現在ではフィクションも書いているマクナブですが、全てはノンフィクションのこの本からはじまっています。彼の作品はほとんどが SAS 在籍時の経験がベースになっているので、SAS への入隊の仕方、入隊テストの詳細、訓練、実戦配備までカヴァーされたノンフィクションであるこの本を読んでおくことをお薦めします。そして、「ブラヴォー・ツー・ゼロ」といった実戦配備のノンフィクションもの、さらにはフィクションへと読み進むのが良いと思います。
ノンフィクションものはきわどい内容も多いので、発禁の憂き目に遭いかけているようですが、部分削除などを経て出版にこぎつけたようです。しかし、世界には多くの特殊部隊が存在しますが、ノンフィクションで読めるのは大抵イギリス SAS かイスラエルモサドものです。フィクションでは多く登場するアメリカ海軍の SEAL をはじめとして、アメリカの特殊部隊のノンフィクションはまずお目にかかれません。やはり、アメリカは少しでも国益に反するものは厳しく統制しているものと思われます。いずれにせよ、SAS の内情を書いた本は多くありますが、現時点でこの本に勝るものはないでしょう。
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SAS戦闘員 上: 最強の対テロ・特殊部隊の極秘記録 (ハヤカワ・ノンフィクション 239) 文庫 – 2000/7/1
- 本の長さ352ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2000/7/1
- ISBN-104150502390
- ISBN-13978-4150502393
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2000/7/1)
- 発売日 : 2000/7/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 352ページ
- ISBN-10 : 4150502390
- ISBN-13 : 978-4150502393
- Amazon 売れ筋ランキング: - 731,241位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容はすごく面白いけれど、言葉がすごく汚かった。
公では言えないような言葉(英語)だった。
公では言えないような言葉(英語)だった。
2003年12月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世界にはまだまだ知らないことが山ほどあるし、こうした本を読むと違う視点で物を見られるようになる、という典型的な本。軍事関係にはあまり興味のない人でも面白く読める。なんといっても掴みが上手い。
自伝的に語られる物語の中で我々が絶対に知り得ない「現場」というものを飽きずに疑似体験できる面白さは、なんといっても彼の語り口にあるだろう。
作者はロンドンの下町の極貧の生まれ。中学へ行くまで革靴を一度も履いたこともなく、読み書きすら7歳児程度であったという。そこから自分の意志で這い上がり、これだけの物語を語りうる人間に成長していく過程を描いたこの本は一級の自伝という側面も持っている。
上巻では作者の子供時代から、陸軍への入隊、北アイルランドでの軍務、厳しい選抜試験、訓練につぐ訓練の末に隠密行動のエキスパートとなっていく課程が、英国人らしいシニカルなユーモアを交えて臨場感たっぷりに語られる。
SASのトレーニングセンターのあるウェールズのブレコンは英国カントリーインテリアの超有名ブランド、ローラ・アシュレーのマナーハウスがある場所でイングランドでは最も人気の高いカントリーサイドの一つ。夏場は乗馬や優雅なファームステイを過ごす観光客でうなるような場所だ。そうした観光客を横目で見ながら、20kg近いザックを背負って、ブラックマウンテンを何日も走り抜ける試験の模様を読んだときには、この本を読んでから行けば別の感慨があったことだろうと心から思った。縦走訓練の前に近隣住民を集めて「動物(訓練兵)に餌を与えないでください。彼らのためになりませんから」というインフォメーションをする下りなど爆笑物の逸話に事欠かない。
とはいえ、ハリウッド映画のドンパチ系の戦争物語のノリを期待する人にはダメかも。
巻頭に現場や装備品の写真がかなりの点数載っているのも秀逸。
自伝的に語られる物語の中で我々が絶対に知り得ない「現場」というものを飽きずに疑似体験できる面白さは、なんといっても彼の語り口にあるだろう。
作者はロンドンの下町の極貧の生まれ。中学へ行くまで革靴を一度も履いたこともなく、読み書きすら7歳児程度であったという。そこから自分の意志で這い上がり、これだけの物語を語りうる人間に成長していく過程を描いたこの本は一級の自伝という側面も持っている。
上巻では作者の子供時代から、陸軍への入隊、北アイルランドでの軍務、厳しい選抜試験、訓練につぐ訓練の末に隠密行動のエキスパートとなっていく課程が、英国人らしいシニカルなユーモアを交えて臨場感たっぷりに語られる。
SASのトレーニングセンターのあるウェールズのブレコンは英国カントリーインテリアの超有名ブランド、ローラ・アシュレーのマナーハウスがある場所でイングランドでは最も人気の高いカントリーサイドの一つ。夏場は乗馬や優雅なファームステイを過ごす観光客でうなるような場所だ。そうした観光客を横目で見ながら、20kg近いザックを背負って、ブラックマウンテンを何日も走り抜ける試験の模様を読んだときには、この本を読んでから行けば別の感慨があったことだろうと心から思った。縦走訓練の前に近隣住民を集めて「動物(訓練兵)に餌を与えないでください。彼らのためになりませんから」というインフォメーションをする下りなど爆笑物の逸話に事欠かない。
