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人類が消えた世界 単行本 – 2008/5/9
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購入オプションとあわせ買い
TIME誌が選ぶ2007年ベストノンフィクション第1位!
いま人類が忽然と姿を消したら、世界各地ではいったい何が起こるのか。住人を失ったあなたの家は、その時点から腐りはじめ、100年後には煙突のレンガなどを除く屋根や壁のほとんどは崩れ落ちるだろう。高層ビルを擁する大都市もまた、地下への浸水から崩壊し長くはもたない。人類なきあとにはどんな動物たちが地上を闊歩するのか。イヌはもはや人間なくしては生きられないが、ネコは小動物を狩りながら自由を満喫するだろう。アフリカで人間の後釜に座るのはヒヒかもしれない。人間が残したいと思う文化的生産物は、銅像などを除けば、ほとんどが数万年のうちに跡形もなく消え去るが、プラスティック粒子、放射性物質などはその後も地球の環境に大きな影響を及ぼし続けるだろう。また、テレビ番組の電波は宇宙空間を永遠にさまよい続け、どこかの生命体の退屈を紛らせるかもしれない……。
最新の科学的知見にもとづき、あらゆる側面から人間の営みを見つめなおして語る壮大な未来予測。
いま人類が忽然と姿を消したら、世界各地ではいったい何が起こるのか。住人を失ったあなたの家は、その時点から腐りはじめ、100年後には煙突のレンガなどを除く屋根や壁のほとんどは崩れ落ちるだろう。高層ビルを擁する大都市もまた、地下への浸水から崩壊し長くはもたない。人類なきあとにはどんな動物たちが地上を闊歩するのか。イヌはもはや人間なくしては生きられないが、ネコは小動物を狩りながら自由を満喫するだろう。アフリカで人間の後釜に座るのはヒヒかもしれない。人間が残したいと思う文化的生産物は、銅像などを除けば、ほとんどが数万年のうちに跡形もなく消え去るが、プラスティック粒子、放射性物質などはその後も地球の環境に大きな影響を及ぼし続けるだろう。また、テレビ番組の電波は宇宙空間を永遠にさまよい続け、どこかの生命体の退屈を紛らせるかもしれない……。
最新の科学的知見にもとづき、あらゆる側面から人間の営みを見つめなおして語る壮大な未来予測。
- 本の長さ440ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2008/5/9
- ISBN-104152089180
- ISBN-13978-4152089182
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商品の説明
レビュー
巧みな想像力がみごとに発揮されているリポート。これまででもっとも壮大な思考実験だ! --――ビル・マッキベン
他の追随を許さない興味深い環境読本。 --――The Washington Post
人類消滅というユニークな視点から地球そのもの、そしてその行く末に目を向けさせることに成功した作品。知的興奮と遊び心に満ちている。 --――Salon.com
他の追随を許さない興味深い環境読本。 --――The Washington Post
人類消滅というユニークな視点から地球そのもの、そしてその行く末に目を向けさせることに成功した作品。知的興奮と遊び心に満ちている。 --――Salon.com
著者について
ジャーナリスト。最新作である本書を含め、5冊の著作がある。《ハーパース》《ニューヨークタイムズ・マガジン》《ディスカバー》など数多くの新聞、雑誌に寄稿している。アリゾナ大学で国際ジャーナリズム学を教えるほか、ホームランズ・プロダクションでドキュメンタリー番組制作を手がけている。彼の代表作となった本書は、タイム誌の2007年ベストノンフィクションに選ばれたほか、Amazon.com Best Books of 2007やiTunesベストオーディオブックのノンフィクション部門でも第一位となっている。現在は、彫刻家の妻とともにマサチューセッツに住んでいる。
地球最大規模のエコ実験と呼ばれる、コロンビアの自給自足集落「ガビオタス」に関する前作Gaviotasも、早川書房より翻訳刊行の予定。
地球最大規模のエコ実験と呼ばれる、コロンビアの自給自足集落「ガビオタス」に関する前作Gaviotasも、早川書房より翻訳刊行の予定。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2008/5/9)
- 発売日 : 2008/5/9
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 440ページ
- ISBN-10 : 4152089180
- ISBN-13 : 978-4152089182
- Amazon 売れ筋ランキング: - 719,688位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年4月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アニメのドクターストーンの影響受けて、本書を手に取ってみました。吸い込まれるようなドキュメンタリー性がとても魅力的でサクサク読み進めることができました。この方の著書に関しても、他に興味のある本がたくさんありましたので、引き続き読み進めて参りたいと思います。
