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ランナウェイ/逃亡者 〔ハヤカワ文庫NV〕 (ハヤカワ文庫 NV コ 17-1) 文庫 – 2013/9/5
【ロバート・レッドフォード監督・主演映画化 10月5日(土)より全国公開! 】 反体制運動からスタートした学生グループ〈ウェザーマン〉は、過激化し、ついにはテロ行為にまで手を染めた。やがて銀行強盗事件を起こし、殺人容疑で追われる身となった三人のメンバーは、身分を偽り、潜伏した。そして26年が過ぎる。長年にわたって逃亡生活を続けてきたメンバーの一人が逮捕され、広がった波紋は、娘と暮らす平凡な弁護士の日常を崩壊させる。ロバート・レッドフォード監督・主演で映画化された話題作
- 本の長さ651ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2013/9/5
- ISBN-104150412898
- ISBN-13978-4150412890
商品の説明
著者について
1958年南アフリカ生まれ。イェール大学でフランス文学の博士号を取得し、その後は《ボストン・レヴュー》誌で文芸編集者をつとめた。そのかたわらで文学の教鞭も執っている。1995年にナチのホロコーストをテーマとしたサスペンス『犠牲の羊たち』で作家デビュー。次いで1998年に武器密輸問題を扱ったThe Gun Runner's Daughterを発表した。本書は2003年発表の第3作である。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2013/9/5)
- 発売日 : 2013/9/5
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 651ページ
- ISBN-10 : 4150412898
- ISBN-13 : 978-4150412890
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,635,854位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,202位ハヤカワ文庫 NV
- - 7,247位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年11月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
緻密。繊細。心の揺れ。自然描写秀逸。難解に感じても、読み返せば素晴らしい。でも、敢えて、でも、年長者、ニュースに関心を持つ人のほうが、楽しめると思います。
2014年3月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
(ちょっとネタバレ気味)
冒頭、主人公の人権派弁護士は、潜伏生活を終えて自首しようとしていた、70年代の極左活動家の弁護を断ります。ところが、この活動家が自首する前に逮捕された途端、いきなり主人公は幼い娘を連れて逃避行を開始。それを追うのは、新聞社に勤務するもう一人の主人公。一体彼は、何のために逃げるのか……? 実はその背景には、70年代の新左翼運動が深く関わっていて……というお話。
70年代の新左翼運動を真っ正面から扱い、苦悩を続ける人々を描いている本作。
かつて掲げた信条に間違いはなかったと信じつつも、自分たちの運動がもたらした結果までは、容易に正当化できない。そんな中で、過去を抱える大人たちや、そんな大人たちを見て育った若者たちが、時に口角泡を飛ばして激論を交えながらも、それぞれが未来に向けて決断を下していく……そんな、社会や人生に対する登場人物たちの真摯な向き合い方には、大変感動しました。
また、民主党寄りの人(左派)だけではなく共和党寄りの人(右派)も重要人物として登場します。政治信条ではほとんど歩み寄りということをしない両者ですが、本作に出てくる人たちについては、どちらも自分たちの非は素直に認めたり、相手が困っている時には手を差し伸べたり、時には恋に落ちたりといった交流が描かれるのは、読んでいて好感が持てます。
また、いわゆるアメリカンニューシネマのイメージから、こうした作品は救いのないバッドエンドに終わるものだというイメージが強くあると思いますが……(絶大なネタバレですが)安心してください。本作は(ほぼ)ハッピーエンドです。恥ずかしながら、若い世代の自分には、この点も無視できない好感ポイントでしたね。
というわけで、内容だけなら★5つとしたいところなのですが……本書は翻訳に少々難がありますね。個人的には読めないというほどではないですし、(未読ながら)これは原文の文体が相当クセがあるのかなあという迂遠な言い回しが多数あったりと、翻訳者に同情できる面もあるのですが、それにしてももうちょっと何とかなっただろうと……この点で★1つ減じさせてもらいました。
冒頭、主人公の人権派弁護士は、潜伏生活を終えて自首しようとしていた、70年代の極左活動家の弁護を断ります。ところが、この活動家が自首する前に逮捕された途端、いきなり主人公は幼い娘を連れて逃避行を開始。それを追うのは、新聞社に勤務するもう一人の主人公。一体彼は、何のために逃げるのか……? 実はその背景には、70年代の新左翼運動が深く関わっていて……というお話。
70年代の新左翼運動を真っ正面から扱い、苦悩を続ける人々を描いている本作。
かつて掲げた信条に間違いはなかったと信じつつも、自分たちの運動がもたらした結果までは、容易に正当化できない。そんな中で、過去を抱える大人たちや、そんな大人たちを見て育った若者たちが、時に口角泡を飛ばして激論を交えながらも、それぞれが未来に向けて決断を下していく……そんな、社会や人生に対する登場人物たちの真摯な向き合い方には、大変感動しました。
また、民主党寄りの人(左派)だけではなく共和党寄りの人(右派)も重要人物として登場します。政治信条ではほとんど歩み寄りということをしない両者ですが、本作に出てくる人たちについては、どちらも自分たちの非は素直に認めたり、相手が困っている時には手を差し伸べたり、時には恋に落ちたりといった交流が描かれるのは、読んでいて好感が持てます。
また、いわゆるアメリカンニューシネマのイメージから、こうした作品は救いのないバッドエンドに終わるものだというイメージが強くあると思いますが……(絶大なネタバレですが)安心してください。本作は(ほぼ)ハッピーエンドです。恥ずかしながら、若い世代の自分には、この点も無視できない好感ポイントでしたね。
というわけで、内容だけなら★5つとしたいところなのですが……本書は翻訳に少々難がありますね。個人的には読めないというほどではないですし、(未読ながら)これは原文の文体が相当クセがあるのかなあという迂遠な言い回しが多数あったりと、翻訳者に同情できる面もあるのですが、それにしてももうちょっと何とかなっただろうと……この点で★1つ減じさせてもらいました。
2013年12月3日に日本でレビュー済み
映画を見てから読みました。映画のストーリー上疑問に思った所も原作にはちゃんと書いてあって、これは良かったです(ここを説明するとネタバレになってしまう)
しかし、この翻訳は、読みづらいです。日本語になっていない。1970年前後のアメリカの社会運動(反体制運動)は分かりにくいが、それだけではないです。
p19 「今日では、ビリー・カシマノは・・・全国チェーンのオーナーとして知られていて、三つの大学の授業料を払っていて、さらにもう一校増やそうとしている。」
これは、おそらく「三つの大学に奨学金を出していて」という事ではないだろうか。これはほんの一例です。
文庫本で本体価格が1200円もする長編で、翻訳が日本語になっていないと読み通すのには辛いものがあります。
しかし、この翻訳は、読みづらいです。日本語になっていない。1970年前後のアメリカの社会運動(反体制運動)は分かりにくいが、それだけではないです。
p19 「今日では、ビリー・カシマノは・・・全国チェーンのオーナーとして知られていて、三つの大学の授業料を払っていて、さらにもう一校増やそうとしている。」
これは、おそらく「三つの大学に奨学金を出していて」という事ではないだろうか。これはほんの一例です。
文庫本で本体価格が1200円もする長編で、翻訳が日本語になっていないと読み通すのには辛いものがあります。