前半のハイペリオンでやりかけで終わっていたので期待して読んでいった
長い長いと思いながらも割と早く読み終わってしまい
読み応えをもとめて読み始めたのに…と思ってしまった。
エンディミオン即発注。
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ハイペリオンの没落 (海外SFノヴェルズ) 単行本 – 1995/6/1
- 本の長さ613ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日1995/6/1
- ISBN-104152020822
- ISBN-13978-4152020826
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
連邦が戦乱に揺れるなか、惑星ハイペリオンでは〈時間の墓標〉が開き全ての謎が解明される時が近づいていた。人気作家シモンズが描く傑作SF叙事詩ハイペリオン2部作の完結篇。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (1995/6/1)
- 発売日 : 1995/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 613ページ
- ISBN-10 : 4152020822
- ISBN-13 : 978-4152020826
- Amazon 売れ筋ランキング: - 61,574位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年6月17日に日本でレビュー済み
読み返す頻度は、前作「ハイペリオン」よりこの「ハイペリオンの没落」の方が多いのです。(そもそも本を読み返すことって、私は滅多にしませんが)
ハイペリオンは舞台が28世紀。
その壮大で異様な世界、人類が宇宙へ進出し惑星を統治する連邦を組織し、AI群テクノ・コアが《ウェヴ》テクノロジーを維持確立する世界。(人類はテクノ・コアに支配されているともいえる)
人も戦艦も転位ゲートによって瞬時に惑星間移動が可能で、その絶大なコアの力は連邦を影で支配するが、そのコアが唯一支配できない予測不能な地域が、辺境の惑星ハイペリオンだった。
そのハイペリオンでは、誰が造ったのか分からない遺跡群「時間の墓標」で時が逆行し、謎の殺戮怪物シュライクが跋扈し始める。
コアの目指す「完璧な支配」を唯一揺るがす目障りな汚点でもある惑星ハイペリオン。
ハイペリオンに関心を示すのはコアばりではなかった。
テクノ・コアの支援のもと惑星の支配に乗り出した人類と袂を分かち、宇宙への同化を選んだ人類「アウスター」(連邦からは蛮族と呼ばれている)もハイペリオン空域に侵攻する。
連邦は、選ばれし巡礼7名を時間の墓標に送り込む。その巡礼たちの時間の墓標へ至る苦難の行程と、巡礼たちによって語られるそれぞれの物語(悪夢の物語ともいえる)を通じて、28世紀の世界の成り立ちと謎を深く提示したのが前作「ハイペリオン」だ。
本作「ハイペリオンの没落」は、巡礼たちが時間の墓標に到着した後の続編だが、物語は連邦CEOマイナ・グラッドストーンとテクノ・コアが送り込んだ新しいキャラクター、ジョセフ・セヴァーンを中心に進む。
巡礼者たちは・・・。
ホイトは死んでデュレに生まれ変わり、カッサードはシュライクと対決し、サイリーナスはシュライクによって速贄(はやにえ)の樹に突き刺され、ソルとレイチェルは別世界へ旅立ち、ブローンはAI「雲門」と対面し「後に続く者」を身篭り、マスティーンは姿を消し、領事はアウスターと対面し・・・。
アウスターの侵攻により迫る来る連邦崩壊、その真の理由、真の敵は?
究極の解決策としてテクノ・コアが提案する艦隊デスウォンド装置、デスボムを使用するかしないか、グラッドストーンの究極の選択はいかに?
そこにもたらされるセヴァーンからの決定的な情報・・・。
壮絶なまでに美しいクライマックスへ物語りは上り詰める。
そして読む者は、息を呑まざるを得ないだろう・・・。
何かそそれるものがありませんか?
本が好きなあなたへ、SF嫌いなんて言わないで、是非一度読んでみてください!!
世紀の傑作です。
ハイペリオンは舞台が28世紀。
その壮大で異様な世界、人類が宇宙へ進出し惑星を統治する連邦を組織し、AI群テクノ・コアが《ウェヴ》テクノロジーを維持確立する世界。(人類はテクノ・コアに支配されているともいえる)
人も戦艦も転位ゲートによって瞬時に惑星間移動が可能で、その絶大なコアの力は連邦を影で支配するが、そのコアが唯一支配できない予測不能な地域が、辺境の惑星ハイペリオンだった。
そのハイペリオンでは、誰が造ったのか分からない遺跡群「時間の墓標」で時が逆行し、謎の殺戮怪物シュライクが跋扈し始める。
コアの目指す「完璧な支配」を唯一揺るがす目障りな汚点でもある惑星ハイペリオン。
ハイペリオンに関心を示すのはコアばりではなかった。
テクノ・コアの支援のもと惑星の支配に乗り出した人類と袂を分かち、宇宙への同化を選んだ人類「アウスター」(連邦からは蛮族と呼ばれている)もハイペリオン空域に侵攻する。
連邦は、選ばれし巡礼7名を時間の墓標に送り込む。その巡礼たちの時間の墓標へ至る苦難の行程と、巡礼たちによって語られるそれぞれの物語(悪夢の物語ともいえる)を通じて、28世紀の世界の成り立ちと謎を深く提示したのが前作「ハイペリオン」だ。
本作「ハイペリオンの没落」は、巡礼たちが時間の墓標に到着した後の続編だが、物語は連邦CEOマイナ・グラッドストーンとテクノ・コアが送り込んだ新しいキャラクター、ジョセフ・セヴァーンを中心に進む。
巡礼者たちは・・・。
ホイトは死んでデュレに生まれ変わり、カッサードはシュライクと対決し、サイリーナスはシュライクによって速贄(はやにえ)の樹に突き刺され、ソルとレイチェルは別世界へ旅立ち、ブローンはAI「雲門」と対面し「後に続く者」を身篭り、マスティーンは姿を消し、領事はアウスターと対面し・・・。
アウスターの侵攻により迫る来る連邦崩壊、その真の理由、真の敵は?
