マーケティングの世界に興味を持ち,この手の本を何冊か立て続けに読んだ時期がある.この本もそのうちの一冊であるが,とても面白かった.
本書によれば,アメリカでの新製品の失敗率は8割以上(ちなみに日本では9割以上)という.そんななかで生き残る製品にするためには,どうしたら良いか?筆者は“ミラーニューロン”や“ソマティック・マーカー”といった心理学的および神経学的概念から,それを解き明かす.世界的に布教される宗教の特徴やサブリミナル効果も説明しながら,より効果的な広告のあり方を提示してゆく.「脳はブランド化されたものを実際以上に特別で価値があるように感じる」という一節があるが,まさにその通りだと思った.
私自身はマーケティングの世界とは縁遠い存在ですが,専門知識は一切なくても楽しめました.お薦めの一冊です.
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買い物する脳―驚くべきニューロマーケティングの世界 単行本(ソフトカバー) – 2008/11/21
マーティン・リンストローム
(著),
千葉 敏生
(翻訳)
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購入オプションとあわせ買い
お客の本当に買いたいものは
脳に聞け!
・タバコの箱の警告文は逆効果?
・セクシーな広告は意味がない?
・ブランドは神?
のべ2000人以上を対象とした大規模な脳波測定プロジェクトによって、本当に効果のある広告とそうでない広告、人の心をつかむブランドと凡庸なブランドの違いがわかってきた。ニューロマーケティングは、見たもの・触れたものが脳にもたらす効果を測定することによって、消費者自身も知らない好みや心の動きを明らかにするのだ(ミニ・クーパーを見ると人の顔だと感じる!)。
また、神話的なサブリミナル広告、映画やゲームに商品を登場させるプロダクト・プレイスメント、セクシー俳優を起用した広告などの効果についても、最終的な結論を出すにいたっている。
はたして、広告宣伝の海ともいえる現代社会のなかで、わたしたちは本当は何を感じ、何を忘却しているのか。売り手にとっても買い手にとっても興味深い最新のマーケティングの世界を、ブランディングの若きグルが案内する画期的ビジネス書。
脳に聞け!
・タバコの箱の警告文は逆効果?
・セクシーな広告は意味がない?
・ブランドは神?
のべ2000人以上を対象とした大規模な脳波測定プロジェクトによって、本当に効果のある広告とそうでない広告、人の心をつかむブランドと凡庸なブランドの違いがわかってきた。ニューロマーケティングは、見たもの・触れたものが脳にもたらす効果を測定することによって、消費者自身も知らない好みや心の動きを明らかにするのだ(ミニ・クーパーを見ると人の顔だと感じる!)。
また、神話的なサブリミナル広告、映画やゲームに商品を登場させるプロダクト・プレイスメント、セクシー俳優を起用した広告などの効果についても、最終的な結論を出すにいたっている。
はたして、広告宣伝の海ともいえる現代社会のなかで、わたしたちは本当は何を感じ、何を忘却しているのか。売り手にとっても買い手にとっても興味深い最新のマーケティングの世界を、ブランディングの若きグルが案内する画期的ビジネス書。
- 本の長さ275ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2008/11/21
- ISBN-104152089784
- ISBN-13978-4152089786
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著者について
リンストローム・カンパニー会長兼CEO、バイオロジー(Buyology)社会長。1970年デンマーク生まれ。11歳で自宅の庭に作った「レゴランド」の広告を新聞に掲載。広告の効果に驚き(レゴ社から商標侵害で訴えると警告された)12歳で広告代理店を開設。会社を売却し、14歳から母親とともに世界中をヨットで旅行。広告専門学校に学んだあと、BBDOインタラクティブ・ヨーロッパに入社。3年後にはBBDOインタラクティブ・アジアを創立し、両社はインターネット時代の大手ソリューション企業に育った。30歳でBTルックスマート社のCOOに就任。その後、ニューロマーケティングに魅せられ、バイオロジー社を設立。
現在では、世界的に称賛を集めるマーケティングのグルとして、レゴ、マクドナルド、ネスレ、アメリカン・エキスプレス、マイクロソフト、ウォルト・ディズニー、グラクソ・スミスクラインなどの経営幹部たちにアドバイスし、世界中で毎年約100万人を相手に講演を行なっている。彼の活動はUSAトゥデイ紙、フォーチュン誌、ワシントン・ポスト紙といった新聞・雑誌や、60ミニッツなど
のテレビ番組でも数多く取り上げられている。前著『五感刺激のブランド戦略』はウォールストリート・ジャーナル紙では「歴代マーケティング書の十指に入る傑作」と絶賛された。彼の著書はこれまで25カ国語に翻訳されている。年間300日以上、世界中を飛び回っている。
