認知科学等の研究から得られた知見である人間の脳が陥りやすい様々なエラーを題材として、脳がどのような進化の過程を経てきたか、を整理の骨格として、人間の脳の働きについて解説した本です。
エラーについては、進化論に対抗するために妄想されたインテリジェント・デザインを嘲笑うかたちで、「優秀なエンジニアが完璧な脳を作ったらこうなるはず」という、ある意味での理想的な姿を描いたうえで、実際の人間の脳は、これと何がどれぐらい異なっているか、を明らかにしています。
また脳の進化については、大脳皮質と辺縁系以下に大きく区分し、進化の過程で早く生まれた方(辺縁系)が遅く生まれた方(大脳皮質)を支配している、ということ、また各々が別の適応に向けて進化したこと、を概説し、様々なエラーの原因を、この2つの領域の在り方に求めています。
このようなかたちで整理されていますので、非常に分かりやすい解説になっています。
また、詳細な脳機能の説明こそ省かれてはいるものの、主な内容については質を落とさずに解説していますので、安心して学習することができます。
これまで読んだ脳科学の本の中では、最も分かりやすい部類にはいります。
更に、本書で明らかにされた脳の在り方や動き方に基づいて、様々なエラーと上手く付き合うためにはどうすべきか、というアドバイスもしています。これについては、質の高い類書にも出てきている内容ですが、どちらかというと感情に支配されないように理性を意識・活用しましょう、という以上のものではありません。
また、暗記中心の公的教育の在り方にも苦言をていしていますが、これもよくありがちなものです。
とはいっても何れも重要な提言ではあります。
あと、参考文献がしっかりと掲載されています。本書の裏付け確認をされたい方や、本書を踏まえて更に学習されたい方には有益な情報です。
2009/6/26読了

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脳はあり合わせの材料から生まれた: それでもヒトの「アタマ」がうまく機能するわけ 単行本 – 2009/1/1
- ISBN-104152089970
- ISBN-13978-4152089977
- 出版社早川書房
- 発売日2009/1/1
- 言語日本語
- 本の長さ284ページ
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2009/1/1)
- 発売日 : 2009/1/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 284ページ
- ISBN-10 : 4152089970
- ISBN-13 : 978-4152089977
- Amazon 売れ筋ランキング: - 121,801位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 423位科学読み物 (本)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2010年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人は誰でも自分の脳で思考します。余り考えたく無いですが、脳の思考や意志決定方法
には、明らかな欠点があります。世間的には「意志の弱さ」とか「追い込まれての判断ミス」
とか悪しく言われますが、なぜそう考えがちなのか?という視点で書かれた本は無かった
様に思います。
この本は、脳(というか人間の思考を)をエンジニアリング的視点で考察した、楽しい本
です。脳はどう設計されているのか?なぜそう思考するのか?が具体的な例を持って
述べられています。つまりは、こうです。人間の脳は始めから、今の様に機能させる
ために作られてのでは無く、(行き当たりばったりに)その時最適と思われる方法を、
積み重ねていった結果、現在に至った。つまりは、建て増しに次ぐ建て増しで、複雑怪奇
な構成となった温泉旅館みたいなものだ、と。
最終章は「脳の弱点を知った上での叡智」となっていて、世に溢れる啓蒙本と似た
結論となっています。ここに至る過程は全然違うんですけどね。
概ね良い感じで話が進んで行くのですが、ちょっと惜しいのが、第5章の「言語」です。
脳の構成の例えとして、脳が生み出した言語につて述べているのですが、英語がいかに
いい加減で、その場しのぎの言語なのか、豊富な実例で検証されています。ですが、
この本は翻訳本。いくら英語の例を出されてて、日本の読者にはさっぱりです。
一方、この日本語というやつ。その場しのぎの集大成みたいな言語なのは間違いなく、
この章だけでも「日本語の例」で書けば、この本の趣旨からは完璧だったでしょう。
この章の趣旨だけを日本語を例にして書くと
「日本語というのも、人間の脳と同じくその場しのぎのあり合わせの材料を使って