とはいえ、ハリウッド映画のドンパチ系の戦争物語のノリを期待する人にはダメかも。
巻頭に現場や装備品の写真がかなりの点数載っているのも秀逸。
2007年1月11日に日本でレビュー済み
筆者は家庭環境からか、グレて幼い頃から盗みなど犯罪行為を繰り返していた不良だった。
しかし、警察に逮捕されたことをきっかけにして、このままじゃダメだと思って軍隊に入る。
軍隊で努力して才能を発揮し始め、そして選抜試験を受けて特殊部隊に入った。
要約するとそういう感じです。
努力の大切さというものを教えられました。
この本によると、撃ちまくるというのは良くないことなんだって。
弾がすぐ無くなるし、当たらない。
SASの対テロ部隊の訓練は全て実弾で行われている。
自衛隊の対テロ部隊ようにレーザーが出るモデルガンで人形を打つというようなクダラネえ戦争ごっこなどしない。
ここらへんは一流だなぁと感じだ。
しかし、警察に逮捕されたことをきっかけにして、このままじゃダメだと思って軍隊に入る。
軍隊で努力して才能を発揮し始め、そして選抜試験を受けて特殊部隊に入った。
要約するとそういう感じです。
努力の大切さというものを教えられました。
この本によると、撃ちまくるというのは良くないことなんだって。
弾がすぐ無くなるし、当たらない。
SASの対テロ部隊の訓練は全て実弾で行われている。
自衛隊の対テロ部隊ようにレーザーが出るモデルガンで人形を打つというようなクダラネえ戦争ごっこなどしない。
ここらへんは一流だなぁと感じだ。
2007年11月11日に日本でレビュー済み
「どうやったら入隊できるのか」「どんな隊員達がいるのか」「普段は何をしてすごしているのか」などなど、SASに対する素朴な疑問が解消された気がします。
著者が入隊のための選抜訓練(志望者はここでふるいにかけられる)に臨むくだりなど、決して些細なことでも妥協しない部隊の姿勢そのものがにじみ出ていて、改めてSASの底力というものをみせつけられた気分です。
そしてSAS、ほんとうにいろんなことをやっています、隊員達は本当にいろんなことができます、しかも相当高いレベルです、半端じゃない、凄い。
とはいっても、決してみんなパーフェクトなジェイムス・ボンドの集まりではないところがとても面白おかしく描かれています、各隊員の平素の人物像についてのくだりを読むと、けっこういろんな人がいて‥ま、でも、仕事になればまた別なんですけどね。
構成としては、著者の「少年時代から陸軍入隊、そしてSASに入隊を許され湾岸戦争に至るまで」の回想録で、ハリウッド映画ばりの冒険活劇では決してないのですが、このようなハイレベルな部隊に身を置いていた著者の言葉一つ一つに含蓄があり、説得力があります、また、SASの部隊そのものについての知識のみならず、イギリスにおける低所得者層の日常生活(筆者はスラム街のようなところで少年時代をすごした、いうなれば不良少年)や、80年代のイギリスの若者のライフスタイル、文化・風俗を覗き見ることができ、たいへん興味深いものです。
著者が入隊のための選抜訓練(志望者はここでふるいにかけられる)に臨むくだりなど、決して些細なことでも妥協しない部隊の姿勢そのものがにじみ出ていて、改めてSASの底力というものをみせつけられた気分です。
そしてSAS、ほんとうにいろんなことをやっています、隊員達は本当にいろんなことができます、しかも相当高いレベルです、半端じゃない、凄い。
とはいっても、決してみんなパーフェクトなジェイムス・ボンドの集まりではないところがとても面白おかしく描かれています、各隊員の平素の人物像についてのくだりを読むと、けっこういろんな人がいて‥ま、でも、仕事になればまた別なんですけどね。
構成としては、著者の「少年時代から陸軍入隊、そしてSASに入隊を許され湾岸戦争に至るまで」の回想録で、ハリウッド映画ばりの冒険活劇では決してないのですが、このようなハイレベルな部隊に身を置いていた著者の言葉一つ一つに含蓄があり、説得力があります、また、SASの部隊そのものについての知識のみならず、イギリスにおける低所得者層の日常生活(筆者はスラム街のようなところで少年時代をすごした、いうなれば不良少年)や、80年代のイギリスの若者のライフスタイル、文化・風俗を覗き見ることができ、たいへん興味深いものです。
2008年4月17日に日本でレビュー済み
とりあえず、クソ面白くて一気に上下巻読んでしまった。
本書は著者の幼少、陸軍入隊からSAS入隊、SASでの試練や事件などの途中までを綴ったノンフィクションである。
陸軍のころは銃を撃つ単純な喜びから、SAS隊員になり人の命を守るために銃を撃つという心変わりなども読んでいくうちにわかる。
今まで色々なミステリー小説を数十冊読んできたけど、やはりノンフィクションならではのリアルな体験は、非日常ながらも読む人に興奮を与えてくれる。
ブラヴォー・ツー・ゼロの後に書かれた本だが、時の流れ的にはこっちが先なのでまだの人はこちらから読むことをお勧めする。
本書は著者の幼少、陸軍入隊からSAS入隊、SASでの試練や事件などの途中までを綴ったノンフィクションである。
陸軍のころは銃を撃つ単純な喜びから、SAS隊員になり人の命を守るために銃を撃つという心変わりなども読んでいくうちにわかる。
今まで色々なミステリー小説を数十冊読んできたけど、やはりノンフィクションならではのリアルな体験は、非日常ながらも読む人に興奮を与えてくれる。
ブラヴォー・ツー・ゼロの後に書かれた本だが、時の流れ的にはこっちが先なのでまだの人はこちらから読むことをお勧めする。
2001年12月13日に日本でレビュー済み