現在では、世界的に称賛を集めるマーケティングのグルとして、レゴ、マクドナルド、ネスレ、アメリカン・エキスプレス、マイクロソフト、ウォルト・ディズニー、グラクソ・スミスクラインなどの経営幹部たちにアドバイスし、世界中で毎年約100万人を相手に講演を行なっている。彼の活動はUSAトゥデイ紙、フォーチュン誌、ワシントン・ポスト紙といった新聞・雑誌や、60ミニッツなど
のテレビ番組でも数多く取り上げられている。前著『五感刺激のブランド戦略』はウォールストリート・ジャーナル紙では「歴代マーケティング書の十指に入る傑作」と絶賛された。彼の著書はこれまで25カ国語に翻訳されている。年間300日以上、世界中を飛び回っている。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2008/11/21)
- 発売日 : 2008/11/21
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 275ページ
- ISBN-10 : 4152089784
- ISBN-13 : 978-4152089786
- Amazon 売れ筋ランキング: - 341,366位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 450位マーケティング・セールス一般関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
明るく白いイヤホンを見るとipodを使っていると解ります。
白いイヤホンだけで1000曲持ち歩けるっていいな、とipodが欲しくなってしまいます。
貧しい人が食べると思っていたサバが、関サバと名前を変えてブランド化されると高級魚になってしまいます。
人は何故物を欲しくなるのか、何故ipodが欲しくなるのか、高くても関サバが食べたくなるのか、解説してくれます。
物が売れないと悩んでいる貴方にお勧めです。
白いイヤホンだけで1000曲持ち歩けるっていいな、とipodが欲しくなってしまいます。
貧しい人が食べると思っていたサバが、関サバと名前を変えてブランド化されると高級魚になってしまいます。
人は何故物を欲しくなるのか、何故ipodが欲しくなるのか、高くても関サバが食べたくなるのか、解説してくれます。
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2022年6月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
工業技術や医学等の見地でも、売るための技術面でも 何も書かれていない。全く役に立たない。
技術者として携わっているわけでも、商売で使う側の切実なニーズでもどちらの立場にも至っていない。
ニューロマーケティングというはやりのキーワードを「茶のみ話」としてなんとなく知って自分でも語れればよいという向きにはおすすめの本。
技術者として携わっているわけでも、商売で使う側の切実なニーズでもどちらの立場にも至っていない。
ニューロマーケティングというはやりのキーワードを「茶のみ話」としてなんとなく知って自分でも語れればよいという向きにはおすすめの本。
2009年2月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
原題「buy ology - truth and lies about why we buy」がウィットに富んでいる。しかも、buyologyは著者がCEOを勤める企業の名前にもなっている。
この本では人が商品を認知したり、選択したり、実際に購入したりする際の脳の働きをfMRIやSSTを利用して実際に測定、もしくは、類推している。それによって導き出される仮説(事実なのかどうかは、個人的に、さらに時間と検証が必要だと考え「仮説」という表現を使わせてもらった)は、なかなかマーケターのツボを突くものばかりである。例えば、
・煙草の健康被害を訴えるメッセージは煙草への欲求を強化する
・プロダクトプレイスメントはコンテキストの上でのみ効果がある
・強いブランドと宗教は同じ脳活動を誘発する
・性的表現にはバンパイア効果がある
などなど。また共感や願望を司るミラーニューロンや、一般消費財については、いわゆる「すり込み」が瞬時に大量に情報処理されることで購買が決定するソマティック・マーカーという考え方も興味深い。
脳科学というと脳に電極のイメージがあるが(SSTはヘルメットっぽいので、あながちこのイメージは間違ってない)、それをより科学に、そしてマーケティングに近づけてくれる、悪くない一冊である。
この本では人が商品を認知したり、選択したり、実際に購入したりする際の脳の働きをfMRIやSSTを利用して実際に測定、もしくは、類推している。それによって導き出される仮説(事実なのかどうかは、個人的に、さらに時間と検証が必要だと考え「仮説」という表現を使わせてもらった)は、なかなかマーケターのツボを突くものばかりである。例えば、
