主人公アイゼイア・クィンターベイの頭文字を取ってIQという渾名を拝命している探偵の話。
腐れ縁の友人からもらった仕事の話。巨大な犬に殺されそうになったラッパーの依頼で、その殺し屋を見つける仕事を受けたIQ。
彼の過去と現在、探偵になったいきさつなどを交えながら話が進むが、犯人捜しの話も秀逸ながら、何といっても本作の魅力は黒人文化をふんだんに取り入れた軽妙な遣り取りだろう。
登場人物もそれぞれ魅力的で最後まで飽きずに読める。
続編が待ちきれない傑作。ここの最近のハヤカワ文庫の中で断トツの出色の出来。読んで損はない。
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IQ (ハヤカワ・ミステリ文庫) 文庫 – 2018/6/19
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ロサンゼルスに住む黒人青年アイゼイアは‶IQ〟と呼ばれる探偵だ。ある事情から大金が必要になった彼は腐れ縁の元ギャング、ドッドソンからの口利きで大物ラッパーから仕事を請け負うことに。だがそれは「謎の巨犬を使う殺し屋を探し出せ」という異様なものだった! 奇妙な事件の謎を全力で追うIQ。そんな彼が探偵として生きる契機となった凄絶な過去とは――。新たなる‶シャーロック・ホームズ〟の誕生と活躍を描く、新人賞三冠受賞作!
- 本の長さ448ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2018/6/19
- 寸法10.7 x 1.9 x 15.7 cm
- ISBN-104151834516
- ISBN-13978-4151834516
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商品の説明
著者について
日系アメリカ人。ロサンゼルスのサウスセントラル地区出身。政治学者のフランシス・フクヤマは従兄にあたる。 様々な職業を経て、本書で小説家としてデビューし、2017年アンソニー賞、マカヴィティ賞、シェイマス賞の最優秀新人賞を次々に受賞。さらにはアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀新人賞および英国推理作家協会(CWA)賞最優秀新人賞にもノミネートされるなど高い評価を得た。サンタモニカ在住。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2018/6/19)
- 発売日 : 2018/6/19
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 448ページ
- ISBN-10 : 4151834516
- ISBN-13 : 978-4151834516
- 寸法 : 10.7 x 1.9 x 15.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 340,529位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 507位ハヤカワ・ミステリ
- - 2,053位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年3月13日に日本でレビュー済み
作者のジョー・イデ氏が育った街にあった匂い、見たり聞いたりした危険な出来事やその日常などの泥臭く生臭い現実から、善人であろう、道徳心を持ち続けようとする青年がその街にいたら、どうふるまうか、どういう生い立ちになるのか?そんなイメージの世界と、スリリングな展開の犯罪と解決、ラッパーの世界や貧富の差、身も蓋もない生きていくための金が欲しいという人たち。探偵もの、新世代のシャーロックホームズなどと書かれていましたが、なんとなくブコウスキーを読んだ後のザラツキを感じる作品でした。
2018年12月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アイゼイアとドットソンの凸凹コンビがいい味出してる。
すぐ映画になりそうだけど、まだそういうニュースはないのかね。
この二人を含め、黒人同士の掛け合いは臨場感があってよい。
一番気に入ったのは、白人リポーターが黒人ギャングに、
「自分たちはNではじまる言葉(注:ニガ)を使うのはいいのに、
わたしのような人が使っちゃいけないのはなぜですか?」と尋ねたところ。
