比較的短い期間にこの作家の「愚者の街」「女刑事の死」そして本作「神が忘れた町」を読んだ。
ある批評家いわくこの作家を好きな人は「通」だそうだ。これは別名「マニアック」とか「もの好き」と
いった言葉に置き換えられるかもしれない。本作でも前半部分は多くの登場人物が出てくるが、筋の
流れがなかなか読めない。些か退屈でもある。神が見捨てたような街ドゥランゴ、この町の市長と
警察署長は元ヒッピーの恋人。この町に元判事と元弁護士がやってくる。彼らは誰かに嵌められて
今は命も狙われている。やがて起きる連続殺人事件。いろんな人物が出てくるが誰が誰と味方で
誰と敵対しているのか、筋はころころと変わる。登場人物のセリフがまた渋い。何を言っているのか
分からないこともある(恥ずかしながら)。最後も予想できなかった結末を迎える。結果として、
ああ、こいつがワルだったんだとか、こいつはいい奴だったんだなとと陳腐な感想しか言えぬことが
恥ずかしい。変わった味だけど、いったんなじむとまた食いたくなるような料理、それがこの作家の
本領なのかな。
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神が忘れた町 (ミステリアス・プレス文庫 103) 文庫 – 1996/8/1
- 本の長さ454ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日1996/8/1
- ISBN-104151001034
- ISBN-13978-4151001031
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (1996/8/1)
- 発売日 : 1996/8/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 454ページ
- ISBN-10 : 4151001034
- ISBN-13 : 978-4151001031
- Amazon 売れ筋ランキング: - 633,684位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 18位ハヤカワ・ミステリプレス
- - 6,058位英米文学研究
- - 8,446位英米文学
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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イメージ付きのレビュー
5 星
設定の妙、そして会話の妙
週刊文春 1990年 海外3位設定の妙、そして会話の妙。これが、本書を読了しての印象だ。舞台は、人口9千人のカリフォルニア州ドゥランゴ。神の忘れたまいし町。そこでは、逃亡者を匿うことで報償を得、市政の運営を賄っていた。なかなかお目にかかれない独創性。架空の町とのことだが、冒頭から、この魅惑の物語世界へ引き込まれていく。女性市長B・D・ハンギスと警察署長シド・フォークは、20年前にこの町にたどりついた流れものの恋人。彼らの庇護を要請したのは、収賄の罪で15ヵ月刑務所に収監された元最高裁判事ジャック・アデア。そして、弁護士資格を剥奪されたアデアの娘婿ケリー・ヴァインズ。アデアの命には二万ドルの懸賞がかけられていた。ちょっと入り組んだ設定だが、無駄のない筆致のおかげで混乱することはない。これらの状況がすんなり頭の中に入ってくる。アデアの収監後、息子ポールは不可解な死をとげ、娘(ヴァインズの妻) ダニーは精神を病んでしまっている。ここもまた、読者の興味をそそる味付けだ。アデアとヴァインズが、彼らの庇護者に出した要求。それは自分たちを100万ドルで売るという噂を広めること。さて、アデアらの目的は ・・・ とストーリーは進んでいく。う〜ん。一気に読ませる力をもっているなぁ。ロス・トーマスは、セリフが高く評価されているという。なるほど、本書においてもここは見所だ。会話が、登場人物たちの個性を際立たせるために、効果的に使われていると思う。特に、場面が展開する寸前のセリフがキマっている。キレあじは抜群だ。設定の妙、そして会話の妙。さらに付け加えるなら、日本語タイトルの妙。原題『The Fourth Durango』より断然いい。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年6月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ロストーマスのラインアップでは、かなりの数が廃刊になっており、現在、読めるのは限られております。
ハヤカワ系の中でも、傑作「黄昏にマックの店で」のメジャーどころしかないでしょう。
立木(?)書房にて出版されたものは、ほぼ読めないんじゃないでしょうか。
そういった意味でも、中古が入手できるのはありがたい。あとは図書館ですねぇ。
ロストーマスファンの方は復刊にむけて頑張りましょう。
ハヤカワ系の中でも、傑作「黄昏にマックの店で」のメジャーどころしかないでしょう。
立木(?)書房にて出版されたものは、ほぼ読めないんじゃないでしょうか。
