本書は、レイモンド・チャンドラーの二作目の長編で、1940年の作品である。著者の二大傑作と言われているうちの一冊だ。
もう一冊は1953年の作品『長いお別れ』で、両作品共、最近になって村上春樹の新訳版が出版されたりもしている。
主人公は、言わずと知れたフィリップ・マーロウだ。著者の長編作では決まって彼が主人公である。タフで肝の据わった、口の減らない私立探偵だ。
本書では、二作目だけあってマーロウも若く、行動的で次々と事態が進展し続けるし、なかなかのモテっぷりも発揮している。
そして、よく殴られる。
この辺りの暴力性が、その後の犯罪小説では強調されることが多くなった。それらの多くは、ハードボイルド小説と言うよりも、暴力小説と読んだ方が相応しいと私は思う。
今回、本書を何十年振りかに読んでみたのだが、出だし以外をすっかり忘れていて、やや驚いた。
だが、そのお陰で改めて新鮮に名作を愉しむことが出来た。
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さらば愛しき女よ (ハヤカワ・ミステリ文庫 7-2) 文庫 – 1976/4/1
レイモンド チャンドラー
(著),
清水 俊二
(翻訳)
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<セントラル街には、黒人だけが住んでいるわけではなかった。>という書き出しで始まる本書は、レイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーロウ・シリーズの第2作です。物語は刑務所から出てきたばかりの大男、マロイを中心にして動き出します。そのあとは、あなたが自分の目で読んでください
- 本の長さ324ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日1976/4/1
- ISBN-10415070452X
- ISBN-13978-4150704520
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (1976/4/1)
- 発売日 : 1976/4/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 324ページ
- ISBN-10 : 415070452X
- ISBN-13 : 978-4150704520
- Amazon 売れ筋ランキング: - 40,181位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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1888年シカゴ生まれ。7歳のころ両親が離婚し、母についてイギリスへと渡る。名門ダリッチ・カレッジに通うも卒業することなく中退。
1912年アメリカへ戻り、いくつかの職業を経たのち、1933年にパルプ雑誌《ブラック・マスク》に寄稿した短篇「ゆすり屋は撃たない」で作家デビューを飾る。
1939年には処女長篇『大いなる眠り』を発表。同書の主人公、私立探偵フィリップ・マーロウは、永遠のアイコンとなった。1953年に発表した『ロング・グッドバイ』で、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞の最優秀長篇賞を受賞した。1959年没。享年70。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年9月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2015年8月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レイモンド・チャンドラーの『長いお別れ』を、過日何十年ぶりに再読し、『さらば愛しき女よ』を再読してみたくなり家中探したが見つからずアマゾンで古本を購入してしまった。
『長いお別れ』は、1953年(昭和28年)探偵フィリップ・マロウものの第6作である。
本書『さらば愛しき女よ』は、このシリーズ第2作目で1940年(昭和15年)の作品である。
やはり13年の時の流れは随所に読みとることができてなかなか面白い。
この『さらば愛しき女よ』では、マーロウが若くて女性にモテモテなのが『長いお別れ』では、中年になったマーロウをうまく描写しているから13年という時の流れを読者に与えてくれる。(評者は、読む順序を間違えたようである)
この『さらば愛しき女よ』が、チャンドラーが私立探偵マーロウのを書いた2作目だからか、『長いお別れ』と比べると勢いはあるが、少し荒削りで繊細さに欠けるように思えた。
ロバート・ミッチャムがマーロウ役で映画化されたのが1975年であるが、本書に登場するマーロウが若いだけになんだかピンとこない映画だった記憶がある。
やはりチャンドラーのマーロウものでは、『長いお別れ』がベストではないかと思いながら本書を何十年ぶり再読したのだが、ベストではないかもしれないが楽しみながら読み終えることができた。
『長いお別れ』は、1953年(昭和28年)探偵フィリップ・マロウものの第6作である。
本書『さらば愛しき女よ』は、このシリーズ第2作目で1940年(昭和15年)の作品である。
やはり13年の時の流れは随所に読みとることができてなかなか面白い。
この『さらば愛しき女よ』では、マーロウが若くて女性にモテモテなのが『長いお別れ』では、中年になったマーロウをうまく描写しているから13年という時の流れを読者に与えてくれる。(評者は、読む順序を間違えたようである)
この『さらば愛しき女よ』が、チャンドラーが私立探偵マーロウのを書いた2作目だからか、『長いお別れ』と比べると勢いはあるが、少し荒削りで繊細さに欠けるように思えた。
ロバート・ミッチャムがマーロウ役で映画化されたのが1975年であるが、本書に登場するマーロウが若いだけになんだかピンとこない映画だった記憶がある。
やはりチャンドラーのマーロウものでは、『長いお別れ』がベストではないかと思いながら本書を何十年ぶり再読したのだが、ベストではないかもしれないが楽しみながら読み終えることができた。
2020年10月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ロンググッドバイくらいを期待すると、すこし物足りないかも。ストーリーの本質と関係のない伏線やパートが多く、散漫に感じる。キャラクターが、あんまりたってない。
2015年1月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
気にいったのは、
或る作家が、”チャンドラー小説を読んでいる人と、読んでいない人生では、いろんな事が変わってくるはず.”と言っているが、正にその通り。
探偵小説が好きで、色々な作家の作品を読んできたが、チャンドラーの小説は面白い!!
