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パンダの親指 上: 進化論再考 (ハヤカワ文庫 NF 206) 文庫 – 1996/8/1
- 本の長さ287ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日1996/8/1
- ISBN-104150502064
- ISBN-13978-4150502065
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (1996/8/1)
- 発売日 : 1996/8/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 287ページ
- ISBN-10 : 4150502064
- ISBN-13 : 978-4150502065
- Amazon 売れ筋ランキング: - 103,973位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 104位ハヤカワ文庫 NF
- - 173位生物学 (本)
- - 3,472位エッセー・随筆 (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年3月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
I have wanted to read this book for more than 20 years. But somehow I've had no chance, or chance hasn't brought me into contact with this informative,sobering biological collection of essays. This time Thanks to kindle I managed to read it from cover to cover in the original.(I'm Japanese) True, some parts are beyond me, and it's all my fault, but I'm intelligent and modest enough to get revelation from this work. Jay gould is a realist through and through and those who read this book are overwhelmed by the power of sheer facts although if i were more learned, I could have absorbed more. Lastly, this book has crushed my idea of eternity. When I learned the fact that the explosion of the sun would swallow the earth, my foundation of existence was shaked, which in turn led me to take an etheist position.It's ok. After all, This perception savored my relation with my wife. Of course I won't go into my boring privacy.
2012年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いろいろな例を元に進化論について語っています。取り上げる題材は興味を引くものが多く、面白いものばかりでした。なんとなく昔読んだ『アシモフの科学エッセイ』を思い出しました。
ただ 日本語訳が直訳すぎてわかりにくいですね。内容そのものは中高生にも興味を持ってもらえるものなのに、文章を読み取るのに挫折してしまうかもしれません。
ただ 日本語訳が直訳すぎてわかりにくいですね。内容そのものは中高生にも興味を持ってもらえるものなのに、文章を読み取るのに挫折してしまうかもしれません。
2010年3月30日に日本でレビュー済み
グールドが生物進化について、独自の視点で分かりやすく語っています。グールドのエッセイはどれも興味深いテーマを扱っていて面白いですが、本書も身近な生き物の不思議から、進化論の歴史を振り返る話まで、たくさんの魅力的なエピソードがユーモアもたっぷり交えて語られています。
題名にもあるパンダの6本目の指の話も面白いですが、その後に書かれている、産卵のためだけに2000マイルも離れた島まで泳いで行くウミガメの話もかなり興味をそそられました。DNAのすごさがよく分かる例です。またネオテニー(幼形成熟)のような進化上の現象について、ミッキーマウスを例に挙げてこれほどまでに面白く、そして分かりやすく説明してしまうあたりが、グールドの手腕の見事さです。