そういった意味でも、中古が入手できるのはありがたい。あとは図書館ですねぇ。
ロストーマスファンの方は復刊にむけて頑張りましょう。
2017年3月19日に日本でレビュー済み
出所した元裁判官が命を狙われ・・・というお話。
基本設定の、人里離れた町が逃亡中の人を金で匿うというビジネスで運営されているという部分にこの著者の才気を感じました。この辺はよく言われる様に大型の謀略小説等で色々調べたり、関係者にインタビューをしたりしないで著者の頭だけで話を拵える才能が十分感じられて感心させられます。
また、これもよく言われる様に個性的な登場人物が権謀術数を用いて他人より有利になろうという錯綜する展開にもこの著者の辣腕ぶりを感じました。本書の場合でも主要登場人物はあまり多くありませんが、それぞれの登場人物が繰り広げる行動が面白い事この上ありませんでした。
更にいつも通り、乾いた文章ながらもユーモアがある特異な文章も翻訳でもその魅力が判る程、堪能できました。
本書がこの著者の最高傑作かどうかは判りませんが、単発の作品としてはかなり上の方のくるのではないかと思います。☆4つなのはこの著者が自らよく認めてらっしゃったプロットが錯綜しすぎで判り難い部分があった為です。
もう著者が物故されているのが惜しいクライム・ノヴェルの秀作。機会があったら是非。
基本設定の、人里離れた町が逃亡中の人を金で匿うというビジネスで運営されているという部分にこの著者の才気を感じました。この辺はよく言われる様に大型の謀略小説等で色々調べたり、関係者にインタビューをしたりしないで著者の頭だけで話を拵える才能が十分感じられて感心させられます。
また、これもよく言われる様に個性的な登場人物が権謀術数を用いて他人より有利になろうという錯綜する展開にもこの著者の辣腕ぶりを感じました。本書の場合でも主要登場人物はあまり多くありませんが、それぞれの登場人物が繰り広げる行動が面白い事この上ありませんでした。
更にいつも通り、乾いた文章ながらもユーモアがある特異な文章も翻訳でもその魅力が判る程、堪能できました。
本書がこの著者の最高傑作かどうかは判りませんが、単発の作品としてはかなり上の方のくるのではないかと思います。☆4つなのはこの著者が自らよく認めてらっしゃったプロットが錯綜しすぎで判り難い部分があった為です。
もう著者が物故されているのが惜しいクライム・ノヴェルの秀作。機会があったら是非。
2011年12月3日に日本でレビュー済み
週刊文春 1990年 海外3位
設定の妙、そして会話の妙。これが、本書を読了しての印象だ。
舞台は、人口9千人のカリフォルニア州ドゥランゴ。神の忘れたまいし町。そこでは、逃亡者を匿うことで報償を得、市政の運営を賄っていた。なかなかお目にかかれない独創性。架空の町とのことだが、冒頭から、この魅惑の物語世界へ引き込まれていく。
女性市長B・D・ハンギスと警察署長シド・フォークは、20年前にこの町にたどりついた流れものの恋人。彼らの庇護を要請したのは、収賄の罪で15ヵ月刑務所に収監された元最高裁判事ジャック・アデア。そして、弁護士資格を剥奪されたアデアの娘婿ケリー・ヴァインズ。アデアの命には二万ドルの懸賞がかけられていた。ちょっと入り組んだ設定だが、無駄のない筆致のおかげで混乱することはない。これらの状況がすんなり頭の中に入ってくる。
アデアの収監後、息子ポールは不可解な死をとげ、娘(ヴァインズの妻) ダニーは精神を病んでしまっている。ここもまた、読者の興味をそそる味付けだ。
アデアとヴァインズが、彼らの庇護者に出した要求。それは自分たちを100万ドルで売るという噂を広めること。さて、アデアらの目的は ・・・ とストーリーは進んでいく。う〜ん。一気に読ませる力をもっているなぁ。
ロス・トーマスは、セリフが高く評価されているという。なるほど、本書においてもここは見所だ。会話が、登場人物たちの個性を際立たせるために、効果的に使われていると思う。特に、場面が展開する寸前のセリフがキマっている。キレあじは抜群だ。
設定の妙、そして会話の妙。さらに付け加えるなら、日本語タイトルの妙。原題『The Fourth Durango』より断然いい。
設定の妙、そして会話の妙。これが、本書を読了しての印象だ。
舞台は、人口9千人のカリフォルニア州ドゥランゴ。神の忘れたまいし町。そこでは、逃亡者を匿うことで報償を得、市政の運営を賄っていた。なかなかお目にかかれない独創性。架空の町とのことだが、冒頭から、この魅惑の物語世界へ引き込まれていく。
女性市長B・D・ハンギスと警察署長シド・フォークは、20年前にこの町にたどりついた流れものの恋人。彼らの庇護を要請したのは、収賄の罪で15ヵ月刑務所に収監された元最高裁判事ジャック・アデア。そして、弁護士資格を剥奪されたアデアの娘婿ケリー・ヴァインズ。アデアの命には二万ドルの懸賞がかけられていた。ちょっと入り組んだ設定だが、無駄のない筆致のおかげで混乱することはない。これらの状況がすんなり頭の中に入ってくる。
アデアの収監後、息子ポールは不可解な死をとげ、娘(ヴァインズの妻) ダニーは精神を病んでしまっている。ここもまた、読者の興味をそそる味付けだ。
