「150分間 一気読み! 大地と砂塵を血に染めて突っ走る ノンストップ・ハイパー・ノワール」の宣伝文句は嘘ではなかったようだ。ジェイムズ・リーズナーの「聞いてないとは言わせない 」は、暑いプールサイドで読むには最適な作品であった。安っぽい邦題ながら、読み終えると妙に納得しつつほくそ笑んでしまった。
ストリーは単純であるが、とにもかくにもテンポが良くスピード感があり、読者にあれこれと考えさせない迫力のようなものが感じられる。ストーリー構成では若干無理な箇所もあるが、そのようなことは些少と心得てアクセル全開で楽しむべき作品であろう。これからプールサイドの友をお探しの方には、お奨めの本である。きっと汗を掻きながらも、読後に「つまらなかったとは言わせない」となるはずです。
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聞いてないとは言わせない (ハヤカワ・ミステリ文庫 リ 9-1) 文庫 – 2008/6/6
ジェイムズ・リーズナー
(著),
田村義進
(翻訳)
【150分間 一気読み! 大地と砂塵を血に染めて突っ走る ノンストップ・ハイパー・ノワール】
雲ひとつない青空はぎらぎらと輝き、地面からはゆらゆらと熱気が立ちのぼる。道路の両側はどこまでも平坦な畑だ。そんなテキサスの片田舎にヒッチハイクで流れてきた青年トビーは、一人で農場を経営するグレースに雇われて住みこみで働きはじめる。広大な土地にたった二人、たがいに惹かれあうものを感じるが……乱入するガンマン、飛び交う銃弾、逃亡と追跡、裏切りまた裏切り。予測不可能、一気呵成、疾風怒濤の大傑作
雲ひとつない青空はぎらぎらと輝き、地面からはゆらゆらと熱気が立ちのぼる。道路の両側はどこまでも平坦な畑だ。そんなテキサスの片田舎にヒッチハイクで流れてきた青年トビーは、一人で農場を経営するグレースに雇われて住みこみで働きはじめる。広大な土地にたった二人、たがいに惹かれあうものを感じるが……乱入するガンマン、飛び交う銃弾、逃亡と追跡、裏切りまた裏切り。予測不可能、一気呵成、疾風怒濤の大傑作
- 本の長さ289ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2008/6/6
- ISBN-104151777512
- ISBN-13978-4151777516
商品の説明
著者について
本邦初紹介となるジェイムズ・リーズナーは、1980年に小規模に出版され、高く評価されたミステリ作品Texas Windで知られている。その作家歴は25年にもおよび、ウェスタン小説や、独立戦争から第二次世界大戦までさまざまな戦争を題材にした歴史小説など、多数の作品を発表している。夫人はミステリ作家のL・J・ウォッシュバーン。テキサス在住。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2008/6/6)
- 発売日 : 2008/6/6
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 289ページ
- ISBN-10 : 4151777512
- ISBN-13 : 978-4151777516
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,419,011位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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2009年8月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2008年6月27日に日本でレビュー済み
この小説、きっと世間の評価は極端に分かれるんでしょうが、ぼくは好きですね。
作品全体を通してのスピード感と、展開の速さがちょっといい感じで、職人の監督が撮った90分のB級映画を観た気分です。
解説にあるような「驚愕の結末」って言葉も映画の惹句としてなら許せる範囲ですし・・・
たまには、こんな小説を一気読みするのも楽しいんじゃないでしょうか?
作品全体を通してのスピード感と、展開の速さがちょっといい感じで、職人の監督が撮った90分のB級映画を観た気分です。
解説にあるような「驚愕の結末」って言葉も映画の惹句としてなら許せる範囲ですし・・・
たまには、こんな小説を一気読みするのも楽しいんじゃないでしょうか?
2008年6月16日に日本でレビュー済み
今時の海外ミステリとしては、異例なくらい短い作品ですが
そのせいか、すごいスピーディー。
帯にある「150分間」はともかくとして、あっという間に読み終わります。
だからと言って、物足りなさはまったくなし。
一気に引きこまれて、あとはラストまで読みっぱなしでした。
エルモア・レナードやカール・ハイアセンの
一番おいしいエッセンスだけ抜き出したような感じかな。
著者は著作も多いようなので、また読んでみたいですね。
そのせいか、すごいスピーディー。
帯にある「150分間」はともかくとして、あっという間に読み終わります。
だからと言って、物足りなさはまったくなし。
一気に引きこまれて、あとはラストまで読みっぱなしでした。
エルモア・レナードやカール・ハイアセンの
一番おいしいエッセンスだけ抜き出したような感じかな。
著者は著作も多いようなので、また読んでみたいですね。
2008年7月8日に日本でレビュー済み
今時、珍しいストレートなクライム小説です。
仲間に裏切られた美女、悪どい犯罪者たち、現金輸送車襲撃など一通り揃ってます。
帯に書かれた一気読みは伊達ではありません。
読んで得るものはありませんが、楽しい時間は過ごせます。
仲間に裏切られた美女、悪どい犯罪者たち、現金輸送車襲撃など一通り揃ってます。
帯に書かれた一気読みは伊達ではありません。
読んで得るものはありませんが、楽しい時間は過ごせます。
2008年8月23日に日本でレビュー済み
一度ページを開けば、そこはアクションの連続。休む間もなく読みふけってしまいました。
追うものと追われるもの、愛情と欲望が、危うい人間関係の上でめまぐるしく交差します。銃弾が飛び交い、血が流れる中、主人公たちの関係に漂うはかなさがアクセントとなって、一度読み出せば、読み終わるまで本を置くのは難しいでしょう。
安っぽい邦題のせいで損をすると思いますが、長いだけで弛緩したような小説が多い中、思わぬ拾いものでした。
追うものと追われるもの、愛情と欲望が、危うい人間関係の上でめまぐるしく交差します。銃弾が飛び交い、血が流れる中、主人公たちの関係に漂うはかなさがアクセントとなって、一度読み出せば、読み終わるまで本を置くのは難しいでしょう。
安っぽい邦題のせいで損をすると思いますが、長いだけで弛緩したような小説が多い中、思わぬ拾いものでした。