前半はボイントン家の異常性がかなりのページを割いて丁寧に描かれており、後半はポアロの登場人物達への尋問という構成になっています。
少々ネタバレになりますが、登場人物のそれぞれが他の誰かの仕業と思い込んで、嘘をついたり庇ったりで、ややこしい事件がさらにややこしくなっているのが面白かったです。
関係者の証言を集めて上記のややこしい部分をひとつひとつ紐解いていくと、事件の構図が大きく変わって思いもよらない結末へと向かう展開はとても鮮やかでした。
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死との約束 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) 文庫 – 2004/5/14
アガサ・クリスティー
(著),
高橋 豊
(翻訳)
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- 本の長さ389ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2004/5/14
- ISBN-104151300163
- ISBN-13978-4151300165
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2004/5/14)
- 発売日 : 2004/5/14
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 389ページ
- ISBN-10 : 4151300163
- ISBN-13 : 978-4151300165
- Amazon 売れ筋ランキング: - 283,233位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1890年、保養地として有名なイギリスのデヴォン州トーキーに生まれる。中産階級の家庭に育つが、のちに一家の経済状況は悪化してしまい、やがてお金のかからない読書に熱中するようになる。特にコナン・ドイルのシャーロック・ホームズものを読んでミステリに夢中になる。
1914年に24歳でイギリス航空隊のアーチボルド・クリスティーと結婚し、1920年には長篇『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー。1926年には謎の失踪を遂げる。様々な憶測が飛び交うが、10日後に発見された。1928年にアーチボルドと離婚し、1930年に考古学者のマックス・マローワンに出会い、嵐のようなロマンスののち結婚した。
1976年に亡くなるまで、長篇、短篇、戯曲など、その作品群は100以上にのぼる。現在も全世界の読者に愛読されており、その功績をたたえて大英帝国勲章が授与されている。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年8月18日に日本でレビュー済み
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正に毒親! 家族全員はもちろん、関係者全てに殺害動機があると言う、横暴な被害者の存在感が凄い。この小説の前半は、このボイントン夫人が、家族に過干渉して、支配しようとする暴君ぶりが描かれ、こんな奴、殺されれば良いのに、と読者まで、殺人者に同情してしまう。従って、冒頭で殺害を相談していた2人は、早々とポアロに知られてしまうけど、真犯人じゃないんだな、と逆に容疑者から外れてしまう。
まあ、それは小説だから、と言う面があるものの、ポアロが一人一人に尋問する度に、又新しく容疑者が浮かんで来て、どれだけ皆に嫌われてるんだ、コイツ、と思い、読んでいておかしかった。これじゃ、真犯人に同情してしまうな、と思っていたら、全然同情の余地がない、意外な真犯人で、読後感は良好。後日談も味が良く、クリスティの小説作りの巧みさが光る。大したトリックがあるわけでもないのに、十分楽しませてもらった。
まあ、それは小説だから、と言う面があるものの、ポアロが一人一人に尋問する度に、又新しく容疑者が浮かんで来て、どれだけ皆に嫌われてるんだ、コイツ、と思い、読んでいておかしかった。これじゃ、真犯人に同情してしまうな、と思っていたら、全然同情の余地がない、意外な真犯人で、読後感は良好。後日談も味が良く、クリスティの小説作りの巧みさが光る。大したトリックがあるわけでもないのに、十分楽しませてもらった。
2019年3月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ポアロ、マープルシリーズが大好きで電子書籍でも揃えています。
電子書籍化されている作品は全てではないので、電子書籍化されている作品ではとても好きな部類のお話。
ミステリアスな雰囲気やストーリーのテンポ、本当に文句なしの作品です。
私のようなミステリー初心者の方にはアガサはおススメです。
電子書籍化されている作品は全てではないので、電子書籍化されている作品ではとても好きな部類のお話。
ミステリアスな雰囲気やストーリーのテンポ、本当に文句なしの作品です。
私のようなミステリー初心者の方にはアガサはおススメです。
2021年11月15日に日本でレビュー済み
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高評価が多いですが、直訳すぎるのかわかりにくい部分があります。
私だけかな?
私だけかな?
