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0と1から意識は生まれるか――意識・時間・実在をめぐるハッシー式思考実験(ハヤカワ・ノンフィクション文庫) (ハヤカワ文庫 NF 360) 文庫 – 2009/10/30
橋元 淳一郎
(著)
超高性能コンピュータがあれば、プログラムで「心」を創れるか? なぜ時間は過去から未来に流れるの? そもそも時間って「実在」するの?……古今の科学者・哲学者を翻弄し続ける難問の数々に、我らが物理のカリスマ・ハッシー君が(天才コンピュータ・ドクターψのツッコミに耐えつつ)挑みます。既存の科学の枠を越えた世界を垣間見られる、面白すぎて目からウロコの極上科学漫才!(『われ思うゆえに思考実験あり』改題)
- 本の長さ352ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2009/10/30
- ISBN-104150503605
- ISBN-13978-4150503604
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商品の説明
著者について
1947年大阪生まれ。京都大学大学院理学研究科修士課程修了。相愛大学人文学部教授・SF作家。日本文藝家協会会員、日本SF作家クラブ会員、ハードSF研究所所員。わかりやすい講義と参考書で、「物理のハッシー君」として受験業界でもカリスマ的人気を誇る。『シュレディンガーの猫は元気か』『カメレオンは大海を渡る』(以上ハヤカワ文庫刊)『橋元流解法の大原則』『時間はどこで生まれるのか』『時空と生命』など著書多数。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2009/10/30)
- 発売日 : 2009/10/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 352ページ
- ISBN-10 : 4150503605
- ISBN-13 : 978-4150503604
- Amazon 売れ筋ランキング: - 657,971位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 395位ハヤカワ文庫 NF
- - 59,554位科学・テクノロジー (本)
- - 104,497位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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相愛大学名誉教授。日本時間学会理事、日本SF作家クラブ会員、日本文藝家協会会員、ハードSF研究所所員。
1947年、大阪府生まれ。京都大学理学部物理学科卒業後、同大学院理学研究科修士課程修了(物理第二教室宇宙線研究室赤外線グループ)。
卒業後、㈱サイエンスで長く科学雑誌の編集に携わり、予備校講師を経て、1993年相愛大学に着任、1997年より教授を務め、2017年定年退官。
山口大学時間学研究所客員教授、日本時間学会理事を務めるなど時間学の分野でも活躍。
また、東進ハイスクール講師としても、わかりやすい授業と参考書で、カリスマ講師として受験生に今も絶大な人気を誇る。著書に『時間はどこで生まれるのか』(集英社新書)ほか、参考書『物理橋元流解法の大原則』シリーズ(学研プラス)など多数。
SF 作家としても、1983年、第9回ハヤカワ・SFコンテストにおいて、内藤淳一郎の名義で『惑星』が努力賞を受賞ほか、推理短編集などの制作にも参加している。
少林寺拳法、水泳、囲碁、将棋、チェス、コントラクト・ブリッジ、スキー、ビリヤード、ゴルフなどを嗜む。
2020年には、最新刊『空間は実在するか』(集英社)が発刊され、話題となっている。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年10月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まだ3分の2しか読んでいないが、大変おもしろく、知的刺激を受けている。50年近く前、当時は数少なかった生命物理学を専攻した者として興味深い内容。研究テーマは分子間エネルギーの指向性に生命の手がかりは無いかというものでしたが、研究を止めて全く異分野の業界に勤めた後、退職して7年。ふと当時の感性が蘇ってくる気がする。
2010年4月29日に日本でレビュー済み
> 宇宙が時間に対して対称でないように見えるからこそ、
> われわれは時間論に興味を持つ・・・
> エントロピーの時間対称性は、もう30年以上も前に、
> 渡辺慧『時間の歴史 − 物理学を貫くもの』(東京図書)の中で
> きちんと数式によって証明されている。
改めて読み直してじっくり考えてみました。
> エントロピーの法則は、時間に対して対称である。・・・
> エントロピーの法則は、時間の矢と無関係である。
波束の収束(量子論)も同様に、時間に対して対称だった・・・
> 光子にとって、人間の意識が感じる時間や空間というものは存在しない。・・・
> 時間や空間という概念は、人間の意識が生みだしているものであって、
> 宇宙における絶対的枠組みでは決してない。
> 時間の流れを持たない物質世界においては、
> すべての事象が過去も未来もなく光子によって時空長(世界距離)ゼロで結ばれているのに対して、
> 生命の主体的意思は、自らが時間軸を「動く」ベクトルとなることによって、時間の流れを創り、
> 未来を見えないものとしているのである。
> 時間が真の実在ではなく、人間の脳の産物だとすれば、
> 過去や未来もまた実在ではなく、人間の作りだしたものだということになる
> われわれは時間論に興味を持つ・・・
> エントロピーの時間対称性は、もう30年以上も前に、
> 渡辺慧『時間の歴史 − 物理学を貫くもの』(東京図書)の中で
> きちんと数式によって証明されている。
改めて読み直してじっくり考えてみました。
> エントロピーの法則は、時間に対して対称である。・・・
> エントロピーの法則は、時間の矢と無関係である。
波束の収束(量子論)も同様に、時間に対して対称だった・・・
> 光子にとって、人間の意識が感じる時間や空間というものは存在しない。・・・
> 時間や空間という概念は、人間の意識が生みだしているものであって、
> 宇宙における絶対的枠組みでは決してない。
> 時間の流れを持たない物質世界においては、
> すべての事象が過去も未来もなく光子によって時空長(世界距離)ゼロで結ばれているのに対して、
> 生命の主体的意思は、自らが時間軸を「動く」ベクトルとなることによって、時間の流れを創り、
> 未来を見えないものとしているのである。
> 時間が真の実在ではなく、人間の脳の産物だとすれば、
> 過去や未来もまた実在ではなく、人間の作りだしたものだということになる
2019年3月21日に日本でレビュー済み
物理学の思考実験により意識、時間、実在について考察しているユニークな一冊。超高性能コンピュータがあれば心を創れるか、何故時間は過去から未来に流れるのか、これらの難問の数々に挑んだ結論は大変興味深い。時間、空間は実在ではなく人間の脳の産物という最終章は、確かに現代物理学の結論といえるようである。ただし、なぜ、私は私であって他人になれないのか、私の死とは何なのか、については科学の問題ではないようであり、新たな知の営みが必要とのことである。