作られた言語であることは明白である。そもそも漢字は借り物だし、現代では英語を
都合に合わせて借りている。系統立って作られていない証拠として動物の「うま」と
「ばかうま」は響きが似ているくせに何の関係も無い。それどころか「ば」の方に
関連があったりする。駄洒落が多く作られるのは、関係無い概念に同じ響きを持った
単語が多数あるためである。それでも混乱せずに何とか使えているのは、文脈で判断
することを前提にしているから。「僕らはみんなフィラデルフィアではいた」と聞いて
「吐いた」と聞き間違ってしまうのは何故か。本当は「(靴を)履いた」のだが。
この文脈という方法もかなり怪しくて。。。」
といった感じ。
この章だけでも日本語を対象にした意訳版出ないかな。で★4つ。
には、明らかな欠点があります。世間的には「意志の弱さ」とか「追い込まれての判断ミス」
とか悪しく言われますが、なぜそう考えがちなのか?という視点で書かれた本は無かった
様に思います。
この本は、脳(というか人間の思考を)をエンジニアリング的視点で考察した、楽しい本
です。脳はどう設計されているのか?なぜそう思考するのか?が具体的な例を持って
述べられています。つまりは、こうです。人間の脳は始めから、今の様に機能させる
ために作られてのでは無く、(行き当たりばったりに)その時最適と思われる方法を、
積み重ねていった結果、現在に至った。つまりは、建て増しに次ぐ建て増しで、複雑怪奇
な構成となった温泉旅館みたいなものだ、と。
最終章は「脳の弱点を知った上での叡智」となっていて、世に溢れる啓蒙本と似た
結論となっています。ここに至る過程は全然違うんですけどね。
概ね良い感じで話が進んで行くのですが、ちょっと惜しいのが、第5章の「言語」です。
脳の構成の例えとして、脳が生み出した言語につて述べているのですが、英語がいかに
いい加減で、その場しのぎの言語なのか、豊富な実例で検証されています。ですが、
この本は翻訳本。いくら英語の例を出されてて、日本の読者にはさっぱりです。
一方、この日本語というやつ。その場しのぎの集大成みたいな言語なのは間違いなく、
この章だけでも「日本語の例」で書けば、この本の趣旨からは完璧だったでしょう。
この章の趣旨だけを日本語を例にして書くと
「日本語というのも、人間の脳と同じくその場しのぎのあり合わせの材料を使って
作られた言語であることは明白である。そもそも漢字は借り物だし、現代では英語を
都合に合わせて借りている。系統立って作られていない証拠として動物の「うま」と
「ばかうま」は響きが似ているくせに何の関係も無い。それどころか「ば」の方に
関連があったりする。駄洒落が多く作られるのは、関係無い概念に同じ響きを持った
単語が多数あるためである。それでも混乱せずに何とか使えているのは、文脈で判断
することを前提にしているから。「僕らはみんなフィラデルフィアではいた」と聞いて
「吐いた」と聞き間違ってしまうのは何故か。本当は「(靴を)履いた」のだが。
この文脈という方法もかなり怪しくて。。。」
といった感じ。
この章だけでも日本語を対象にした意訳版出ないかな。で★4つ。
2017年10月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルからして脳の生物学的な進化の過程や遺伝子、脳科学の内容を期待したが、原始的な脳に新しい脳が加わったという既知の内容以外ほとんど記載がなかった。
脳がどれほど非合理的な判断をするかというのが、心理学の実験結果をたくさん散りばめられている他、言語や生殖に関する観点でも如何に合理的とは離れているかがたくさんの例を持って書かれている。
「非合理的な判断をする脳」とかのタイトルだったら期待のミスマッチは起こらなかったと思う。
やや文章が長ったらしくダラダラした感じはあるが読み物としてなら楽しめるとは思う。
脳がどれほど非合理的な判断をするかというのが、心理学の実験結果をたくさん散りばめられている他、言語や生殖に関する観点でも如何に合理的とは離れているかがたくさんの例を持って書かれている。
「非合理的な判断をする脳」とかのタイトルだったら期待のミスマッチは起こらなかったと思う。
やや文章が長ったらしくダラダラした感じはあるが読み物としてなら楽しめるとは思う。
2009年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人間の心の進化について解説する進化心理学の一般書は増えてきたが、この本は次の2点で際立っている。1つ目は、記憶、選択、情動、言語、快楽、精神疾患など、人間の心の機能を幅広くカバーしていること。それぞれのトピックについて掘り下げて進化論的に論じた良書はほかにもあるけれど、これらを幅広く概観できるものはあまり見ない気がする。その分、個々のトピックの分量は物足りないかもしれないが、全体像を得るのにはとても良い。
