1万年後の未来を舞台にしたSF/ミステリー小説。あらすじは上記の商品説明に詳しいので省略するが、気楽に楽しめる一冊。ただし、ハードSFファンには少々物足りないかもしれない。
遥かな未来を舞台にしていながら、未来人の日常生活があまりにも現代的なのが不思議。面白ければいいのかもしれないが・・・
ちょっと気になったのが、漢字変換のミス(例えば、「避難」が「非難」だったり)や、送り仮名の間違いが散見されること。校正はしっかりとやって下さい。
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探索者 (海外SFノヴェルズ) 単行本 – 2008/10/23
すべては、若き古美術商アレックス・ベネディクトと、その相棒の美人宇宙船パイロット、チェイス・コルパスのところに持ちこまれた、ひとつのカップから始まった。一見したところありふれたカップだったが、コンピュータの解析によれば、およそ9000年前に造られたものと判明したのだ。しかもそこに描かれている古代文字から、抑圧的だった当時の地球を脱出してユートピアを築くべく出発したものの、その後消息を絶ちいまでは伝説と化している宇宙船〈探索者〉の備品であることが確定したのである! もし、いまも銀河のどこかを漂っているこの宇宙船を発見できれば、巨万の富は約束されたようなものだ。しかも〈探索者〉が見つかれば、彼らが移住したといわれる植民星マーゴリアも発見できる可能性はきわめて高い。そうなれば、史上空前の大発見だ! かくて調査を開始したアレックスは、かすかな手掛かりから次々に新事実を手繰りだしてゆく。そしてアレックスの指示のもと、チェイスは愛機〈ベルマリー〉を駆ってリムウェイを飛び出し、テレパシー能力を持つアシユール人の惑星や、人類の故郷である地球にまで赴いて調査を続けるが……!?
2007年ネビュラ賞最優秀長篇部門受賞作。
2007年ネビュラ賞最優秀長篇部門受賞作。
- 本の長さ384ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2008/10/23
- ISBN-104152089709
- ISBN-13978-4152089700
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商品の説明
レビュー
今から約1万年後、人類は超光速航法によって宇宙へと進出し、あちこちの星系に植民していた。
アレックス・ベネディクトは、チェイス・コルバスを助手として、古美術商を営んでいた。扱うのは、様々な惑星の遺跡や宇宙船から発見された遺物である。
ある日、アレックスのもとへとひとつのカップが持ち込まれた。それは〈探索者〉という名の宇宙船の遺物だった。〈探索者〉は、マーゴリア人の宇宙船である。マーゴリア人というのは、9000年前に自分たちの理想郷を創ろうと地球から宇宙へ乗り出し、行方不明となった人々だ。
アレックスは、今でもどこかの宇宙空間に〈探索者〉が漂流しており、それを探せば植民星マーゴリアも見つかるのではと考え、チェイスに調査を命じた。星々を駆け巡った末に、チェイスが発見した真実とは……。
1989年にハヤカワ文庫SFから邦訳の出た『ハリダンの紋章(上・下)』を第1作とする、シリーズ第3作である(第2作は未訳)。しかし単独作品として読んでも十分に楽しめるので、第1作を読んでいない方や、読んだけど忘れてるという方もご安心を。
作者が70歳台ということもあり、テイストはややレトロなので、昔からのSFファンには是非ともお読み頂きたい。また、謎を追う部分にはミステリ要素がたっぷり詰まっているので、推理小説ファン向けでもあるだろう。
2007年ネビュラ賞長篇部門受賞作品。 --北原 尚彦 SFマガジン2008年11月号
アレックス・ベネディクトは、チェイス・コルバスを助手として、古美術商を営んでいた。扱うのは、様々な惑星の遺跡や宇宙船から発見された遺物である。
ある日、アレックスのもとへとひとつのカップが持ち込まれた。それは〈探索者〉という名の宇宙船の遺物だった。〈探索者〉は、マーゴリア人の宇宙船である。マーゴリア人というのは、9000年前に自分たちの理想郷を創ろうと地球から宇宙へ乗り出し、行方不明となった人々だ。
アレックスは、今でもどこかの宇宙空間に〈探索者〉が漂流しており、それを探せば植民星マーゴリアも見つかるのではと考え、チェイスに調査を命じた。星々を駆け巡った末に、チェイスが発見した真実とは……。
1989年にハヤカワ文庫SFから邦訳の出た『ハリダンの紋章(上・下)』を第1作とする、シリーズ第3作である(第2作は未訳)。しかし単独作品として読んでも十分に楽しめるので、第1作を読んでいない方や、読んだけど忘れてるという方もご安心を。
作者が70歳台ということもあり、テイストはややレトロなので、昔からのSFファンには是非ともお読み頂きたい。また、謎を追う部分にはミステリ要素がたっぷり詰まっているので、推理小説ファン向けでもあるだろう。
2007年ネビュラ賞長篇部門受賞作品。 --北原 尚彦 SFマガジン2008年11月号
著者について
本名ジョン・チャールズ・マクデヴィット。1935年、フィラデルフィアの生まれ。大学卒業後は海軍に入隊。1962年に除隊後は、税関吏、タクシー運転手、英語教師、ジョージア州税関区の職員養成官などさまざまな職業をへたのち、1995年からは執筆に専念している。
1981年、トワイライトゾーン誌に発表した”The Emerson Effect”で短篇デビュー。1986年に発表した最初の長篇The Hercules Textは宇宙からのメッセージをテーマにしたハードな作品で、たちまち大評判となり、ローカス賞の処女長篇部門を受賞した。2003年にはプリシラ・ハッチンスを主人公にするアカデミー・シリーズ第4作Omegaでジョン・W・キャンベル記念賞を受賞。2005年発表の本書『探索者』でネビュラ賞を受賞している。
1981年、トワイライトゾーン誌に発表した”The Emerson Effect”で短篇デビュー。1986年に発表した最初の長篇The Hercules Textは宇宙からのメッセージをテーマにしたハードな作品で、たちまち大評判となり、ローカス賞の処女長篇部門を受賞した。2003年にはプリシラ・ハッチンスを主人公にするアカデミー・シリーズ第4作Omegaでジョン・W・キャンベル記念賞を受賞。2005年発表の本書『探索者』でネビュラ賞を受賞している。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2008/10/23)
- 発売日 : 2008/10/23
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 384ページ
- ISBN-10 : 4152089709
- ISBN-13 : 978-4152089700
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,246,454位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 13,954位英米文学研究
- カスタマーレビュー:
著者について
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