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ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) 単行本 – 2008/12/1

4.5 5つ星のうち4.5 1,828個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (2008/12/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/12/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 354ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 415208992X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4152089922
  • カスタマーレビュー:
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伊藤 計劃
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巻末インタビューで著者が「敗北宣言」と述べているように物足りなさが残る結末
3 星
巻末インタビューで著者が「敗北宣言」と述べているように物足りなさが残る結末
【結末のネタバレあり】巻末インタビューで著者が「敗北宣言」と述べているように、結論部分については、正直物足りなさが残るラストとなった。個人的に一番気になったのが、ミァハという人物が、本当にこのような結論にいたるのだろうかという疑問である。ストーリーではミァハは、生まれつき「意識」を持たない民族だったと明かされる。そのため、全人類がミァハの民族のようになるだけと考えれば納得はできるのであろう。しかし本当にそうと言えるのだろうか。父のヌァザは、「社会と完璧なハーモニーを描くように価値体系が設定されている」と述べている。つまり多様性の失われた、ひとつに価値観が統一された上での、意識の喪失ということになる。このようなプログラムをミァハは肯定するのだろうか?例えば、ミァハの一族がこの都市に住むか?と問われたとする。はたして、全ての一族がここに住むことを選択するだろうか。中には合理的な思考を経て、住まないという選択をする者が出る可能性も否めないはずだ。人々から「迷い」を取り除いても、正解はひとつではないのだから。他の例で考えると、無我の境地に達し、悟りを開いた僧侶たちが、この世界に訪れたとして、仏界(浄土)に辿り着いたと感じるのだろうか。その場合も、ただロボットのようにプログラミングされた人々が暮らす都市を見て、憐れみとともに静かに通り過ぎるだけではないかと私は思う。意識を失うということは、生き続ける意味も失うともいえるはずだ。本来であれば(価値体系の設計がなければ)、食事を摂る意志を無くしそのまま餓死するものが現れる可能性だってあるのだ。(WatcMeに感知されるだけだろうが)そのような観点から、この結末はミァハがたどり着くべき結論ではなかったような気がしてならない。インターポールのヴァシロフは死の間際にこう言う「こいつが痛みってヤツなんだな。WatcMeとメディケアめ、人間の体にこんな感覚があるなんて、よく隠しおおせたもんだ。腹の立つ話だとは思えんかね。」このような発想を持つ集団が、このような結末を望むのだろうか。恐らく、もし著者に時間があれば、もっと時間をかけて結論を探すことができたのであろう。しかし残念ながら著者に時間は残されていなかった。著者による「敗北宣言」という言葉を聞くと、どうしても他の結末というものを考えてみたくなってしまう。大変身勝手なこととは思いながらも、僭越ながら異なる結末というものを私なりに考えてみた。以下が私個人としての結論案である。----------------------------------------------------------ミァハは、自ら書いたプログラムにある細工を施していた。プログラムが歌い出した瞬間、全ての人類に選択肢が示される。社会とひとつになれば、全ての苦しみや恐怖から解放されます。あなたは、あなたという意識を捨て、生命主義社会とひとつになって、生き続けていくことを承認しますか?Yes/No生府の老人たちや、螺旋監察官たちは、想定していなかった事態に一瞬戸惑いはしたが、迷いなくYesを選択した。(ウーヴェのようなものたちを除いて)今回の事態に怖れを抱いていた者を中心に、医療社会に生きる多くの人類も、同様の選択をした。そして、Noを選択した人類には、ミァハからのメッセージが示された。「さあ生きて自由にハーモニーを奏でよう」その後の社会では、紛争もまだ続いている、自殺だってその存在を消してはいない。しかし、『空気』と呼ばれていたものは、もうそこには存在しない。この社会では、お酒を飲んでいる者を見ても、誰も見向きもしない。もちろん、司法は存在している。殺人を犯せば罪に問われるように、飲酒が違法な地域や年齢では罪を償わされることになる。しかし、空気という形で人々から自由を奪うことは、できなくなってしまった。偏狭な生命主義者も、それを他者に押し付けるために必要な「意識」を失ってしまったのだから。
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