ランズデールらしさ満開の愉快で残酷できゅんとなる作品集。
ホラーありミステリありSFあり青春小説あり男のドラマありとてんこ盛りだ。不快感ギリギリで乾いた笑いを誘う毒々しさが良い。
映画化されているタイトル作は、自身をプレスリー、そしてJFKと思い込んでいる老人(ケネディはなんと老婆)たちが悪霊と戦うお話し。馬鹿々々しくも手に汗握る逸品である。ボクサーたちの男の世界を描いた「審判の日」はハードボイルドさがたまらない。ランズデールのシリーズキャラクターパップ&レナードものの短編2編はファン向けかな。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
現代短篇の名手たち4 ババ・ホ・テップ (ハヤカワ・ミステリ文庫) (ハヤカワ・ミステリ文庫 ケ 5-4 現代短篇の名手たち 4) 文庫 – 2009/9/30
エルヴィスは、生きていた。30年前に心臓発作で死んだのは替え玉で、本人はここ、テキサス州の老人ホームで、老いた体をベッドに横たえているのだ。怠惰で目的のない日々がひたすら続く、そんなおり、彼はホームの中を超自然的生物が徘徊していることに気がつく。燃えるロックンロール魂がよみがえった! キング対怪物の対決や、いかに? 奇想天外にして感動の表題作をはじめ、テキサスの大巨匠が叩き出す渾身の12篇!
- 本の長さ559ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2009/9/30
- ISBN-104151782540
- ISBN-13978-4151782541
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2009/9/30)
- 発売日 : 2009/9/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 559ページ
- ISBN-10 : 4151782540
- ISBN-13 : 978-4151782541
- Amazon 売れ筋ランキング: - 177,140位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 253位ハヤカワ・ミステリ
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2014年10月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ショート 1_親心 2_デス;バイ:チリ
3_vの訪問 4_1968年の夏
短編 5_草刈り機を持つ男
6_ハーレクインロマンスにヌードピンナップ
7_審判の日
ショート 8_恐竜ボブのデイニーランド
9_案山子
10_ゴジラの十二段階矯正プログラム
短篇 11_プレスリーvsミイラ男
3_vの訪問 4_1968年の夏
短編 5_草刈り機を持つ男
6_ハーレクインロマンスにヌードピンナップ
7_審判の日
ショート 8_恐竜ボブのデイニーランド
9_案山子
10_ゴジラの十二段階矯正プログラム
短篇 11_プレスリーvsミイラ男
2013年11月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初めてこのシリーズを読みました。
映画や物語に出てくるような人物たちが「世にも奇妙な」「トワイライトゾーン」のような趣で
新しくて怖くて少し笑える短編に次々に登場してきます。SFや映画好きの方々におすすめの読み物です。
あえて不満を言えばもう少しホラーテイストの強い短編があってもよかったかな~という程度のもの。
映画や物語に出てくるような人物たちが「世にも奇妙な」「トワイライトゾーン」のような趣で
新しくて怖くて少し笑える短編に次々に登場してきます。SFや映画好きの方々におすすめの読み物です。
あえて不満を言えばもう少しホラーテイストの強い短編があってもよかったかな~という程度のもの。
2010年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
セックス・ドラッグ・暴力・差別
私の中の偏見の塊、アメリカの世界観が全部ありました。
面白くはありましたが、どうもこう、読後感があまりよろしくない。
大概の登場人物の、乱暴な口調と性的な比喩を伴う会話に閉口しました。
読む人を選ぶ本ではないかと思います。
私の中の偏見の塊、アメリカの世界観が全部ありました。
面白くはありましたが、どうもこう、読後感があまりよろしくない。
大概の登場人物の、乱暴な口調と性的な比喩を伴う会話に閉口しました。
読む人を選ぶ本ではないかと思います。
2009年10月19日に日本でレビュー済み
特に気に入った作品に言及すると「親心」は非常に短い作品ながら、ミステリ的なオチがあっておもしろ
い。そうきたか!という感じ。「デス・バイ・チリ」と「ヴェイルの訪問」は「罪深き誘惑のマンボ」で
ブレイクしたハップ&レナードシリーズの短篇作品。この長編シリーズも読まねばと思いながら、いまま
で読まずにきたが当然のごとく本はすべて揃えてあります。展開の妙に狂喜乱舞したのが「ステッピン・
アウト〜」。やりたい盛りの悪ガキ三人組が体験する一夜を描いた作品なのだが、この展開は誰にも予測
できないだろう。とにかく読んで驚けとしか言えません。「草刈り機を持つ男」も奇妙なシチュエーショ
ンから悪夢になだれこむ展開が大いに笑える一作。「ハーレクィン〜」はつい先日読んだキングの「ジン
