2012年に早川書房から出版されたものの文庫化。
ファインマンの人生とそれをとりまく人たちが、理論の発展と絡み合いながら
よみやすい文章で描かれていきます。
人物で語る物理学(現代編)という印象を受けました。
翻訳もすばらしく、お勧めです。
星1つマイナスしたのは、一つには私の限界ですが、量子力学の内容面で
理解がついていけない部分があったこと。もちろん原著者はなるべく素人に
わかるように書いていますし、翻訳もすこぶる明瞭なので、この点はひとえに
わたしの予備知識が足りないことによります。
もう一つは、余計な解説がついていること。
「サイエンス作家」という肩書の解説者は、最近、講談社ブルーバックスで
「99.996%はスルー」という、箸にも棒にもかからない屑本を出した方です。
解説の中身も、どうしてこんなにはしゃいでいるのか分かりません。
解説に期待するのは、本書の理解を深めるための参考情報なのであって、
解説者の自己アピールではありません。
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ファインマンさんの流儀―量子世界を生きた天才物理学者 (ハヤカワ文庫 NF 432 〈数理を愉しむ〉シリーズ) 文庫 – 2015/5/8
ローレンス・M・クラウス
(著),
吉田三知世
(翻訳)
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粒子は時空をさかのぼる? 重力の大きさは何で決まる? もしもアインシュタインがいなかったら?
20世紀、万物の謎解きに飽くなき探求心で挑んだ奇想天外な量子物理学者がいた。ノーベル賞を受賞したファインマンだ。
抜群の直観力で独創的な理論を構築し、大学講義録が今やバイブルとなった彼の人物像と、量子コンピュータや宇宙物理など最先端科学に残したその功績を人気サイエンスライターが描く評伝。
解説/竹内薫
20世紀、万物の謎解きに飽くなき探求心で挑んだ奇想天外な量子物理学者がいた。ノーベル賞を受賞したファインマンだ。
抜群の直観力で独創的な理論を構築し、大学講義録が今やバイブルとなった彼の人物像と、量子コンピュータや宇宙物理など最先端科学に残したその功績を人気サイエンスライターが描く評伝。
解説/竹内薫
- 本の長さ448ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2015/5/8
- ISBN-104150504326
- ISBN-13978-4150504328
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商品の説明
出版社からのコメント
サイエンス作家 竹内 薫氏絶賛!
物理学に縁のない読者にもファインマンの素晴らしさが伝わる名著だ!
物理学に縁のない読者にもファインマンの素晴らしさが伝わる名著だ!
著者について
1954年生まれ。マサチューセッツ工科大学(MIT)で物理の博士号を取得。理論物理学者としてアリゾナ州立大学で、宇宙や人類の起源を探る「起源プロジェクト」を創設し、率いる。一般市民を対象とした科学教育にも熱心で、ポピュラー・サイエンスの著書も多く、先端科学のわかりやすい解説と読書の興味を巧みにそそる筆致には定評がある。著書に『物理学者はマルがお好き』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)、『宇宙が始まる前には何があったのか?』ほか多数。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2015/5/8)
- 発売日 : 2015/5/8
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 448ページ
- ISBN-10 : 4150504326
- ISBN-13 : 978-4150504328
- Amazon 売れ筋ランキング: - 621,095位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 383位ハヤカワ文庫 NF
- - 3,405位物理学 (本)
- - 102,448位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.1つ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2015年6月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ファインマンは多分アインシュタイン以後の最も有名な物理学者であろう.すでに彼に関する自伝,他伝は数多く出版されている.しかしそれらはすべて彼の常識破りの行状記であるようだ.本書は彼の科学的業績に焦点をしぼった初めての伝記といえるだろう.著者クラウス氏は理論物理学者で,ポピュラーサイエンスについて多くの著書を著わしている.かなり物理学の専門的な話を遠慮なく書く人だが,一般の読者にもわかるようにという原則を守るためにかなり無理をしている感じが否めない.どのみち量子力学も相対性理論も全く分からない人が本書を読みたいとは思わないだろうから,そういう読者向けのサービスは切り捨てたほうがよかったのではないか.量子物理学を学んだことのある人には,お奨めの一冊である.
本書の記述で少々納得のいかないところが散見された.
1. p.92あたりで,量子論では確率は方程式から決まってくる確率振幅ではなく,その2乗で決まるというところが本質的だという記述がある.しかし,なぜ正しく「絶対値の2乗」と書かなかったのだろうか.複素数の使用は量子論では極めて本質的なのに,どうしてここで複素数のことを端折ってしまったのか理解に苦しむ.ファインマンの経路積分でも,指数関数の肩に虚数 i がある事が物理的に本質的なのに(そうでないとウィーナー積分になってしまう),このことは一言もでてこない.
2. p.289で,「ミューオンが崩壊してパイオンになる過程ーーパイオンはその後弱崩壊して電子とニュートリノになる」は大ウソ.パイオンとミューオンが逆だ.パイオンは電子に崩壊しないこともないが,非常に少ない.この事実がV-A理論の重要なサポートだったのだ.
3. p.387で,SU(3)の既約表現に「8重項,9重項,10重項など」があるように書いてあるが,9重項はない.U(3)の表現と混同したのだろうか.
本書の記述で少々納得のいかないところが散見された.
1. p.92あたりで,量子論では確率は方程式から決まってくる確率振幅ではなく,その2乗で決まるというところが本質的だという記述がある.しかし,なぜ正しく「絶対値の2乗」と書かなかったのだろうか.複素数の使用は量子論では極めて本質的なのに,どうしてここで複素数のことを端折ってしまったのか理解に苦しむ.ファインマンの経路積分でも,指数関数の肩に虚数 i がある事が物理的に本質的なのに(そうでないとウィーナー積分になってしまう),このことは一言もでてこない.
2. p.289で,「ミューオンが崩壊してパイオンになる過程ーーパイオンはその後弱崩壊して電子とニュートリノになる」は大ウソ.パイオンとミューオンが逆だ.パイオンは電子に崩壊しないこともないが,非常に少ない.この事実がV-A理論の重要なサポートだったのだ.
3. p.387で,SU(3)の既約表現に「8重項,9重項,10重項など」があるように書いてあるが,9重項はない.U(3)の表現と混同したのだろうか.
2022年2月2日に日本でレビュー済み
これまで色々な翻訳書を読んできましたが、この訳し方は格別に読みにくい。何度か読み返さないと意味が分からない箇所が多くて読んでいて非常にフラストレーションがたまります。「人間存在」って"human being"のこと?とか。このような稚拙な訳で出版を許した編集者/出版社は何を考えてるのでしょうか。せっかくの内容がもったいない。青木薫さんの訳で出しなおしてほしいです。