また、化石捏造事件であるピルトダウン事件についても、その背景や経緯が驚くほど詳細に語られており、予備知識がなくても純粋に読み物として楽しめます。
それにしても、同じようにダーウィンの進化論を踏襲しているにもかかわらず、グールドとドーキンスの説はやはり相容れることはないんですね。私のような素人には、どちらが正しいのか、もしくはどちらも正しくないのかといったことは分かりません。ただその説得力に関心し、読み物として純粋に楽しむのみです。
題名にもあるパンダの6本目の指の話も面白いですが、その後に書かれている、産卵のためだけに2000マイルも離れた島まで泳いで行くウミガメの話もかなり興味をそそられました。DNAのすごさがよく分かる例です。またネオテニー(幼形成熟)のような進化上の現象について、ミッキーマウスを例に挙げてこれほどまでに面白く、そして分かりやすく説明してしまうあたりが、グールドの手腕の見事さです。
また、化石捏造事件であるピルトダウン事件についても、その背景や経緯が驚くほど詳細に語られており、予備知識がなくても純粋に読み物として楽しめます。
それにしても、同じようにダーウィンの進化論を踏襲しているにもかかわらず、グールドとドーキンスの説はやはり相容れることはないんですね。私のような素人には、どちらが正しいのか、もしくはどちらも正しくないのかといったことは分かりません。ただその説得力に関心し、読み物として純粋に楽しむのみです。
2005年4月20日に日本でレビュー済み
著者のグールド氏は、進化学の研究者として有名だが、同時に科学史も専門としており、本書では進化論に関わる歴史の裏側もあわせて語られているところが面白い。科学史に詳しい筆者だからこそと思われる、幅の広い考察が繰り広げられており、専門に進化学を勉強していてもなかなか知りえない内容だと思う。
特に興味深かったのは「ピルトダウン再訪」の章で語られる、化石資料の捏造事件。改めて調査すれば明らかな「作り物」であったという人骨(といってもオランウータンの下顎骨との組み合わせたもの)を、専門の研究者がこぞって受け入れ、人類進化の「ミッシングリンク」としてしまったのはなぜか? また、「ダウン博士の症候群」の章では、現在はダウン症として知られる病気の発見者であるダウン博士が、はじめ「蒙古白痴」なる病名で発表していたこと。そしてその背景には博士のゆがんだ人種差別が見え隠れしていることなど。
エッセーであり、話は多岐に渡るが、全ての話に進化論としての流れが見えるので、混乱することはない。文庫版であるが、下巻とあわせると、かなり読み応えのある本だと思う。
特に興味深かったのは「ピルトダウン再訪」の章で語られる、化石資料の捏造事件。改めて調査すれば明らかな「作り物」であったという人骨(といってもオランウータンの下顎骨との組み合わせたもの)を、専門の研究者がこぞって受け入れ、人類進化の「ミッシングリンク」としてしまったのはなぜか? また、「ダウン博士の症候群」の章では、現在はダウン症として知られる病気の発見者であるダウン博士が、はじめ「蒙古白痴」なる病名で発表していたこと。そしてその背景には博士のゆがんだ人種差別が見え隠れしていることなど。
エッセーであり、話は多岐に渡るが、全ての話に進化論としての流れが見えるので、混乱することはない。文庫版であるが、下巻とあわせると、かなり読み応えのある本だと思う。
2004年5月31日に日本でレビュー済み
何冊か読んだグールドの本の中では、内容がバラエティに富んでいて、突っ込みも程々なので読みやすい。それもそのはずで、本書はアメリカ自然科学史博物館の広報誌に掲載されたエッセイ集なのだそうだ。どれも書き出しから魅了され、本題への移行もスムーズで読み物として充実している。
表題作も面白いが、本書での読みどころはあのドーキンスの説と対峙する「利他的な集団と利己的な遺伝子」、ミッキー・マウスのキャラクターの変遷やねつ造された人骨をテーマにした「人類の進化」、恐竜や有袋類の生態を弁護する「蔑まれ閉めだされた者たち」あたりだろう。特にドーキンスの説に異論を唱える数ページの記述は、感情を抑えた注意深い論理展開で、文章の書き方自体にも感心させられた。
また個人的に驚かされたのは、1992年にベストセラーになった「ゾウの時間ネズミの時間」の元ネタが披瀝されている「体の大きさと時間」だった。「ゾウの・・・」を読んで感心したが、この指摘は同書をさかのぼること10数年前に一般向けに記述されていたのだ。同書を読んだことのある方は、ぜひ本書にも目を通して欲しい。
表題作も面白いが、本書での読みどころはあのドーキンスの説と対峙する「利他的な集団と利己的な遺伝子」、ミッキー・マウスのキャラクターの変遷やねつ造された人骨をテーマにした「人類の進化」、恐竜や有袋類の生態を弁護する「蔑まれ閉めだされた者たち」あたりだろう。特にドーキンスの説に異論を唱える数ページの記述は、感情を抑えた注意深い論理展開で、文章の書き方自体にも感心させられた。
また個人的に驚かされたのは、1992年にベストセラーになった「ゾウの時間ネズミの時間」の元ネタが披瀝されている「体の大きさと時間」だった。「ゾウの・・・」を読んで感心したが、この指摘は同書をさかのぼること10数年前に一般向けに記述されていたのだ。同書を読んだことのある方は、ぜひ本書にも目を通して欲しい。