アデアとヴァインズが、彼らの庇護者に出した要求。それは自分たちを100万ドルで売るという噂を広めること。さて、アデアらの目的は ・・・ とストーリーは進んでいく。う〜ん。一気に読ませる力をもっているなぁ。
ロス・トーマスは、セリフが高く評価されているという。なるほど、本書においてもここは見所だ。会話が、登場人物たちの個性を際立たせるために、効果的に使われていると思う。特に、場面が展開する寸前のセリフがキマっている。キレあじは抜群だ。
設定の妙、そして会話の妙。さらに付け加えるなら、日本語タイトルの妙。原題『The Fourth Durango』より断然いい。
週刊文春 1990年 海外3位
設定の妙、そして会話の妙。これが、本書を読了しての印象だ。
舞台は、人口9千人のカリフォルニア州ドゥランゴ。神の忘れたまいし町。そこでは、逃亡者を匿うことで報償を得、市政の運営を賄っていた。なかなかお目にかかれない独創性。架空の町とのことだが、冒頭から、この魅惑の物語世界へ引き込まれていく。
女性市長B・D・ハンギスと警察署長シド・フォークは、20年前にこの町にたどりついた流れものの恋人。彼らの庇護を要請したのは、収賄の罪で15ヵ月刑務所に収監された元最高裁判事ジャック・アデア。そして、弁護士資格を剥奪されたアデアの娘婿ケリー・ヴァインズ。アデアの命には二万ドルの懸賞がかけられていた。ちょっと入り組んだ設定だが、無駄のない筆致のおかげで混乱することはない。これらの状況がすんなり頭の中に入ってくる。
アデアの収監後、息子ポールは不可解な死をとげ、娘(ヴァインズの妻) ダニーは精神を病んでしまっている。ここもまた、読者の興味をそそる味付けだ。
アデアとヴァインズが、彼らの庇護者に出した要求。それは自分たちを100万ドルで売るという噂を広めること。さて、アデアらの目的は ・・・ とストーリーは進んでいく。う〜ん。一気に読ませる力をもっているなぁ。
ロス・トーマスは、セリフが高く評価されているという。なるほど、本書においてもここは見所だ。会話が、登場人物たちの個性を際立たせるために、効果的に使われていると思う。特に、場面が展開する寸前のセリフがキマっている。キレあじは抜群だ。
設定の妙、そして会話の妙。さらに付け加えるなら、日本語タイトルの妙。原題『The Fourth Durango』より断然いい。
設定の妙、そして会話の妙。これが、本書を読了しての印象だ。
舞台は、人口9千人のカリフォルニア州ドゥランゴ。神の忘れたまいし町。そこでは、逃亡者を匿うことで報償を得、市政の運営を賄っていた。なかなかお目にかかれない独創性。架空の町とのことだが、冒頭から、この魅惑の物語世界へ引き込まれていく。
女性市長B・D・ハンギスと警察署長シド・フォークは、20年前にこの町にたどりついた流れものの恋人。彼らの庇護を要請したのは、収賄の罪で15ヵ月刑務所に収監された元最高裁判事ジャック・アデア。そして、弁護士資格を剥奪されたアデアの娘婿ケリー・ヴァインズ。アデアの命には二万ドルの懸賞がかけられていた。ちょっと入り組んだ設定だが、無駄のない筆致のおかげで混乱することはない。これらの状況がすんなり頭の中に入ってくる。
アデアの収監後、息子ポールは不可解な死をとげ、娘(ヴァインズの妻) ダニーは精神を病んでしまっている。ここもまた、読者の興味をそそる味付けだ。
アデアとヴァインズが、彼らの庇護者に出した要求。それは自分たちを100万ドルで売るという噂を広めること。さて、アデアらの目的は ・・・ とストーリーは進んでいく。う〜ん。一気に読ませる力をもっているなぁ。
ロス・トーマスは、セリフが高く評価されているという。なるほど、本書においてもここは見所だ。会話が、登場人物たちの個性を際立たせるために、効果的に使われていると思う。特に、場面が展開する寸前のセリフがキマっている。キレあじは抜群だ。
設定の妙、そして会話の妙。さらに付け加えるなら、日本語タイトルの妙。原題『The Fourth Durango』より断然いい。
このレビューの画像
2003年7月26日に日本でレビュー済み
宗教の宣伝部隊が一度も来たことのない「神が忘れた」街ドゥランゴ。まったく人目に触れない街なため、市長と警察署長は身を隠したいという「顧客」に隠れ家を提供するビジネスを展開。そこへ、元最高裁判事と資格を剥奪された弁護士が身を隠すことに。さっそく彼らを狙った殺人が始まり、2人の計画も実行されていく。。。登場人物の心理描写がほとんどないので、誰が何を考えているのか読みきれず、話の全体像がなかなか見えてこない展開。ただし、個性的な登場人物がユーモアと味のある会話を展開するのでフラストレーションは溜まらず、実に読ませる内容に仕上がっている。
他の国からのトップレビュー
Mick Clark
5つ星のうち5.0
Ross Thomas is an excellent writer
2024年2月20日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Ross is one of my favorite authors. His books are starting to get expensive since his death a few years ago.
