仕方が無いので、下巻は意地でもAmazonを利用せず、街の書店で購入する。
分冊のすべてが購入可能か、事前に確認しなければ安心できないなんて、最悪だ。
ようやくiOS版Kindleにも対応した。
なぜ、発売時に対応させないのか、理解に苦しむ。
すくなくとも、この一件でKindleへの期待値は失墜した。
どうしても他では買えない書籍(哀れにも貧弱なラインナップは増える気配を見せないが)以外は買う気が失せた。
追記:
紀伊國屋書店BookWebなら、上下巻とも電子書籍で購入可能。
結局、上巻はKindle for iPad、下巻はKinoppyで読む羽目に。
ビューアーの使い勝手も後者が優れていると感じ、ますます上巻を買ってしまったことを後悔した。
他社の宣伝をされたくなかったら、早急に対応して下さい。
宙の地図(上)を、Kindle for iPadで読むために購入後、(下)も購入しようとしたが、購入できない。
なんと、(下)はKindle for iPadに対応していない!!
どこの世界に、上巻をiPad、下巻を紙媒体や他の端末で読もうとする奇特な読者がいるだろう?
自社端末を売らんとするがために、iOSへの対応を恣意的に制限するような卑怯な商法をとる会社とは、見下げ果てた。
仕方が無いので、下巻は意地でもAmazonを利用せず、街の書店で購入する。
分冊のすべてが購入可能か、事前に確認しなければ安心できないなんて、最悪だ。
2014年1月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作者はかなり映画が好きな人ですね、きっと。
読んでる最中、随所で頭の中に浮かぶのは「あの映画のあのシーンだ!」「これ、あのシーンのあいつじゃん!」とわかるのがうれしくもあり楽しくもあり・・・。特に"カー○・○ッセル"のあの顔が頻繁に目に浮かぶのは私だけ?
少々、文体がくどくて、まどろっこしくもなりますが、これもストーリーが"ジェットコースター・ムービー"調で活字を目で追って行くのが追いつかないせいでしょうな。
読んでる最中、随所で頭の中に浮かぶのは「あの映画のあのシーンだ!」「これ、あのシーンのあいつじゃん!」とわかるのがうれしくもあり楽しくもあり・・・。特に"カー○・○ッセル"のあの顔が頻繁に目に浮かぶのは私だけ?
少々、文体がくどくて、まどろっこしくもなりますが、これもストーリーが"ジェットコースター・ムービー"調で活字を目で追って行くのが追いつかないせいでしょうな。
2013年3月5日に日本でレビュー済み
正直、途中は飛ばし読み。前作で高く評価したような「通りすがりの登場人物にまつわる細やかな描写」があまり見られないのが残念。やはり正編をしのぐ続編無し、か。
とは言えラストでは不覚にも涙ぐんでしまいました。途中がタルく感じたら飛ばし読みでいいから投げ出さないで下さい。エンターテインメントとしては上等です。
しかしパルマさん、よっぽどH・G・ウェルズが好きなんですね。
とは言えラストでは不覚にも涙ぐんでしまいました。途中がタルく感じたら飛ばし読みでいいから投げ出さないで下さい。エンターテインメントとしては上等です。
しかしパルマさん、よっぽどH・G・ウェルズが好きなんですね。