もう1つは、一般的な科学書のように自然のエレガントさを読者に誇示するのではなく、逆にその行き当たりばったりな様をあっさりと認めてしまっていること。生物の進化が歴史性をはらむものであることを考えれば当然だが、書名も含めてここまであけすけなのも珍しい。進化論は創造論のような目的論的(teleological)な説明を退ける一方、一見どんなに不合理なものにも合目的的(teleonomic)な理由を探り出そうとする。しかし、そうして描き出されるストーリーは時として創造論の主張と同じくらい回りくどく奇抜なものになりかねない。著者の言うように、単なる「進化の慣性」の結果であることも多々あると考えれば得心も行くし、肩の力も抜けようと言うものだ。
そうして、人間の心がいかなる歴史を経て「いかにあるか」を論じた後で、著者は「いかにあるべきか」を問うている。その答えが、個人的で暫定的な“あり合わせ”の解決策(=クルージ)に留まっているのは致し方ないところだろう。ここはむしろ教育者や経営者や政治家の役割であるべきだが、彼らは往々にして人間の心が「いかにあるか」を知らずして「いかにあるべきか」だけを押し通しがちだ。その結果、多くの悲劇が繰り返されたことは言うに及ばない。科学を技術に昇華するには時間がかかる。それまでは、この本を参考に手前のクルージを繕ってやり過ごそう。
もう1つは、一般的な科学書のように自然のエレガントさを読者に誇示するのではなく、逆にその行き当たりばったりな様をあっさりと認めてしまっていること。生物の進化が歴史性をはらむものであることを考えれば当然だが、書名も含めてここまであけすけなのも珍しい。進化論は創造論のような目的論的(teleological)な説明を退ける一方、一見どんなに不合理なものにも合目的的(teleonomic)な理由を探り出そうとする。しかし、そうして描き出されるストーリーは時として創造論の主張と同じくらい回りくどく奇抜なものになりかねない。著者の言うように、単なる「進化の慣性」の結果であることも多々あると考えれば得心も行くし、肩の力も抜けようと言うものだ。
そうして、人間の心がいかなる歴史を経て「いかにあるか」を論じた後で、著者は「いかにあるべきか」を問うている。その答えが、個人的で暫定的な“あり合わせ”の解決策(=クルージ)に留まっているのは致し方ないところだろう。ここはむしろ教育者や経営者や政治家の役割であるべきだが、彼らは往々にして人間の心が「いかにあるか」を知らずして「いかにあるべきか」だけを押し通しがちだ。その結果、多くの悲劇が繰り返されたことは言うに及ばない。科学を技術に昇華するには時間がかかる。それまでは、この本を参考に手前のクルージを繕ってやり過ごそう。
2009年5月10日に日本でレビュー済み
生き物のカラダは精妙に作られているのではなくて、とりあえず機能するように出来ていると言うだけでも『常識』と異なっているのだが、心もそうできているというといわゆる理性派からは強い反発を受けるという。
古い脳は単に情動に関係しているのではなく、新しい脳の支配下にある記憶・信念・選択に深く影響しているそうだ。
こういう著者の主張だけでも十分興味深い本だが、本書はそれに加えて圧倒的に楽しい本だ。「トリビア・マニア」を自称するだけあって、それぞれの主張や事実を説明する際にいちいち面白い(しばしば笑える)例が出てくる。
本書で最も面白い章は「言語」かもしれないが、この章だけでもいろいろなトリビアが出てくる。機械翻訳プログラム第1号が "The flesh is weak, but the spirit is willing(肉体は弱し、されど精神は強し)" をロシア語に直して、またそれを英語にしたら "The meat is spoiled, but the vodka is good (肉は腐ったがウォッカは大丈夫)" になったとか、のどに食べ物を詰まらせて死にかけた有名人のリストなどなど。
本筋に関係ない?いやいや、これこそが Kluge 的な本の書き方・読み方かもしれませんよ。
古い脳は単に情動に関係しているのではなく、新しい脳の支配下にある記憶・信念・選択に深く影響しているそうだ。
こういう著者の主張だけでも十分興味深い本だが、本書はそれに加えて圧倒的に楽しい本だ。「トリビア・マニア」を自称するだけあって、それぞれの主張や事実を説明する際にいちいち面白い(しばしば笑える)例が出てくる。
本書で最も面白い章は「言語」かもしれないが、この章だけでもいろいろなトリビアが出てくる。機械翻訳プログラム第1号が "The flesh is weak, but the spirit is willing(肉体は弱し、されど精神は強し)" をロシア語に直して、またそれを英語にしたら "The meat is spoiled, but the vodka is good (肉は腐ったがウォッカは大丈夫)" になったとか、のどに食べ物を詰まらせて死にかけた有名人のリストなどなど。
本筋に関係ない?いやいや、これこそが Kluge 的な本の書き方・読み方かもしれませんよ。