Ed
5つ星のうち5.0
Five Stars
2017年4月26日に英国でレビュー済みAmazonで購入
Good service and book exactly as described.
anniep
5つ星のうち5.0
Every Ross Thomas is a Good Ross Thomas
2012年12月21日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
When I finish Voodoo Ltd., I will have read Thomas' entire oeuvre, and it will be like a little death for me. I discovered him quite by accident, when reading a fairly recent New Yorker piece of the "guilty" pleasures of reading genre novels (pleasures which the author deemed should not be guilty, because so many of the writers are so damned good--Ross Thomas among them). I'd never heard of Thomas, but in dire need of something good to read, began, with The Mordida Man. So good, but so complex a plot that I wanted to diagram it.
Reading Ross Thomas is like eating a quart of Haagen Dazs directly out of the carton, preferably while remaining standing. IMHO, he is simply the best "thriller" writer of his generation, and perhaps many generations. More like Graham Greene-esque "entertainments", Thomas' books are, in a word, delicious. Complex plots (some overly complex and implausible) aside, his writing his simply superb. He's so good, I find myself smiling continually, as I take delight in his images, his descriptions, and his sly and dry wit. Try one. Any one. Among my favorites: The Fourth Durango, Missionary Stew, Chinaman's Chance, The Fools in Town are on Our Side, Seersucker Whipsaw, The Brass Go-Between, and Twilight at Mac's Place (very long and scrumptious, though with an ending I actually did not understand. I may have to read it again.) Go for it; you can't go wrong.
Reading Ross Thomas is like eating a quart of Haagen Dazs directly out of the carton, preferably while remaining standing. IMHO, he is simply the best "thriller" writer of his generation, and perhaps many generations. More like Graham Greene-esque "entertainments", Thomas' books are, in a word, delicious. Complex plots (some overly complex and implausible) aside, his writing his simply superb. He's so good, I find myself smiling continually, as I take delight in his images, his descriptions, and his sly and dry wit. Try one. Any one. Among my favorites: The Fourth Durango, Missionary Stew, Chinaman's Chance, The Fools in Town are on Our Side, Seersucker Whipsaw, The Brass Go-Between, and Twilight at Mac's Place (very long and scrumptious, though with an ending I actually did not understand. I may have to read it again.) Go for it; you can't go wrong.
Syd Dithers
5つ星のうち4.0
Fast Moving Crime Thriller
2006年10月3日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
THE FOURTH DURANGO isn't so much a plot-driven crime thriller: it feels more like a half-dozen clever characters playing the same game of chess (whether they know it or not).
The book begins with a disgraced judge leaving prison as well as a trail of bodies behind as he and his son-in-law/disbarred attorney flee to the quiet town of Durango, California. The sexy, savvy mayor and her lover/Chief of Police make a shady deal to hide them...but the killers who want the judge dead already appear to be in the town limits.
I've never read anything else by Ross Thomas but I did like his wit and economy. You really feel like you're in the hands of someone who knows where he's going and the best way to get there.
The book begins with a disgraced judge leaving prison as well as a trail of bodies behind as he and his son-in-law/disbarred attorney flee to the quiet town of Durango, California. The sexy, savvy mayor and her lover/Chief of Police make a shady deal to hide them...but the killers who want the judge dead already appear to be in the town limits.
I've never read anything else by Ross Thomas but I did like his wit and economy. You really feel like you're in the hands of someone who knows where he's going and the best way to get there.
Paul
5つ星のうち5.0
Ross Thomas Book
2023年8月3日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Book arrived as promised and was in the condition as advertised.