2023年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人類が消滅した世界から、昔へと辿るストーリーは、色々な地球史の資料で解るので、意外性を感じませんでした。やはり冒頭にでも、何故人類は消滅したのか?核戦争か、超毒性ウィルスか、超気候変動などの考察が入ると、人間や太陽系が滅ぶ迄の過程が違っていくのではと思いました。
2016年11月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
B級ドキュメンタリー映画「アフター・デイズ」の原作。
そして映画と同じような肩透かし感…
内容は面白いけど文章が読みづらい。
学術書のような堅さで、きっと翻訳がいまいち。
SF翻訳の専門家がやれば違ってたかも。
そして映画と同じような肩透かし感…
内容は面白いけど文章が読みづらい。
学術書のような堅さで、きっと翻訳がいまいち。
SF翻訳の専門家がやれば違ってたかも。
2014年3月21日に日本でレビュー済み
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まず、題名と内容は大きく乖離していることを挙げたい。 人類が消えた後、地球はどうなるか?ということにはほとんど触れていない。文章は非常に読み難い。これは、形容詞を連ねた長い修飾語がやたらと多用されているためであるが、各パラグラフにおいて著者の論旨が明確に表現されていないことにもよる。それに加えて、ヒデボンさんのレヴューで指摘されているように、意味の無い人物描写や風景描写があまりにも多すぎる。翻訳も grabeeさんが指摘するように、極めて拙い。特に、接続詞の前後の関係が全く分からないところがある。訳者あとがきの文章はとても良い日本語であるのに何故でしょうね。文字数とボリュームがやたらとあるが頭に残る内容に乏しい本である。
2011年3月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本当に和訳がひどい。
内容は悪くないのに
でも、人類が消えた世界の話よりも現代の問題点を訴える内容の方が多く、若干退屈する。
それもいろいろな外国の地名が出てきてピンとこない内容ばかり。
和訳がもっともっとうまければそんな事は無いかもしれないけど。
なんかやっつけ仕事で読んでしまった。
内容は悪くないのに
でも、人類が消えた世界の話よりも現代の問題点を訴える内容の方が多く、若干退屈する。
それもいろいろな外国の地名が出てきてピンとこない内容ばかり。
和訳がもっともっとうまければそんな事は無いかもしれないけど。
なんかやっつけ仕事で読んでしまった。
2015年11月16日に日本でレビュー済み
理科系分野のことに詳しくない私にとっては、この本は非常に興味深い読書となりました。それなのに評価が分かれていることもまた、興味深く思えます。
私は、現代の技術的進化は、幸福とは無関係の便利・快適さの追求のように思っています。今この書を読み終えて、現代の最新技術が、爪先立ちの危うさで地球をうろつき回っているように感じ、ますます私自身の先の考え方に確信が持てる気がします。
などど言っている私自体が、人類の滅亡など遠い先の出来事だろうと勝手に思い込み、(現にこうした書き込みを情報技術に甘えて行ったりして)「必要悪」と自らを正当化しているのですから、偉そうなことも言えないのですが。
しかし、私も人の親となってから、今の行いが将来に及ぼす影響を、考えてみなくてはいけないように思います。
私の娘が、やがてお婆ちゃんになった時、(当然私はこの世にいませんが)自分の孫の将来のことで心を痛めることになるとしたら……あるいはもっと早く、娘が自分の子供、もしくは自分自身のことにおいて、彼女には全く責めのないことで苦しむとしたら……。
私は、実は人類の地球上での地位は、昆虫や植物と同等と思っています。地球は人類があるかないかなど意に介せず、己の生態のバランスを保とうとしているだけです。(その結果が昨今の異常気象でしょうね。)けれども、私たちの血を分けた子孫たちが、想像を絶する苦しみのうちに絶滅するのは、やはり想像したくありません。
そして私たちの滅亡は意外に速やかに訪れる可能性も、高いように思われます。
自爆テロによって、ついに敵対するそれぞれの陣営が完璧に清算される日……。そんな最悪のシナリオもありうるような、嫌な感じのするこの日頃です。
このような私的感想には全く価値はありませんが、少なくとも自分の子供や孫の時代への冷静な想像力をもって、「今、食い止めるべきことを」、皆で考えていく時期が来ていることは間違いないのではないでしょうか。
私は、現代の技術的進化は、幸福とは無関係の便利・快適さの追求のように思っています。今この書を読み終えて、現代の最新技術が、爪先立ちの危うさで地球をうろつき回っているように感じ、ますます私自身の先の考え方に確信が持てる気がします。
