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繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史(下) 単行本 – 2010/10/22

3.5 5つ星のうち3.5 19個の評価

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英米最新ベストセラー!
『銃・病原菌・鉄』を凌ぐ画期的人類史、ついに邦訳


「昔は良かった」は幻想だ。
世界は確実に改善されている――今も、これからも。
圧倒的な説得力で謳いあげる、「合理的楽観主義」宣言。

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人類の歴史はつまるところイノベーションの歴史だ。そしてイノベーションは累積的に拡大する。では、これらを踏まえた先にわれわれを待ち受ける未来とは? 名著『やわらかな遺伝子』の著者が、圧倒的な説得力で謳いあげる「合理的楽観主義」宣言。
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商品の説明

著者について

マット・リドレー Matt Ridley
1958年、英国ノーサンバーランド生まれ。
オックスフォード大学モードリン・カレッジを首席で卒業後、同大で博士号(動物学)を取得。その後「エコノミスト」紙の科学記者を経て、英国国際生命センター所長、コールドスプリングハーバー研究所客員教授を歴任。英国王立文芸協会フェロー、オックスフォード大学モードリン・カレッジ名誉フェロー。
リチャード・ドーキンスらと並ぶ科学啓蒙家として世界的に著名で、その執筆活動により全米科学アカデミー図書賞、デイヴィス賞を受賞。著作は27カ国語に翻訳されており、『ゲノムが語る23の物語』『やわらかな遺伝子』は各国でベストセラーになった。他の著作に『赤の女王』『徳の起源』など。2010年7月にはオックスフォードで開かれたTEDグローバルに登壇し、喝采を浴びた。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (2010/10/22)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/10/22
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 296ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4152091657
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4152091659
  • カスタマーレビュー:
    3.5 5つ星のうち3.5 19個の評価

著者について

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マット・リドレ−
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上位レビュー、対象国: 日本

2012年8月22日に日本でレビュー済み
 この本は人類が交換と専門化により発展してきたことを詳しく説明し、今後も交換と専門化により(即ち自由交易により)更に発展していくという論を立てている。交換と専門化とを促進するために、物流も情報も自由であればあるほど良いという楽観論で統一されている。その為には関税も国境も無いほうが良いし、知的財産権も無いほうが良い、規制もなるべく無い方が良い。いわゆる新自由主義ということだ。
 上記のように人類は基本的には交換と専門化とでどんどん発展するが、しかし、ある時期退歩することも起きることも述べられている。その退歩する時期とは人口が急増する時だそうで、過去のそのような実例も多く記述されている。
 現実に振り返って、現在、世界は交易もグローバルに一体化し自由になる中で世界人口は人類史的に見て急激に増加している。即ち、著者の論のよると現在は人類全体が退歩する可能性の有る位相にある。このような退歩が考えられる現在に対して、著者は何ら有効な解答を用意していない。単に昔の「思い出」からの楽観論を繰り返し述べているに留まる。上下巻で500ページ以上の大作であるのに、最終的には得る処が無い。この著者の能天気さから、逆に、新自由主義を礼賛する訳には行かないことだけは少なくとも解った。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年8月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今から読みます^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
2013年11月14日に日本でレビュー済み
本書は、人類の生物的進化、文化、経済、科学技術、ネット社会、環境など、様々な視点から、人類の未来を楽観視するための材料を”かき集めた”ものです。

これまでの人類の繁栄を支えたものは、紛れも無く化石燃料から得られる安価で膨大なエネルギーです。
このエネルギーを用いて、大規模な地球環境の改変を行い、食料を大量に生産し、世界を物流と情報網で繋げました。
この結果、専門性が躍進し、その生産物(モノ、知識、アイデア)をシェアすることによって、先進国の国民は大きな利便性と豊富な食料、イノベーションの躍進を得ています。
これが、今までの人間の所業であり、このことは、本書でも明確に記載されています。

但し、本書は、膨大な化石燃料の消費による地球温暖化、大規模な土地開発による環境破壊など”人類の繁栄の陰”の部分に由来する、人類の未来・地球の未来に対する「悲観論」を完全に否定することは、出来ていません。
本書の特に下巻の後半部分を読んでみると、著者は、「このまま、いやもっと、人類が思う存分利己的に行動すれば、未来が明るい」という仮説を、これを支持する材料を、ことさら巧みに用いて、尤もらしく披露しているに過ぎません。例えば、2100年における地球環境の平均気温の上昇幅3℃か〜6℃(IPCC予測)を、人類は、難なく乗り切るかもしれないなどとの楽観的イメージが記載されている。しかし、この根拠は他の項に比べて明らかに軽薄で、読者を煙に巻く論理しか記載されていない。結局は、人間の適応力に任せるというのだ。 
2011年の夏を思い出して欲しい、気温が30℃から、35℃に上昇した午前11時〜午後3時までの電力消費量の上昇を、皆さんも固唾を呑んで注視したはずである。
たった5℃の気温の上昇に対して我々は、あのように、さらなるエネルギー消費の増大をもってしか対応できないのである。
さらに、2100年から先はどうなのか、例えば2200年に10℃平均気温が上昇したとすれば、結果何が起きるのか?想像したくない未来を楽観論者は想像しない。