ジャーブレット・ガール」のような連続殺人鬼を描いたエンターテイメント作品で、誰もが読み始めたら
おそらく最後までノンストップとなること間違いなしだろう。「審判の日」は1900年に実際に起こっ
たハリケーンの災害を描いた中編で、ドキュメント風に時間をおう構成も良いが、これまた実在したとい
う黒人ボクサーを絡めることによってただのディザスター物に徹してないところがおもしろかった。
表題作の「ババ・ホ・テップ」は副題のとおりのお話。老いたプレスリーと黒人のケネディ元大統領が蘇
ったミイラ男と対決するのだが、おわかりのとおりバカバカしい設定なのに、読んでいくうちに登場人物
に引きづられるように感情移入している自分に驚いてしまう。ランズデール恐るべしである。
というわけで、久しぶりにとても満足のいく短編集を読んだ。やはりランズデールの短篇は最高だ。ミス
テリ好き、ホラー好き、そしてSF好きまで、さまざまなジャンルを飛び越えてオススメできる短篇集だ
といえるだろう。
い。そうきたか!という感じ。「デス・バイ・チリ」と「ヴェイルの訪問」は「罪深き誘惑のマンボ」で
ブレイクしたハップ&レナードシリーズの短篇作品。この長編シリーズも読まねばと思いながら、いまま
で読まずにきたが当然のごとく本はすべて揃えてあります。展開の妙に狂喜乱舞したのが「ステッピン・
アウト〜」。やりたい盛りの悪ガキ三人組が体験する一夜を描いた作品なのだが、この展開は誰にも予測
できないだろう。とにかく読んで驚けとしか言えません。「草刈り機を持つ男」も奇妙なシチュエーショ
ンから悪夢になだれこむ展開が大いに笑える一作。「ハーレクィン〜」はつい先日読んだキングの「ジン
ジャーブレット・ガール」のような連続殺人鬼を描いたエンターテイメント作品で、誰もが読み始めたら
おそらく最後までノンストップとなること間違いなしだろう。「審判の日」は1900年に実際に起こっ
たハリケーンの災害を描いた中編で、ドキュメント風に時間をおう構成も良いが、これまた実在したとい
う黒人ボクサーを絡めることによってただのディザスター物に徹してないところがおもしろかった。
表題作の「ババ・ホ・テップ」は副題のとおりのお話。老いたプレスリーと黒人のケネディ元大統領が蘇
ったミイラ男と対決するのだが、おわかりのとおりバカバカしい設定なのに、読んでいくうちに登場人物
に引きづられるように感情移入している自分に驚いてしまう。ランズデール恐るべしである。
というわけで、久しぶりにとても満足のいく短編集を読んだ。やはりランズデールの短篇は最高だ。ミス
テリ好き、ホラー好き、そしてSF好きまで、さまざまなジャンルを飛び越えてオススメできる短篇集だ
といえるだろう。
2009年9月18日に日本でレビュー済み
短篇小説が大好きなのでこのシリーズも揃えています。
でも、今回の直接の購入理由は「ゴジラの十二段階矯正プログラム」が読みたかったから。
内容は素晴らしいの一言。怪獣映画好きなら必読と言っていいほどの出来でした。サラッとゴジラ対ガメラが実現していたり、エンパイアステートビルから落ちたキングコングのその後が書かれていたり笑いどころも豊富です。
とりあえず、作者が怪獣映画の有名どころはしっかり観ているのが伝わってきました。
そんなこんなで大変満足していたのですが最後にガッカリ。ゴジラがロケット砲わずか三発で死にます。
日本版のゴジラなのに・・・
でも買って損はない本ですよ。
でも、今回の直接の購入理由は「ゴジラの十二段階矯正プログラム」が読みたかったから。
内容は素晴らしいの一言。怪獣映画好きなら必読と言っていいほどの出来でした。サラッとゴジラ対ガメラが実現していたり、エンパイアステートビルから落ちたキングコングのその後が書かれていたり笑いどころも豊富です。
とりあえず、作者が怪獣映画の有名どころはしっかり観ているのが伝わってきました。
そんなこんなで大変満足していたのですが最後にガッカリ。ゴジラがロケット砲わずか三発で死にます。
日本版のゴジラなのに・・・
でも買って損はない本ですよ。
2009年9月25日に日本でレビュー済み
ついに本命が来ましたよ!
変な話好きとしては、必読短篇集だなぁ。
イロモノ度合いが強く、同時に単なるイロモノで終わらない。田舎町で、ダメな人が、ダメなりの努力をして、ダメなカタルシスを得る。そこに何とも言えない感動と悲哀を覚えてしまう。
みんないいんだけど、お気に入りは、「ステッピン・アウト、一九六八年の夏」「ハーレクィン・ロマンスに挟まっていたヌード・ピンナップ」「審判の日」「恐竜ボブ、ディズニーランドに行く」「ゴジラの十二工程矯正プログラム」「ババ・ホ・テップ」
レプティリカス! キモサベー!
変な話好きとしては、必読短篇集だなぁ。
イロモノ度合いが強く、同時に単なるイロモノで終わらない。田舎町で、ダメな人が、ダメなりの努力をして、ダメなカタルシスを得る。そこに何とも言えない感動と悲哀を覚えてしまう。
みんないいんだけど、お気に入りは、「ステッピン・アウト、一九六八年の夏」「ハーレクィン・ロマンスに挟まっていたヌード・ピンナップ」「審判の日」「恐竜ボブ、ディズニーランドに行く」「ゴジラの十二工程矯正プログラム」「ババ・ホ・テップ」
レプティリカス! キモサベー!
2009年9月29日に日本でレビュー済み
表題作「ババ・ホ・テップ」は、マジで感動の一作。
映画「プレスリーVSミイラ男」もそうでしたが、心ある人ならば、感動の涙を禁じ得ません。
何も言わずに、この作品を読んで泣け!
映画「プレスリーVSミイラ男」もそうでしたが、心ある人ならば、感動の涙を禁じ得ません。
何も言わずに、この作品を読んで泣け!