などど言っている私自体が、人類の滅亡など遠い先の出来事だろうと勝手に思い込み、(現にこうした書き込みを情報技術に甘えて行ったりして)「必要悪」と自らを正当化しているのですから、偉そうなことも言えないのですが。
しかし、私も人の親となってから、今の行いが将来に及ぼす影響を、考えてみなくてはいけないように思います。
私の娘が、やがてお婆ちゃんになった時、(当然私はこの世にいませんが)自分の孫の将来のことで心を痛めることになるとしたら……あるいはもっと早く、娘が自分の子供、もしくは自分自身のことにおいて、彼女には全く責めのないことで苦しむとしたら……。
私は、実は人類の地球上での地位は、昆虫や植物と同等と思っています。地球は人類があるかないかなど意に介せず、己の生態のバランスを保とうとしているだけです。(その結果が昨今の異常気象でしょうね。)けれども、私たちの血を分けた子孫たちが、想像を絶する苦しみのうちに絶滅するのは、やはり想像したくありません。
そして私たちの滅亡は意外に速やかに訪れる可能性も、高いように思われます。
自爆テロによって、ついに敵対するそれぞれの陣営が完璧に清算される日……。そんな最悪のシナリオもありうるような、嫌な感じのするこの日頃です。
このような私的感想には全く価値はありませんが、少なくとも自分の子供や孫の時代への冷静な想像力をもって、「今、食い止めるべきことを」、皆で考えていく時期が来ていることは間違いないのではないでしょうか。
2009年11月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作品を見れば、人類が消滅した場合は、他の全ての生物にとって福音となる
そんな意味合いに感じたな
確かにそれは予想していたことだが、人類はやはり生態系にとって害悪にしかならないと、そんな自虐な思いを抱きました。
ただ、人類が消えた理由についての言及がない
核戦争か、それとも他の何かの理由か
ともかくある日、いきなり人類が全て消滅した
それを前提として議論を進めているような内容です。
それだけに現実感が少々、希薄だと印象を抱きました。
人類が地球から消滅するにしても、他の惑星に全ての人類が一斉に移動する
そんなことでもない限りは、上記の前提はありえませんからね
そんな意味合いに感じたな
確かにそれは予想していたことだが、人類はやはり生態系にとって害悪にしかならないと、そんな自虐な思いを抱きました。
ただ、人類が消えた理由についての言及がない
核戦争か、それとも他の何かの理由か
ともかくある日、いきなり人類が全て消滅した
それを前提として議論を進めているような内容です。
それだけに現実感が少々、希薄だと印象を抱きました。
人類が地球から消滅するにしても、他の惑星に全ての人類が一斉に移動する
そんなことでもない限りは、上記の前提はありえませんからね
2016年6月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
SFぽい題名だけれども、中身はいたって地味な事実を丹念に追っている。
まえにDVDで同じようなものを見たが、あくまでも思考実験という映像だった。
前提がありえないので、どうかなと読んでいたが、最後の方の章で、宇宙人の殺人光線ではなく、人口増加による食糧不足などによるものとか、マヤ族の滅亡などを通して、人類という種は、必ず絶滅するという結論がでていた。ただし、この書の前提の、ある日突然に、人類が一斉に地球上から蒸発するようにいなくなり、一切の環境に影響をあたえないな消滅の仕方は、あまりかんがえられない。
この書では、人類が今までの数々の科学的発見や発明が、地球という環境にダメージを与えているかものべている。プラスチックなどは、人類消滅後かなり残るそうだ。
また、人類が絶滅させた動物たちの幾らかは、形を変えて生き残るとしている。鳥類などは、植物の繁殖によりふえるという。また、人類が発明した科学物質で汚染の原因の物質は、淘汰されるかもしれないが、最後は太陽の、膨張による爆発で地球は消滅のするとある。
SFでもなく、環境破壊を告知する内容に近いが、地味な事実の積み重ねによる調査により、事実に説得力がある。
まえにDVDで同じようなものを見たが、あくまでも思考実験という映像だった。
前提がありえないので、どうかなと読んでいたが、最後の方の章で、宇宙人の殺人光線ではなく、人口増加による食糧不足などによるものとか、マヤ族の滅亡などを通して、人類という種は、必ず絶滅するという結論がでていた。ただし、この書の前提の、ある日突然に、人類が一斉に地球上から蒸発するようにいなくなり、一切の環境に影響をあたえないな消滅の仕方は、あまりかんがえられない。
この書では、人類が今までの数々の科学的発見や発明が、地球という環境にダメージを与えているかものべている。プラスチックなどは、人類消滅後かなり残るそうだ。
また、人類が絶滅させた動物たちの幾らかは、形を変えて生き残るとしている。鳥類などは、植物の繁殖によりふえるという。また、人類が発明した科学物質で汚染の原因の物質は、淘汰されるかもしれないが、最後は太陽の、膨張による爆発で地球は消滅のするとある。
SFでもなく、環境破壊を告知する内容に近いが、地味な事実の積み重ねによる調査により、事実に説得力がある。