内容は、前の方が簡潔かつ完璧に書いて下さっているので省く。下手に書くとオチがわかってしまうのだ。
学生のころ決まりきったSFを型どおりに読み、それ以後その手の世界からは遠ざかっていた。表紙に惹かれて手にとったら、思いもかけない世界が広がっていた。久しぶりのSFだったので衝撃が大きかったのかもしれないが、読み返してもドキドキ感が変わらない作品は滅多にないので、星五つ。
中でも、広大な砂漠を、多分遺伝子改良を加え続けたものであろうクモのような生き物に乗って越えてくる「交易人」が魅力的だ。
前のレビュアーの方と違うのは、私はあえて個々人の内面に触れていないところに緊迫感があってよかったと思う。派手ではない抑え気味の文章が心地よい。
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星の綿毛 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) 単行本 – 2003/10/1
藤田 雅矢
(著)
- 本の長さ245ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2003/10/1
- ISBN-104152085266
- ISBN-13978-4152085269
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商品の説明
著者からのコメント
こんな異世界が描きたかった
SFの魅力のひとつに、他のジャンルの小説にはつくり得ない異世界があります。たとえば、オールディスの『地球の長い午後』、プリーストの『逆転世界』、あるいは山 田正紀の『宝石泥棒』。SFを読み始めた頃から、そんな世界にずっと魅せられてきました。
SFの魅力のひとつに、他のジャンルの小説にはつくり得ない異世界があります。たとえば、オールディスの『地球の長い午後』、プリーストの『逆転世界』、あるいは山 田正紀の『宝石泥棒』。SFを読み始めた頃から、そんな世界にずっと魅せられてきました。
この風景が思い浮かんだのは、ずいぶん昔のことです。大地を耕しタネをまき続ける巨大機械 にしがみついて生活する人々――そんな暮らしを描いてみたくて書き始めた『星の綿毛』の世界は 、何度も書き直すうち、ようやくその全貌を見せてくれました。この何もない、しかし大勢の人 々が暮らす砂色の世界の謎を、いっしょに旅して楽しんでいただけたら、とてもうれしく思いま す。
内容(「MARC」データベースより)
砂漠を耕し、種子を播きながら移動する巨大装置「ハハ」に寄生する人々。少年ニジダマはどこかに存在するというトシに憧れていた。ある日、トシからの交易人を名乗る男ツキカゲが現われ…。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2003/10/1)
- 発売日 : 2003/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 245ページ
- ISBN-10 : 4152085266
- ISBN-13 : 978-4152085269
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,773,868位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 438,844位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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