映画を見てから彼女のことをもっと知りたいと思い購入しました。
難しいことはよく分かりませんが、彼女のことが客観的に詳しく書いてあります。
文章も分かりやすいです。筆者の個人的な気持ちなどが入ってなく平等の立場で描かれている所も良いと思いました。
最初の数ページはカラーで写真(肖像画)と説明があり、とても興味深いです。
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マリー・アントワネット 上 (ハヤカワ文庫 NF 316) 文庫 – 2006/12/1
- 本の長さ454ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2006/12/1
- ISBN-104150503168
- ISBN-13978-4150503161
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2006/12/1)
- 発売日 : 2006/12/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 454ページ
- ISBN-10 : 4150503168
- ISBN-13 : 978-4150503161
- Amazon 売れ筋ランキング: - 845,899位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 373位フランス史
- - 446位ハヤカワ文庫 NF
- - 2,269位ヨーロッパ史一般の本
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トップレビュー
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2015年10月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ツヴァイクの「マリー・アントワネット」は読んだことがあり、新たなアントワネット像に触れてみたいと思って、今回この本を読みました。
2019年5月25日に日本でレビュー済み
18世紀の王女として名高いマリー・アントワネットの伝記。
今までも色々書かれているそうですが、この伝記では過去に言われていた事をシャットアウトして独自にこの著者の視点で過去を検証し様々な文献からマリー・アントワネットを捉え直そうとしたらしいです。
この著作以外でマリー・アントワネットの伝記を読んでいないので、今までの伝記と違う部分があるかどうかよく判りませんが、この伝記ではマリー・アントワネットを一人の女性として割と普通の女性だったけど、時代や社会の状況で劇的な生涯を辿った悲劇の女性を描いていると思いました。
雑学っぽい所では、結婚した王子が包茎の為になかなか子供を作れなかった所や宝石の盗難事件や、誹謗中傷した文章が出回った所とかが印象に残りました。
有名な「ご飯が食べられなかったらお菓子をたべれば」というセリフもマリー・アントワネットが言ったのではないそうで、他の人が言った事がこの人のセリフにいつのまにかなってしまったというのも、初めて聞いたので驚きました。
享楽的でいい加減な王女というイメージも嫌いな人が作ったイメージが一人歩きしたものだそうで、リチャード3世もシェイクスピアが悪く書いたのでそういうイメージでしたが、「時の娘」等で実際はいい人だったとか、ポーも暗い詩を書いていたので不健康なイメージがありましたが、最近の研究によると健康で運動神経も良かったとか。歴史の性で間違ったイメージが一人歩きする事が多いみたいですね。
読むとマリー・アントワネットの印象が変わる伝記。是非ご一読を。
今までも色々書かれているそうですが、この伝記では過去に言われていた事をシャットアウトして独自にこの著者の視点で過去を検証し様々な文献からマリー・アントワネットを捉え直そうとしたらしいです。
この著作以外でマリー・アントワネットの伝記を読んでいないので、今までの伝記と違う部分があるかどうかよく判りませんが、この伝記ではマリー・アントワネットを一人の女性として割と普通の女性だったけど、時代や社会の状況で劇的な生涯を辿った悲劇の女性を描いていると思いました。
雑学っぽい所では、結婚した王子が包茎の為になかなか子供を作れなかった所や宝石の盗難事件や、誹謗中傷した文章が出回った所とかが印象に残りました。
有名な「ご飯が食べられなかったらお菓子をたべれば」というセリフもマリー・アントワネットが言ったのではないそうで、他の人が言った事がこの人のセリフにいつのまにかなってしまったというのも、初めて聞いたので驚きました。
享楽的でいい加減な王女というイメージも嫌いな人が作ったイメージが一人歩きしたものだそうで、リチャード3世もシェイクスピアが悪く書いたのでそういうイメージでしたが、「時の娘」等で実際はいい人だったとか、ポーも暗い詩を書いていたので不健康なイメージがありましたが、最近の研究によると健康で運動神経も良かったとか。歴史の性で間違ったイメージが一人歩きする事が多いみたいですね。
読むとマリー・アントワネットの印象が変わる伝記。是非ご一読を。
2007年11月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前書きで、恐ろしい墓(ギロチンにかけられる運命)の存在だけでなく
花も音楽も伝記に入れたかった、と作者アントニア・フレイザーは書いています。
ツヴァイクの伝記とは少し違って、
女性の視点でマリーを、綿密な調査の上に描いています。
実際、マリーのファッションについてとか、
好きだった花についても書かれていて、
上巻はいかにマリーが愛情深い、魅力的な女性だったか、
彼女の歴史の明るい部分を表現しています。
マリーへの愛と共感に満ちた伝記だと思います。
ソフィア・コッポラの映画の原作になっていますが、
映画の台詞もこの伝記から取られています。
映画とこの伝記とはまた別物ですが、
マリーをよく知りたい、
マリーの心のうちを知りたい方にお勧めです。
花も音楽も伝記に入れたかった、と作者アントニア・フレイザーは書いています。
ツヴァイクの伝記とは少し違って、
女性の視点でマリーを、綿密な調査の上に描いています。