・煙草の健康被害を訴えるメッセージは煙草への欲求を強化する
・プロダクトプレイスメントはコンテキストの上でのみ効果がある
・強いブランドと宗教は同じ脳活動を誘発する
・性的表現にはバンパイア効果がある
などなど。また共感や願望を司るミラーニューロンや、一般消費財については、いわゆる「すり込み」が瞬時に大量に情報処理されることで購買が決定するソマティック・マーカーという考え方も興味深い。
脳科学というと脳に電極のイメージがあるが(SSTはヘルメットっぽいので、あながちこのイメージは間違ってない)、それをより科学に、そしてマーケティングに近づけてくれる、悪くない一冊である。
2009年2月28日に日本でレビュー済み
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ニューロマーケティングという学術についてわかり易く説明しているが、
もし販売やマーケティングでインサイトを得たいと思うのであれば、
この本の中には余りないように思います。
事例は豊富ですがコスト高のこのマーケティング手法はどうなんだろうか・・・
販売を目的にしたらちょっと高額な気もするし。。。
ただ、人間の脳を解明するアカデミックな本として、
フィールドトライアルを含めて面白い内容とは思います。
もし販売やマーケティングでインサイトを得たいと思うのであれば、
この本の中には余りないように思います。
事例は豊富ですがコスト高のこのマーケティング手法はどうなんだろうか・・・
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ただ、人間の脳を解明するアカデミックな本として、
フィールドトライアルを含めて面白い内容とは思います。
2008年12月3日に日本でレビュー済み
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fMRI等を用いた脳科学の研究を個人の会社の社長が企画し、その成果の一部や、別のグループの成果を紹介。
煙草の箱の「吸い続けていると病気になるよ」は実は喫煙者に対しては何の効果もないどころか、喫煙の誘因因子になっていること、TVで放映されるCMでも広告効果のあるもののとないものの差、商品に触れる時の消費者の反応等といったものについての実験を通して、人が消費を決断するときの状態を脳科学的手法を用いて記述しようとする試みについて述べられている。
広告の効果を「メッセージ性」やら「視聴率」やらだけでは判定はできないが、こういった方法を用いることで、より有効な、少なくとも消費者に忌避されるような広告を作ってしまうことは避けられよう。
広告は消費に限らず、例えば選挙や宗教の勧誘でも、脳科学を通して有効な手法を探ることが出来るし、そしてこういった分野では尚更、どこまで「脳に訴える」メッセージを作ることが出来るのかを検討すべきだろうし、受け取る側もどういった構造があるのかを知って、倫理的に許される範囲をお互いに設定していけるのかという議論を必要としていくだろう。最後はそういった議論に到達しながら、様々な起業が実際に脳科学とマーケティングを合わせて行っている現状を紹介している。
受け取るメッセージとその処理についての脳科学の応用利用の現状とその後を知りたい、考えたい人達にとっての最良の入門書の一つとなるだろう。
煙草の箱の「吸い続けていると病気になるよ」は実は喫煙者に対しては何の効果もないどころか、喫煙の誘因因子になっていること、TVで放映されるCMでも広告効果のあるもののとないものの差、商品に触れる時の消費者の反応等といったものについての実験を通して、人が消費を決断するときの状態を脳科学的手法を用いて記述しようとする試みについて述べられている。
広告の効果を「メッセージ性」やら「視聴率」やらだけでは判定はできないが、こういった方法を用いることで、より有効な、少なくとも消費者に忌避されるような広告を作ってしまうことは避けられよう。
広告は消費に限らず、例えば選挙や宗教の勧誘でも、脳科学を通して有効な手法を探ることが出来るし、そしてこういった分野では尚更、どこまで「脳に訴える」メッセージを作ることが出来るのかを検討すべきだろうし、受け取る側もどういった構造があるのかを知って、倫理的に許される範囲をお互いに設定していけるのかという議論を必要としていくだろう。最後はそういった議論に到達しながら、様々な起業が実際に脳科学とマーケティングを合わせて行っている現状を紹介している。
受け取るメッセージとその処理についての脳科学の応用利用の現状とその後を知りたい、考えたい人達にとっての最良の入門書の一つとなるだろう。
2016年11月28日に日本でレビュー済み
内容の有用性以前に、とにかく蛇足や前置きが長く、読んでいてイライラする。
洋書をそのまま訳したような文調なのも読みづらさに拍車をかけている。
ニューロマーケティングの本の中でも完読するのにかなり時間を要した。
洋書をそのまま訳したような文調なのも読みづらさに拍車をかけている。
ニューロマーケティングの本の中でも完読するのにかなり時間を要した。