クリスティーには珍しい戯曲2篇が収録されています。「ブラック・コーヒー」は、探偵ポワロと、助手として読者にはおなじみのヘイスティングス大尉が登場する推理物。上演後に映画化され、クリスティー死後に別の作家によって小説化もされました。書斎の中で極秘の文書が盗まれ、その犯人をおびき寄せようとした同じ部屋の中で毒を使った殺人が行われる、しかしその部屋には3つの入り口がある、そんな設定です。3幕とも同じ場所で演じられ、会話が進むごとに登場人物の背景や動機が明らかにされます。ポワロ・シリーズは戯曲でもまったく違和感がなく面白いことがわかりました。
もう一つの「評決」では、殺人事件は起こりますが探偵も警察も登場せず、むしろ悲劇が始まるまでの経緯、人物同士の関係や性格に注意が集められます。一人の魅力的すぎる男性をめぐる3人の女性たちの葛藤という筋書きは演じられるのを観るのはよいとして、読み進むのは退屈です。結末をハッピーエンド(?)にしたのも納得がいきません。
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ブラック・コーヒー (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-74 クリスティー戯曲集 5) 文庫 – 1984/5/1
アガサ クリスティー
(著),
麻田 実
(翻訳)
- 本の長さ213ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日1984/5/1
- ISBN-104150700745
- ISBN-13978-4150700744
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (1984/5/1)
- 発売日 : 1984/5/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 213ページ
- ISBN-10 : 4150700745
- ISBN-13 : 978-4150700744
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,615,009位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 564位イギリス・アメリカの戯曲・シナリオ
- - 2,449位ハヤカワ・ミステリ
- - 126,452位文芸作品
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年3月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戯曲の本なので、細かい描写がありませんが、内容には関係ありません。
面白いです。
面白いです。
2009年12月25日に日本でレビュー済み
小説版を先に読んでしまったので、少し、話の展開がまどろっこしい感じがしました。
最初にこちらを読んでいれば、話が飛んでいて、わかりにくかったかもしれません。
アガサクリスティの戯曲を読むのははじめてなので、まだ、どのあたりに味があるのかが分っていません。
面白いのは「と書き」です。
戯曲を書くときの参考になりました。
最初にこちらを読んでいれば、話が飛んでいて、わかりにくかったかもしれません。
アガサクリスティの戯曲を読むのははじめてなので、まだ、どのあたりに味があるのかが分っていません。
面白いのは「と書き」です。
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