そもそも、地球への負担を増大させてまで実現した経済発展によって、我々は本当に幸せになったのだろうか?
第一章に「ある一定以上の収入増加は、幸福の増大と相関しない」とした、所謂イースターリンのパラドックスと呼ばれる統計結果が、新たに行われたより大規模の試験結果をもって完全否定されたという内容が記載されている。
このインターネット上で公開された報告([・・・])を実際に見ると、確かに幸せはGDPの増大に相関するとした結語が記載されている。
しかし、さらに幸福を構成する細かな分類別のデータを紐解くと、殆どの項目は、GDPの60倍もの変化に対して粗一定なバラつきの範囲内に分布していた。
GDPの増加と共に明らかに大きく増大する項目は、「美味しい食事」、「娯楽」の2項目ぐらいだった(図22、図23)。
他の項目は、殆どGDPの量(収入)に関わらず、粗同じなのである。我々は、贅沢な食事、高度に発展し続ける娯楽を得るために、60倍ものGDPを必要とし、地下資源を浪費し、環境に対し負荷をかけ続けているのである。
愛、誇り、好奇心など人間にとって重要な項目の量は、収入の増加によって増やすことは出来ないのである。
一方、悲しみや抑圧の総量はGDPの増大によって減る傾向にあるが、心配はGDPの増大にしたがって、むしろ増大する。
つまり、収入の増大、経済の発展は、クライシスを減少させることは出来るが、幸福を積極的に増大させることは出来ないという統計結果なのだ。
また、富の運用による新たな富の獲得には、リスクが伴うし、過当な競争により、心配が増大するのである。

以上を纏めると、統計結果は、むしろ、GDPが増大し、経済活動が活発であることは、人間を幸福にすることに対し、殆ど貢献しないと結論付けるべき内容を示していた。

貧しい国においても、人には、愛も、誇りも、満足も、物質的に豊かな国と遜色ない量で存在する。
ならば、人を幸福にさせるために、過度の競争を促し、勝者と敗者を生み出し、地球環境を破壊して自らの首を絞める「自由経済システム」が、理想的だ!などと言えるはずがない。

結局のところ、この本は、楽観論の極みを披露し、他書との差別化を果たしたに過ぎない。

別の側面として本書は、英米アングロサクソン人の掲げる新自由主義の啓蒙書と言いきっても過言ではない。彼らのシステムは、何よりも彼らの生き方を肯定し、利益をもたらすのだから、公平とは程遠い。
著者の生命進化の研究と洞察には関心する。しかし、それだけに、過去データの美味しいとこだけを取り出して、これほどまで断定的で感情的に楽観論に固執し、未来を語るのは、恣意的な詐欺である。

その英国で始まった産業革命以来、人類の活動は急激に膨大化しつつある。我々人類は、「ごく幼児期の子供」の様に、周囲が見えず、ただ我がままに欲望を果たそうとしているに過ぎない。
我々人類は、幼児期を脱して、成熟を果たし、周囲(地球環境)とのバランスを考えて、自制すべきは自制する”大人”になるべきだと私は思う。

別の言葉で表現すれば、今の我々は、地球にとってのガン細胞だ。
ガン細胞は、多細胞生物の協調関係を逸脱し、利己的に増殖し、浸潤し、母体である多細胞生物を破滅させる。地球は、人間というガンに侵された終末期の患者である。
人間が癌細胞でなくなるためには、地球のシステムと協調し、組み込まれるしかないのである。破滅を避けたければ、我々は、一時も早く精神的に成熟すべきである。

私達は、楽観論と、悲観論を冷静に分析し、楽観・悲観に付帯する感情論を排除して、人類のとるべき道を皆で考え、冷静かつ積極的に行動しなければならないのである。

私は、蓄財消費のためではない適度な競争、信頼と尊重、何より内面的な充実・満足を如何に得るかが重要視される文化とそれを支える社会システムを構築することが望ましいと思う。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年1月4日に日本でレビュー済み
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 本書の帯に、『「銃、病原菌、鉄」をしのぐ』とある。ジャレド・ダイアモンドの著作が人類の発展格差の根本原因を探求することがテーマであったことに対し、本書は、人類の発展の原動力を解き明かすことで、現代社会の持つ様々な不安要素を拭い去ることをテーマとしている。その原動力として、「交換」、「分業(専門化)」、「共有」という人間の社会経済的な活動に主たる論拠をおいている。これは、最近読んだ「 シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略 」で取り上げられているテーマに等しく、両書とも同じような方向感で未来を描いている。

