ナルシシズムに溺れると人は破滅する・・そういった人間の生き様を書いた素晴らしい作品です。
1つ難点を上げれば、劇中の時間軸がウィリーが帰宅した夜からその次の晩にウィリーが自殺~お葬式までの間、と言うごく短い間で進行し、その間にフラッシュバックが何度も挿入される形の劇なので、文章を読むだけでは理解し辛いことでしょうかね。
とは言え、ウィリーのモットーが「人から好かれる」ことだったこと、二人の息子がウィリーの期待に応えるという親子関係をずっと続けて来たこと、つまり親子の役割が逆転していて、ウィリーが二人の息子と妻を喰い物にして来た家族の関係性があったことが理解できればどうしてこのような結末になるのか難なく理解できる。
熟練した精神科医や精神分析医の方なんかが見ると一発で「あ、これあかんやつや・・・」ってなる家族です。
とにかく、精神分析など力動精神医学を勉強していくと必ずナルシシズム、自己愛性パーソナリティ障害の分析で出くわすのがこの作品と、イプセンのペール・ギュント、フィッツジェラルドのグレートギャッツビーなどである。
本作の主人公、ウィリー・ローマンは、上記の作品の主人公たちと同様に、典型的な自己愛性パーソナリティ障害者であって、いつまでも自律に対する葛藤が解決できずに大人になれず、ナルシシズム渦巻くネバーランドで夢見ることから抜け出せないピーターパン人間なのだ。
自己愛性のピーターパンが子育てをすると子供もやがてピーターパンになる。
親子の役割が逆転している親子関係で育つとどうなるか?
典型的なそのパターンを表現している。
戒めとして良い見本です。
現代日本の巷にもこういう家族はわんさかいるから笑えない。
お子さんお持ちの方、自分の身勝手な期待を押しつけて子供から自由を奪いながら育てるとこうなりますよ。
親の期待に応える所謂「良い子」ほど危ない子はいない。
親が子供の期待に応えるのが普通の親子関係であって、その逆ではないのです。
肝に銘じてください。
子供が親の期待に応えた時だけ褒めそやし、チヤホヤする、そういった育て方が常態化すると、子供の心の深い所に、愛される為には、認められる為には他人の期待に応えないといけない、そういう考えが刷り込まれます。
そうなると、子供は自分らしく振る舞ったり、自分のことを優先したりすることより、自分を取り巻く周囲の人々の期待に応えることを優先するようになる。
人の期待に応え承認されることを優先し、自分自身の気持ちや考えを大切にしなくなるから個人としての精神的発達が出来ずに、やがて行き詰まり挫折することになるのです。
思春期で人が精神的自律を果たすということは換言すれば、他人から承認される、つまり他人から愛されることでなくて、自分自身(他の何者でもない自分の感情、自分の考え)を愛しうるようになることです。
承認でなく、すなわち愛されることでなく、自分自身を愛せるようになること……それこそが”母なるもの”からの解放であり、依存心の克服であり、子供が息子から1人の男へ、または娘が1人の女になる…すなわち大人になることであって、それが出来てこそ、自分自身を愛しうるようになれてこそ、他者をも愛せるようになるのだ、ということは、人間が人間である限りこの先も未来永劫に変わりはしない不変の真理です。
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アーサー・ミラー〈1〉セールスマンの死 (ハヤカワ演劇文庫) 文庫 – 2006/9/20
セールスマンの死
- ISBN-10415140001X
- ISBN-13978-4151400018
- 出版社早川書房
- 発売日2006/9/20
- 言語日本語
- 本の長さ248ページ
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2006/9/20)
- 発売日 : 2006/9/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 248ページ
- ISBN-10 : 415140001X
- ISBN-13 : 978-4151400018
- 対象読者年齢 : 12 ~ 17 歳
- Amazon 売れ筋ランキング: - 225,868位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 8位ハヤカワ演劇文庫
- - 477位戯曲・シナリオ (本)
- - 555位詩集
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年12月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
目標、目的のないその場しのぎの生き方は、最後に後悔しか残らない、いろいろと考えさせられる本でした。
2020年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
渋いよねタイトルが!そこから読み出した作品でしたが面白かった!