著者アンディマクナブは16才でイギリス陸軍に入隊しました。単なる不良少年が軍隊の訓練を受け、肉体的にも、精神的にも鍛えられ、SASという特殊部隊でプロの兵士に成長していく様を描いています。訓練の内容、現場の兵士のやりとりなどが克明に記録され、著者の少々下品なユーモアのセンスも混ざって、上下巻とも全く飽きずに一気に読んでしまいました。
南米での麻薬ゲリラ、北アイルランドのIRAとの戦い、東南アジアやアフリカ、イギリスでの訓練など部隊が世界中をかけまわり、あらゆる種類の訓練を受け、戦う様子は80年代の国際政治の舞台裏を垣間見る思いです。国益を守るために世界中で秘密裏に作戦を展開する特殊部隊は日本人の私達には想像もできない世界です。あまりにも克明に書き過ぎてイギリス政府から発禁の訴えがあったいわくつきの本です。
南米での麻薬ゲリラ、北アイルランドのIRAとの戦い、東南アジアやアフリカ、イギリスでの訓練など部隊が世界中をかけまわり、あらゆる種類の訓練を受け、戦う様子は80年代の国際政治の舞台裏を垣間見る思いです。国益を守るために世界中で秘密裏に作戦を展開する特殊部隊は日本人の私達には想像もできない世界です。あまりにも克明に書き過ぎてイギリス政府から発禁の訴えがあったいわくつきの本です。
他の国からのトップレビュー
Dave Monds
5つ星のうち5.0
Authentic, moving, funny
2019年10月19日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Such a great read. Authentic, funny, moving. One of, if not, the best memoirs of the British SAS. You can be fooled I thinking it was all a lark by the authors colloquial style but make no mistakes, these guys are true warriors, masters at their craft but still human underneath it all.
Dave Green
5つ星のうち5.0
Five Stars
2016年1月5日にオーストラリアでレビュー済みAmazonで購入
Brilliant, could not put it down. True hero and author
Stormbird
5つ星のうち5.0
Interesting, well written
2006年7月14日に英国でレビュー済みAmazonで購入
Very good book. One of the better ex-SAS biographies. However, "ianrmillard" has a very good point. The book holds your interest well and although it's very depressing reading about his childhood, etc, it's a very good book - however, at the end of the day it's just the biography of a man who accomplished something, like so many others. It must be taken into consideration that "McNab" is a hated (ex-)soldier in the British army and that most of the other books he has written are meaningless, violent, depressing and boring to quite some extent. Bottom line, however, is that it's a good book and one i would certainly read again. The few pounds spent buying this book are worth it.
(A little personal PS to "ian": the SAS and SBS do use animals for practise on cutting throats. -Rabbits, to be precise. Not so much killing practise as survival practise. Doesn't bring the quality of a book down, either.)
(A little personal PS to "ian": the SAS and SBS do use animals for practise on cutting throats. -Rabbits, to be precise. Not so much killing practise as survival practise. Doesn't bring the quality of a book down, either.)
peter clarke
5つ星のうち4.0
Package was NOT handed to resident.Was left on the porch
2021年6月14日にカナダでレビュー済みAmazonで購入
Stretching the truth about delivery,however an excellent book.very intense and well written.
PDC
PDC