・からくりアンモラル
・あたしを愛したあたしたち
・愛玩少年
・いなくなった猫の話
・繰り返される初夜の物語
・一卵性
・レプリカントの色ざんげ
・ナルキッソスの娘
・罪と罰、そして
・あとがき
・文庫版のためのあとがき
・解説 / 榎本ナリコ
1999年~2006年に雑誌等に発表された作品を集めたものです。
多作な作家さんで、なかにはガクンと脱力してしまうくらい阿呆なエロバカ小説もあったりしますが(笑)
そしてそんなエロギャグ小説も私は大好きなんですが、
この作品集はギャグ控えめ、官能小説でありSF小説であり幻想小説でもある、そんな作品集。
この作品集を読んで
私は子供の頃吸ったであろう(当然記憶はないけれど)母のおっぱいを思い出しました。
さみしいような、切ないような、それでいて温かくて離れがたい・・
まさに「生は性から始まり、性は生から始まる」でしょうか。
不思議な魅力を湛えた官能小説集です。
巻末の解説も面白かったです。
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からくりアンモラル (SFシリーズ Jコレクション) 単行本 – 2004/4/23
森 奈津子
(著)
- 本の長さ305ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2004/4/23
- ISBN-104152085630
- ISBN-13978-4152085634
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
ペットロボットを介した性と生の目覚めを描いた表題作のほか、タイムトラベルした少女が自我と老いの認識を獲得する「あたしを愛したあたしたち」など8篇を収録した性愛SF短篇集。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2004/4/23)
- 発売日 : 2004/4/23
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 305ページ
- ISBN-10 : 4152085630
- ISBN-13 : 978-4152085634
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,515,464位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 361,807位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年10月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
女にしか共感できないとは思いますが、エロいです。私の理想のエロファンタジーです。
2012年5月9日に日本でレビュー済み
私はこの本が森奈津子作品3作目です。
短編集としては「西條秀樹のおかげです」を読んでいたので2作目となります。
特徴としては前作よりも、ややSFよりになっていてコメディ要素がないことでしょうか。
つまらない話が一つもなく、個人的にはこちらの方が好みです。
特に気に入ってる話は、表題作の「からくりアンモラル」と「ナルキッソスの娘」です。
森奈津子入門としても丁度良いと思います。
短編集としては「西條秀樹のおかげです」を読んでいたので2作目となります。
特徴としては前作よりも、ややSFよりになっていてコメディ要素がないことでしょうか。
つまらない話が一つもなく、個人的にはこちらの方が好みです。
特に気に入ってる話は、表題作の「からくりアンモラル」と「ナルキッソスの娘」です。
森奈津子入門としても丁度良いと思います。
2020年3月17日に日本でレビュー済み
女性作家のSFでエロスを扱ったものは初めての経験であった。男性作家の小説に比べ、どこまでもファンタジッ
クで美しくいやらしさがない(これが一番の違いなのだが)。夢みる乙女の妄想するエロスってこの様なものなの
だろうか?男性読者よりも女性読者に支持される作品かも知れません。
クで美しくいやらしさがない(これが一番の違いなのだが)。夢みる乙女の妄想するエロスってこの様なものなの
だろうか?男性読者よりも女性読者に支持される作品かも知れません。
2012年2月21日に日本でレビュー済み
たまたま読んでみて大当たり♪
表題作の「からくりアンモラル」が凄く良かったです。
この作品を読むまでは、エロにばかり注目していたのですが(笑)からくりアンモラルを読んで一気に印象が変わりました。
すごい素敵な恋愛小説だと思いました。
表題作の「からくりアンモラル」が凄く良かったです。
この作品を読むまでは、エロにばかり注目していたのですが(笑)からくりアンモラルを読んで一気に印象が変わりました。
すごい素敵な恋愛小説だと思いました。
2004年6月19日に日本でレビュー済み
男女間に限定されない性愛をテーマにしている作者にあって、エロチックファンタジーを収録した8篇の短編集の本書は、作者のお気に入りの作品も所蔵しており、少女の繊細でいて残酷、かつ哀切な恋物語に焦点が置かれています。笑える内容もありますが、どちらかというとリリカルな作品が多く、過激な描写もやや抑え気味な感じですので、作者の作品を初めて読む人にもお勧めします。性的絶頂がタイムトラベルの引き金となる『あたしを愛したあたしたち』のラストは、愛おしさを覚えます。壮大な愛憎劇の果てに待ち受けるものは何かの『レプリカント色ざんげ』や、情けないヒモを父親に持った娘のてん末を描いた笑える『ナルキッソスの娘』が特に面白く読めました。