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旧友は春に帰る (ハヤカワ・ミステリワールド) 単行本 – 2009/11/1
東 直己
(著)
- 本の長さ492ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2009/11/1
- ISBN-104152090448
- ISBN-13978-4152090447
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2009/11/1)
- 発売日 : 2009/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 492ページ
- ISBN-10 : 4152090448
- ISBN-13 : 978-4152090447
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,531,184位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,381位ハヤカワ・ミステリ
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年6月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
東直己の探偵シリーズが大好きです。地元の本屋には無かったので購入しました。北海道札幌すすきので生きている作者だからこそ描けるリアルで生臭くユーモアやスリルとスピードがあり、映像が目に浮かぶ小説です。高田の設定が小説により違い新しいものは北大生だけど、これは飲食店のオーナー兼DJ。また、作者東直己は大泉洋の探偵シリーズではさりげなく出演してます。この作者の本は全て読みたいのでこうして購入できるのは嬉しいです。
2014年12月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
シリーズ一作目で主要登場人物だったモンローが久々に登場。別シリーズのグロ大も絡んでくる。
東ファンなら各作品がリンクして面白い部分も始めて読む人は気付かないのがもったいない、というかそれは若干ではあるが不親切かなぁ。
最後はしんみりして終わるが、「バーにかかってきた電話」もそうであったようにラストでの重さは読後の感情に深く印象づく。
東ファンなら各作品がリンクして面白い部分も始めて読む人は気付かないのがもったいない、というかそれは若干ではあるが不親切かなぁ。
最後はしんみりして終わるが、「バーにかかってきた電話」もそうであったようにラストでの重さは読後の感情に深く印象づく。
2014年12月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
好きな作家の一人とであり、よく読んでいます。
今後も継続していこうと思っています。
今後も継続していこうと思っています。
2012年8月25日に日本でレビュー済み
<ススキノ探偵シリーズ>の長編第10作の本作品は、第9作に引き続き、原点回帰とも言うべき作品となっています。
第9作は、1980年頃という第1作の前の時代を描いた、いわば前日譚というものでしたが、こちらは、2009年という発表年と同じ時代を描きつつも、第1作以来という人物が登場します。
その一番目の人物が、モンロー。
ナンバー1デート嬢という設定で第1作に登場した彼女から、四半世紀ぶりに連絡が入る。
沖縄で暮らしていたはずの彼女は、現在夕張に来ており、北海道からの脱出の手助けを<俺>に求めてきたのだ。
なぜ、北海道に戻ってきて、しかも、今度は北海道から出られない状態になってしまったのか?
その謎を秘めたまま、<俺>は彼女の手助けをしていくが…。
シリーズものらしく、常連さんたちが随所に登場してきますが、ストーリーは割と込み入っておらず、明快なもの。
この展開なら、500ページを超える作品にせずとも、もっとコンパクトに纏まっていて良かったかもしれません。
また、謎の鍵を握る人物が、物語後半で、唐突に登場、というのは、ミステリファンとしては、ちょっと残念なところでした。
もっとも、モンロー以外にも、長らく登場していなかった人物が登場していくるところは、シリーズものとして楽しむことはできましたし、謎の鍵を握る「ある小道具」の使い方はとても興味深いものがありました。
第9作は、1980年頃という第1作の前の時代を描いた、いわば前日譚というものでしたが、こちらは、2009年という発表年と同じ時代を描きつつも、第1作以来という人物が登場します。
その一番目の人物が、モンロー。
ナンバー1デート嬢という設定で第1作に登場した彼女から、四半世紀ぶりに連絡が入る。
沖縄で暮らしていたはずの彼女は、現在夕張に来ており、北海道からの脱出の手助けを<俺>に求めてきたのだ。
なぜ、北海道に戻ってきて、しかも、今度は北海道から出られない状態になってしまったのか?
その謎を秘めたまま、<俺>は彼女の手助けをしていくが…。
シリーズものらしく、常連さんたちが随所に登場してきますが、ストーリーは割と込み入っておらず、明快なもの。
この展開なら、500ページを超える作品にせずとも、もっとコンパクトに纏まっていて良かったかもしれません。
また、謎の鍵を握る人物が、物語後半で、唐突に登場、というのは、ミステリファンとしては、ちょっと残念なところでした。
もっとも、モンロー以外にも、長らく登場していなかった人物が登場していくるところは、シリーズものとして楽しむことはできましたし、謎の鍵を握る「ある小道具」の使い方はとても興味深いものがありました。
2013年5月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画「探偵はBARにいる」を観てから原作の「俺」シリーズを読み返しておりました。2ヶ月以上かかってようやく10作目まで読了(新刊「猫は忘れない」は、未入手未読)。
