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初秋 (ハヤカワ・ノヴェルズ) ペーパーバック – 1982/1/1

4.9 5つ星のうち4.9 9個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (1982/1/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1982/1/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ペーパーバック ‏ : ‎ 275ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4152075287
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4152075284
  • カスタマーレビュー:
    4.9 5つ星のうち4.9 9個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.9つ
5つのうち4.9つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2018年5月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
僕が思春期の頃、父親と不仲になり、家を飛び出していたことがあるのですが、その時に書店で出会ったのが
この初秋でした。
不遇な少年に自分を、スペンサーに理想の父親像を重ね合わせて読み耽っていました。
その後、僕にもスペンサーの様に温かく広い心で人生を導いてくれる存在が現実に出来て、
父親から受けられなかった承認欲求の解消と人間的成長に大きく寄与して頂きました。
(このレビューを読んだ方が、承認欲求に囚われた人間のネガティブな側面を指摘する書籍を刊行されましたが、
僕の場合には当てはまりません。僕の人生において、承認欲求を満たしてくれた人たちは、僕になんらの悪影響も
与えてはいませんでした。自覚が無いのが危険とか言われそうですが(笑)恩師や僕への侮辱は赦せません。
その書籍の著者は、以前から承認欲求の効果のすばらしさを説き、広めていた人物の様ですが、他者の承認欲求を
利用して人を動かす内容の書籍を執筆していました。急に掌を返した様な書籍を刊行したのは、責任感からでは
なく、自分にとって都合の良い方向に他人が動く様な承認欲求の満たされ方でなければ認められないからでしょう。
自分にとって都合の悪い承認欲求は全て悪でありろくでもない犯罪に繋がる危険性のあるものだと言いたい様です。)
ロバートBパーカー先生とは、一度お会いしてお話したかったのですが、残念な事に亡くなられてしまい、喪失感を味わいました。
僕の人生の指針となったこの小説は、深い余韻と感動を与えてくれる名作だと思います。
単なるハードボイルド小説の枠を大きく超えて、人の心を打つ珠玉の男の物語です。
ハードカバーの単行本を全巻揃えたいと思い立ち、手始めに初秋から購入しました。
僕もいずれはスペンサーの様に、誰かを正しく導ける存在になりたいと思います。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年5月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
沢木耕太郎さんのバーボンストリートの中の「角ずれのおとがきこえる」で知って読んだのがもう30年近く前になります。名作ですね。
湖畔での少年に諭すところでは毎回涙がでます。英語版も購入いたしました。
2015年3月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初秋を読んで人間味溢れるスペンサーが大好きになりました。なかなか好かったです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年9月3日に日本でレビュー済み
 「タフでなければ生きていけない。優しくなければ生きる資格がない。」

 ハードボイルドを代表する台詞は、レイモンドチャンドラーの作品にでてきます。今回のテーマがハードボイルドなので、引用してみましたが、僕にとってのハードボイルド小説の原点は、チャンドラーではなく、タイトルにある「スペンサーシリーズ」です。最初に読んだのが「初秋」ですが、それ以来、誰かに本をプレゼントするときには、結構この本をプレゼントしていました。

 ほんとお勧めの本です。

 スペンサーは探偵です。物語は、ある事件があり、それをスペンサーがダンディーに解決していくという定番のパターンです。作品の途中に料理の作り方とか出てきたりする遊び心もよいのですが、やはりスペンサーという人間の描かれ方が秀逸です。

 初秋は、スペンサーの教育観を表現しています。
 例えば、スペンサーが少年にスポーツや大工の仕事などをやらせているときに、少年が「何でこんなことをやらないといけないの?」という問いかけに対して、「それはお前が何もできないからだ。俺は何かできるようにしてやりたいのだ。」という台詞を言っています。自分の親は、僕に対して「できるようにしてやりたいのだ」という発想で見守ってくれていたのだな、ということを改めて思わされた台詞でもあり、親に感謝の思いを強くした台詞でもありました。

 また、「不安がないというのは、恐れているか愚かであるか、あるいはその両方だ。現実は明確なものではない。それはたくさんドアのある廊下を歩いているようなものだ。ドアをあけて見てみるまで、そのドアの奥になにがあるかはわからない。ただ、ドアを開けなければ廊下に居続けるしかない。」

 他にも教育にまつわる名言がたくさんありますので、機会があれば、ぜひご一読いただき、感想などお聞かせください。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年2月2日に日本でレビュー済み
’73年、ロバート・B・パーカーのデビュー作である『ゴッドウルフの行方』で始まったネオ・ハードボイルド、ボストンの私立探偵<スペンサー>シリーズは、私が調べたところでは’10年1月18日にパーカーが逝去するまで38作に及び、すべて邦訳されているが、本書は’81年発表(邦訳は’82年)の第7作。日本では、アメリカにおけるミステリーの最高峰、「MWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞」’77年度ベスト・ノヴェル(最優秀長編賞)を受賞した第4作の『約束の地』(’76年、邦訳は’78年)をしのぐ人気を持つ作品である。

パティ・ジャコミンと名乗る女からスペンサーが請けた仕事は、離婚した夫メルが奪った息子・15才のポールを連れ戻すことだった。首尾よく成功するスペンサー。3ヵ月後、パティは強引に再びポールを自分のもとに置こうとするメルの企みを阻止したいと再びスペンサーに頼る。そして暴漢が彼らを襲う。

スペンサーは、ポールが、対立する両親の“駆け引き”の材料となっていて、“育てられ”ておらず、TVばかり視て暇をつぶす、何事にも関心を示さない少年であることに気づく。

スペンサーはある決心をする。身支度からジョギング、ウェイト・トレーニング、家造りの大工仕事と、ポールに対するマン・ツー・マンのスペンサー流“教育”が始まる。やがてポールにも成長の兆しが・・・。スペンサーは仕上げにメルの悪事とパティの悪癖を暴き、ポールに両親から“解放”された“自立”の道を歩ませる。

決して長くはない、ストレートな物語で、暴力シーンやお色気シーンも垣間見えるが、メインの、スペンサーとポールとの熱いハートの交流、そしてスペンサーのタフな大人の男のやさしさが読むものの心を動かす。

本書は、「これを読まずしてスペンサーは語れない」ほどの、ネオ・ハードボイルドとしては異色作ながら、このシリーズ屈指の名品である。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年8月5日に日本でレビュー済み
ハードボイルド作家ロバート・B・パーカー(1932〜2010)が、自閉症気味な少年を立ち直らせる物語です。

ある知人に「何か?面白い本を教えてよ」と聞いて、彼の作品を初めて読んだ『初秋』です。

ハードボイルというと、激しい動きとスリルのある小説と思うのだけど、この本は、15歳の少年と私立探偵スペンサーの二人の会話と行動を、何度も重ね合わせながら、少年を教育していく私立探偵の姿に、読者も教育されているような感じがします。

8月7日は「立秋」です。
「ハードボイルド式教育」について、『初秋』を味わってみませんか。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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