どこか別の惑星の学生達が集まる図書館で、ヒューマンの古文書を紹介する司書と、レポートを書く学生の会話から物語ははじまる。
ヒューマンとある種族のファーストコンタクトが記された物語として、”たったひとつの冴えたやりかた”が紹介される。
父親から宇宙船をプレゼントされたコーティという人間の少女が、父親にナイショで辺境まで旅をする。その途中でエイリアンに遭遇し、友達となるのだが、そのエイリアンには秘密があって・・・。
とてもホロリとさせる、哀しい話でした。
訳者のあとがきを読むと、作者のジェイムズ・ティプトリー・ジュニアは長らく身元が明かされないままだったそうな。
ようやく本名と、女性であることが明かされ、さらに寝たきりの夫の介護と彼女自身の病気に悩み、夫を射殺したのち、自ら拳銃自殺したとのこと。壮絶。
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