新作は別にしてシリーズ最高の傑作。
「お願い。助けて」。モンローから25年ぶりにかかってきた電話は・・・・・と書かれているカバーの裏表紙を読んだだけで私の様な中期高齢者は泣けてくるのです。
「旧友は春に帰る」という素晴らしい題名。それに誘発され自分の過去にあった事実と幻想がまぜこぜになり、昔なじみの女飲み友達というだけで無茶苦茶張り切る「俺」に完全に同調してしまいました。
とにかくジサマ連が皆張り切っております。
そして最終章「32」が効きます。とくにラストの一行が効きすぎです。
本作の最優秀助演賞 <たび屋>のまめ に決定。
新作は別にしてシリーズ最高の傑作。
「お願い。助けて」。モンローから25年ぶりにかかってきた電話は・・・・・と書かれているカバーの裏表紙を読んだだけで私の様な中期高齢者は泣けてくるのです。
「旧友は春に帰る」という素晴らしい題名。それに誘発され自分の過去にあった事実と幻想がまぜこぜになり、昔なじみの女飲み友達というだけで無茶苦茶張り切る「俺」に完全に同調してしまいました。
とにかくジサマ連が皆張り切っております。
そして最終章「32」が効きます。とくにラストの一行が効きすぎです。
本作の最優秀助演賞 <たび屋>のまめ に決定。
2014年4月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
通勤途中に読んでいますが、内容はちょっと重たいかな...でも気分転換になり内容も面白いです。
2012年10月9日に日本でレビュー済み
もとよりネタバレ的なことは書けないが、この長編小説は「ススキノ便利屋探偵」こと《俺》の52歳の時の作品だ。むろん、シリーズ当初からの常連である相棒の《高田》や「北海道日報」の《松尾》、バー「ケラー」のマスター《大畑》やバーテンダーの《岡本》、組長の《桐原》や元片腕の《相田(ただし、難病で寝たきり)》などの面々は一応達者なようである。さらに、シリーズ途中から加わった元刑事の《種田》やゲイダンサーの《アンジェラ》、そして何より《俺》と“イイ関係”の《松江華》といったメンバーも、頗る元気だ。なお、中学国語教師との間に出来た《俺》の一人息子は「来年、北大卒業だ。今は就職活動の真っ最中らしい」(p.405)とのことである。
本作を読み通して、まず感じたのは、作者の東直己さんも《俺》も“円熟味”を増したかな、ということだ。もちろん、「車は運転しない。ケータイは持たない。クレジットカードは持たない」(p.160)、加えてトイレはシャワー付きでないとダメ、などといった《俺》の“生き方”には些かの変化もない。また、自語での強烈な悪態も、以前よりは幾分影を潜めつつあるものの、「いかにも今風の低脳、「ゆとり教育」に、すっかりゆとられ果てました、というのろまな薄バカ丸出しのガキだ」(p.395)といった調子で、ところどころ、猛烈に炸裂しているので、ご安心を…(笑)。ただ、さすがにIT時代ともなって、PCは使うようになったし、e-mailを飛ばすようにはなったが…。
もう一つ、この作品の大きな特徴は、シリーズ第一作『 探偵はバーにいる 』(ハヤカワ文庫,1995年)への“揺り戻し”が起こっていることだ。正直、これは「上手い!」と、私には思われた。確かに、《俺》と逃避行する《モンロー(本名は当書で…)》や北大仏文の《西田》との関わりは、「四半世紀」過ぎても、本編だけ読んでも分かる仕掛けにはなっている。しかし、分かるには分かるのだが、こうなると悔しいけれど、長編第一作目を書棚から引っ張り出さざるを得なくなる。これはもう、参ったな、としか言いようがない。しかもラストはやるせないぜ…。最後に、悔しいので一発。「ロテル・グラン・ユーパロ」での《モンロー》の部屋番号は、どうして分かったのかな。
Amazonで購入
もとよりネタバレ的なことは書けないが、この長編小説は「ススキノ便利屋探偵」こと《俺》の52歳の時の作品だ。むろん、シリーズ当初からの常連である相棒の《高田》や「北海道日報」の《松尾》、バー「ケラー」のマスター《大畑》やバーテンダーの《岡本》、組長の《桐原》や元片腕の《相田(ただし、難病で寝たきり)》などの面々は一応達者なようである。さらに、シリーズ途中から加わった元刑事の《種田》やゲイダンサーの《アンジェラ》、そして何より《俺》と“イイ関係”の《松江華》といったメンバーも、頗る元気だ。なお、中学国語教師との間に出来た《俺》の一人息子は「来年、北大卒業だ。今は就職活動の真っ最中らしい」(p.405)とのことである。
本作を読み通して、まず感じたのは、作者の東直己さんも《俺》も“円熟味”を増したかな、ということだ。もちろん、「車は運転しない。ケータイは持たない。クレジットカードは持たない」(p.160)、加えてトイレはシャワー付きでないとダメ、などといった《俺》の“生き方”には些かの変化もない。また、自語での強烈な悪態も、以前よりは幾分影を潜めつつあるものの、「いかにも今風の低脳、「ゆとり教育」に、すっかりゆとられ果てました、というのろまな薄バカ丸出しのガキだ」(p.395)といった調子で、ところどころ、猛烈に炸裂しているので、ご安心を…(笑)。ただ、さすがにIT時代ともなって、PCは使うようになったし、e-mailを飛ばすようにはなったが…。
もう一つ、この作品の大きな特徴は、シリーズ第一作『 探偵はバーにいる 』(ハヤカワ文庫,1995年)への“揺り戻し”が起こっていることだ。正直、これは「上手い!」と、私には思われた。確かに、《俺》と逃避行する《モンロー(本名は当書で…)》や北大仏文の《西田》との関わりは、「四半世紀」過ぎても、本編だけ読んでも分かる仕掛けにはなっている。しかし、分かるには分かるのだが、こうなると悔しいけれど、長編第一作目を書棚から引っ張り出さざるを得なくなる。これはもう、参ったな、としか言いようがない。しかもラストはやるせないぜ…。最後に、悔しいので一発。「ロテル・グラン・ユーパロ」での《モンロー》の部屋番号は、どうして分かったのかな。