かなり興奮して読み終わったんだけど評価がぱっとしないので思わず書き込み。
確かにSF、いや小説として“かなり”粗削りなことはある。それは間違いない。序盤から中盤にかけてかなり展開がモタつくのも間違いない。私は毎朝5分の読書をするのを日々の習慣にしているので読み通せたが、そうでなかったら辛かっただろう。「手が止まらない」リーダビリティはあるとは言えない。
知識や情報、ガジェット類を自家薬籠中の物にしてないなあ…と感じる。それほどテーマにリンクしているとも思えない技術が次々登場するんだけど、本編の流れを止めて解説が続くあたり同人誌みたいではある。
しかし!なんてことばかり書いてきたけど、中盤からラストにかけてのバトルは熱い!ありありと情景が浮かぶド迫力のスペクタクルアクション!これはもうそれまでの評価を雲散霧消する素晴らしさ!映画化希望レベル。いやマジで。
結構本気でおススメ。一連のラストバトルは「手が止まらない」面白さなので。
おまけ
登場人物の中に女装を得意(?)とするキャラがいて、潜入捜査その他で多用するんだけど、文章を読んでいてちっとも萌えられないのは今の時代マイナスかなあ。おっさんだし。別に流麗に女言葉を使いこなしたりしなくてもいいんだけど、ふっつーに男言葉でしゃべっていてたまに「そんな恰好(女装)で」みたいに言われても「え?そうだったっけ?」って感じで困る。
そこは折角の生まれつき女顔でちょっと着替えてメイクするだけで女にしか見えないって特長があるんなら文章で感じさせてほしいところ。キャラクターがカタログ的で深みに欠けるあたりが不人気の理由かも。
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マザーズ・タワー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) 単行本 – 2008/7/1
吉田 親司
(著)
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- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2008/7/1
- ISBN-104152089423
- ISBN-13978-4152089427
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2008/7/1)
- 発売日 : 2008/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 320ページ
- ISBN-10 : 4152089423
- ISBN-13 : 978-4152089427
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- - 423,808位文学・評論 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年12月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「これはハードエンジニアリングSFに違いない!」と期待するとがっかりする。エンジニアリング要素はほとんどないアクションノベル。
今から40年後の近未来が舞台というわりには、現実味がぜんぜんない。現在の延長線上にある未来としては能天気すぎる。小道具はたくさん出てくるが、どれもそのシーンを補完するためだけに思いついたようなものばかりで、社会を構成している要素としての現実感が乏しい。
ストーリーもアマチュア臭く、「(登場人物が)このあと起きることを知るよしもなかった」的な説明文が随所に出てくるのが白ける。そんなことは言われなくても(読者は)知ってるよ。
今から40年後の近未来が舞台というわりには、現実味がぜんぜんない。現在の延長線上にある未来としては能天気すぎる。小道具はたくさん出てくるが、どれもそのシーンを補完するためだけに思いついたようなものばかりで、社会を構成している要素としての現実感が乏しい。
ストーリーもアマチュア臭く、「(登場人物が)このあと起きることを知るよしもなかった」的な説明文が随所に出てくるのが白ける。そんなことは言われなくても(読者は)知ってるよ。
2010年1月11日に日本でレビュー済み
SFの中で既に一ジャンルを築いている(と思う)軌道エレベーターものです。
SFっぽい設定、ガジェット(小道具)満載な点には(それらの実現性の可否は別にして)
ドキドキ感を得られます。どのシーンを読んでも絵が浮かんできます。
換言すれば、それは読者を引き込んでいることの証左ですから、それだけ魅力的な
話になっている、ということなのでしょう(実際、仕事等で中断した際は、次が気に
なって仕方なかった)。
ただ、ストーリーの書き込み度や、ハイテク満載の割には近い未来(舞台は2038年)
過ぎる点には、ちょっとね・・・という点も有り。ヒロインに主人公たちが惹かれた
という理由で、彼らは或ることを成そうとするのですが、その惹かれ方が安易と言えば
安易(それだけのカリスマを持っていた、と言えばそれまですが・・・)。
また、戦闘シーンにもちょっと無理があるだろう的な面が目立つのです。
前述したような「粗」が無ければ、より多くの人に勧められる作品になったと思う
のですが・・・良いところも多い分、勿体無い感を強く感じます。
SFっぽい設定、ガジェット(小道具)満載な点には(それらの実現性の可否は別にして)
ドキドキ感を得られます。どのシーンを読んでも絵が浮かんできます。
換言すれば、それは読者を引き込んでいることの証左ですから、それだけ魅力的な
話になっている、ということなのでしょう(実際、仕事等で中断した際は、次が気に
なって仕方なかった)。
ただ、ストーリーの書き込み度や、ハイテク満載の割には近い未来(舞台は2038年)
過ぎる点には、ちょっとね・・・という点も有り。ヒロインに主人公たちが惹かれた
という理由で、彼らは或ることを成そうとするのですが、その惹かれ方が安易と言えば
安易(それだけのカリスマを持っていた、と言えばそれまですが・・・)。
また、戦闘シーンにもちょっと無理があるだろう的な面が目立つのです。
前述したような「粗」が無ければ、より多くの人に勧められる作品になったと思う
のですが・・・良いところも多い分、勿体無い感を強く感じます。