その答えの言い回しが非常にリアルだった。
すぐ映画になりそうだけど、まだそういうニュースはないのかね。
この二人を含め、黒人同士の掛け合いは臨場感があってよい。
一番気に入ったのは、白人リポーターが黒人ギャングに、
「自分たちはNではじまる言葉(注:ニガ)を使うのはいいのに、
わたしのような人が使っちゃいけないのはなぜですか?」と尋ねたところ。
その答えの言い回しが非常にリアルだった。
2018年7月6日に日本でレビュー済み
海外小説翻訳モノは訳者の翻訳によるところも大きく、原文の味を活かしきれていないのか苦手なものが多い。
しかしこの作品は好みのジャンルということもあり大変面白く読めた。
海外の推理小説の大賞も受賞しているらしいが、いわゆるミステリ要素は少なく、ハードボイルドよりの犯罪小説或いはストリートノベルに分類される作品だと思う。
コテコテのハードボイルドかと思えば、日本人作家で言えば初期~中期のころの戸梶啓太的なコミカルなシーンも多く、かっこよすぎるIQのシーンに対する箸休め的な役割も果たし、疲れることなく一気に読める。
ヒップホップスターの小ネタやアメリカンギャングのライフスタイル豆知識も随所に数多く散在し、絶妙なリアリティを作品に与えている。
ブラックカルチャーやチカーノ文化に興味があれば楽しめる作品である一方で、所謂本格推理・ミステリーを好む層には敬遠されるかもしれない。
アフリカン・アメリカン独特のセンスを如何なく発揮しているこの作品の作者が、日系アメリカ人であるという点に大変驚いた。
すでに本国では続編が刊行され、最新作も近々発表されるらしい。
日本での発売を心から待ち望む。
しかしこの作品は好みのジャンルということもあり大変面白く読めた。
海外の推理小説の大賞も受賞しているらしいが、いわゆるミステリ要素は少なく、ハードボイルドよりの犯罪小説或いはストリートノベルに分類される作品だと思う。
コテコテのハードボイルドかと思えば、日本人作家で言えば初期~中期のころの戸梶啓太的なコミカルなシーンも多く、かっこよすぎるIQのシーンに対する箸休め的な役割も果たし、疲れることなく一気に読める。
ヒップホップスターの小ネタやアメリカンギャングのライフスタイル豆知識も随所に数多く散在し、絶妙なリアリティを作品に与えている。
ブラックカルチャーやチカーノ文化に興味があれば楽しめる作品である一方で、所謂本格推理・ミステリーを好む層には敬遠されるかもしれない。
アフリカン・アメリカン独特のセンスを如何なく発揮しているこの作品の作者が、日系アメリカ人であるという点に大変驚いた。
すでに本国では続編が刊行され、最新作も近々発表されるらしい。
日本での発売を心から待ち望む。
2019年12月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「 I Q 」とはインパクトの強い題目だが、主人公であるアイゼリア・クインターベイのイニシャルからである。アイゼリアは、兄マーカスを轢き逃げした犯人を捜しだすことで、独自の推察力と観察力を育み、もうすぐ18歳となるフラーコ・ルイスを養いながらの無免許探偵を営んでいる。そんな中、人気ラッパー:カルバン・ライトが大型犬に襲われ殺されそうになり、犯人捜しが始まる。カルバンは離婚した元嫁のノエルを疑うが・・・。
何故かこの本は各章ごとに「現在」と「過去」が交互に書かれており、過去の章では、トラブルメーカーで悪友でもあるドットソンと、互いに反発しながらも生活苦から悪行に手を出し始める。窃盗さえしたことのないアイゼリア、良心との呵責の上での犯罪のスリリングさは、さながら小説版GTA (GRAND THEFT AUTO) のようである。そしていかにしてアイゼリアが探偵となったのか? 何故、血のつながりもないフラーコの面倒を見ているのかが語られる。
著者のジョー・イデ氏は日系アメリカ人で、今作品がデビュー作である。あとがきを読むと著者は裕福な地域の出身とは言えず、生活には苦労していたようで、58歳での遅咲きデビューである。職名は異なるものの、終盤に書かれたアイゼリアの転々とした職歴は、著者本人の職歴とどこか似通う。
年月は記載されているものの、「現在」と「過去」が交互にあるのは物語のスムーズな進行を崩しており、この構成には無理がある。(その章での出来事、人物名や関係性が頭に入ったとたん、切り替わる) 登場人物は偽名/別名/渾名が多く使われ、文章の視点もところどころで変わり、誰が発したか不明なセリフもあるため、読みにくさが募る。(特に序盤)、しかし物語が進むにつれ作者も書き方に慣れてきたような感があり、評価は悩んだがデビュー作と考えれば及第点だろう。