2023年5月22日に日本でレビュー済み
ネタバレ含みます。
戯曲は初めて読みました。
本文終盤の、チャーリーの言葉が人生を普遍的に捉えているような気がします。大きな社会の中の似たような個というナラティブストラクチャーでもあると思う。
『誰もこの人を責めるわけにはいかない。(中略)ウィリーはセールスマンだった。セールスマンには基盤というものがないのだ。(中略)セールスマンは夢に生きるものなのだ。その夢は受け持ち区域にあるのだ。』(本文抜粋引用)
二人の息子が、もう少しで一人前になろうという頃、主人公ウィリーは、もう昔のようには成績が伸びず、馘を言い渡される。
本文中に象徴的に出されてくるタイトルと同名の戯曲か映画の話題。(間違ってたらごめんなさい。ちょっと再読しても、その場面を探せなかったので)
アメリカも当時、戦後の経済成長期にあった。
毎日、少ない給料でやりくりして、ローンで電化製品などを買う。そのローンが終わる頃には、製品は故障して使えなくなっている。自分には手に職に価するものは何一つない主人公ウィリー。ひたすら、人に好かれる人間関係を築くことで成績を伸ばし、長年家族を養ってきた。
その息子との関係にも、或ることから齟齬が生じる。
ウィリーが浮気している所に、たまたま息子がやってきて事実が決定的に思春期の息子に突きつけられる。
合計二日間という戯曲の中の時間の流れの早い段階から、ウィリーは既に自殺を決意している。そして、その保険金を息子の為に残そうとしている。
カットバック(フラッシュバック)で描かれる、華やかだった頃。
自分の身一つで、成果を挙げていかなければ貧しい生活を余儀なくされる。これは、後記で岡崎涼子さんも仰有っている何もかもが民営化されて糧を得る為の戦いに誰もが晒されようとしている現代にも痛切に問われてくる人間(社会)模様劇ではないか、と思う。
戯曲は初めて読みました。
本文終盤の、チャーリーの言葉が人生を普遍的に捉えているような気がします。大きな社会の中の似たような個というナラティブストラクチャーでもあると思う。
『誰もこの人を責めるわけにはいかない。(中略)ウィリーはセールスマンだった。セールスマンには基盤というものがないのだ。(中略)セールスマンは夢に生きるものなのだ。その夢は受け持ち区域にあるのだ。』(本文抜粋引用)
二人の息子が、もう少しで一人前になろうという頃、主人公ウィリーは、もう昔のようには成績が伸びず、馘を言い渡される。
本文中に象徴的に出されてくるタイトルと同名の戯曲か映画の話題。(間違ってたらごめんなさい。ちょっと再読しても、その場面を探せなかったので)
アメリカも当時、戦後の経済成長期にあった。
毎日、少ない給料でやりくりして、ローンで電化製品などを買う。そのローンが終わる頃には、製品は故障して使えなくなっている。自分には手に職に価するものは何一つない主人公ウィリー。ひたすら、人に好かれる人間関係を築くことで成績を伸ばし、長年家族を養ってきた。
その息子との関係にも、或ることから齟齬が生じる。
ウィリーが浮気している所に、たまたま息子がやってきて事実が決定的に思春期の息子に突きつけられる。
合計二日間という戯曲の中の時間の流れの早い段階から、ウィリーは既に自殺を決意している。そして、その保険金を息子の為に残そうとしている。
カットバック(フラッシュバック)で描かれる、華やかだった頃。
自分の身一つで、成果を挙げていかなければ貧しい生活を余儀なくされる。これは、後記で岡崎涼子さんも仰有っている何もかもが民営化されて糧を得る為の戦いに誰もが晒されようとしている現代にも痛切に問われてくる人間(社会)模様劇ではないか、と思う。
2009年10月3日に日本でレビュー済み
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桜庭一樹さんがある新聞で、「こ、これはとても他人事(ひとごと)とは思えない」とあったので、久しぶりに戯曲を読んでみようかと購入しました。
舞台は、アメリカの地方都市の、セールスマン・ウイリーの話。頑張ればよい暮らしがと信じて働いている親父とその妻リンダ。そして、30過ぎになっても、自分探しを続ける不甲斐ない兄ビフとその弟ハッピー。その家族の物語であるが。。。
笑えない喜劇か、はたして、現代に通じる悲劇か。
現代でも真実をついている。サラリーマンには必読か?
1915年〜2005年。ニューヨーク生まれ。女優マリリン・モンローと結婚。同作(1949年)は、トニー賞、ピュリッツァー賞を受賞。
<本文から>
ビフ お父さん!ぼくはね、ひと山十セントのつまらない人間なんだよ、あんただってそうだ!
ウイリー (もう感情を抑えることができなくなって、くってかかる)おれはひと山十セントなんかじゃない!おれはウイリー・ロマンだ、おまえはビフ・ローマンだ!
ビフはウイリーのほうへ行こうとするが、ハッピーにさえぎられる。激怒のあまり、ビフは今にも父親に襲いかかりそうな気配である。
ビフ おれは人の頭に立つような人間じゃないんだ、あんただってそうだ。足を棒にして歩く注文とりにすぎないんだ。とどのつまりは、ごみ箱にほうりこまれるのがおちさ!おれは一時間一ドルの人間だ! <中略> どだい、おほめにあずかるような物を持って帰れる人間じゃないんだ、そんなことを期待するのはやめることだな!
ウイリー (ビフに面と向かって)まだ執念深く、恨んでいやがるな!
舞台は、アメリカの地方都市の、セールスマン・ウイリーの話。頑張ればよい暮らしがと信じて働いている親父とその妻リンダ。そして、30過ぎになっても、自分探しを続ける不甲斐ない兄ビフとその弟ハッピー。その家族の物語であるが。。。
笑えない喜劇か、はたして、現代に通じる悲劇か。
現代でも真実をついている。サラリーマンには必読か?
1915年〜2005年。ニューヨーク生まれ。女優マリリン・モンローと結婚。同作(1949年)は、トニー賞、ピュリッツァー賞を受賞。
<本文から>
ビフ お父さん!ぼくはね、ひと山十セントのつまらない人間なんだよ、あんただってそうだ!
ウイリー (もう感情を抑えることができなくなって、くってかかる)おれはひと山十セントなんかじゃない!おれはウイリー・ロマンだ、おまえはビフ・ローマンだ!
ビフはウイリーのほうへ行こうとするが、ハッピーにさえぎられる。激怒のあまり、ビフは今にも父親に襲いかかりそうな気配である。
ビフ おれは人の頭に立つような人間じゃないんだ、あんただってそうだ。足を棒にして歩く注文とりにすぎないんだ。とどのつまりは、ごみ箱にほうりこまれるのがおちさ!おれは一時間一ドルの人間だ! <中略> どだい、おほめにあずかるような物を持って帰れる人間じゃないんだ、そんなことを期待するのはやめることだな!
ウイリー (ビフに面と向かって)まだ執念深く、恨んでいやがるな!
2013年1月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
テネシーウィリアムズを読んで
古き良きアメリカの破滅的な演劇脚本をさらに読みたいと思い
本書を手に取りました。
期待通り
いや、以上でした。
素晴らしい文学です。
ハッピーエンドどころか・・・・なところがリアルでよかったです。
こういう「残酷な」作品は今の社会に必要だと思います。
競争社会の敗者の美学というか・・
こういう作品が読まれなければ
日本は駄目になります!!
古き良きアメリカの破滅的な演劇脚本をさらに読みたいと思い
本書を手に取りました。
期待通り
いや、以上でした。
素晴らしい文学です。
ハッピーエンドどころか・・・・なところがリアルでよかったです。
こういう「残酷な」作品は今の社会に必要だと思います。
競争社会の敗者の美学というか・・
こういう作品が読まれなければ
日本は駄目になります!!
2020年9月3日に日本でレビュー済み
アーサー・ミラーのこの作品を知ったのは、かつてNHKが毎年放送していた「海外名作ドラマ?」シリーズの中で取り上げられ放送されたのを、ある知人が見ていたのに付き合ったからだ。その時のテレビドラマ版はアメリカでビデオ化・DVD化れされ、今評者の書棚の片隅に置いてある。テレビで見た直後には、(英語を学び始めてから時間もあまり経ってはいなかったのに)英語で原作を読みたいと思った。その時購入した古いペンギン・ブックス版もやはり書棚のビデオの隣にある。
あの頃父子関係やらなんやらで、崩れ折れそうになっていた自分の心にグサッと来たのだった。今もその余韻が体の中に残る。
その内やはりNHKが、今度はFMラジオでその頃放送していたイングリッシュ・アワーの中で、レコード録音(Caedmon発売)を省略なしに放送したのである。録音の冒頭はアーサー・ミラー自身の声の解説だ。わざわざNHKの担当にレコード番号などを問い合わせ、放送にも使われたLPレコードを注文し3年がかりで入手した(後にCaedmonから発売されたカセットテープ版もCD版も加えて購入)。
こんなオタク振りを書き連ねるのも、この作品が評者にとって特別な文学だったことを伝えたいからに他ならない。
この劇では登場人物たちが、ほとんど幕間中に、どなり放している。主人公ウィリーを演じる、悪役で鳴らしたリー・J・コッブの低い地声に、ウィリー家の呻吟がいやます。
近頃では、日本の家庭にこんな怒鳴り合う家もないのだろう。老人とほ同居せず、自分の老化に向き合うこともせず(娘と姉妹に見間違えられ息子の恋人と勘違いされる程に、自分の若作りに余念がなかったり、、とね)トホホな親たちが溢れかえっている現代において、この名作への共感も激減しているのかも知れないが、こんな時代、いいんだか情けないんだか、、?アーサーさんよ、あんただったらこの時代どう描きますか?
あの頃父子関係やらなんやらで、崩れ折れそうになっていた自分の心にグサッと来たのだった。今もその余韻が体の中に残る。
その内やはりNHKが、今度はFMラジオでその頃放送していたイングリッシュ・アワーの中で、レコード録音(Caedmon発売)を省略なしに放送したのである。録音の冒頭はアーサー・ミラー自身の声の解説だ。わざわざNHKの担当にレコード番号などを問い合わせ、放送にも使われたLPレコードを注文し3年がかりで入手した(後にCaedmonから発売されたカセットテープ版もCD版も加えて購入)。
こんなオタク振りを書き連ねるのも、この作品が評者にとって特別な文学だったことを伝えたいからに他ならない。
この劇では登場人物たちが、ほとんど幕間中に、どなり放している。主人公ウィリーを演じる、悪役で鳴らしたリー・J・コッブの低い地声に、ウィリー家の呻吟がいやます。
近頃では、日本の家庭にこんな怒鳴り合う家もないのだろう。老人とほ同居せず、自分の老化に向き合うこともせず(娘と姉妹に見間違えられ息子の恋人と勘違いされる程に、自分の若作りに余念がなかったり、、とね)トホホな親たちが溢れかえっている現代において、この名作への共感も激減しているのかも知れないが、こんな時代、いいんだか情けないんだか、、?アーサーさんよ、あんただったらこの時代どう描きますか?
2011年4月23日に日本でレビュー済み
子は親の背中を見て育つ。
主人公ウィリーは彼なりの方法で、
立派な父親になることを目指し悩みながらも
理想の「セールスマン」を目指して働き続けてきた。
息子を愛する父、
大好きな父を慕う息子。
いつしか二人はすれ違う。
夢に失望する父、
父の「夢」の終わりに気付く息子。
守りたいものと背負うもの。
そのバランスが崩れてしまう時、
自分だったらどのような選択をするだろうか。
主人公ウィリーの決断に心が震えた。
---------
『セールスマンの死』は、 魂の演技レッスン22 〜輝く俳優になりなさい! の中で下記のように紹介されている。
「英国人の『ハムレット』に匹敵するのは、『セールスマンの死』。この戯曲を演じるにも、表現力の幅や想像力、力量、すべてが大きくなくてはなりません。」
ステラ・アドラーを読むなら、本書必読!
主人公ウィリーは彼なりの方法で、
立派な父親になることを目指し悩みながらも
理想の「セールスマン」を目指して働き続けてきた。
息子を愛する父、
大好きな父を慕う息子。
いつしか二人はすれ違う。
夢に失望する父、
父の「夢」の終わりに気付く息子。
守りたいものと背負うもの。
そのバランスが崩れてしまう時、
自分だったらどのような選択をするだろうか。
主人公ウィリーの決断に心が震えた。
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『セールスマンの死』は、 魂の演技レッスン22 〜輝く俳優になりなさい! の中で下記のように紹介されている。
「英国人の『ハムレット』に匹敵するのは、『セールスマンの死』。この戯曲を演じるにも、表現力の幅や想像力、力量、すべてが大きくなくてはなりません。」
ステラ・アドラーを読むなら、本書必読!