国際ミステリー愛好会クラブのファン投票で選ばれる、マカヴィティ賞の’06年度、最優秀新人賞受賞作。
文庫の帯に、ファンであるジェフリー・ディーヴァーとマイクル・コナリーによる賞賛のコメントがあったので、惹かれて読んでみた。
アメリカ中北部のミネソタ州。そのさらに北部で、スペリオル湖に面した地方都市ダルースが最初の舞台。ある日、ここでセクシーな女子高生レイチェルが失踪する。一年半ほど前にも別の少女が姿を消すという事件が起きていた。これらの事件は関連があるのか。ダルース警察のストライドは捜査を始める。やがて彼は、レイチェルの義父を逮捕し起訴するが、その裁判で悲劇が起きる。
月日は流れて3年後、欲望と歓楽の街ラスヴェガスに舞台を移して、再び事件が起こり、ストライドや、事件の関係者一同に再び悪夢が・・・。
フリーマンの日本語版著者あとがきの惹句によると、「本書には、サスペンス/スリラーを好む読者の誰しもが求める要素が備わっているとわたしは自負している。つまり、心をぐいとつかむドラマ、魅力的なヒーローと悪役、そして最初から最後まで、ページをめくるのがもどかしいほどの意外な展開だ。」とあるが、リーダビリティーは確かに認めるけれども、ストライドが誰とも簡単にヨロしくなったりして、ストーリー運びやひとつひとつのエピソード描写の軽さは否めない。本書は、アメリカ版2時間ドラマといったところだろうと思う。
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インモラル (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 29-1) 文庫 – 2007/3/1
- 本の長さ635ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2007/3/1
- ISBN-104151768513
- ISBN-13978-4151768514
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2007/3/1)
- 発売日 : 2007/3/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 635ページ
- ISBN-10 : 4151768513
- ISBN-13 : 978-4151768514
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,640,992位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2007年4月17日に日本でレビュー済み
2007年9月16日に日本でレビュー済み
伏線がいたるところにちりばめられ、結末にあっと驚かせられます。
前半は主人公の警官ストライドも苦労していたように、パズルのピースが集まらないままモヤモヤと進みます。行方不明となった女子高生レイチェルの背後にあるインモラルな事情が明らかになってきます。
他の方も仰っているように後半はジェットコースターです。
是非とも読んでもらいたいです。
タイトルがインモラルだけに衝撃的な人間関係。作者が目指したセクシーなサスペンスは達成できてます。結末は文句なしです。
次作strippedでもストライドとセリーナが活躍するみたいですね。
個人的には(作者が)露骨な描写にこだわりすぎてる印象を受けました。もうちょっと心情に迫ってくれたらより面白くなったと思います。
ストライド、マギーの忠告は聞いたほうが良いよ。
前半は主人公の警官ストライドも苦労していたように、パズルのピースが集まらないままモヤモヤと進みます。行方不明となった女子高生レイチェルの背後にあるインモラルな事情が明らかになってきます。
他の方も仰っているように後半はジェットコースターです。
是非とも読んでもらいたいです。
タイトルがインモラルだけに衝撃的な人間関係。作者が目指したセクシーなサスペンスは達成できてます。結末は文句なしです。
次作strippedでもストライドとセリーナが活躍するみたいですね。
個人的には(作者が)露骨な描写にこだわりすぎてる印象を受けました。もうちょっと心情に迫ってくれたらより面白くなったと思います。
ストライド、マギーの忠告は聞いたほうが良いよ。
2007年3月19日に日本でレビュー済み
最初はあまり期待せずに読みだしたところ、中盤(第三部)からまさにジェットコースター!!一気読みでした。本の分厚さも気にならず、ああもう終わってしまうのか・・と、まだまだストーリー世界に浸っていたい気持ちでした。第二作目も必ず買います!!だから早く訳して発売してください早川書房様!!!
2007年4月26日に日本でレビュー済み
読み進んでいく半分まではテンポがゆっくりでどうということないのに、ある殺人からまさにジェットコースターに乗ったような展開、一粒で二度おいしい。読者は作者のマジックにかかりいっ気読み必須、楽しませてくれます。考えられないような人物が犯人なんて。綿密な構成にも感心しました。次回作待ちきれない。今度はどうしてくるのかな。