実際、マリーのファッションについてとか、
好きだった花についても書かれていて、
上巻はいかにマリーが愛情深い、魅力的な女性だったか、
彼女の歴史の明るい部分を表現しています。
マリーへの愛と共感に満ちた伝記だと思います。
ソフィア・コッポラの映画の原作になっていますが、
映画の台詞もこの伝記から取られています。
映画とこの伝記とはまた別物ですが、
マリーをよく知りたい、
マリーの心のうちを知りたい方にお勧めです。
2016年8月24日に日本でレビュー済み
「マリー・アントワネット」と言ったら、シュテファン・ツワイク。
ですが、この本は数十年前に書かれたもの。それ以降、新しい文献などが出てきました。
もう一度洗い直し、「マリー・アントワネットは、どんな女性だったのか」が書かれてあります。
新しい発見もたくさんあります。どれがですって? それは読んでのお楽しみ。
ですが、この本は数十年前に書かれたもの。それ以降、新しい文献などが出てきました。
もう一度洗い直し、「マリー・アントワネットは、どんな女性だったのか」が書かれてあります。
新しい発見もたくさんあります。どれがですって? それは読んでのお楽しみ。
2007年1月4日に日本でレビュー済み
ツヴァイク、カストロ、池田理代子とすでに大著が出揃っているアントワネット伝ですが、フレイザーの作品も読み応えがあって、アントワネットファンにはお勧めです。特に、キルスティン・ダンスト主演の映画の原案だというから、もっと軽いタッチの小説だと思ったけれど、これはまじめな研究報告書という感じです。
奇をてらわず、かつ、目新しい事実も丁寧に書き込まれているところに好感が持てます。
特徴としては、賢母のイメージの強いマリア・テレジアを、結構自分勝手な女政治家として辛らつに描いているところです。アントワネットを書く前に、マリア・テレジアの政治実績や書簡なども丹念に調べ上げ、人物設計したことがよくわかります。
アントワネットが夫を、オーストリアを、フェルセンをどう見ていたか。これまでのツヴァイク史観だけではなく、政治的観点から見たアントワネットを捉えることができます。
また、文中の脚注が、そのページ末(か、次のページ)に挿入されているのも親切でした。ほかの文庫だと、巻末と行ったりきたりしなくてはならないのですが、読み手のペースを考えた組版だと思います。
奇をてらわず、かつ、目新しい事実も丁寧に書き込まれているところに好感が持てます。
特徴としては、賢母のイメージの強いマリア・テレジアを、結構自分勝手な女政治家として辛らつに描いているところです。アントワネットを書く前に、マリア・テレジアの政治実績や書簡なども丹念に調べ上げ、人物設計したことがよくわかります。
アントワネットが夫を、オーストリアを、フェルセンをどう見ていたか。これまでのツヴァイク史観だけではなく、政治的観点から見たアントワネットを捉えることができます。
また、文中の脚注が、そのページ末(か、次のページ)に挿入されているのも親切でした。ほかの文庫だと、巻末と行ったりきたりしなくてはならないのですが、読み手のペースを考えた組版だと思います。
2014年3月10日に日本でレビュー済み
アントワネットの性格や素行や生活についてや、夫ルイ16世や子供達や恋人フェルセンや母マリア・テレジアや兄姉や、フランスの王族や周囲の貴族などの人物像や人間関係などについては、他の本では知りえなかったことなどが詳しく書かれていて興味深い内容である。また、国王一家の周囲で起きた細かい出来事や、やり取りや様々な事情なども詳しく書かれており、出来事の色々な側面を見ることが出来て非常に面白かった。
だが、出来事やフランス革命の中で、アントワネットやルイ16世がどんな行動をしたかが簡単にしか書かれておらず、アントワネットを取り巻く人物や出来事の状況の説明の方が多く、セリフもなく、合間に心理描写がほとんど入っていないので、感情移入して読めるような面白さはなかった。最後まで読みましたが、アントワネットの心理や行動を主としたものではないので、生涯の過酷さに心打たれたり、感銘を受けることはあまりありませんでした。
下巻の最後は、アントワネットが処刑され、その後生き残ったフェルセンやアントワネットの子供達の最期の時までや、長い間知られていなかった真相などについて書かれています。
だが、出来事やフランス革命の中で、アントワネットやルイ16世がどんな行動をしたかが簡単にしか書かれておらず、アントワネットを取り巻く人物や出来事の状況の説明の方が多く、セリフもなく、合間に心理描写がほとんど入っていないので、感情移入して読めるような面白さはなかった。最後まで読みましたが、アントワネットの心理や行動を主としたものではないので、生涯の過酷さに心打たれたり、感銘を受けることはあまりありませんでした。
下巻の最後は、アントワネットが処刑され、その後生き残ったフェルセンやアントワネットの子供達の最期の時までや、長い間知られていなかった真相などについて書かれています。
2007年5月3日に日本でレビュー済み
文句無しによく調べ上げてあって、それを逐一丁寧に書きつくしている本なので、資料として信用がおけるし、アントワネットに興味のある方は大いに満足できると思います。
当時の宮廷がどんなものであったっか、いかにして絶対王政が崩れ去ったか、そして、アントワネットの私生活が客観的な目線で書かれています。
ただ興味のない人が読んだ場合、それほど感銘を受けるような内容であるかはちょっと疑問です。その時代やアントワネットへの特別な思い入れがないと、萎えそうな気がします。
それでもフレイザーは、非常に平等にアントワネットを見つめて評価しているので、いい作品だと私は思います。
ちなみに、ソフィア・コッポラの映画とこの作品は、まるで別物ですね^^;
当時の宮廷がどんなものであったっか、いかにして絶対王政が崩れ去ったか、そして、アントワネットの私生活が客観的な目線で書かれています。
ただ興味のない人が読んだ場合、それほど感銘を受けるような内容であるかはちょっと疑問です。その時代やアントワネットへの特別な思い入れがないと、萎えそうな気がします。
それでもフレイザーは、非常に平等にアントワネットを見つめて評価しているので、いい作品だと私は思います。
ちなみに、ソフィア・コッポラの映画とこの作品は、まるで別物ですね^^;