 著者は、「資本主義や自由経済は悪だ」、「自給自足に回帰すべきだ」、「いずれ地球資源が枯渇する」、「人口爆発が起きる」などの悲観的な考えを、様々な数字を示し、論理的に、饒舌に論破していく。根本に流れるのは、ボトムアップの集団の知恵で人類は何度も危機を回避し、発展してきたという考え方だ。

 例えば、以下のようなポイントが印象に残った。 
 ・他人を信頼し、共感する人間の本質があって、他者との交易が始まり、ボトムアップで規則が作られてきた
  (まさに「シェア」で描かれている現在のネットの世界でおきている共有の経済と同じ)
 ・弱い統治機関のもとで、分業(生産性、経済、技術、文化)はより進展する
 ・自給自足や有機栽培は、むしろ地球資源を荒廃させる
 ・経済的自由が人口を抑制する
 ・イノベーションはアイディアの「交換」「共有」により、ボトム・アップに起きる
 ・アフリカに本当に必要なのは、ボトムアップで非公式に実施されている規則をきっちり制度化することである

 第9章までは非常に合理的に論理が展開されており納得感があった。しかし、最後の第10章の地球温暖化のテーマでは、「温暖化のほうが豊かになる」とか、「今まで危機を回避できたのだから、人類は回避できるはずだ」という論調になっていまい、オプティミストの面ばかりが前面に出ている。もったいぶって最後までこのテーマをひっぱっておいて、これでは納得感がない。もう少しテーマを根本に掘り下げた論理展開をして欲しかった。

 とはいえ、全体的には、いろいろな発見をすることができ、満足感のある一冊であった。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年12月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人類の進歩の歴史を振り返り、未来についても同様な繁栄が期待できるという原書のタイトルどおりのoptimistに徹底した本です。回外でも悲観的な見通しの本が前世紀末から目立ちますが日本は特にひどいように思います。悲観主義に陥りやすいのはなぜかも論じています。細かい議論はあるでしょうが、楽観主義をとなえることのほうが勇気がいるであろうことを考えると良書と思います。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年10月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マット・リドレーの作品はこれまでもそれと知らずに何冊か読みましたが、なかでもこれはとても分かりやすく面白い作品でした。
2019年12月5日に日本でレビュー済み
ビジネスに携わった経験があり、経済学の知識もある著者が歴史を検証したことで「交換」がどう繁栄に繋がっていったのかがうまく説明されていたように思いました。
これまで環境や格差について悲観的な本を何冊も読んできましたが、それらの本を読んで感じた違和感がこの本の事実に基づいた楽観的な視点で少し理解できたような気がしました。視点次第でこれだけ考え方や行動指針が変わるということが自分でも驚きで、多面的に見ることの重要性をまた思い知らされたように思いました。

※上下巻通してのレビューです。
2013年5月11日に日本でレビュー済み
1900年以降の繰り返し登場する悲観主義を、事例をあげ答えはノーだったと検証する第9章が白眉。

第9章 転換期−1900年以降の悲観主義
・1830年の悲観主義
・転換期症候群
・悪化する一方
・癌
・核のアルマゲドン
・飢饉
・資源
・清浄な空気
・遺伝子
・疾病
・後退の合図

以下長いが引用する。
「書店には未来を悲観する本が山済みになり、人類滅亡をうたう言辞が電波に乗らない日は一日もない。物心ついてからというもの、私が耳にしてきたのは不吉な予測ばかりだった。貧困の蔓延、やがて訪れる飢饉、砂漠化、差し迫った疾病、いつかはやって来る水戦争、避けられない原油の枯渇、鉱物資源不足、精子数の減少、オゾン層の破壊、酸性雨、核の冬、狂牛病、コンピューターのY2Kバグ、殺人バチ、魚の性転換、地球温暖化、海洋の酸性化、小惑星の衝突・・・。これらの現象によって、この幸せに満ちた世界がやがて恐ろしい結末を迎えるというのだ。沈着冷静で高名な権威あるエリート連中が、こうした予測を大真面目に提唱し、それをメディアがヒステリー気味に伝えるのを見聞きしなかった時代は私の記憶にはない」

もちろん何も手を打たなければ、未来は暗い。
しかし、著者は人類の未来を明るく予測する・・・、そのキーワードは「交易」と「共有」だ。
あらゆる分野で、日進月歩で大きくなる「交易」と「共有」こそが、様々な諸問題をこれからも克服していくであろうと。

一読をおすすめする。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート