ガウス、アーベル、ガロア、コーシー…。
そうそうたる数学者がナポレオン帝政に前後する社会の混乱期を必死で生きているさまは美しく感じます。
まあ、江戸幕府が滅んだのも妥当な数学物理学上の差でしょう。
法にして合同、代数学の基本定理、超幾何関数。
数学の帝王はすごいです。
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数学をつくった人びと 2 (ハヤカワ文庫 NF 284 〈数理を愉しむ〉シリーズ) 文庫 – 2003/10/1
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- 本の長さ421ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2003/10/1
- ISBN-104150502846
- ISBN-13978-4150502843
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2003/10/1)
- 発売日 : 2003/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 421ページ
- ISBN-10 : 4150502846
- ISBN-13 : 978-4150502843
- Amazon 売れ筋ランキング: - 227,901位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2016年1月3日に日本でレビュー済み
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2013年4月22日に日本でレビュー済み
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難解な数式を飛ばして読んでも面白い。アーベル、ガロアの章が好き。
2017年3月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
翻訳が下手すぎるので、原文も読んでみたが、原文を忠実に直訳調で訳しすぎている。
そのため、訳文全体が間延びしているので、何が言いたいのかいまいちつかめない。
大学受験の英文和訳問題であれば、間違いなく落ちるレベルであろう。
名著をこのような翻訳者に任せるところに、日本の出版業界の残念なところがある。
そのため、訳文全体が間延びしているので、何が言いたいのかいまいちつかめない。
大学受験の英文和訳問題であれば、間違いなく落ちるレベルであろう。
名著をこのような翻訳者に任せるところに、日本の出版業界の残念なところがある。
2017年4月10日に日本でレビュー済み
数学史はやはり19世紀が一番おもしろい。
19世紀は幸せな時代である。ラグランジュやガウスの著作が読みこなせれば誰でも研究の第一線に立てた。
同時に不幸な時代でもある。インターネットなど発達していない時代にあっては、自分の業績を認めてもらうには
権威のある誰かに認めてもらう以外に世にでるすべはなかった。
アーベルはまだ幸せである。ライバルのヤコービは見方をかえれば最大の理解者だったしクレレなどからの援助も受けられた。
ガロアはまったく孤立無援。まるで玉砕のような人生である。
自分としてはⅢ巻になるがエルミートの章がおもしろかった。
この人は数学史の本ではあまり取り上げられることがないような気がする。
ガロアの失敗を教訓にしたリシャール教授がいなければガロアの悲劇をくりかえすところだった。
数学はヨーロッパだけで発達したわけではない。
日本にも独自の数学があった。19世紀に入って圧倒的に引き離されるのはなぜなのか。数学史の本をいろいろ読んでみたけれど
よく解らない。
本書は数学史の古典的な名作で評論も出尽くしていると思うが今読んでも充分おもしろい。未読の方はぜひご一読をおすすめしたい。
19世紀は幸せな時代である。ラグランジュやガウスの著作が読みこなせれば誰でも研究の第一線に立てた。
同時に不幸な時代でもある。インターネットなど発達していない時代にあっては、自分の業績を認めてもらうには
権威のある誰かに認めてもらう以外に世にでるすべはなかった。
アーベルはまだ幸せである。ライバルのヤコービは見方をかえれば最大の理解者だったしクレレなどからの援助も受けられた。
ガロアはまったく孤立無援。まるで玉砕のような人生である。
自分としてはⅢ巻になるがエルミートの章がおもしろかった。
この人は数学史の本ではあまり取り上げられることがないような気がする。
ガロアの失敗を教訓にしたリシャール教授がいなければガロアの悲劇をくりかえすところだった。
数学はヨーロッパだけで発達したわけではない。
日本にも独自の数学があった。19世紀に入って圧倒的に引き離されるのはなぜなのか。数学史の本をいろいろ読んでみたけれど
よく解らない。
本書は数学史の古典的な名作で評論も出尽くしていると思うが今読んでも充分おもしろい。未読の方はぜひご一読をおすすめしたい。