特にその文章表現は他者とは違う、そういう箇所に出会うとウワ~とタダタダ感心。
読む価値大いにありますよ。
大西塊山
或る作家が、”チャンドラー小説を読んでいる人と、読んでいない人生では、いろんな事が変わってくるはず.”と言っているが、正にその通り。
探偵小説が好きで、色々な作家の作品を読んできたが、チャンドラーの小説は面白い!!
特にその文章表現は他者とは違う、そういう箇所に出会うとウワ~とタダタダ感心。
読む価値大いにありますよ。
大西塊山
2014年1月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
チャンドラーにハズレなし読み尽しに挑戦
これも一気に読んで後味迄たのしんだ。
これも一気に読んで後味迄たのしんだ。
2017年4月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マーロウは結構やられます。が、最後にはしっかり面目躍如。さすがです。
2018年1月15日に日本でレビュー済み
ハードボイルドのお手本のような作品です。
私立探偵のフィリップ・マーローが活躍する代表作です。
翻訳は、清水俊二さんです。
タフで、寡黙で、やくざで、頑固で、機知に富み、孤独なロマンチストというハードボイルド私立探偵の典型です。
ひとクセもふたクセもある煮ても焼いても食えない個性的な登場人物が次々に登場し、早いテンポで展開します。
人物描写が緻密・詳細で、イメージしやすいです。
最後まで、飽きずに一気に読ませます。
ただ日本語訳は、60年前です。いかにも古めかしい箇所があります。
数年前に村上春樹訳で出されているので、そちらも読みたいと思っています。
映画「さらば愛しき女よ」は、ハードボイルド映画の傑作と思っていますが、原作をかなりアレンジしています。
それでいて原作の雰囲気を壊すことなく、それ以上の出来に仕上げています。
脚本家の腕に舌を巻きます。
私立探偵のフィリップ・マーローが活躍する代表作です。
翻訳は、清水俊二さんです。
タフで、寡黙で、やくざで、頑固で、機知に富み、孤独なロマンチストというハードボイルド私立探偵の典型です。
ひとクセもふたクセもある煮ても焼いても食えない個性的な登場人物が次々に登場し、早いテンポで展開します。
人物描写が緻密・詳細で、イメージしやすいです。
最後まで、飽きずに一気に読ませます。
ただ日本語訳は、60年前です。いかにも古めかしい箇所があります。
数年前に村上春樹訳で出されているので、そちらも読みたいと思っています。
映画「さらば愛しき女よ」は、ハードボイルド映画の傑作と思っていますが、原作をかなりアレンジしています。
それでいて原作の雰囲気を壊すことなく、それ以上の出来に仕上げています。
脚本家の腕に舌を巻きます。
2013年3月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ところどころジョークがわかりにくいところがあります。英語で読んでも、同じかもしれません。わからないかも。訳は簡潔でこちらのほうが読みやすいとの評を見てこちらにしました。本は黄色くなって臭いがするのではじめは気になりましたが、読んでいるうちに大丈夫でした。