2009年2月2日に日本でレビュー済み
“脳はありあわせの材料から生まれた”は読んで本当に楽しむ事のできる本。著者は天才的なひらめきで言葉と我々の日常生活の関係を追っていく。私は以前から創造性の発現の源に非常に興味を持ってきた。どのようにしたら創造性のある人間を作る事ができる課題のもとで自分自身に対して実験もしてきた。ところがこの本を読んでいくと今まで疑問に思ってきた事に対する答えがいともやさしい言葉や表現で述べられている。著者の機智に富む表現は読む者の気持ちをやわらげながら、心理的な脳の深奥へと導いてゆく。これは著者がニューヨーク大の幼児言語センター長である事とかかわりがあるのかもしれない。
特に引き込まれたのは第六章の快楽の説明。私は以前から“HAPPINESS FUNCTION”なるものをなかば冗談混じりに定義してきた。それは幸せと感じるためには自分の欲しい物(物質的な物でも精神的な物でも良い)をたくさん持っているよりも、それを加速度的に得られるときに感じるものというものである。ところがノーベル物理賞をもらった江崎玲於奈氏も最近良く似た定義をしているのでこのトピックに対して新たな興味が湧いたのだが、この本にもそれと似た様な事がいろいろな例を通して書かれている。脳の本というとどうも生理医学的なものを想像しがちだが、この本はそのような難しい内容をその深さを損なう事なく、でも子供にでも話しているようにやさしく読める本である。この本はすぐ大切にしておきたい本の仲間入りをしてしまった。
以前にこの本の英語版を読んだ事があるが、英語でしか意味の通じない機智に富んだ表現がたくさんあった。それを翻訳者、鍛原氏、はなんなくこなしている。政治から科学に至る非常に広いバックグラウンドをもった訳者である。
特に引き込まれたのは第六章の快楽の説明。私は以前から“HAPPINESS FUNCTION”なるものをなかば冗談混じりに定義してきた。それは幸せと感じるためには自分の欲しい物(物質的な物でも精神的な物でも良い)をたくさん持っているよりも、それを加速度的に得られるときに感じるものというものである。ところがノーベル物理賞をもらった江崎玲於奈氏も最近良く似た定義をしているのでこのトピックに対して新たな興味が湧いたのだが、この本にもそれと似た様な事がいろいろな例を通して書かれている。脳の本というとどうも生理医学的なものを想像しがちだが、この本はそのような難しい内容をその深さを損なう事なく、でも子供にでも話しているようにやさしく読める本である。この本はすぐ大切にしておきたい本の仲間入りをしてしまった。
以前にこの本の英語版を読んだ事があるが、英語でしか意味の通じない機智に富んだ表現がたくさんあった。それを翻訳者、鍛原氏、はなんなくこなしている。政治から科学に至る非常に広いバックグラウンドをもった訳者である。
2009年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
相対性理論などを読むと人間の英知の素晴らしさに感心し、また、野球の打者が剛速球を打ち返すタイミングの絶妙なことに驚きます。これらは人間の脳の働きがいかに精緻なことかを表わしております。しかし著者は長年の研究から、脳の働きがいかにずさんであるかを多数の例をあげて実証しております。それは脳がゆきあたりばったりの進化をとげてきて、立派な設計図なしで発達してきたことに原因があると著者は主張しております。確かに著者の主張は正しいのですが、こんな、いい加減な脳で現代の素晴らしい科学が発展してきた不思議さを考えさせられます。これについては著者は謎解きをしておりませんが、本書を読むことでその謎解きに挑戦するのも一興でしょう。
2009年4月21日に日本でレビュー済み
友人の紹介で偶然手にした物だが題名からして 救いになりそうだった。 そして 案の定人間の行動が理屈や理性でわかっているとおりでないことをあっけらかんと認めていて、ここがわかっていないから日本の野党は負けなんだよね、と へんに納得。とにかく正義や正論を説いているだけで 先に進まないという状態の説明はばっちりできている。ただ 途中からわたしは脱落だった。言語学的な考察のようになってくるともうお手上げ。それにしても 生きていて 矛盾だらけな人間に つい 理想論をとなえてそれで説明をつけようとして その説明が通らない場合に現実のほうを否定する傾向があった自分も含めた進歩的知識人には 大変刺激的かつ有益な本。 一つのことをまったく違う視点で見る エキササイズとして抜群。
孔子の名言、 ルイス・キャロルの魔法の練習なども 元気をくれる。 プーチニズムや ロシアン・ダイアリのような社会派の本の訳者がこんな本も読みやすい日本語にできるなんてただただ感服、そしてうらやましくもあり、嬉しくもなる。
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