2023年8月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
話の半ばまでは、とにかくこの嫌なババアが早く誰かに殺されないかなと、その期待の一心で頁をめくってましたね。この気持ちは、霜月 蒼氏が『アガサ・クリスティー完全攻略〔決定版〕』(ハヤカワ文庫)の書評で書いている、そのとおりです。「〈オリエント急行〉みたいな成り行きになっても、ボイントンのババアに関しては、あたしゃ、文句は言いませんよ!」てな、ったく憎たらしい登場人物だったなあ。
このミステリが良いなと好感を持ったのは、ひとえに、殺人犯が分かってから後の展開、そこが魅力的だったこと。
なんかシルクハットからぽんと取り出すようにして、エルキュール・ポアロが真犯人を名指ししたところで、まず、びっくりしましたわ。自分には全く予想外の犯人だったので。
そして、最後に置かれた「エピローグ」の章が、実に心地よい、ほっとくつろげるものだったんすよねぇ。このラスト、私はとても気に入りました。
訳文は、あちこちで変てこな日本語の文章や言葉遣いに出くわして、目を白黒してしまいました。新訳版を期待したいです。
このミステリが良いなと好感を持ったのは、ひとえに、殺人犯が分かってから後の展開、そこが魅力的だったこと。
なんかシルクハットからぽんと取り出すようにして、エルキュール・ポアロが真犯人を名指ししたところで、まず、びっくりしましたわ。自分には全く予想外の犯人だったので。
そして、最後に置かれた「エピローグ」の章が、実に心地よい、ほっとくつろげるものだったんすよねぇ。このラスト、私はとても気に入りました。
訳文は、あちこちで変てこな日本語の文章や言葉遣いに出くわして、目を白黒してしまいました。新訳版を期待したいです。
2017年8月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まさにクリスティの名作と言われるだけあるなーと思いました
この話を読んで思い出したのは、N県で起きた少女監禁事件
子供の頃に精神的に追い詰められ抑圧されれば自分はもう逃げられないのだと思い込んでしまう、「逃げようと思えば逃げられたのに」という他人事の言葉は被害者の心には全く通用しなかったあの事件を思い出しました
人を縛るものは結局心なのだな、と
それはそれとして
あの2人がどういういきさつで結婚したのかが気になるところですが
言わずもがななのでしょうか……
今回の訳は微妙な数ヶ所以外特に引っ掛かるところもなくすんかり読めました
この話を読んで思い出したのは、N県で起きた少女監禁事件
子供の頃に精神的に追い詰められ抑圧されれば自分はもう逃げられないのだと思い込んでしまう、「逃げようと思えば逃げられたのに」という他人事の言葉は被害者の心には全く通用しなかったあの事件を思い出しました
人を縛るものは結局心なのだな、と
それはそれとして
あの2人がどういういきさつで結婚したのかが気になるところですが
言わずもがななのでしょうか……
今回の訳は微妙な数ヶ所以外特に引っ掛かるところもなくすんかり読めました
2020年3月15日に日本でレビュー済み
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起こる事件はひとつ。
特別なトリックもないが、登場人物全員に殺す動機がある。それぞれのキャラクターが立っていて、相変わらず、伏線がはり方がうまい。
さすがクリスティと言いたくなる作品。
特別なトリックもないが、登場人物全員に殺す動機がある。それぞれのキャラクターが立っていて、相変わらず、伏線がはり方がうまい。
さすがクリスティと言いたくなる作品。
2010年4月6日に日本でレビュー済み
アガサクリスティお得意の中東もの。
今回は、珍しくエルサレム。
エルサレムは行ったことがあるので、嘆きの壁の描写をもっとたくさんして欲しかった。
オリエント急行殺人事件では、殺人に対する当局への通報をしなかったポアロ。
死との約束では、なぜ殺人を見逃さなかったのだろう。
死との約束では、殺人に対する報復ではない。
殺人以外に解決する方法があるにもかかわらず、
お金の呪縛で自立できていない人達。
許容できる範囲ではないことは明らかだ。
殺人に至らない多くの方法が選択できない人達。
アガサクリスティは、なぜ殺人を扱うのだろうか。
その背景にある人間の弱さを訴えたかったのだろうか。
今回は、珍しくエルサレム。
エルサレムは行ったことがあるので、嘆きの壁の描写をもっとたくさんして欲しかった。
オリエント急行殺人事件では、殺人に対する当局への通報をしなかったポアロ。
死との約束では、なぜ殺人を見逃さなかったのだろう。
死との約束では、殺人に対する報復ではない。
殺人以外に解決する方法があるにもかかわらず、
お金の呪縛で自立できていない人達。
許容できる範囲ではないことは明らかだ。
殺人に至らない多くの方法が選択できない人達。
アガサクリスティは、なぜ殺人を扱うのだろうか。
その背景にある人間の弱さを訴えたかったのだろうか。