この文庫本のオビは何種か存在するのを確認したが、「新時代のホームズ登場」のアオリ文だけはいただけない。アイゼリアの観察力と理論じた推察力には魅力を感じるが、本家ほどではないので推理物とは別物と考えたほうがいいだろう。出版社/編集者が無駄にハードルを上げているから、その反動で評価が悪くなっているように思う。
何故かこの本は各章ごとに「現在」と「過去」が交互に書かれており、過去の章では、トラブルメーカーで悪友でもあるドットソンと、互いに反発しながらも生活苦から悪行に手を出し始める。窃盗さえしたことのないアイゼリア、良心との呵責の上での犯罪のスリリングさは、さながら小説版GTA (GRAND THEFT AUTO) のようである。そしていかにしてアイゼリアが探偵となったのか? 何故、血のつながりもないフラーコの面倒を見ているのかが語られる。
著者のジョー・イデ氏は日系アメリカ人で、今作品がデビュー作である。あとがきを読むと著者は裕福な地域の出身とは言えず、生活には苦労していたようで、58歳での遅咲きデビューである。職名は異なるものの、終盤に書かれたアイゼリアの転々とした職歴は、著者本人の職歴とどこか似通う。
年月は記載されているものの、「現在」と「過去」が交互にあるのは物語のスムーズな進行を崩しており、この構成には無理がある。(その章での出来事、人物名や関係性が頭に入ったとたん、切り替わる) 登場人物は偽名/別名/渾名が多く使われ、文章の視点もところどころで変わり、誰が発したか不明なセリフもあるため、読みにくさが募る。(特に序盤)、しかし物語が進むにつれ作者も書き方に慣れてきたような感があり、評価は悩んだがデビュー作と考えれば及第点だろう。
この文庫本のオビは何種か存在するのを確認したが、「新時代のホームズ登場」のアオリ文だけはいただけない。アイゼリアの観察力と理論じた推察力には魅力を感じるが、本家ほどではないので推理物とは別物と考えたほうがいいだろう。出版社/編集者が無駄にハードルを上げているから、その反動で評価が悪くなっているように思う。
2019年8月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
届いて一気読みした。続編もあるらしい、さてそれが読みたくなるほど魅力的であった今作かというとどうも違う。何が欠けているかというとユーモアでないかと思った。ミステリに何を期待しているんだと言われればそれまでだけれも、主人公と相方の掛け合いがもう少し羽目を外しているとそれをもっと読みたくなって次作に触手が伸びるのだが。表紙はOK、邦題と原題のギャップはウームという感じだ。シリーズ化を見据えた見事な転換であることは認める。
2019年10月3日に日本でレビュー済み
翻訳が下手でよくわからない部分が多くあり、とても読みにくい
翻訳者はもう少し翻訳の勉強をしたほうがいい
ギャングの日常を知れたのはとてもよかったけど、無駄な話も多く、
また複雑に書いてあり読み切るのに時間がかかったし、イライラした
アイゼリアが窃盗しまくったのを罪の裁きも受けず、反省もしてないのも納得がいかなかった
種明かしの最後のほうから急に雑になって適当な終わり方になってて残念だった
翻訳者はもう少し翻訳の勉強をしたほうがいい
ギャングの日常を知れたのはとてもよかったけど、無駄な話も多く、
また複雑に書いてあり読み切るのに時間がかかったし、イライラした
アイゼリアが窃盗しまくったのを罪の裁きも受けず、反省もしてないのも納得がいかなかった
種明かしの最後のほうから急に雑になって適当な終わり方になってて残念だった
2018年9月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公のイニシャルがI.Qです。登場人物はほぼ黒人です。
便利屋?のような仕事をしている主人公があるラップスターから依頼を受けます。
殺し屋も間抜けなところがあり、全般的にコミカルな雰囲気で話が進みます。
主人公が銃を使わず、機転だけで切り抜けるのがいいですね。
最後に主人公が重大な発見をします。続編の展開が気になります。
便利屋?のような仕事をしている主人公があるラップスターから依頼を受けます。
殺し屋も間抜けなところがあり、全般的にコミカルな雰囲気で話が進みます。
主人公が銃を使わず、機転だけで切り抜けるのがいいですね。
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