ロバート･バラシオン王の死後、七王国の玉座争奪戦が始まる。
ロバートの弟スタンニスとレンリー、ロバートの嫡子ジョフリー、
謀反人として処刑されたエダート･スタークの長子ロブら４人が乱立。
さらに大陸では、竜を復活させた前王朝の姫君デーナリスが、
玉座の奪還を望んでいた。
離れ離れとなったスターク家の子供達は、運命に翻弄されながらも
強く生き抜いていく･･･。
氷と炎の歌 第2部が開幕した。前作から待つこと２年。
架空の世界を舞台にした歴史小説といった色合いが濃かった第1部より、
超自然･魔術的要素が強くなっている。
とはいえこの作品の最大の魅力、確かな人物描写や
陰謀渦巻く乱世の群像劇は健在だ。
複数視点で語られる骨太で硬派な世界観は、ファンタジーに対する先入観を良い意味でこわしてくれる。
何よりページをめぐるのももどかしくなるほど、面白い。
第2部の結末も、事態は収拾どころかここで終わるか～と読者をやきもきさせる事は必定。
早く続きが知りたいので、第3部はもっと早く翻訳していただきたい。
早川書房さんよろしく！
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