究極の解決策としてテクノ・コアが提案する艦隊デスウォンド装置、デスボムを使用するかしないか、グラッドストーンの究極の選択はいかに?
そこにもたらされるセヴァーンからの決定的な情報・・・。
壮絶なまでに美しいクライマックスへ物語りは上り詰める。
そして読む者は、息を呑まざるを得ないだろう・・・。
何かそそれるものがありませんか?
本が好きなあなたへ、SF嫌いなんて言わないで、是非一度読んでみてください!!
世紀の傑作です。
2010年10月19日に日本でレビュー済み
前作、ハイペリオンには、SFというよりもファンタジーらしさも感じたのですが、今作では雰囲気がかなり違っていて、SF小説らしく仕上がっていました。
読んでいて一番面白かったのが会議シーン。会議の雰囲気が良く出ているんです。
連邦CEOと軍関係者の会議をするシーンが何度も出くるのですが、これがすごくリアルで、各人の思惑や力関係、緊迫感などが良く表現されていると感じました。小説で会議シーンを読んでおもしろいと思ったのは、この本が初めてかもしれません。
さて、ストーリィは前作の直後からはじまります。
時間を遡行していくあの赤ちゃんはどうなったのか?巡礼達のその後は? 色々と謎を残したまま結末を迎えた前作でしたが、前作で未解決の部分はすべて解き明かされています。
新たな謎やら明らかになる陰謀、予想も出来なかった事実となんとなく予想できるミステリっぽいつくり等、今作もなかなか楽しめました。
謎解きは丁寧にされていますし、終わり方もすっきりしていて、誰もが満足できる内容だと思います。
あと、前作で気になった難しい漢字によみが振られていて、読みやすくなっていたのも好印象でした。
読んでいて一番面白かったのが会議シーン。会議の雰囲気が良く出ているんです。
連邦CEOと軍関係者の会議をするシーンが何度も出くるのですが、これがすごくリアルで、各人の思惑や力関係、緊迫感などが良く表現されていると感じました。小説で会議シーンを読んでおもしろいと思ったのは、この本が初めてかもしれません。
さて、ストーリィは前作の直後からはじまります。
時間を遡行していくあの赤ちゃんはどうなったのか?巡礼達のその後は? 色々と謎を残したまま結末を迎えた前作でしたが、前作で未解決の部分はすべて解き明かされています。
新たな謎やら明らかになる陰謀、予想も出来なかった事実となんとなく予想できるミステリっぽいつくり等、今作もなかなか楽しめました。
謎解きは丁寧にされていますし、終わり方もすっきりしていて、誰もが満足できる内容だと思います。
あと、前作で気になった難しい漢字によみが振られていて、読みやすくなっていたのも好印象でした。
2004年6月1日に日本でレビュー済み
面白い。現代SFの最高峰、本書に止めを刺すと言っていいでしょう。何も言わずに読め、とこれだけでもいいのですが…。
読み始めると、どちらかというと(面白いが)地味な『ハイペリオン』に比べ、本作では一気に銀河規模の宇宙大戦が始まる、そのスケール感に圧倒されます。しかもそれは単に規模が大きいだけでなく、『ハイペリオン』で既に提出されている要素(FORCE、アウスターなど)を使って、というところが巧いところ。それが<ウェブ>規模の危機へと繋がって行くのですが、それが楽勝ムードから次第に脅威へと変わっていく段取りなども実に計算されています。
良質の(ミステリ・エッセンスのある)SFの条件ともいえるますが、世界観を構築するのに使われたガジェットの存在理由を全て明かしてくれる、ということもポイントです。確かに残された謎(それも結構重大な)もいくつかあるものの、それ以外の数々の謎解きによって帳消しになるくらいの迫力です。
翻訳者の功績も大きいですが、ネーミングが格好いい、という要素も大きいです。ゴッズ・グローブ、FORCE、マーレ・インフィニトゥス、デスウォンド、テクノコア、オールドアース、マイナ・グラッドストーンなどなど…。
文庫の上下巻に比べると高価ですが、ハードカバーで持っておきたい傑作です。
読み始めると、どちらかというと(面白いが)地味な『ハイペリオン』に比べ、本作では一気に銀河規模の宇宙大戦が始まる、そのスケール感に圧倒されます。しかもそれは単に規模が大きいだけでなく、『ハイペリオン』で既に提出されている要素(FORCE、アウスターなど)を使って、というところが巧いところ。それが<ウェブ>規模の危機へと繋がって行くのですが、それが楽勝ムードから次第に脅威へと変わっていく段取りなども実に計算されています。
良質の(ミステリ・エッセンスのある)SFの条件ともいえるますが、世界観を構築するのに使われたガジェットの存在理由を全て明かしてくれる、ということもポイントです。確かに残された謎(それも結構重大な)もいくつかあるものの、それ以外の数々の謎解きによって帳消しになるくらいの迫力です。
翻訳者の功績も大きいですが、ネーミングが格好いい、という要素も大きいです。ゴッズ・グローブ、FORCE、マーレ・インフィニトゥス、デスウォンド、テクノコア、オールドアース、マイナ・グラッドストーンなどなど…。
文庫の上下巻に比べると高価ですが、ハードカバーで持っておきたい傑作です。