2012年4月28日に日本でレビュー済み
原著は30年くらい前のものなので、おそらく学術的には古くなってしまったものも多いと思われますが、読み物としては今でも十分に面白いです。グールドのように科学のおもしろさ、おくふかさを一般の人々にわかりやすく伝えられる作者は希有です。本書も学術的には古くなったかもしれませんが、科学への啓蒙としてはまだまだ古びていないと言えるでしょう。
本書の大きなテーマの一つは「正しい進化論の理解」といってよいでしょう。まずは題名にもなっているパンダの親指です。パンダの前足にある親指に見えるものは親指ではなく、骨が異常に大きくなったものということです。それだけならただのトリビアですが、パンダの真の親指は進化の過程で他の役割を与えられており、ものをつかむための対抗可能な指に変わることは不可能である、ものをつかむために手持ちの素材であった骨を特殊に発達させたと進化の文脈をわかりやすく説明しています。無味乾燥になりがちな科学的な議論を興味深いところからわかりやすく述べています。本書でも他にもいろいろな生物やテーマで進化論を論じていますが、パンダの親指ほど面白く、わかりやすいものはありません。
もう一つのテーマは、一つ目のテーマと重複する部分もあるのですが「進化論と政治」といえるでしょうか。
ダーウィンの時代からセンセーションを巻き起こした進化論ですが、衝撃的故か学術的な分野を超えて拡大・拡散していった歴史があります。優生学や社会進化学など残念な結果を引き起こしたものもあります。なぜ進化論は学術の範囲を超えて誤解されていったのか疑問に思っていたのですが、7章の「ラマルクの微妙な色合い」がある種の解答を与えてくれました。ラマルクといえば獲得形質の遺伝で有名ですが、人間の文化は獲得されたものが継承されていく、文化的な進化を生物学的な進化に素朴に応用した結果が誤解を招いたのではないだろうかと感じた次第です。また13章「広い帽子と狭い心」14章「女性の脳」15章「ダウン博士の症候群」16章「ヴィクトリア風ヴェールのほころび」の一連の文章も社会と学問の家計を考えさせる良い題材となるでしょう。
グールドの他の著書でもあるような洒落の効いた文章もあります。9章の「ミッキーマウスに生物学的敬意を」ではミッキーマウスの幼児化とネオテニーの対比が述べられ楽しめます。科学的でありながら四角四面でないところがグールドのよいところです。本書も人間の科学という営みを考えるための良書となっています。
本書の大きなテーマの一つは「正しい進化論の理解」といってよいでしょう。まずは題名にもなっているパンダの親指です。パンダの前足にある親指に見えるものは親指ではなく、骨が異常に大きくなったものということです。それだけならただのトリビアですが、パンダの真の親指は進化の過程で他の役割を与えられており、ものをつかむための対抗可能な指に変わることは不可能である、ものをつかむために手持ちの素材であった骨を特殊に発達させたと進化の文脈をわかりやすく説明しています。無味乾燥になりがちな科学的な議論を興味深いところからわかりやすく述べています。本書でも他にもいろいろな生物やテーマで進化論を論じていますが、パンダの親指ほど面白く、わかりやすいものはありません。
もう一つのテーマは、一つ目のテーマと重複する部分もあるのですが「進化論と政治」といえるでしょうか。
ダーウィンの時代からセンセーションを巻き起こした進化論ですが、衝撃的故か学術的な分野を超えて拡大・拡散していった歴史があります。優生学や社会進化学など残念な結果を引き起こしたものもあります。なぜ進化論は学術の範囲を超えて誤解されていったのか疑問に思っていたのですが、7章の「ラマルクの微妙な色合い」がある種の解答を与えてくれました。ラマルクといえば獲得形質の遺伝で有名ですが、人間の文化は獲得されたものが継承されていく、文化的な進化を生物学的な進化に素朴に応用した結果が誤解を招いたのではないだろうかと感じた次第です。また13章「広い帽子と狭い心」14章「女性の脳」15章「ダウン博士の症候群」16章「ヴィクトリア風ヴェールのほころび」の一連の文章も社会と学問の家計を考えさせる良い題材となるでしょう。
グールドの他の著書でもあるような洒落の効いた文章もあります。9章の「ミッキーマウスに生物学的敬意を」ではミッキーマウスの幼児化とネオテニーの対比が述べられ楽しめます。科学的でありながら四角四面でないところがグールドのよいところです。本書も人間の科学という営みを考えるための良書となっています。
他の国からのトップレビュー
Ernest Barton
5つ星のうち5.0
WONDERFUL STUFF
2021年5月31日に英国でレビュー済みAmazonで購入
I have had a copy of this book for some time and it startwed falling apart so I ordered this one which has a slightly bigger font, Great stuff almost every essay could be expanded into a book SJG is a great loss to us all.
Amazon Customer
5つ星のうち5.0
Gould was an excellent writer
2019年8月24日にインドでレビュー済みAmazonで購入
There are many important things to learn from this book. For me personally, it helped explain the difference between Darwinism and Lamarckism.
Edwin J. Cummings
5つ星のうち5.0
This book will help you get a handle on things.
2014年3月30日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Stephan Jay Gould was a wonderful writer along with providing useful information to improve your understanding of the world around you. I just wish I could remember where I hide it.
doc peterson
5つ星のうち4.0
Hit and miss ...
2020年5月6日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
There is little disagreement that the late Stephen Gould was a brilliant writer, brining science to the masses through his frequent essays published in "Natural History" magazine. _The Panda's Thumb_ is a collection of these essays. And like any collection of writing, there is the good, and there is the not-so-good. (I can't classify anything by Gould as "bad.")
Among the essays that particularly enjoyed was his piece on Mickey Mouse ("A Biological Homage to Mickey Mouse") in which Gould both describes and quatifies the changes in the appearance of that beloved Disney character - and relates these changes to why people think the character is "cute" before extrapolating that this "cuteness" is perhaps a biological function for survival (and to which we have modified any number of domesticated critters.) "The Episodic Nature of Evolutionary Change" was especially fascinating, as it opened the door for lay-readers such as myself to peek into a scientific debate that is still very much alive: does evolution happen in sudden bursts of advancement or in a slow, gradual progression? Of course Gould has his own ideas on the controversy, but he does an admirable job of outlining both sides of the argument without straw-man reasoning.
Other articles I didn't care much for - either because I was unfamiliar with the anatomy to which Gould refers, or the topic just didn't strike me as interesting - but that's the cost of admission for a work like this. On the balance, there is much more to like than to not.
Among the essays that particularly enjoyed was his piece on Mickey Mouse ("A Biological Homage to Mickey Mouse") in which Gould both describes and quatifies the changes in the appearance of that beloved Disney character - and relates these changes to why people think the character is "cute" before extrapolating that this "cuteness" is perhaps a biological function for survival (and to which we have modified any number of domesticated critters.) "The Episodic Nature of Evolutionary Change" was especially fascinating, as it opened the door for lay-readers such as myself to peek into a scientific debate that is still very much alive: does evolution happen in sudden bursts of advancement or in a slow, gradual progression? Of course Gould has his own ideas on the controversy, but he does an admirable job of outlining both sides of the argument without straw-man reasoning.
Other articles I didn't care much for - either because I was unfamiliar with the anatomy to which Gould refers, or the topic just didn't strike me as interesting - but that's the cost of admission for a work like this. On the balance, there is much more to like than to not.
Dr G.
5つ星のうち5.0
Fascinating
2019年12月29日に英国でレビュー済みAmazonで購入
The author never fails to keep the reader enthralled. He is a scientific storyteller without his equal. I for one cannot wait to read more.